- 純粋に楽し~いお話が読みたくなって、「それなら高月先生でしょう!」と、このシリーズを買ってみました。
平凡な日本の大学生だった理央(りお)は、父親が亡くなった事で突然
ヨーロッパ小国の皇太子に!! だが、王位継承者は姉の真理で、
理央はオマケだったの! そんな理央の教育係に就いたルシエルは、
玲瓏とした美青年。だが、ルシエルは厳しい上に意地悪で何を考えて
いるのかまるでわからない! そのくせ理央にキスどころかHまで…ッ!!
ルシエルに与えられる甘い刺激に理央は抗いきれるのかっ!?
↑「オマケの王子様」背表紙あらすじより↑
ちょいネタばれあり。ご注意を。
下剋上ものですよ~。好きですよ~。
超厳しい教育係さんが、超庶民な理央をしつけまくってます。んも~、すごく意地悪。鬼。
理央はその厳しさから、ルシエルのことを「ロッテンマイヤー」と渾名します。プッ、ぴったり~。
けど、ルシエルは理央のことがどんどん可愛くなってきたらしく、途中から突然リオを口説きまくります。ま、それからも相変わらず厳しいですけど。
そんな風に厳しくしつけるのには理由があって、理央が行くことになったヨーロッパの小国・オーデンでは、王位継承者以外の男児は反乱を起こしたりする「縁起の悪い王子」と言われていて、微妙な立場に理央は立たされている。おまけにハーフということで、血筋を重んじる王室では理央や真理を歓迎しない人も多い。なので、そういう輩に文句を言わせないためにも、理央は恥ずかしくないマナーや語学力、乗馬やフェンシングの技術を身につけなければならないという……理央、大変です~。
そんな事情もあり、姉の足を引っ張らないように理央は頑張ります。
鬼のような教育係・ルシエルに頭が上がらないながらも言い返したりしている理央のちょい気が強いところもお気に入り。二人の会話、楽しいですよ~。
高月先生曰く、ルシエルは高月作品初の「常識人攻」だそうですが……そうですか、この厳しさは普通ではないですが……王子を押し倒しちゃうのは非常識じゃないかと思うんですが……。まぁ、他の高月作品の攻の中では一番常識人か? 普段のクールさとハメを外した時のギャップがステキな攻さんです。
真理の王位継承に反対する勢力とのトラブル、「オマケの王子」への世論の冷たさが変化していく様とか読んでいて楽しいです。楽しい作品が読みたかったので、この作品を選んで正解でした。
続編「がんばる王子様」は、「オマケの~」から1年半後のお話。
大公となった理央、自分主催のパーティーを開くことになり、その場で「ぼちぼちセレブなお友達も必要」と濃いメンバーを紹介されます。このキャラたちがグー! いろんなキャラが出てくる作品って好きですよ~。
パーティー後に事件が起きたりして、「オマケの王子」から責任ある立場にいる大公として成長する理央の姿が描かれています。
で、気になるのはやはりラブ面。相変わらず厳しくも甘いルシエルがステキです。前巻よりも甘めです。
さて、このシリーズ、同人誌が出ています。買っちまいました。
その名も「ロッテンマイヤー氏の優雅な休日」。
装丁がすごく可愛い~。花模様の凹凸があるオフホワイトの紙が表紙なのですが、めくるところが花びらみたいに切られていて、次のページのオレンジ地の紙(それも水玉入り)が見えるようになっているんですよ。……この説明じゃ分からない? ですよね。書いていて、私もどう説明すべきか分りませんでした。
気になる方はコミコミさんのHPでチェックしてみてくださいませ。スミマセン、文才なくて。
で、内容は「がんばる」の後のお話。風邪をひいた理央ちゃんにべったりなロッテンマイヤー……ちがった、ルシエルの様子が楽しめます。本文1段組20Pくらいですが、この装丁・ページ数で450円なら安い!
気になるキャラたちがたくさんいるので、続刊が楽しみです。
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