- 鳩村先生ファンにはたまらない、他作とのリンク作品です。
- あ、でも、これ1冊でも楽しめます。そして、気に入ったら他作に進んでももちろんオッケー。
- で、どいつらがメインのお話かというと……
王子様のような美貌を持ちながら、中身は自他ともに認めるオタクの
恩田真庭。そんな真庭が住むマンションに、人気俳優の島広矢が
引っ越してる。何を考えているのかわからない広矢を苦手に思っていた
真庭だったが、なぜか懐かれてしまう。誘われるまま、互いの部屋を
行き来するうち、広矢の子供のように素直で不器用な一面を知る。
淋しがりな広矢にウサギような可愛らしさを感じ、胸をときめかせる
真庭だが、恋心を自覚した途端、喧嘩してしまい……
↑背表紙あらすじより↑
「映画館で逢いましょう」で、舞台となる映画配給会社のエルシノア・フィルムズでオチャラケ担当だった恩田真庭視点で今作は描かれています。私がこよなく愛する龍之介に激しいツッコミを入れられまくりな恩田、彼はかなり気になるキャラでした。
かなりコミカルなキャラなので、彼視点で語られる様子がかなり楽しい! クスッと笑っちゃう語りがたっぷりありました。えげつな~っていうのじゃない笑い、大好きです!
さて、恩田の家の隣に広矢が引っ越してくることから物語が始まります。
恩田くん、「映画館で~」ではオチャラケてる感じなだけですが、今作でその態度の原点が明らかになります。島・兄に突っ込まれまくりだったので、KYなヤツなイメージでしたが、実はすごく気配りな人なんですよ~。そうか~と思って改めて「映画館で~」を読むと面白いかも~。
王子様のような容姿で身を挺して笑いを取って場を和ませる彼が、そして、いつも笑顔でいる彼がステキです。笑顔でいることを選んだ彼の強さを尊敬します。
それに引き換え、お隣に住むことになった広矢はすごく人見知りで引っ込み思案でネガティブで地味なカリスマ俳優さん。あ、超ブラコンでもあります。
人懐っこく気配りな人である恩田でさえ、広矢の気持ちは読めず、すごく苦手意識を持っています。
ですが、作品を追うごとに広矢の可愛い面を知ることになり、恩田と一緒に私もドキドキしてました。
いえ、「ラブ、~」で可愛い面を知ってはいたのですが、今作ではかなり可愛さアップ。
恩田に対する態度が良くも悪くも子供なんですよね~。こんなのに懐かれちゃ、そりゃ惹かれちゃいますよ。ツボでした!
また、広矢の感性も楽しい。恩田をあるものに例えちゃうのですが、そこがかなりツボ。笑いました。何に例えるかが読みどころの一つです~。可愛い発想ですよ。
で、恩田がそんな広矢のために頑張っちゃうのです! そこもいいんですよ~。恩田の方が年上なのですが、可愛い年下くんを甘やかしながら、彼のために前進していこうとするところがこの作品の読みどころだと思います。
あと、他作でよ~く知ってるキャラがたくさん出てくるところがたまらなくツボ。
「ラブ、エクセトラ。」、「映画館で逢いましょう」、「美しき厄災」にリンクしているのですが、今作で誰が誰とどういう風にくっつき……というネタばれがされてないのがすごい。技ありです!
書かれてはいないけど、内情を知っている既刊作品の読者は「ムフフ~」なのではないでしょうか。「彼ってばああ見えて実は……」とか思いながら読み進めました。
あの個性的な会社のメンバーが相変わらずなのが楽しかった!
ちなみに、私はモーレツに島・兄にラブなので、兄の相変わらずなオレ様な態度にクラクラでした。ステキ~!
ただ、「ラブ、~」のキャラは出てきません。広矢の関係者がちょっぴり出てくるだけで。「ラブ、~」のメンバーのその後も気になりますが、彼らまで出てくると収拾つきませんからね。残念だけど、仕方ありません。
リンク作品好きなので、リンクについて詳しく書きましたが、↑でも書いたとおり、読んでなくても全然大丈夫!
甘えん坊な年下攻好き、いろんなキャラが出てくる作品好きな方は是非どうぞ!
あ、ちなみに、この作品を読んで
恩田が出てくる作品が読みたい方→「映画館で逢いましょう」
広矢が出てくる作品が読みたい方→「ラブ、エクセトラ。」3巻
「映画館で逢いましょう」2巻
広矢と兄の会話が楽しめるのは「映画館で逢いましょう」2巻の島メインのお話です。
参考までに!
- 傍若無人なラブリー (リンクスロマンス)/鳩村 衣杏
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