- 榎田尤利先生の非BL作品。この場合、お名前は「ユウリ」とカタカナを使われるそうです。
- ティーンズものってあまり読まない(そこまで手が伸ばせない)のですが、ちょっと気になったのでゲットしてみました。
古き良き伝統の国・麗虎国。美貌の宮廷神官・鶏冠は、王命を受け、次の
大神官を 決めるために必要な「奇跡の少年」を探している。奇跡の少年
は、人の悪しき心を見抜く力を持つらしい。
しかし候補として出会ったのは、可愛らしいけどやんちゃ坊主の天青!
「この子にそんな力が……?」と疑いつつ、天青と、彼を守る凄腕の青年・
曹鉄と共に、王都へ旅をすることになり!?
↑背表紙あらすじより↑
韓国とか朝鮮といったイメージの、架空の国が舞台。
頭にひと房赤い髪の毛を持つ、すんごく優秀な鶏冠と、彼に連れられ宮廷に向かう天青と曹鉄のお話です。
鶏冠はこの国で力を持つ神官、それも宮廷に仕えるというかなり身分が高い若者です。
神官は喜怒哀楽を持つことを善しとせず、無欲で、いつでも冷静でいることを求められています。その教えをきちんと守る優秀な神官である鶏冠ですが、本を読みたいという欲求と、あともう一つの欲を持っていて……それが一つの読みどころでしょうか。これがすごく楽しいんですよ~![]()
無表情でクール、何を考えているのか分からないと周囲に思われる鶏冠ですが、実は結構面倒見が良く、優しいヤツです。身分が高い割に、偉ぶってないところも魅力!
そんな鶏冠が探しだした「奇跡の少年」・慧眼児が天青です。
天青は捨て子で、超がめつい婆さんに育てられた子。額に目のような傷があるため、村人から忌み嫌われています。
慧眼児として都に向かいますが、天青の能力には秘密があって……。
これ以上はネタばれになるので内緒です!
そんな天青に付き添う曹鉄。彼の祖父が宮廷に仕えた武人で、祖父から武芸を叩き込まれています。彼の戦う姿がステキですよ~。天青に付き添って都に向かうくらい天青のことを大切に思っているのですが、それはある出来事がきっかけで。
それぞれのキャラに過去のトラウマがあって、そこも読みどころのひとつです。
これらについて、1巻目では全部の謎が解き明かされてませんが、そのうち語られるのでしょう。
また、破天荒な王子さまとかも出てきて、いろんなキャラが楽しめます。
「私はこの人派~」って分かれるんだろうなぁ。
ちなみに、私は鶏冠派です。生真面目キャラが好きなもので。
でも、どのキャラもいい感じです。
ティーンズの作品は軽くて読みやすい反面、その軽さに歳を追う毎に物足りなさを感じて違うジャンルのものに移っていった……という感じですが、最近のティーンズは読み応えのあるなぁと、椹野先生や榎田先生の作品を読んで思います。いや、そうじゃないのもありますが。
でも、この作品はなかなか! 貴族探偵と併せて読み続けていこうと思います。
ちなみに、シリーズ作品は現在二冊。巻が進み過ぎるとなかなか手に取りにくくなるもの。
気になる方は今の内ですよ~。
- 宮廷神官物語―選ばれし瞳の少年 (角川ビーンズ文庫 39-4)/榎田 ユウリ
- ¥500
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↓シリーズ二冊目。天青が神官になるための学校に通うことになって……。
窮屈な世界に住むことになる天青と、彼を見守る不器用な鶏冠のお話。
またまた破天荒なキャラが登場します~。
- 宮廷神官物語少年は学舎を翔ける (角川ビーンズ文庫 39-5)/榎田 ユウリ
- ¥480
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