怪談の夏、日本の夏!
いやぁ…オラもガキの頃はえらい恐がりだったけっどもよ、悔しくて、克服したくて、よく創ったもんさね、怪談。(あまり同意は頂けないかと存じます…)
思い返したら懐かしくなって来たので、其の中で自分で多少気に入っている極々短いものをご紹介したい。



自殺の名所と名高い某海沿いの崖。突端には今日も主人を失った靴が一足残されている。

「今日も一人死んだのか?本当に自殺が多いんだな」

観光で来たと思われる一人の男が巫山戯半分に崖の突端に残された靴に近付いていく。

潮風が頬を優しく、また生暖かく撫でる。夕闇が迫り、崖下は轟々と渦巻く波も黒く沈み、落ちたらとても助かるまい。

突端に行き着いた男は足下の自殺者の靴を覗き込む。

男の顔は驚愕に掻き曇り、其の口は恐怖の悲鳴を上げる。

「くっ靴に中身が…!」

次の瞬間、男は足首から血の尾を引きながら崖下に躍り込み、夕闇の中へと消えていく。

こうして崖の突端に残された靴は二足になりました。



ホラーと云うよりスプラッタですね…あまり怖くありません…
何分、子供の創ったものですから…ご容赦下さいm(_ _ )m



今日のレディ
少し前に布団カバーをホルスタイン柄に変えたところ、早速擬態していました…
ことば日本妖怪づくり

そしてエジプトの壁画の真似
ことば日本妖怪づくり