ブルーサウンドシリーズ第二作目です。
私の大好きなカップリングのお話です~。


  『完璧な』弟・和輝に対する劣等感の末、湘南の人気レストラン

  「ブルー・サウンド」に居場所を見つけた大学生・宮上瀬里。

  だが快活なスタッフのなかで唯一苦手なのが、大柄で野性的な

  厨房担当・中河原大智だった。どこか弟を思い起こさせるその態度は、

  気弱な瀬里を委縮させるが、やがてそれは彼なりの気遣いであることに

  気付く。

  そんな折、大智は突然現れた和輝から瀬里をかばったうえ、

  キスしてきて――!?


↑背表紙あらすじより↑


瀬里は出来過ぎな弟・和輝への劣等感、そして、そんな弟にかかりっきりの

母にあまりかまってもらえなかったこともあり、すごく控え目な性格を

してます。

見た目も繊細で儚げな感じで可愛いのに、自分に自信がないためか、

それとも天然さが悪いのか、全く自覚ナシ。

そんな瀬里が見つけた居場所がブルー・サウンドです。

真雪に構われ、聖司に見守られて仕事に励んでいますが、大智は苦手。

けど、大智は瀬里ラブ~ドキドキなんですよ。

で、軽~く口説いたりするんですが、ニブちんな瀬里は全く気付いていない。

そこが私的にはツボなんですよね。

瀬里のウブさがたまりません。


そんな二人のラブ模様と併せて、話に大きく関わってくるのが、

瀬里の弟・和輝です。

瀬里と違って、体格のいい男前。頭の出来もいいし、運動もできる。

そんな出来過ぎ君は、兄である瀬里の行動にいちいち口を出してきて、

瀬里はそれを苦痛に思っているのです。

すごく意地悪っぽい和輝の行動ですが、実は……というところも読みどころ。

この作品、弟や母との関係、就職のことなど、いろいろと悩んでいた瀬里の

成長物語的な要素もたっぷりです。


ラブ面ももちろん進展がばっちりありますよ~。

ニブい瀬里をなんとか口説き落とそうと頑張る大智がグーです。

で、遊び慣れた大智に、何も知らない瀬里がいろいろと教えられていくって感じです。

何でも受け入れてっちゃう……っていうか、大智の口車に乗せられてしまう

瀬里が不憫ではありますが、実は本当にかわいそうなのは大智の方。

恋愛に不慣れな瀬里の、強烈な一発にやられちゃいます。

おまけに、瀬里ちゃんは本人はボケボケで気付いてませんが、

か~な~りモテるのです。

そんな天然な瀬里に悪い虫がつかないか、オオカミさんに食べられたり

しないかと、大智の心配は今後も続きそう。

……いえ、続いているのです。

2人のお話はこれだけで終わりません。

続巻は明日また取り上げます。


昨日の「目を閉じれば~」でも書きましたが、「目を~」とこの作品は

時系列が一部重なってます。

特に、「目を~」で瀬里が問題発言をかましたその後が気になっていたので、

それが読めてかなり満足しました。

もちろん聖司たち他のキャラもたくさん出てきますよ~。

特に、真雪の活躍が~!

BLでは女の子の出番があまりないものですが、このシリーズは

真雪サマが大活躍です。

ある意味、ブルー・サウンド一番の権力者・真雪の豪快さも楽しみの一つ。

愉快な(?)仲間たちが出てくる、楽しいお話です。

まだまだこのシリーズの作品で感想を続けますので、興味のある方はどうぞ~。




手を伸ばせばはるかな海 (角川ルビー文庫)/崎谷 はるひ
¥620
Amazon.co.jp