・・・嫌な、夢を見た。寝汗をかいたよ。


 その場にいたのか、テレビ越しなのかは思い出せない。


 場面は荒れた海。灰色の空、雨も降っていたかもしれない。

 船を捉えるアングルから、その画は追跡側の視点のもの。


 「からしま」と「たちばなはら」という名前のずんぐりむっくりした調査船と思しき船が、韓国のものと思しき小型の警備艇と思しき船団に取り囲まれ、追いたてられていた。

 その様子はさながら鯨を集団で襲撃する鯱のようにも見えた。


 からしまへは、複数人の武装捜査員が飛び移った。アサルトライフルのような両手持ちの銃を携行していたから、あるいは軍人だったのかもしれないな。


 そのときなぜか俺は、振り落とせという意味で「もっと揺らせ」と叫んでいた。

 はたしてその言葉どおり、からしまは波にあおられ大きく揺れたあと、乗員、捜査員諸共に沈没。


 たちばなはらは、追い立てられ、砂浜に乗り上げ、航行不能に陥った。


という所で目が覚めた。


 ・・・夢、だよな?