昨日、今日とBLのコーナーで椹野道流先生を取り上げたので、

それつながりで大好きなミステリー作家さん、高田崇史先生の作品を。

(高田先生と椹野先生は、兄さま、マイシスターと呼び合う仲なのです)


高田先生といえば、代表作は「QEDシリーズ」でしょう。

民族学系ミステリーというのでしょうか、

薬剤師・桑原崇が、作品中に起きた事件はもちろん、

百人一首やシャーロックホームズの作品、

坂本龍馬の死などの謎を解いていきます。

卒論こそ現代文学作家を取り上げた私ですが、

古典もすごく好きなんですよ。

なので、すごーく前に「百人一首の謎」が発売された時も

興味津々だったんですけど、専門書っぽくて手は出せませんでした。

だけど、高田先生のデビュー作「QED 百人一首の呪」は、

ミステリー小説ということもあり、すごく読みやすいです。

……ただ、古典ものとか民族学系の話が嫌いな方には……


百人一首の謎。

百人一首には駄作が多い、また、有名歌人が抜けている。

何故定家ともあろう人が、あえてこれらの作品が選んだのか、という謎を

主人公崇こと タタルさんが解いていきます。

……ていうかね、そっちに夢中で、

現実に起きている事件を解くのは人から訊かれて渋々~って感じなんですよ。

これほどまでに古典作品や民俗学に夢中なのは何故?

薬剤師って理系でしょ?って思うんですが、

これは作者である高田先生の影響です。先生も薬剤師なんです。

なので、作品中薬剤に関する知識や薬局の話がいっぱいでてきます。

職業ものの作品好きな私にはたまりません。

あと、タタルさんとヒロインの奈々の関係はどうなるの?という、

恋ネタもささやかながらあります。

タタルさんの周囲の友人たちがどんどん民俗学に詳しくなっているように、

作品中にギュッと詰まった知識が私中にも蓄えられたらいいのに。

そんなことを思いながら、理解しきれなかったり、忘れてしまった知識を

得るために、何度も再読してしまう作品です。

 *民族学好き

 *古典好き

 *取り上げられる謎(龍馬の死とか、竹取物語とか)に興味がある人

上記の方におススメします。


 

QED―百人一首の呪 (講談社文庫)/高田 崇史
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