固形物を食す | マイニチ@SPICE

固形物を食す

 お盆が明けて、うちの職場では毎年恒例の『お土産祭』が開かれる。机の上には総務の人が配ってくれたお菓子が7種類くらい置かれる。
 今年は、福岡・奈良・北海道・新潟・台湾からのお土産だったような気がする。もしかしたら京都あたりもあったかもしれない。
 北海道に帰る度に毎回『じゃがぽっくる』を買って来てくれる課長さんがいて、
「あの、今はスタンダードなのだけじゃなくて、色々な味があるって聞いたので次回はぜひそれを!」
と毎回喉まで出かかっていながら言い出せない。
 言い出せないまま終わっちゃいそうで残念だなぁ。

 流動食生活も4日目を迎え、思わず
「からあげ、カツが食べたい!」
とか言っちゃう程固形物を欲し始めた。目の前でじゃがぽっくるを食べる同僚を見ながら仕事するのもしんどい。うぅ、じゃがぽっくる美味しそう。ビールお伴に戴きたい。

 だから今夜は、4日目にして固形物を口にすることにした。
 気がつけば口が割と大きく空くようになって、縫い目もしっかり見えるようになったので今のところ傷もちゃんと治りつつあることがわかるし、そろそろいいんじゃないかと自分に許可を出してみたのだ。
 そうはいってもいきなり「からあげ・カツ」は刺激物な気がしたので、今日はそうめんのお味噌汁(というよりお味噌味のにゅうめん)と、チキンナゲット(自作)を食べてみた。
 久々に食べる固形物、ホント美味しい。
 しょっぱいものを口にする機会があまりなかったので、自分が塩気を欲していたのだとあらためて感じた。ウィダーインゼリーも、ダイエット飲料も甘いんだもの。一日中甘い物を飲んでいるばかりだと何かが足りなくなると思っていたけれど、塩気だった。特に今は汗をかいて塩分が体外に出て行く時期だもんなぁ。

 ところで流動食生活をしていたら、体に変化が現れた。
「3キロ痩せました♪」
とかならいいのだけど、これが一向に痩せはしない。体重は減らない。
 しかし、体脂肪は少し減った。
 それに、体内年齢が下がった。元々29歳(実年齢と一緒)だったのだけど、今は26歳らしい。
 これだけ見るとなんだかとても良さそうに見えるが、実際は違う。
 体が緩む感じがするのだ。姿勢が悪くなる。足の筋肉と腕の筋肉が明らかに衰えた気がする。気がつくとちょっと足が開く感じがあって、そんなこと今まで無かったのに何でだろう?と思って気がついた。どうも無意識レベルで今まで働いていた筋肉が、意識しないと働かなくなっているようだ。
 筋肉が衰えたんだと思って今これを書き出したが、書いていてまた気がついた。もしかしたら脳の伝達能力が衰えたのかも。無意識レベルで伝達出来ていたことが、ぼーっとして伝達出来なくなっているのではないだろうか。
 おかげで一日中、姿勢を気にするようになった。今朝なんてスロトレもしちゃった。
 そうするとやっぱり流動食だけでは体が持たないと思うようで固形物を求めるようになった。

 つまり、体ってうまく出来ているのだと思う。