あまり雑誌を買わない私が今回「小説b-BOY」を購入したのは、
吉田ナツ先生の久々の新作が読めるからでした。
読んでびっくり!
今までと作風が全く違うではありませんか!!
ラブ要素がたっぷりという点では変わりありませんが、以前はしっとりした
切ない恋物語を描かれる方でしたが、今回は軽やかなお話。
以前のものももちろん良いですが、今回のも良いですよ~。
ちょいネタばれありですので、ご注意を!


  春。大学では各サークルやクラブが新入生相手に勧誘活動を

  くりひろげていた。

  大学4年生の津田はその中ですごく好みの男の子を発見。

  可愛らしい小動物を思わせるすごくキュートな都石くんは、津田をうっとり

  見つめている。

  こりゃ脈ありか?と連れだしたランチの席で、都石くんが津田に話があると

  言い出した。

  わくわくしながら待ち受ける津田に言い放たれた言葉は……

  「僕、オタクなんです」


可愛いオタクくん・都石くんとモテる男・津田の恋物語です。

津田視点で語られるこの物語、モテるけれど浅い付合いしかしてこなかった

津田が、「オタクな自分に彼女ができるようにアドバイスして欲しい」と

都石くんに頼まれ、協力しながらも恋心が膨らんでいき……というお話です。

そんな津田は、父から「オタクをターゲットとした事業を起こせ」と言われ、

コスプレイヤーである都石くんがそれに協力するのですが、

女装した都石くんのあまりの可愛さにクラクラメロメロ。

だけど、自分が想いを募らせても、彼女が欲しいという都石くんとは望みなし。

そんなちょっと切ない感じもありつつ、でも読みどころは全くオタクの世界は

分からないはずの津田が、都石くんの女装に萌えるところや、

オタクっぽさを出すまいとする都石くんの思わず出てしまうオタクっぽさ。

微笑ましいですよ~。

また、オタクの熱さに憧れる津田の気持ちにも共感したりして。

私も今までアイドルやアニメとかに激しく萌えるってこと、今までなくて、

オタクと呼ばれる人々が何かに夢中になっているのに憧れを感じているんですよね。

本を読むことに夢中にはなれますが、温度の高さが違うっていうか……。

なので、津田に共感しつつ読み進めました。

生粋のオタク・都石くんのまっすぐな想いがたまらなくツボでした。


今までクールな恋愛しかしてなかった男と可愛いオタクくんの恋、

可愛くって笑えますので是非~。

オタクなコスプレお姉さま方も出てくる、楽しいお話です。


小説 b-Boy (ビーボーイ) 2007年 11月号 [雑誌]
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