このタイトルに惹かれて買っちゃいました。最近人外好きだなぁ、自分。


  七瀬は、元気だけが取り柄という能天気な高校生。ある晩、唇に

  なまめかしい感触を感じて飛び起きると、部屋に漆黒の瞳と髪をもった

  男がいた。突然のことに焦る七瀬に、『おまえが誰のものか思い出させて

  やる』と告げた男は、蕩けるような口づけと巧みな手淫で襲いかかって

  きて――。翌朝、淫猥な夢ですっかり寝不足の七瀬を起こしにきたのは、

  なんと昨晩の男!! 当然のように兄として接してくるが、七瀬はひとりっ子

  のはずで!?


↑背表紙あらすじより↑


以下超ネタばれあり。ご注意くださいませ。


魔界の皇子……最近プリズムは魔界や人外がブームなのでしょうか?

あらすじだけだと魔界の皇子と人間?と思いますが、『おまえが誰のものか』云々とあるように、この謎の男と七瀬は実は知り合い。それもかなりの……。

では、なぜ七瀬はこの謎の男・カイのことを覚えていないのかが読みどころです。


実は七瀬は魔界の住人で、大きな魔力を持つ皇子・カイから求婚されていたのです。が、とある理由からそれを拒み、人間界に逃げ、記憶と魔力を封じているのです。

そんな七瀬にカイは記憶を蘇らせ、魔界で結婚式を早くあげようというのですが……追いかけてまでくるのだから七瀬に執着しまくってることは間違いないのですが、カイ自体はオレ様チックっていうか、強引だけど甘いことは全然言わないのです。が、言動にチラリチラリと見える七瀬への想いってのがツボでした。

そして、徐々に記憶を取り戻していく七瀬の、なぜ人間界に逃げたのかという謎が明らかになっていくところもツボ。

あと、七瀬はカイと魔界に帰ることを選ぶのか? その時、残された家族はどうなるのか? 気になりますよね~? その結末は読んでのお楽しみってことで!


ここ「ワガママ・ゴーマン魔王様!?」や高月まつり先生の人外ものに比べると、あんなにはっちゃけてない感じ。ただ、人外は皆人の話を聞かないマイペースな存在なのだなぁと改めて思いました。



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