さて、芸能界編に続いて、デザイナー編です。

水上ルイ「ジュエリーデザイナーシリーズ」

このシリーズは巻数の多い人気シリーズですが、出版元のリーフ出版の倒産により、

今後どうなるのかが心配&手に入りにくい作品です。

ただ、著者のデビュー作・代表作ですので、どこかの出版社から再販、もしくは新作の発表が

あるのでは、と期待しています。

 イタリアの宝飾ブランド・ガヴァエッリ・ジョイエッロ日本支社に勤める篠原晶也は、

 イタリア本社のデザイナー・黒川雅樹に憧れている。

 そんな憧れの人が日本支社に来ることになって……。

ジュエリーデザイン室を舞台として、美しい宝飾品を生み出そうとデザインに苦悩する姿が、

晶也と雅樹の恋バナと共に描かれています。

また、このシリーズに登場する森悠太郎とアントニオ・ガヴァエッリのお話、

「副社長はキスがお上手」シリーズも、デザイナーものです。

ちなみに私のお気に入りはこちらのカップルです。

著者の水上ルイ先生が元ジュエリーデザイナーということもあり、

リアリティーを感じさせられる作品です。


他にも水上ルイ先生の作品には多くのデザイナーが登場します。

服飾デザイナーの登場する「クローゼットで奪いたい」

時計デザイナーと天才時計職人が登場する「秒針は愛を刻む」などなど。

この作家さんは、ちょっと変わった業種を取り扱った作品が多いです。



崎谷はるひ「インクルージョン――饒舌な指先」

こちらもジュエリー業界のお話。

 痴漢によく遭う未紘、痴漢を捕まえた~と思ったら人間違いだった上に怪我をさせてしまった。

 怪我をさせたは照映は宝飾デザイナーで、お詫びに仕事の手伝いをすることになるのだが……。

こちらはデザイナーというよりも職人的な作業風景が描かれています。



水瀬結月「その熱情に染められて」

商業デザイナーが主役なので、このジャンルでしょう。

 デザイナーの紺野瑞葉は、著名な書道家・羽染と芸大時代からの親友。

 瑞葉は羽染に恋心を抱くようになったが、告白して親友としての立場さえ失うのではと

 恐れるあまり、想いを告げることもできずにいた。

 社運を賭けた商品開発で羽染の書をロゴに使うことになり、瑞葉はその交渉役になる。

 羽染はロゴを書く条件として瑞葉の身体を要求してきて。

書道家という、ちょっと変わった立場の人間が取り上げられた作品です。


デザイナーが登場ということで、女性が興味のあるファッション関係の裏話が出てくるので、

恋バナ以外にも楽しめるというメリットがありますね。

また、デザイナーというだけあって、センスのいい男たちが登場するのも魅力でしょう。

あと、デザイナーは企業との係わりが強いので、

利益を求める企業と芸術性を追求するデザイナーの間でおこる軋轢などもあり、

ストーリーにメリハリがあるような気がします。

このつながりで、次は芸術関係ものの作品を取り上げてみようと思います。

彼とダイヤモンド/水上 ルイ
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↑「ジュエリーデザイナー」シリーズの第2作目。
副社長はキスがお上手/水上 ルイ
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↑4作まで出ています。

その熱情に染められて/水瀬 結月

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