待ってましたのフジミ新刊です~。
M響での競演は成功したものの、圭の失言は悠季の心にしこりを残し、
二人はちょっぴり冷戦状態。そんな折、悠季に内緒で圭がしていた
ある隠し事が発覚し、ついに悠季は家を飛び出してしまう。行き場を
なくした悠季は、五十嵐の好意でかつての愛の巣である「ペンシル
マンション」に身を寄せる。そこで当時の想いに立ち返り、改めて
圭の存在の大きさを知るのだが――。同じ頃、再招集された期間
限定オケ「ブリリアント・オケ」では、圭と高嶺の夢の勝負がついに
始まり――!?
↑背表紙あらすじより↑
以下、ネタばれあり。ご注意くださいませ。
……見事に予想が外れました。杏奈の圭へのお願い事。いいのです、私の予想とか妄想は外れる運命にあるのです……。
この件が最後の引き金となって、悠季の家出事件が勃発するわけですが、悠季には理性派で聞き分けが良い、良い子ちゃんすぎるところがあるのが気になってたのです。
以前は悩みがあっても、自分に自信がなくていろいろなものを内に内に沈め込んでいた悠季ですが、圭との愛を確立し、音楽家として成長し、内から外に発することができるような人物に成長しましたよね。
オープンに、以前より大胆に、そして、ベベな圭を包み込むように愛するようになった悠季。
最初の頃のフジミのコンマスとしての悠季と、ブリオケのコンマス悠季では全然違いますし、夏の合宿での仕切ってる様子とか、今作で女子大生との気楽な会話の様子とか、社交的で明るくなったなぁと思います。
前作で、M響の鈴木さんがオーラの話をしてましたが、これが悠季の変った今の姿を見事に言い当ててるなぁと思ってました。
が!
圭に対する愛の感情は理性的すぎ? 保守的? うまくは言えませんが、良妻賢母すぎな気もしていたのです。ウィーン時代などの昔の乱れた関係は過去のこと、そう理性的に対処したり、かなり傷ついた圭の失言も許そう許そうと心大きく思ってたり。
そんなんじゃ、悠季が壊れちゃいますよね。なので、今回の爆発は安心したっていうか……。それに、嫉妬さえもしない恋愛となってはいけません!
この問題は大きな問題なので、悠季と圭がどう乗り越えていくのか、すごく興味深いです。「次の外伝で」と先生が仰っているので、今から新刊が楽しみです。
また、以前のように内に籠るだけでなく、五十嵐やニコちゃんに相談とまではいかなくても甘えられる悠季の成長! イタリア留学中にニコちゃんが悠季にもっと弱音とか吐いてね、と手紙を出すシーンがありましたが、そうなりつつあるのですね。
さて、ブリオケは結構あっさりでしたね。家出事件が思いがけず大事件すぎだったというか。
思ったよりも猛獣使い・悠季が出てきませんでした……。もっと高嶺を叱りつける悠季が見たかった……。ま、そんなシーンばかり繰り広げられるようだと、短い期間に音楽を作り上げることはできなかったでしょうしねぇ。
今作を読んで気になったのは、里さんの旦那が撮ったドキュメンタリーがどうなるかですよね。
圭の尻を叩く悠季は放送されるのか否か。入れて、是非!
また、圭の次なる野望、悠季のリサイタルは!? 高嶺との競演で興奮していた時の戯言で終わるのか否か。サントリー大ホールまでとは行かなくても、悠季との「シャコンヌ」とかバッハのバイオリン協奏曲とかやってもらいたいなぁと思いますが……しまった、私が予想や妄想すると外れてしまう(笑)。
他にも、飯田さんと話してたカルテットとか、いろいろ計画途中のもありますね。
今後も楽しみがいっぱいです!
書きたいことはいくらでもありますが、うまくまとめられないのでこの辺りで~。根性無し、自分。
- 誰がためにミューズは微笑む 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部 (角川ルビー文庫 23-48 富士見二丁目交響楽団シリーズ 6部)/秋月 こお
- ¥520
- Amazon.co.jp