マイニチ@SPICE -105ページ目

アサイチ15

 携帯電話から珈琲の香りが漂うようになってしまいました。
 珈琲を思い切りこぼしまして。
 洗うわけにもいかず、拭いたけれど隙間に入った珈琲は拭ききれず。
 今も香ばしい香りを漂わせております。

 防水携帯をもし持っていたら、お風呂にも持ち込んでしまいそうで怖い。
 そこまで依存したくない。

 さて新しい週の始まり。
 今日はアサイチで憂鬱な仕事が待っています。
 怒られるとわかっていて電話をしなくてはいけないの!!
 自分の立ち位置をしっかり決めてから電話しないと相手の理不尽な言い分に変に影響を受けそうだから、深呼吸してから電話します。
 気合い入れて行こうっと!

 たまには憂鬱なことがあらかじめわかっていることもある。
 そんな今日もあなたがきてくれて嬉しいです。ありがとう。

夕飯

マイニチ@SPICE-CA390086.jpg
 ちょっと画質荒くなっちゃったけど。

 チーズハンバーグ作ってみた。

 ソースが美味しい!我ながら上手くできました。

Nagano to Nagoya

 さて、名古屋の話の総まとめを簡単に。

 私はあの特急しなのに乗るともれなく酔ってしまうので、最近ではしなのに乗車した時から(まだ動く前から)気持ち悪くなってしまう体になりました。
 今回行きの電車の中では友達とメールしていたこともありいつもより少し気分が前向きで気持ち悪さも最悪の状況からは脱していたのですが、一番印象的だったのは木曽川を見ることが出来たことでした。いつも具合悪さMAXで起きていられないため松本過ぎからは寝るに限るのですが、今回ウトウトしながら途中ふと目を覚ますと、視界に飛び込んで来たのは美しい木曽川の風景。私は木曽川が大好きなのでこの時の衝撃ときたら!慌ててカメラを取り出すも、人がシャッターを押すべく構えるとトンネルに入ったり木々に覆われたり。諦めてカメラをしまうとまた素晴らしい景色が出現。この繰り返しをしながら起きていたら、酔いもほろ酔いくらいに収まってくれたのでした。しかも気がついたら後ろの席の人も携帯で木曽川の写真を撮っており、これも嬉しい連鎖でした。

マイニチ@SPICE

マイニチ@SPICE

マイニチ@SPICE

 これくらいしか撮れなかったのですが・・・。
 いつ見ても、木曽川は本当に美しいです。
 ほれぼれとする美しさです。
 遠いけど数年に一度は行きたくなる。出来れば毎年行きたい。そんな美しい場所です。


 名古屋の夜、くたくたで足がもう限界だったのでまずはホテルにチェックイン。ベッドの上にどーんと横たわって「つかれたーーーー」と声に出し、そのままだと動かなくなっちゃいそうだったのでジャケットを脱いでショールを羽織り買い物へ。デパ地下で夕食を買ってホテルに戻るべく駅前の広場を歩いていると、24歳くらいの女性に声をかけられました。
「ボランティアサークルの◯◯です。ボランティアに興味はありませんか?」
 地元の人だと思われたみたいです。地元じゃないんですと言って断ると、
「あっそうなんですか!ごめんなさい・・・。」
と言って彼女は去って行きました。その広場は私が買い物に行く時大道芸をやっていたのに、戻って来たらボランティアサークルの勧誘に変わっていて、沢山の人が思い思いに座ったり立ったりしていて、不思議な空間でした。
 帰って来てからホテルで夕食&晩酌。お腹いっぱいになって(食べ過ぎた)お風呂に入ろうとアメニティを開けてみたら、なんと足ひんやりシートが!なんて素晴らしいサービスなんだろうと感動。すごく安いホテルだったのに。ボディタオルもあって、使い心地もとても良くて、掃除も行き届いていて素晴らしかったのです。また名古屋に泊まることがあったらあのホテルに泊まろうと思いました。
 旅のお伴に宇野千代さんの本を持って行ったけれど、道中は酔うから本を読めないし、寝る前にと思った割に疲れ過ぎて本を読む元気もなく、そのまま就寝となったのでした。

