「ロマンチカ」もいいけど、こちらもね!


  初恋なんて、叶わないモノ。――そんなの、誰が言ったわけ?

  コネ入社と言われるのが嫌で親の会社を辞め、出版社・丸川書店に

  転職した小野寺律。ところが配属されたのは、興味も経験も全くない

  少女漫画を扱う編集部だった。訳あって「二度と恋なんかしない」と

  決めている律に、恋愛漫画の担当なんて到底無理。おまけに

  傲慢&横暴な編集長・高野政宗が、律の「初恋の人」だとわかり――

  大パニック!? やり手編集長×勝ち気な新米編集者が贈る、

  編集者が青ざめるほどちょこっとリアルな出版業界ラブ星

  描きおろしは過去編27P!


↑背表紙あらすじより↑


雑誌「Ruby」で掲載されているこの作品、これまでの感想にも書きましたが、かなりプッシュです~。

なんといっても「ロマンチカ」にも出てくる丸川書店が舞台! ロマンチカに出てくる相川さんは文芸とBL担当なので、こちらの少女漫画編集部には出てきませんが、「ああ、こういう社風……」と納得です。変な人が多いのね、この会社。

文芸を希望していた小野寺律の再就職先での担当部署は、「乙女部」と呼ばれるこの編集部、少女漫画担当なのに、何故か編集者は皆男性、それもイケメン。

編集長は横暴・傲慢、でも男前で仕事が超デキる高野。実は彼は律が忘れたくて仕方ない初恋の相手!!!

律は入りたい部署ではないわ、会いたくないヤツと共に仕事をしなきゃいけないわで、「辞めたい~」と言いつつ、漫画編集者として経験を積んでいくお話です。

修羅場が繰り広げられる、恐ろしい職場に、漫画業界ってこうなのかと興味津津、仕事ものとしてか~な~り楽しめます。

そして、ラブドキドキ

高野がオレ様な態度でせまってくるのを激しく拒否しつつ、どうにも気になって……でも恋じゃねぇ!と強気な律がいつ・どう落ちるのかが楽しみです。恋に落ちるまでの残りの日数がカウントダウンされているところもツボ。そんなにかかるのか……律は手強いぞ~。


今回の本には雑誌掲載された2話と、描きおろしが収められています。

描きおろし、気になっていた律と高野の過去編。律が可愛い~。清純派だった頃の律~。スレてない律~。

気になるのは過去編に高野の目が描かれてないことでしょうか。目が描かれていないことで、いろいろと想像が膨らみますねぇ。

あと、この過去編で雑誌掲載の4話目に出てくる謎・猫のことが明らかになりました。そうか、こんないわくありの猫だったのか。


描きおろしも楽しかったですが、カバーを外して本体表紙・裏表紙に描かれている漫画もツボでした。律の先輩編集者で藤崎都先生のお話のメインキャラ・羽鳥登場です。吉野が可哀そうと見るか、羽鳥が可哀そうと見るか、悩むところ~。楽しいおまけでした。


とにかくテンション高めで楽しい作品。「ロマンチカ」ファンの方はもちろん、「ロマンチカ」はコミックスが出すぎててなかなか手が出せない~という方はこちらから入るのも手?

おススメ作品ですよ~。



世界一初恋 ~小野寺律の場合~ (あすかコミックスCL-DX)/中村 春菊
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