- 昨日森本あき先生の「花嫁シリーズ」をご紹介しましたが、
- 「花嫁もの」の定番(?)の展開として、
- 誰かの身代わりとして花嫁となる、というものがあります。
- そういうお話をいくつかピックアップしておきます。
雪代鞠絵「有栖川家の花嫁」
旧華族の流れを汲む名門・有栖川家当主・誉との結婚が
決まっていた姉が出奔した。
焦った父に騙された水晶(あきら)は何も知らないまま、
身代わりとして誉に嫁がされてしまう。
誉に抱かれた水晶は有栖川家の因習に従い、
昼は貞淑でつつましやかに、夜は従順で淫らに、
誉の妻として暮らすことになり……
鬼畜攻めに清純な受けというカップリングです。
「身代わり花嫁」ものとしては一番好きな作品です。
当主ではあるけれど、辛い幼少期を送ってきた誉は、
人を愛することとは無縁で、「妻は道具」と言い切ります。
結婚を当主になるための条件とされていたので、
水晶を無理矢理水晶の姉の代わりに嫁にします。
もちろん水晶はそれを嫌がりますが、いずれ連れ戻される姉が
誉から冷遇されないために、誉の妻としての仕事をこなそうと
頑張ります。
その健気で真摯な態度に徐々に誉の態度も軟化し、二人の間に
優しい空気が流れるようになってくるのですが、
あることをきっかけにそれが崩れて……・。
どちらかといえばハードな作品です。
Hが先で気持ちは後、という作品って気持ちが追い付いてくるまで
読むのが辛くて、あまり好みではないのですが、
この作品は誉の心の変化が可愛くて良いです。
鬼畜キャラが受けにメロメロになっていくお話がお好きな方、
是非どうぞ~。
この作品のSSが載っている小冊子があるのですが(現在は手に入らない)
あの鬼畜がこんなに甘甘に……と感激したものです。
あ、森本先生の「花嫁シリーズ」では出てきませんでしたが、
この作品にはウェディングドレス姿が出てきますよ。
それも、お約束なウェディングドレス姿での○○○あり。
結婚式はドレスですが、有栖川家での水晶の衣装は和装で、
基本的には和テイストな作品です。
出版社倒産で絶版の作品で、画像が出てこないのが残念ですが、
水晶の着物姿、綺麗ですよ~。
これに惹かれて買った作品です。
「どんな絵?」と気になる方は↓をクリックしてみてください。
コミコミさんのページに飛びます(そのうちリンクが切れるかも……)
http://www.comicomi-studio.com/boys/mainFrameShowInit.do?share_frame_url=boys/goodsKeyWordSearch.do
秋山みち花「皇帝の婚礼」
幼なじみの結婚式参列のために生れ故郷のイタリアの島を
訪れた杏里。だが、なぜか花嫁は失踪。
花ムコであるイタリアン・マフィアの首領コンラード・セルビエリから
身代わりとして花嫁になることを要求される。
初恋の相手であるコンラードを拒むこともできずに代役を果たしたが、
式の後、花嫁の役目としてコンラードに無理矢理抱かれ、
その後も夜毎に快楽を教え込まれる。
そんな時、失踪していた幼なじみの行方が分かり……
「マフィアもの」に入れても良かったのですが、花嫁ものの要素たっぷりで
こちらのジャンルに入れました。
こちらは家族同然の幼なじみの身代わりです。
「有栖川家の花嫁」と違い、お相手が初恋の相手・コンラードということで、
杏里の心境は複雑です。
そして、花嫁として何度も抱かれた後に幼なじみが見つかり、
身代わりという役目が終わって、この場から去らなくては……という、
ベースはちょっとせつないお話ですが、もちろんハッピーエンドですよ。
こちらもウェディングドレス姿が出てきますし、お約束もあります。
コンラードはマフィアですが、伯爵でもあり、とても上品な男です。
そのせいか、話の展開は似ているのに「有栖川家の花嫁」とは
全然お話のトーンが違います。
外国が舞台のものがお好きな方はこちらがおススメでしょうか。
- 皇帝の婚礼/秋山 みち花
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鹿住槇「花嫁は奪われる」
大企業の御曹司・玖珂圭一郎との結婚式当日に俊哉の姉が失踪!
将来の妻の実家のためにと、家業の印刷工場の援助をしてくれて
いた圭一郎から強く頼まれ、身代わりとなって結婚式に臨んだ俊哉。
挙式後、圭一郎から出された婚約不履行不問の条件は、
「妻代理として、圭一郎の身の回りの世話をし、尽くすこと」。
家業を守るためにその条件を呑んだ俊哉だったが、
彼に朝も夜も抱かれるハメになって……。
こちらも姉の身代わりで花嫁となります。
御曹司もの、歳の差カップルものにも入る作品です。
以下ネタばれ含む・注意!!
姉の失踪は姉と圭一郎が企てたもので、俊哉に惚れた圭一郎が
俊哉を手に入れるためにこんなしち面倒くさいことをしてしまいました。
……姉、身勝手すぎます……
ただ、そこまでしても俊哉が欲しいと望む圭一郎の想いの深さには
キュンときます。
途中でその企てが俊哉にバレた後も、必死で彼を引きとめます。
プライドが高いであろうお坊ちゃまがそこまで……と、またもや胸キュンです。
そんな姿を見て、俊哉が彼を許し、愛することはできるのかが読みどころ。
ま、そこはボーイズラブの世界ですから! ねっ!!
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3作挙げてみましたが、パターンは同じでも味付けが違うのが面白いです。
私は「有栖川家の花嫁」が一番好きですが、
どのタイプが人気があるのかなぁ。
ここに来られる方はコミカルな作品を好まれるような気がするので、
(作品画像のクリック数からみると)
上の3作よりも昨日ご紹介した森本あき先生の方が人気がありそうです。
あ、上3作以外にも 愁堂れな先生の「花嫁は二人いる」も
上のパターンのお話です。
こちらは「皇帝の婚礼」に似たタイプのお話←ワタシ的には。
今本が手元にないので、ここではピックアップしませんが……。
他にも花嫁ものってたくさんありますよね。
思い出したらまたピックアップしようと思います。