ミッドナイト・ライブラリー マット・ヘイグ
人生に絶望した主人公ノーラが思い出の中にある夜中の図書館に行き、自分の「後悔」してきた選択を全て叶えてみるという経験を得て、目の前の世界ががらりと変わるというお話。
元々、私はステファニーメイヤーの書いたロマンス小説が好きで、海外の小説で検索したらこの小説に出会いました。
私が今、一度あの時を取り戻したいと思う一番古いのは中学生時代…幼い頃からクラシックバレエを続けてきて、部活かバレエを選ぶという当時の究極の選択肢を迫られました。
週5回プロと同じくらいの量をこなして来て、中学2年生の時、部活とバレエを掛け持ちしたかったのを、先生はそれを認めませんでした。
「バレエを減らすくらいなら…お前はいらない。辞めてくれ」その当時の事は記憶に残っています。
バレエを辞め、部活を選んだのですが、その時バレエを選んでいたら一体どうなっていたのだろう?そう思わずにはいられません。
主人公ノーラの幼い頃からやって来た水泳を続けていた時の世界線を見た時、こんな栄光が待っていたのだろうか…そう考えてしまいました。
…ただ、ひとつ最後まで読んだ上で、忘れていけないのは、人生はその時その時の選択はその当時の最高の選択であった事。
決して振り返って、後悔してはいけないこと。
その代わりに…今を生きなさい。そう力強く鼓舞されるようなストーリーでした。
この本は今の選択に迷っている人、これから就職の人におすすめです。
どんな選択をしてもそれが貴方にとっての最高です。
それを忘れないで