水上ルイ先生の5カ月連続刊行作品の第一弾です。


  香港の国際刑事警察機構に派遣されスリリングな毎日を期待して

  いたのに、実際の仕事は事務処理ばかりな刑事の相馬真吾。

  そんな真吾がある日、香港を支配するマフィアの次期首領候補・

  ブライアンの警護を言い渡される。突然舞い降りた大きな任務に

  トキメク真吾ですか、警護の為にゲイであるブライアンの愛人と

  なるはめに。おまけに「キスだけで抵抗できなくなるのか?

  アテにならない警護だな」なんて言い出したブライアンに

  色々されるハメになってしまい!?

  香港マフィア×愛人刑事が贈る、嵐のようなラブ・チャンス!


香港マフィアということで、水上先生には珍しいアジア系外人?と

思ったら、母は英国貴族の娘、父が香港マフィアという、

金髪に緑色の瞳を持つ美男子さんでした。

香港マフィア=ハードな男、と勝手に想像していたのですが、

ある意味水上作品らしいキャラですね。

母方の祖父が経営する会社を継ぎ、それを世界的大企業に成長させた

経営手腕を持つ彼が、突然父から後継ぎ候補に指名され、

香港にやってきます。

マフィアの血と貴族の血を両方併せ持つ、優雅さでときおり野獣な面も

見せる、素敵な男性です。

そんな彼の警護をすることになった真吾は、スリルを求めて

インターポールに入り、香港にやってきましたが、今の職務は事務作業

ばかり。自信のある銃の腕前を披露する機会もなく、モヤモヤ中の

元気でちょっと気の強い物怖じしない性格をした、キラキラした青年です。

こんな二人のラブ模様とともに、マフィアの後継者争いから身の危険に

さらされるブライアンを真吾は護ることができるのか?というところが

読みどころの一つ。

そして!

水上作品と言えばゴージャス。

この作品もゴージャスですよ~。

香港の上級社会の生活がチラリと楽しめますし、イギリス育ちの

ブライアンの自宅には執事までいる!

優雅な生活と香港らしい生活、両方楽しめる作品です。


マフィアという立場から、今後いくらでも事件に巻き込まれそう。

シリーズ化されるのかな、と思う作品です。

脇キャラとして登場する、真吾の上司でブライアンの友人である

華捜査官も気になるキャラですし、このままでは終わらない気が。

続刊希望です。


さて、私のお気に入りシーンは、ブライアンの愛人のふりをするために、

真吾がブライアンに着飾られるシーン。

攻が受を着飾らせ、愛でるところって好きなんですよね。

もし続刊されたらこういうシーンがたくさん拝めそう。

「豪華客船」シリーズのように!

期待!です。


スリリングなお話、マフィアもの、刑事(いや、ちょっと違うかも)、

豪華な設定、元気な受がお好きな方、是非どうぞ~。