久我有加先生、最近新刊が出るペースが早いなぁ……と思ってたら、雑誌掲載作の文庫化ですね。
雑誌掲載分と書き下ろしが収められています。


  心機一転、関東から関西の大学に入学したものの、言葉やノリの

  違いに馴染めずにいた保英。そんな保英に率先して絡んでくるのが

  顔もいい家柄もいい、おまけにしゃべりも面白い、自他ともに認める

  モテ男の瀬良だ。きつい関西弁で容赦なくツッこんでくるくせに、

  自分に向かって「好き」を連発する瀬良に振り回される毎日を

  過ごすうち、保英は瀬良の妙な色気に当てられ始め……!?

  標準語×関西弁カップル登場!!


↑背表紙あらすじより↑


私の大好きな攻視点のお話です。

ここ最近の久我先生には珍しく、標準語のメインキャラが登場です。

関西の妙なノリになかなか馴染めない関東人の苦労が描かれています。ていうか、元々保英って気真面目くんなんですよね。それも無口な。なので、余計に自分と周囲にギャップがあるのかも。

関東からわざわざ関西の大学に進学したのには理由があって、そこが読みどころでしょうか。

そんな保英を振り回しているのがモテモテくんの瀬良。

ノリが良くて、ちょい引き気味な保英に遠慮なくかまい倒しますが、全ての人の馴れ馴れしいってわけではなく、付き合う人間を選び、それ以外の人をスマートに交わす大人さんです。

そんな瀬良が保英にかまい倒す理由は?

そして、かまいまくられていてちょっと迷惑な保英は、あらすじにあるように色気に当てられてどういう行動取っちゃうの? ってところが読みどころですかね。


この本には雑誌掲載分2篇、書き下ろし1篇が収められています。

2作目では明るく積極的な瀬良の意外な面が楽しめます。

書き下ろしでは、出会いから10年経った二人の様子が描かれています。保英がすごくいい男になってる~。ステキ~。


だんだん大学生活に馴染んできた保英と友人たちの交友も楽しいです。大学祭に参加したり、失恋した友達を慰めたり。

学校ものとかがお好きな方はどうぞ~。

また、同級生ラブもの、積極的な受好き、気真面目攻好き、「あら、このキャラ、意外と○○だったのね」というギャップ好きな方も是非~。


ちなみに、今ならSSが付いてくる書店さんもあり。

このSS、B5サイズくらいで二段組、瀬良視点で描かれています。「鬼の霍乱」編。

欲しい方はお早めに!

どっちにしても俺のもの (新書館ディアプラス文庫 187)/久我 有加
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