寒い、あまりの寒さに指がうまく動きません。
という言い訳をしつつも、この作品の感想はどうしても早く書いときたいので、簡単感想になりそうですが頑張ります。


  訳あって女の子として育てられ、ある日突然取引先への『賄賂』として家を

  追い出された未希。だが送り込まれた先は、美希の初恋の相手・門倉秀治の

  家だった。秀治に会えて嬉しくなった美希は、つい「お嫁さんにしてくださいっ!」

  と言ってしまうが!? 優しい人たちに囲まれて、次第に男の子としての生活を

  取り戻す未希。でも、秀治への想いはますます募って――!?


↑背表紙あらすじより↑


あらすじには初恋とありますが、本作を読むと、初恋は違う人物。未希はちゃんと(!?)女性を好きになったようです。

でも、その複雑な生い立ちから未希は女の子として育てられ、その可愛さから取引の道具として秀治の家に送り込まれます。

が。

悲しいはずの出来事ですが、実は秀治とは以前出会っていて、その時未希は秀治のことを好きになっていたので、今回の処遇は嬉しいばかりです。

秀治はものすごく優しいし、秀治の家で働いている人も優しい。

元の家で虐げられていたことを知り、未希のことを守ろうと心を尽くしてくれます。

未希は秀治を好きだという気持ちももちろんありますが、そればかりでなく、自分を守ってもらいたい、そのためにももっと彼らに好かれたいと思う自分の利益を求める気持ちに罪悪感を抱きます。

未希の生い立ちを考えると仕方ない心の動きだと思うのですが、守ってもらえる→大切なものを守るという気持ちの芽生え→強くなっていく様子が描かれていきます。


もちろん恋の方もバッチリ描かれています。

保護者として未希とムフフな関係にはならないと窘める秀治がちょいヘタレ臭くて良いですよ~。紳士で優しくて素敵な大人な男性で、個人的には好きなタイプ。

そんな尻ごみばかりしている考えすぎる大人を、子供の未希がうまく誘導作戦をとりながらゲットしていく様子が、この作品の読みどころ。恋い慣れているわけではないのに、意外と策士な未希の言動が良いです。


また、にゃんこが出てくるのですが、その可愛さにクラクラしちゃいました。ここも個人的には読みどころ~。


この本にはもう1作SSが収められていて、本編のその後のお話で、攻視点で描かれています。ここも私のツボ! 甘甘ですよ~。


考えすぎてしまう大人攻、だんだん強く成長していく受、花嫁もの、猫が出てくるお話がお好きな方は是非!



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