さて、昨日ご紹介した「マフィアの華麗な密愛」の続編です。
今作は舞台をイタリアに移し、遠距離恋愛中の二人の恋愛にどういう
変化が起きるのかが読みどころです!

  

  「この私が愛するのは和哉、君だけだ」

  貴族の血をひき、世界屈指のマフィアとして君臨する甘く精悍な色男・

  シルヴィオ・マルコーニ。彼に唯一の恋人と愛される美貌のギャルソン・

  和哉は仕事で彼の住まうナポリに向かう。

  会えなかった時を取り戻そうと、シルヴィオは甘い毒のような熱い愛で

  和哉を奪い尽くすドキドキ

  けれど新婚生活も束の間、シルヴィオの義弟は和哉の存在が

  シルヴィオの足枷だと絶縁を迫ってきて!?


前作でくっつきはしたものの、遠距離恋愛ということもあり、

お互いの間には微妙な距離があります。

ただひたすら和哉を甘やかし、愛しまくりたいシルヴィオに対し、

和哉はシルヴィオの負担になりたくないと遠慮気味ですしね。

そんな二人が再会し、熱い日々を送る……予定でしたが、

シルヴィオは前作起きた事件がきっかけで、現在微妙な立場にいるし、

和哉は以前お世話になった人のお店のトラブルに巻き込まれます。

更に、そんな二人の間に大きなお邪魔虫・シルヴィオの義弟・コッラードが。

シルヴィオを慕うがあまり、和哉の存在はシルヴィオの邪魔にしかならないと

2人の関係に反対をし、その反感は和哉に向けられて……。

2人の今後の関係にとって大事なターニングポイントをむかえ、2人は

どういう決断をするのかが読みどころです。


イラストを見ると、和哉はすごく控え目でしっとりした感じに見えますが、

そういう面もありつつ、けれど、意外と気が強いというか、いざとなったら

自分の意見をはっきり言うタイプ。

ただ綺麗なだけでない彼の凛凛しさにシルヴィオは惹かれたんですが、

今回もそんな凛凛しい姿が拝めます。

また、紳士でマフィアの跡取り息子としての重責に耐えているシルヴィオが、

和哉にちょっと甘えるシーンもあり、そのギャップにキュンときました。

いいですよね~、普段しっかり者が甘えるシーンって。

2人のあまりの立場の違いに、和哉は自分はシルヴィオのために

何もできないと悩んだりするのですが、シルヴィオにとって一番大切な

ものを与えてるんだよ~と思いながらお話を読み進めました。

前作では恋の始まり~成就が描かれてましたが、

今作はそれが愛に成長していくお話になってますね。


というように、前作よりもラブ面を重視したお話になってますが、

和哉とシルヴィオがそれぞれの仕事面の問題に懸命になるシーンもあり、

仕事もの的要素もあります。

特に、今回の旅の目的の一つであった、和哉の恩人で、

和哉の店のシェフ・堺の恩師であるグレゴリオが腕を振るう大事な

パーティーの手伝いをしている際、事件発生! それをどう切り抜けるか、

なんて場面もあり、なかなか楽しめます。


それにしても、イタリア男ってBLで良くでてきますよね。

「ロッセリーニ家」しかり、水上作品しかり。

イタリアーノ好きな方って多いのでしょうか?

ていうか、マフィアもの好き?

この作品はそうした要素を含みながらも、比較的上品な仕上がりとなっている

ので、ハードなものはちょっと……という方でも読みやすいのではないでしょうか。

マフィアものを避けている方も、よろしかったら是非~。





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