私の好きな人たち | マイニチ@SPICE

私の好きな人たち

 親友からメールが来た。
 いつものことながら、私が好きな言葉を紡ぐのだ。
 ありがとう。

 私の友達は皆、私が好きな言葉を使う。
 基本的に言葉が荒れていないし(ある意味私が一番荒れている)、きちんと表現しようとするし、言葉に責任をちゃんと持っている感じがある。天然でも、突っ込みでも、なんかいつも基本はキチンとしているところが大好きだ。
 私は言葉が好きなので、自然とそういう人達と親しくなって今に至るのだと思う。

 逆に言うと、本当にいい人だとわかっていても言葉がとても汚い人には、どうしても一歩距離を置いてしまう。ギクリとするのだ。いい人だと思って話しているのに、突然出てくる汚い言葉に驚いてしまって、それにあわせることも出来なくて、ギクッと心が硬直してしまう。
 だからこそ丁寧な言葉を話す人を見ると安心して、この人とは楽しく話せそうだと嬉しくなるのだ。

 羞恥心の新曲が「ら抜き言葉」の歌詞で心底がっくりし、これでまた日本語は荒れるのかと思って悲しくなっていた今日この頃。
 友達のいつも通りの言葉が本当に嬉しかった。

 そういえば。
 昔は理由もなく嫌いだと思っていた岡本太郎さんだが、ほぼ日手帳を使い始めてから180度見方が変わった。ほぼ日手帳の1日1ページには毎日色々な言葉が書いてあって、ものすごく面白いものから、ただのセリフまでジャンルは様々なのだが、その中には岡本太郎さんの言葉が沢山載っている。その1つ1つがいちいち私の心を掴むので、今やすっかり岡本太郎さんのことが好きになってしまった。
 彼は芸術家なのだと思うが、彼の芸術は殆ど知らない。
 私の中で岡本太郎という人は芸術家の前に、言葉を紡ぐ人なのだった。