BL作家の中で一番好きな作家さん→月村奎先生です。

「秋霖高校第二寮」がすごーく好きで、読み返し率ナンバーワンです。


秋霖高校第二寮 (3)/月村 奎
¥588
Amazon.co.jp

いい子ちゃん受けの作品好きな私好みの作品です。

この作品の主人公聡は、イヤイヤながらも人の世話を焼くはめになる男の子。

文句を言いつつも、俺サマ作家・波多野の言いなりになる毎日です。

でも、俺サマがこき使うのは、聡に甘えてるからなんですよね。

不器用な俺サマはそんなこと言いもしないし、

好意を抱いていてもはっきり「好きだ」なんて言わないんてすけど。

ニブニブな聡は俺サマの気持ちが分からず、振り回されっぱなしです。

そして、ニブニブな聡に俺サマもイライラさせられっぱなしです。

三巻で完結ですが、コイツらは本当にラブラブになるのか?と

心配しながら読み進みました。

はっきり「好きだ」とは言わないのが、かえって思わせぶりな仕草やセリフを

際立たせています。ラスト、もー「ギャー」ですよ。

また、個性的な寮のメンバーもオイシイです。

そいつらに振り回される唯一の常識人・聡の苦労の日々に笑いながら、

その個性的なメンバーが抱えている問題にちょっと考えさせられたり。

月村作品は、ただ恋愛が取り上げられているだけでなく、

登場人物たちが何らかの問題を抱えているんですよね。

それを温かく見守っている作者の思いが溢れていて、

読んでいて温かな気持ちになれます。


現在発売中の「小説DEAR+ナツ号」に、月村先生の「ビター・スイート・レシピ」が

載っているのですが、こちらもすごく良かったです。

小説 Dear+ (ディアプラス) 2007年 07月号 [雑誌]
¥720
Amazon.co.jp


引きこもり生活を送る主人公の抱える問題を丁寧に描いています。

BLって、読まない方からすると、すごく特殊な世界だと思われるかもしれませんが、

こういう作品を書く作家さんもいるって知って欲しい!!

そう願わずにはいられない作家さんです。