さて、日本でも一部のメディアで報道されている様ですが、
歴史的瞬間に偶然立ち会うことが出来ました。
レスリング競技を観たことは既に記事にしていますが、
今回の日程で
グレコローマンスタイル130kg級(日本人はいないかな?)で
ミハイン・ロペス選手(キューバ)が決勝で戦う姿を目にすることが出来ました。
見事金メダルを獲得することが出来たのですが
ミハイン・ロペス選手は夏季オリンピックのあらゆる競技を通じて
初めて個人同一種目5連覇と言う偉業を達成したのでした。
あの吉田沙保里さんでさえ3連覇なので如何にすごい方か分かるかと思います。
話はそれだけではありません。
話が前後しますが、
金メダルが決まった後
靴を脱いで、
今までの感謝の意を表していました。
そして
そっと靴を置き
リングを後にしたのでした。
突然の事で会場にいた観客は一瞬唖然としましたが、
これがレスリング流の引退宣言と言うことが皆直ぐに分かりました。
彼がリングを降りた瞬間、会場中がスタンディングオベーションに包まれ
ミハイン・ロペス選手の偉大な功績を称えておりました。
もちろん私もこの光景を目の当たりにして目頭が熱くなり、
立ち上がってロペス選手が会場から去るまで拍手を送り続けたことは
言うまでもありません。
日本人のメダリストだけに焦点を当てずに、
今回の様な前人未踏の世界のメダリストの感動的なシーンも
ぜひ放送して欲しいものです。
おしまい