感想の順番がぐちゃぐちゃでスミマセン。
シリーズ2作目と3作目の感想をチラリと。


前巻「月はむらくも、恋嵐」のネタばれがありますので、ご注意くださいませ。


まずは「花吹雪」の方。

前巻で貴族の紅塵に身請けされた豆ですが、貧しい農村に生まれ、娼妓楼で育ったこともあり、貴族のお屋敷での暮らしになれません。大切にはされているのですが、そういう扱いにさえも慣れていないし、何もすることがない……身の置き所がなくて、以前いた娼妓楼「幻月」に行ってしまいます。

が、紅塵に「幻月」に行ってはならないと言われ……というお話です。

自分の存在意義が持てずに不安になってる豆の様子と、豆にメロメロな紅塵の様子が満載です。

この作品はとにかく攻が受にメロメロ甘甘で良いですよね~。

また、様々な事件に起きて、スリリングです。

今回は鴉が行方不明?

紅塵が心変わり!?

など、読み飽きることがありません。


この本にはもう1遍収められていて、そちらは紅塵視点で描かれています。攻視点、大好き~。

豆のことが大好きで大切で独占したくてたまらない紅塵の甘甘な部分と、あまりに大切なせいで独占欲丸出しにしてしまうことへの苦悩が描かれています。

そして、独身貴族ということで結婚話が舞い込んできたりして……これがシリーズ4作目の前振りっぽくなっているのが興味深いところです。



さて、3作目の「雪恋歌」。小説が3編も入ったお得本です。

まず1話目、「恋はむらくも、恋嵐~珊瑚恋歌~」は、自分ができることを一生懸命に探している豆は、昔からの知り合いの医師・尚庵のもとで働くことになったのですが、その矢先に尚庵が豆を身請けした紅塵がトップを務める御警所に捕えられて……というお話。

この事件と、これをきっかけに豆と鴉が喧嘩しちゃうところも個人的読みどころ~。仲直りシーンがたまらなく好きなんですよね。

あと、豆が嫉妬心という黒い感情に苦しむところも今作のポイント。恋に疎い豆が、紅塵と共にいることで恋のいろいろな面を知っていくってのがこの作品の要。

こんな黒い想いを抱く自分が怖い、こんな姿を紅塵に知られたくない、と豆は思いますが、そういう感情を抱いてくれる豆にデレデレな紅塵……甘甘です。

このカップルのお話とともに、尚庵の切なく不器用な愛が読みどころです。


2話目の表題作、親代わりとして慕っている初雪が浮気!? 楼主の亀戸に頼まれて(!?)不審な行動を取るという初雪を豆と鴉が探偵のように後をつけます。その時、2人は牢屋に囚われてしまい……というお話。

うーん、豆は事件に巻き込まれすぎ! 紅塵の心配も過保護とは言えません!

初雪と亀戸カップルの揉め事話がベースになってますが、もちろん豆と紅塵のラブ話も満載。大人で頼り甲斐がある紅塵ですが、愛を前に常に不安や嫉妬に苦しんでます。

娼妓先輩である人物の身請け後が描かれ、ちょっと切なくなるお話です。


3話目は「夜桜奇譚」、豆が身請けされる前のお話です。

それまでは娼妓楼の中でしか会うことのなかった豆と紅塵、「幻月」のイベントで花見に行きます。

このお話はシリーズ4作目にチラリと絡んできます。


とりあえず簡単に感想をば。というか、説明か……。

ずっと気にかかっていたこの作品を取り上げられて良かったです。

捕り物帳っぽいところあり、もちろんラブ満載ですごく面白い作品です。

とぼけた受と、彼に溺愛する年上攻ってカップリングがお好きな方は是非~。


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