 翌日。
 名古屋といえば名古屋モーニング!!と気合いを入れるも下調べを何もしていないので情報なし。携帯でピコピコ検索していたら充電が残り1個に。これ以上ネットを使っていると多分充電が長野まで持たないなと思い、1泊旅行でも充電器は必須だったと反省しつつホテルを出ました。
 さっき携帯で調べたリヨンというお店が『エキチカ』と書いてあったような気がしたので駅を出た所にある地下街を歩いてみるもそんなお店はありません。コメダ珈琲もモーニングはやっているけれど、コメダ珈琲ならやっぱりシロノワールを食べたいし、しかし朝から食べる気になれないし、ここはパス。ちなみにシロノワールとは塩気のあるデニッシュの上にソフトクリームを盛るという、いかにも名古屋な食べ物です。
 気を取り直して駅の地下にお店があるのかも知れないと思い、今度は名古屋駅の地下に降りてみることに。これがまた階段がいっぱいあって大変。それなのに駅の地下にもそのリヨンというお店はないのでした。
 また階段をひいひい言いながらのぼり、今日はもう絶対階段を上らないと心に誓いながら携帯でリヨンの場所を再度調べてみると・・・駅の近くにありました。駅の近く・・・。エキチ・・カ・・・。
 外は雨。
 傘はなし。
 空腹のまま30分以上歩き回ったのに、リヨンはこの時点で諦めることになったのでした。
 もう1店違うお店に行こうとしたけれど、そのお店も場所はわからず。
 以前から存在は気がついていた喫茶店があるのでもう諦めてそのお店に入ることにし、行ってみたらば少し並んでいる繁盛振り。大人しく列に並び、やっとこれでご飯にありつけると安堵したところで店員さんが言いました。
「申し訳ございません。1名様ですと現在は喫煙席のご案内になりますがよろしいですか?」
 ・・・よろしくありません。
 結局このお店も諦めることに。
 もうダメだ、空腹で意識モウロウ。どうせこの先歩いても何もないんだ・・・そう思っていた私の目に飛び込んで来たPAULの文字。うわーーーPAULだ!ここのパン好きなんだけど長野じゃ買えないんだよねぇ、ここで出会ったのは運命だねぇ!とテンションが上がり、お店の前へ。カフェも併設されているのでやっと朝食がとれそうだと思ったその時、お店の入り口にある大きな看板が目に飛び込みました。
『PAULのモーニング ドリンクをご注文で4種類のパンからお好きなものをお付けします』
というようなことが書いてある。え?PAULのカフェってそんな名古屋的サービスがあるの?名古屋モーニングはいわゆる『モーニングセット』だけじゃなく、モーニングタイムに行くとドリンクを注文するだけでトーストやゆで卵が勝手についてくるという特徴があるのです。モーニングセットなら全国的にありますからね。
 かくして私はPAULに飛び込みました。
 お客様はこの時点で7名。うち3名は女性がひとりでモーニングを摂っているようでした。
 私はカフェオレ(名前は違うけど忘れました)を注文し、パン・ベルデュ(多分)をつけてもらいました。このパンはとっても甘くてカリカリ&超しっとりのフレンチトーストのようなもの。
 店内の雰囲気もとてもよくて、さっきまでの空腹と人ごみが嘘のようにゆったりと過ごすことが出来たのでした。


マイニチ@SPICE

マイニチ@SPICE

マイニチ@SPICE

 ちなみに今調べてみたところ、他のPAULのお店ではモーニングセットはやっぱりやっているようですが、ドリンク代だけでパンがついてくるという『名古屋式』は他ではやっていないようです。多分ですが。

 こうしてなんとか念願の名古屋式モーニング体験も済ませ。
 今回の名古屋宿泊の一番の目的であった、高島屋で神田うのさんデザインのグローブを買うべく高島屋へ行きました。自分へのプレゼントとして買おうと決めていたのです。
 しかし見当たらない。
 どうにも見当たらない。
 店員さんに声をかけると、
「神田うのデザインのものは反響がとても大きく、入荷してもすぐに売り切れてしまうんです。売り切れになると入荷に時間がかかるためいつ入るというお約束も出来ず申し訳ございません。こまめに売り場にお越しいただくのが一番良いかと思います。」
とのこと。
 こまめに・・・。
 名古屋へ・・・。
 ムリです・・・。
 ショックが大きく、その後は高島屋で目的もなくフラフラすることに。ふと携帯を見ると電車まで後1時間になっており、慌ててお土産を買いに地下へ。お土産を買っていると今度は携帯の充電がついに切れてしまい、大慌てで東急ハンズへ。8階で充電器を買ってからまたお土産の続きを買いに地下へ。気がつけばお昼ご飯を買っていない。しかし電車が出るまであと15分。メルヘンのサンドウィッチに後ろ髪を引かれつつ改札を駆け抜けたのでした。
 発車8分前に席につき、せめて飲み物を買おうとホームへ。そこにあった売店に、老舗和菓子屋のどら焼きが置かれていました。その和菓子屋のお菓子は買おうと思いつつ地下で買っている時間がなかった為大喜びで購入。デパートってお会計に時間がかかるので、デパ地下は急いで買い物をするにはあまり向きません。電卓で金額を確認し、お金を渡し、店員さんがそのお金を持って離れたレジに行き、おつりと商品を持って戻ってくる。その丁寧な流れがこういう忙しい時にはちょっと煩わしく感じてしまうのが悲しいところ。その点ホームの売店は30秒で商品を購入出来て大助かりでした。

 そしてまた、長野へ。
 メルヘンのサンドウィッチを買わなくて良かったと、しなのに乗って5分で思ったのです。なぜならもう既に酔っていたから。しかも今度は本気酔い。寝ないことにはあまりの具合の悪さに魂が抜けちゃいそうなほどだったのです。
 それなのに通路を挟んで隣に座っているおじさんが、大きな声で絶え間なく話続けるものだからたまりません。それをじっと聞いている窓際のおじさんを尊敬しつつ、その大声のおじさんの話が嫌でも聞こえる状況で気持ち悪さに耐えること2時間。ものすごい大金持ちらしきそのおじさんは、何千万何億円という金額を1万円札を扱うような軽さで口にしていて話はちょっと面白かったのです。おじさん2人はどっちもかなりの大物のようで、出てくる企業名があまりにもビッグで、しかもグローバルな話でものすごかったのがまた面白かったのです。面白いからまた無視しきれず、気持ち悪さで寝たい気持ちと話の面白さとでぐちゃぐちゃな思いを抱えて過ごしたのでした。

 長野に戻り、駅前の広場で寒さの為に膨らんでいる鳩達をニコニコしながら見ていたらふと気がつきました。
 名古屋駅の広場にいる人達を不思議だと思ったけれど、駅前を人間と一緒に歩き回っている鳩達がいるこの光景の方がよっぽど不思議なんじゃないだろうかと。
 なじみの風景も、他の土地の人が見たらさぞ不思議だろうと。
 そう思ったら澄まし顔で歩いている鳩達も、鳩達が足元を歩いていることに何も反応せず行き交う人々も、とても面白く見えて来たのでした。