セント・マッスルはこの中にいる。
だが信者にならないと、中に入れない。ということか。
「入信ですか?」
・・・はい。
「素晴らしい!」
「あなた方も筋肉と心がもたらす愛と絆という一輪の花を、」
「我らが教祖セント・マッスルと共にこの時代に咲かせましょう!」
「早速入信のご案内をいたします。同志よ!」
「さて、本日からわれ等が筋肉聖教の同志として、共に信仰に励もうではありませんか。」
「ところで、武器や防具を持っていますか?」
・・・装備、してますよ。
「持っているようならこちらで預かることになります。」
「カテドラル内で武器の類は不要ですから・・・。」
・・・参ったな。丸腰か。
「さてそれでは、早速あなた方には教祖セント・マッスルの説法を聞いていただきましょう。」
「これより、教祖様からお言葉を賜ります。一同、心静かに耳を傾けなさい。」
こいつが賞金首、セント・マッスルか。
「皆、日々の精進ご苦労である。さて、本日の説法であるが・・・。」
「新たに入信した者もいるゆえ、我ら筋肉聖教の基本的な教義について話そうと思う。」
・
・ ふぁあ~、もっともらしい事云っちゃって。
・
「この世界で、先人達が犯した過ちを繰り返さないために。」
「そして、この世界を再び愛と絆で満たすために・・・日々、我々は心と身体を鍛えるべきである。」
「これが、我ら筋肉聖教の教え。」
「中央の・・・君は、新たな入信者だね。今の話は理解できただろうか?」
え?俺?すんません、入ったばっかなんでよくわかりません。
「そうか。だが、無心に身体を鍛え、心を磨くことで、やがて理解ができるようになるだろう。」
「ある日この教えが、きっと君の心と身体に染み込むように理解ができるようになる。」
「そうそう、入信したての信者向けに特別講座を行っている。」
「もし受ける気があるなら、後で最上階にある私の部屋を訪ねてきたまえ。」
装備をチェックする。
ものの見事に全部外されてるよ。ラリーの装備まで。
でもちょっと抜けてるね。
装備は持っていかれたけど、道具袋ン中の装備はそのままじゃないか。
脳髄まで筋肉でできてるんじゃないか?
主人公はプロテクターのシリコンパッドだけだけど、
ミカにはリモコンスパナとシリコンパッド、
ラシードにレンズセーバー2とシリコンパッド、
ラリーにドッグサンダーとシリコンパッドを装備させる。
相室になったマルコー。幹部試験目指して頑張っているらしい。
あんた、奥さんがいなかったか?
「はは、なんだいやぶからぼうに。」
「前にも云ったかも知れないが、私は一人ものだよ。両親が死んでから、ずっとね。」
「でも、結婚か。いいな。憧れる。しかし今は修行第一さ。相手もいないしね。はっはっは!」
俺の思い違いかね?
とりあえず、出家信者と話しながらロッカーを漁る。
主人公にロッカーから見つけたリベットガンを装備させる。
しかしまぁ、なんというか、暑苦しい。
モヒカン兜が入り口を塞いでいた。
「一度入信した者はセント・マッスル様の許可なしに外出することはできんぞ。」
じゃあ力ずくで許可を戴いてまいりましょうかね。
2Fで見つけたソニックブラスターとリベットガンを交換。
武器を失った直後にやたら音響系のアイテムが見つかるってことは、音響系が効く敵が出るってことだろ?
コンピュータルームにはマッチョでビキパン+ネクタイ&眼鏡の筋肉博士達がいた。
「あのお方の肉体は百年・・・いや、千年に一人の逸材だからな。」
あー・・・その・・・頑張ってね。
3Fの突き当たり。
セント・マッスルは悪趣味な椅子に座っていた。
「おぉ、君か。特別講座を受ける気になったかね?」
はい
「素晴らしい!君ならきっと見事な成績で修了するだろう。早速案内させよう。」
一瞬、聖人から俗人の顔になったのを俺は見逃さなかったぞ。
「講座会場へ案内してあげたまえ。」
幹部教徒に連れられて、薄暗い部屋へ。
先に入信した若いカップルが呼ばれて部屋に入っていく。
転送装置のような、ミンチの電撃のような、そんな音が響いて。
「いやぁ!講座修了だ!やはり筋肉聖教は素晴らしいなぁ!」
「講座修了したわ!教祖様は素晴らしい方よ!」
「うむ、二人とも立派に修了だ!今後とも心と身体を鍛えるように!」
「はい!ありがとうございます!」
部屋から出てきたのは見違えるばかりのマッチョボディの男女。
「では、次の信者。こちらの部屋へ入りたまえ。」
とりあえず、中だけ見てみるか。
「うむ。来たか。そこの装置に入りたまえ。」
さすがにそれはヤバいだろ。
「・・・ここまで来て逃がすわけにはいかんな!」
戦闘。マッチョ4人組を撃破。
怪しげな電気椅子もどき、日焼けカプセル、転送ポッドっぽいなにかが並んでいる。
そのままだったら洗脳されてたんだろうな。
信教の自由はともかく、布教はなんらかの制限が必要だろ。
取り上げられた装備を見つけ、装備しなおす。
こうなれば後はもうオラオラ状態。
「背教者には制裁を!!」
なんて云われてもちょちょいのちょい。
マッスル音波?効きやせんわい!
護衛たちを撃破し、セント・マッスルの部屋へ。
「この部屋までたどり着くとは、私が見込んだだけはある。」
「・・・惜しい。実に、惜しい。」
「君は優秀な少年だ。それは一目見てわかった・・・。」
「君にはいずれ私の右腕になってもらい、共に理想の世界を作り出したかったが・・・」
やはり所詮は俗人の新興宗教か。
「これでは仕方あるまいな。」
いざ勝負!
ノーダメ、圧勝。
「志半ばで倒れる、か・・・。神よ、何ぞ我を見捨て給う・・・。」
虚空を見上げ、ぶっ倒れるセント・マッスル。
玉座を調べると、スイッチがあった。
後ろのレリーフが持ち上がって、隠し通路が現れた。
さっきの隠し部屋への通路だった。
武器の回収を忘れた人への救済策だろうな。
ともあれ、賞金首セント・マッスル撃破!30000G
あー、暑苦しかった。