情報元は、帝國愁報 の「第67号 世界規模の「人権委員会」設立へ


 乱暴だが簡単に云ってしまえば、「人権擁護法の国連バージョンが成立した」らしい。

 国連人権なんちゃらは、なぜか人権侵害著しいとされている諸国が名を連ねているという笑えない現実がある。


 売国サヨク連中がセネガル人の堂々巡りの自演くんというカンバンを使って、「日本国内には未だ差別が残っている」として、なぜか在日朝鮮半島国籍人や部落への優遇措置という特権をさらに強化しようとしていたのも記憶に新しい。


 諸行無常氏が指摘するとおり、この国には国連万能信仰というか、国連崇拝のような考えがある。

 右へ倣えで、あるいは「国連の流れに逆らうのか」みたいな風潮になれば、国内の人権蹂躙各法や条例が、上辺の美名で大衆を騙し、そ知らぬ顔で成立していた、なんてことになるかもしれない。



 そもそも国連で最初に人権にまつわる状況の改善を訴えたのは日本であったと思うのだが。

(記憶が曖昧で申し訳ない。詳細で誤りはあるだろうという前提で読んでいただければ幸いだ。)

 国際連合がまだ国際連盟だった頃、日本が白人たちにイエローモンキーとして馬鹿にされていた。

 日本人は黒人を見て「おまえらより白い」というのではなく、低く見られていた有色人種全体の地位を、白人達と同等まで向上させることを目指し、人種差別撤廃を求めて票決をとった。


 日本としての国益が最優先なのはもちろんだが、それで恩恵を受ける有色人種の国々のことと、その後の連携も考えてのことだったろう。


 日本の提案したそれは、参加国の過半数を得て可決されるはずだった。

 だが、当時の先進国は有色人種の国を植民地として搾取しているのが普通だった。

 権益の解体を恐れた議長イギリスは「ご覧のとおり、否決されました」とのたまった。

 当然抗議が殺到した。それまでは過半数で決することが当然だったからだ。

 先方の言い訳は「このような重要な案件は、全会一致でなければ可決されない」というものだった。

 当時の日本の影響力では、票決で過半数を得たことを議事録に残すよう進言するのが精一杯だった。



 時代は変わって、人権が尊重されるようになった。

 一方で、尊重されたい者達が人権で庇護される側になろうとする本末転倒な状況ができた。



 昔読んだ「パタリロ」(魔夜峰夫/白泉社)の「神の目 」という話を思い出してしまった。

 これもうろ覚えの記憶をたどって書いてみる。


国連における合意で、どの国も月を軍事目的に使ってはいけないことになっているが、商業目的に使っていけないとは誰も言っていなーい!

 パタリロは月を巨大な広告媒体として活用すべく、月を拡大して見るための「宙空レンズビーム砲」と、月面に広告宣伝を描くためのレーザー砲を作ることにした。

 先行してレンズができた時点で、告知を兼ねてゲリラ的に月を拡大してみせ、各国の政府や企業にオークションへの参加を呼びかけた。


 だが、なぜかオークション参加者の顔ぶれには各国特務機関など物騒な顔も並んでいた。


 広告を目的に参加した企業が、吊り上げられる金額に次々と脱落する中、パタリロは想定していなかった利用法があることを指摘されて初めて気付く。

(ネタバレ反転)

 虫眼鏡で太陽の光を収束させ、紙を燃やす実験を知らない者はいないだろう。

 昼間限定の簡易版SOL といったところか。

 オークションの決着がついた。

 とんでもない値段まで吊り上げられたため、軍事転用を目的としていたであろう者達も断念せざるを得なかった。


 パタリロは慌てて、最終的に落札した代理人に接触し、その真意を測った。

(ネタバレ反転)

 目が耄碌してきた神が、地表の人間達の動向を確認するために使うのだというオチがつく。



 人権の美名のもとの庇護を求める人権蹂躙国家という矛盾が、俺にはこの話と重なって見えたのだ。


 残念だが、現実世界にこれを買い上げてくれるような存在はない。


 仮に居たとしても。


干渉せず鑑賞するのみの神は居ないのと同じで、

鑑賞に飽き足らず干渉する神は神に非ず、だ。