岩本薫先生の新刊です。
ルビー文庫が手元に届き、最初に手に取ったのがこの本です。
ロッセリーニ家の息子とリンクがあるというこのお話、誰が出るのかなぁとドキドキして読みました。
さて、誰!?


  父の死後、柏樹建設を継いで社長になった尚史のもとに突然舞い込んだ

  『建設業界の帝王』と名高い建築家・塚原新也からの仕事の依頼。傲慢な

  態度に挑発された尚史は、反発しながらも仕事を受けることになるのだが、

  ある日偶然にも塚原にかつての恋人ともめている現場を目撃されてしまう。

  軽蔑され、仕事を下ろされることも覚悟していたのに、恋人と別れたことを

  知った塚原が尚史にしてきたキスは情熱的で…!? どうしようもなく、貴方

  に溺れて堕ちていくこの恋――。


↑背表紙あらすじより↑


こちら、ビブロスが出していた雑誌に掲載されていたお話のようです。そちらを加筆修正した1編と、書き下ろしの続編が収められています。

強引で偉そうな建築家と、父の会社を継ぐために畑違いの業界から建築業に飛び込んできた青年の物語です。

クールビューティーな尚史は、自転車操業をしていた父の会社に利益をもたらすために、利益率の良い仕事ばかりを選んでいましたが、突然以前父と仕事をしていたという有名建築家・塚原から指名をされ、断りきれずに引き受けます。仕事に妥協をしない塚原のいろんな要望に答えていくうちに、モノ作りの楽しさが分からずに利益重視ばかりしていた尚史に変化が……。そこが読みどころですかね。

また、攻が三十代後半で大人の魅力たっぷりってところも良いです。


書き下ろしは、その後の2人のお話。

恋人同士となり、また共に新たな仕事をすることになったのですが、どうやら尚史のことを気に入ったらしい男性が出てきたり、塚原絡みのある人物が登場したりで、彼らの間に波乱が。

このお話で「ロッセリーニ家の息子」絡みのあの人物が、そして、新たに一族の青年が登場します。

あの人物とは……東京を舞台にしたお話なら、やっぱりあの人ですね~。「独裁者の恋」にも出ていたあの人ですよ~。出しやすいっちゃ出しやすいですよね、職業柄いろんな人と接する機会がある人ですから。

今回の注目はロッセリーニ一族の新キャラでしょうか。

さすがはあの一族出身、美形さんですが……一族本家と比べると扱いが……。

その他、ちょこちょこロッセリーニ絡みのワードが出てきますので、ファンの方はどうぞ。とは言っても必読ってほどでは……。

今回のお話自体は大人同士の恋って感じで面白いのですが、こう度々ロッセリーニ絡みのワードが出てくると、彼らが恋しくなってくるんですよね。

というか、瑛好きなので、彼が出てくるお話が読みたい……。


本編のことにあまり触れない感想でアレですが、大人の恋物語が読みたい方にはおススメなので、是非どうぞ。


征服者の恋 (角川ルビー文庫)/岩本 薫
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