「純愛ロマンチカ」などで大人気、藤崎都先生の新刊ですよ~。


  亡き父の店を弟と二人で切り盛りしているパティシエの朝倉佳久のもとに、

  ある日松嶋屋百貨店の御曹司・真田隼人が出店の話を持ちかけてきた。

  デパート嫌いの佳久は話も聞かずに断ったのだが、真田はそんな佳久の

  店を閉店の危機から自らの財力で助けてくれたのだ。真田の真意が

  分からず何か裏があるのではないかと疑った佳久は、店を売らない保証

  を得るために自分の体を差し出すと言ってしまい…!? 「いい体してると

  思ってな。さすがパティシエだ」 御曹司×パティシエで贈る美味しくて

  甘くてエロい(!?)ラブ・レシピ!


↑背表紙あらすじより↑


パティシエもの、ちょっとツボなんですよ。だって、美味しそうなものがたくさん出てくるじゃないですか!? 料理やお菓子が出てくるお話好きなんですよね。

ただ、お菓子、予想していたほど出てこなかったな……。

パティシエもので美味しそう度合からすると、月村奎先生の「ビター・スイート・レシピ」が私的ナンバーワンです。

まぁ、BLとしては本来そこが読みどころではないのか……。そこに基準をおいている私がちょっとオカシイのですな。


食べ物は私のツボをちょい逸れてしまいましたが、お話は面白いですよ。

亡き父が経営していた店をきちんと修業した上で継いだ佳久は、過去にデパート絡みで痛い経験をしています。なので、デパートからの出店依頼には断固拒否!の姿勢を見せています。

そんな中で訪ねてきたのがデパート経営一族の御曹司・真田。

けんもほろろに追い出しますが、自分の知らないところで援助をしてくれ、おまけに忙しい中時間を割いて経営指南までしてくれることとなります。それら以外にも、佳久を精神的にも支えてくれたり……。紳士で包容力のある男性です。

なんでこんなに良くしてくれるのか、また、体を差し出した佳久と真田の関係はどう変化するのか!?

そこがよみどころでしょうか。

これ以外にもデパート出店絡みの事件や、予想外のライバル出現など、興味津々な展開あり。

また、頑張ってる佳久も与えられるばかりでなく、真田に対してさらりと癒しを与えているところも私のお気に入りです。


大人で誠実な攻×気が強くちょい強情な受というお話好きな方におススメです。


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