新たな鉄騎乗りもやってきたことだし、彼への助言も兼ねてプレイ環境、とくに映像について考えてきました。
新兵くんへの本題はだいぶあとのほうになるけどごめんね。
まずは各種映像方式の解説から。
今の接続環境は、まぁ最低でもコンポジット。いわゆるビデオ入力ですよね。黄色いケーブル。この中を映像信号が流れています。
初代ファミコンの頃はRF入力っていって、アンテナからのケーブルに咬ませて、砂嵐の1or2チャンネルに割り込ませる方式が使われていたことも知らない世代が、今は多いのかもしれません。
この方式はその1本のケーブルで映像といっしょにモノラル音声の信号も通していました。
乱暴な言い方をしてしまえば、
「信号を混合してしまうことで画面は濁る」
という考え方で説明できます。
スーファミ(※)以降、より良い映像を求めるユーザーの声に応えて、S映像端子というのがオプションとして採用されています。
ちょっと太いケーブルで、向きを指定する大き目のプラグには、4本のピンがついています。
映像信号を混合せず、要素ごとに分けてモニターに届けるものです。
(※初代モデルのみ。後期の小型スーファミはS端子ケーブルをつなげてもS映像信号が出ていません。)
一般的ではないものの、よりきれいな映像を表示できる業務用モニタを前提にRGB端子というものもありました。
アナログ21ピンだったかな。ブラシのようなごっついプラグを差し込むものでした。
ドリキャスで純正パーツにVGAボックスというものが出ました。
細かい文字を表示することが求められる高精細なPC用モニタを使おうというものです。
接続端子はD-SUB15ピンという形式で、PC用モニタの接続方式としては一般的なものです。
その規格が俗にVGA端子とかVGAケーブルと呼ばれているのです。
純正品として出たことで、ソフト側でも高精細な映像に対応するものが出てきました。
移行期だったこともあり全てがそうだというわけではありませんが、VGA対応というソフトでは640*480の、一般のテレビの4倍の美しさを堪能できたのでした。
しかしこの頃は問題なかったVGA信号には、当時予測もしなかった弱点も出てきました。
PS2後期、そしてXBOXではコンポーネント映像端子というものも採用されました。
ケーブル自体はコンポジットで採用されているRCAピンプラグという、ごくありきたりの物ですが、映像のみで3本のケーブルを使うことでよりきれいな映像を実現したものです。
XBOX初期はD2、後期にはD4ソフトも増えました。
D2?D4?なんじゃそれと思った方。
これからお答えします。
世界的には高精細映像信号に、従来のケーブルをそのまま転用できるコンポーネントが広まっていました。
ところが日本では、それらを1本のケーブルにまとめたD端子というケーブルの規格が手軽さから広まってしまいました。
当時はよく勘違いする人がいましたが、D端子は「デジタル」ではありません。
端子形状が向きを間違えないために「アルファベットのD型」なのでD端子なのです。
D端子で接続するテレビにはD1からD5までの表記があります。
D1は従来のS端子相当、D2はちょっときれい程度。ここまでは標準画質、SDと呼ばれるものです。
越えられない壁を越えたD3からがHD、ハイデフ画質と呼ばれます。
D3=1080i
「i」はインターレース=1080本の走査線の交互表示=実質540
D4=720p
「p」はプログレッシブ=720本の走査線の一括表示
D5=1080p
そしてこれがフルHD、フルハイデフと呼ばれる最高画質です。
XBOX360は基本D4=720pで作られており、全てのソフトがハイデフ対応というのが売りの一つです。
日本のパッケージでの標準添付映像ケーブルは、コンポジットつきのD端子ケーブルです。
プラグのスイッチをHDにするのをお忘れなく。
XBOX360は春と秋に定期的にファームウェアのアップデートを行い、本体機能の改善を行います。
今の箱○はD5出力もできるようになりました。
ソフト側でD4までしか出せないソフトも、本体側で引き伸ばすことできれいなD5映像が出せます。
モニタ側での引き伸ばしより、映像ソースである本体側で引き伸ばす方がきれいなのです。
手軽にハイデフ環境を用意するために、高精細のPCモニタを使うという選択肢も、マニアだけでなくより広い層の選択肢として現実的になりました。
XBOX360では純正パーツにVGAケーブルがあります。もっとも誰もVGAでは使っていませんけど。
VGAケーブルが俗称というのは先に述べました。
VGAというのは画面サイズの規格で640*480のことです。
15インチ液晶に多い XGA=1024*768
17インチ液晶に多い SXGA=1280*1024
SXGAだと、D4が1280*720なので上下黒帯で内包できます。
その上にはWXGAなどいくつか段階がありますが、ちょっと飛ばします。
24インチワイド液晶でWUXGA=1920*1200がD5=1920*1080を内包できます。
この縦120のズレが微妙な問題になっていますのでモニタ購入時はご注意を。
で、VGAケーブルでつなぐときにちょいと面倒なのは。
過去のブラウン管式モニタ、CRTのモニタが主流のときは、入力信号のサイズで映像を表示するから問題なかったのです。
