タイトルが既刊作と一緒ですが、ルカとマクシミリアン登場の新作です。「The Ruby vol.5」に掲載されています。
今までシリーズ全作ともこの雑誌にSSが収められてきましたが、今回はそれらよりもちょっと長めのお話です。27ページ3段組です。


日本に来て8か月、教育係で現在は恋人であるマクシミリアンとは離れ離れでちょっと寂しいけれど、充実した毎日を送っているルカ。クリスマスにはイタリアに戻る予定が、母方の祖父が入院することになり、日本に残ることに。そんな時、マクシミリアンについて不安になるような話を聞いて……。


電話でだけですが、「略奪者」のレオナルドと瑛も出てきますよっ!


以下ネタばれあり。ご注意くださいませ。


今まで身の回りのことが何もできなかったルカが、故郷から遠く離れた日本で一生懸命頑張っている様子がたまらなく良いです~。朝ごはん作って食べて片付けるだけで、2時間もかかってたのか。でも、それもだいぶ早くできるようになった――そういうちょっとしたことでの成長が微笑ましいです。

また、日本でのルカの大きな目的だった祖父との交流の方はばっちりなようで、それもかなり微笑ましいです。

でも、マクシミリアン不足なのはルカにとっては大問題で、クリスマスでの再会を楽しみにしていたのに、祖父の入院で帰国できず――。そんな中でマクシミリアンに縁談が持ち込まれているという話を聞いて、ルカは不安に。それがどういう結末を迎えるかが読みどころでしょうか。


イタリアへの帰国はできませんが、恋人同士になって初のクリスマス。

マクシミリアンがイタリアで大人しくしているはずもありません! 仕事をやりくりして日本まで来るマクシミリアンの、東堂が言うとおりの余裕のなさが良いです~。縁談の話を聞いて、普段どおりに甘えることのできないルカの態度に不安を抱いているようなところも、クールな大人って態度だったマクシミリアンがルカに夢中っていうのを表していてたまりません。

ルカの祖父とマクシミリアンの対面、誤解が解け、甘甘恋人タイム(ルカが初めての……で頑張るところも)など、読みどころ満載でした。


以前「ロッセリーニ家の息子」でどの作品が好きかアンケートをウチのブログでしたことがありましたが、そちらで1番人気だったこの「守護者」。ファンの方はお読み逃しなく~。


The Ruby (ザ・ルビー) 2008年 12月号 [雑誌]
¥700
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