佐倉先生のご本としては珍しく……な1冊です。


  その人はいつも大きな背中を丸めて、それはもう真剣に、マンガを

  描いていた。高校の頃の先輩で、斉川さんは今、どうしてるんだろう――。

  数年振りに再会した斉川と三園。二人の恋の行方は……。


↑背表紙あらすじより↑


↓の表紙をご覧ください、メガネがいません! ここ最近では珍しい、メインキャラにメガネがいない(ワキにはメガネがいますが)作品集となっています。まぁ、「思い知れ。」とか、メガネじゃないお話もあったにはあったけれど、なんとなく佐倉先生=メガネなイメージなので、ちょっと違和感ありでした。


さて、今回の本には

漫画家(先輩)×編集者(後輩)……2話

30男×高校生……1話

義兄弟もの……2話

の3カップルのお話が収められています。


以下ネタばれあり、ご注意ください~。


表題作の漫画家×編集者のお話は、気になっていた先輩・斉川に後輩・三園は仕事で再会、彼のことが気になって仕方ないけど、仕事絡みの付き合いだし……とウダウダモヤモヤしているお話です。

斉川も高校生の頃から三園のことが気になっていたようで、再会後アプローチしてるのに、「せめて編集者として信頼されるように!」と頑張る三園は、斉川のアプローチはスルー。見事にスルー。それでもささやかに好意を示し続ける斉川が可愛くて可哀そうで良いです~。三園が来るからってシャワー浴びてアシスタントを追い返したのに、その作戦が見事に失敗するところなんて可哀そうで笑いました(鬼……)。

それでも頑張ってる斉川がツボでした~!


30男と高校生くんのお話は、都合の良い相手扱いされてると悩んでる高校生くんは……というお話。

そりゃ誤解させるよ!と、ツッコミを入れてしまいました。


義兄弟もののは、とにかく弟がアホでまっすぐで可愛い~。つれない義兄を慕い、付きまとう、ワンコです~! 年下ワンコ攻、好きですよ~。彼の見事なまでの一喜一憂が読みどころです!

で、そんな彼にほだされちゃった兄の「悲愴な過去バナ」と「弟を怒らせちゃった!」の2作の4コマ漫画も収められているのですが、それがツボ! 佐倉先生らしい笑いでした。


あ、4コマといえば、カバーを外すと本体に4コマとイラストあり。

そちらの4コマは表題作のキャラので、「漫画家とアシスタントのとある修羅場」編。その後、周囲から白い目で見られたたろう斉川が可哀そうで笑いました。本編にも出てきた犬の絵絡みのネタもグーでした。


……作品を読んでないと全く意味の分からない感想ですねぇ。いつものことか。

変人率は低めですが、攻はヘタレ風味で佐倉先生らしいお話でした。



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