現在主流をほぼ奪った薄型の液晶モニタ等だと、画面を構成するのはあらかじめ定められた数で並んでいる光の粒なのです。
入力信号の画面サイズと、モニタが表示できる画面サイズにズレがあると、映らない部分が出てしまいます。
映像信号=画面サイズ
これはドットバイドット(Dot by Dot/DbD)といって、一番きれいな状態です。
映像信号>画面サイズ
この場合、画面からはみ出して映らない部分が出てしまったり、もともと表示できなかったりします。
映像信号<画面サイズ
このとき、画面サイズまで引き伸ばすのか、もとのサイズのまま周りに黒い額縁状態にするのかということになります。
ちょいと問題なのは、WUXGAが16:10、D5は16:9なため、上下黒帯でDbDできればいいのですが、モニタによっては縦にちょっと伸びてしまったり、あるいは拡大されて左右両端が多少切り落とされたりするものがあるということです。
で、新しい規格。HDMIというのがでてきました。新型の箱○にも採用されていますね。
これはD端子ケーブルのような複合ケーブルで、デジタルの映像信号とLRの音声が流れています。
変換ケーブルを使えばPCモニタのDVI端子(デジタル)でも使えます。
こちらも参考になさってくださいね。
XBOX360 パソコンモニタでやってる人のスレ Part31
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1219331244/
ようやく一通り紹介が終わりました。
新兵くん、ここからね。待たせてごめん。
テレビの規格が切り替わりつつある今、「テレビゲーム」だった過去のゲーム機たちと、今のゲーム機は別のものになりつつあるということです。
とはいえ、同じモニタでゲームが遊べるならそのほうが便利ですから、なんとか遊べるようにしたいというのもわかります。
旧XBOXをPCモニタに表示する方法はいくつかあります。それをご紹介させていただきます。
そのいち。(こっちのほうがきれい)
コンポーネントAVパックから引き出した映像信号を、トランスコーダという変換機を通して、D-SUBなりDVIなり、パソコンモニタにつながる形式に変換してつなぐのが、一番きれいに映す方法です。
元信号が格上なので、次に紹介するS映像端子よりきれいになります。
そのに。(うちはこっちです)
拡張AVパックから引き出したS映像信号を、アップスキャンコンバータという機器を通して、D-SUBに変換します。
俺がこれを使っている理由のひとつはS端子の分岐ケーブルでキャプチャボードにつなぐため。
もうひとつは、ソニーのセレクターSB-V55Aで他のゲームのコンポジット映像をS映像に変換して繋ぐこともできるためです。
アップスキャンコンバータは大抵ビデオ入力も変換できますが、S映像端子のほうがにじみが少ないため、S映像端子を使います。
俺の使っているアップスキャンコンバータはかなり昔の安物なので、VGA=640*480の出力しかできません。
うちはCRTだから問題ないけど、将来モニタ買い換えたらこれは使いづらい。
CRTだとアップスキャンコンバータの場合、ムリに引き伸ばすより表示サイズが小さいほうがきれいという逆転現象が起きるからです。
最近はTVチューナーのついた、出力サイズをXGAやSXGAにも変更できるアップスキャンコンバータもあります。
実際一つ持ってます。アイオーデータのTVBOXes。
VGAの640*480のほかに800*600、XGAの1024*768、SXGAの1280*1024はCRTでも液晶でも使えるように、4:3とフルの2種類の表示サイズを選べます。
これは便利だけど、難点あり。S端子ケーブルを直接つなぐことが出来ない。
独自規格の変換コネクタを介して繋ぐという手間さえ面倒じゃなければ、わりといいものです。
15インチXGAの液晶が死ぬまでは、これにテレビ機能を追加するために使っていました。
アップスキャンコンバータを使うときは、その出力解像度をモニタがサポートしていることが前提条件になります。
最近はワイド解像度のものも出てきましたが、モニタがその解像度をDbDでサポートしているか確認しましょう。
そのさん。
最初からSD入力端子も備えるモニタを購入する。そんなのあり?
予算が許すなら、それもあり。よってうちはムリ。
情報が古くて申し訳ないが、以前よく名前が出ていたのはMDT241WGとMDT242WG。
ここも参考にして
http://www22.atwiki.jp/xbox360pcmonita/
で、これはダメってのも紹介しておく。
キャプチャボードにつないで、PCで録画ソフト上で表示。
一応表示はできるけど、表示までの処理をされている分、目に見えて表示される映像が遅れています。
反射的な対応を求められるアクションやシューティング、格闘ゲームなどには致命的。
録画用映像信号とプレイ用映像信号を分配して、別々にしないとまともに遊べません。
録画用信号と表示用信号を分ける機能があるやつならあるいはだけど・・・画質は基本的に劣る。
これらの情報を参考に、あなたの環境に適したプレイ環境を構築していってください。
だらだらと無駄に長い文章ですみません。
リクエストがあれば音響編もやりますが、こんなかんじのぐだぐだですよ。