ご報告&おわび。
【北国街道歩き30】下板取~今庄宿
【北国街道歩き29】栃ノ木峠~板取宿
2016年10月30日(日)
13時11分、
栃ノ木峠を後にして国道365号線を下る
これより越前国です。
今庄宿まで約14キロあります。
午前中10キロ歩いたので合計24キロ歩くことになる。
ただし、幸いなことにこれから先は下り坂のみ!
体力の負担が少なく、時間もかなり節約できるはず…
真っ直ぐ下るだけならもっといいが、さすがにそうはいかない。
つづら折れですわ。
歩道はない
南越前町上板取の標識
13時40分、ヘアピンカーブ。
若い頃、3台の車で越前廚海岸へ向かったことがある。
他の2台はスピード出しながら曲がっていくが、運転下手な我が輩はずっとブレーキかけながら低速で慎重に下る。
引き離されまいと焦ってスピードをあげると、谷底に落ちそうになる。
いやぁ、恐かったです。
余談ですが、
昔、岐阜県の恵那峡に行った時、ブレーキ踏みながら山を下っていて、レストランの駐車場にバックで入ろうとしたら、ブレーキが効かなかった。
建物にぶつかる直前で、とっさにサイドブレーキを引いたらなんとか停まりました。
山道ではエンジンブレーキを使うべきですね。
かなり下りました
石仏、南無阿弥陀仏と彫ってある
14時05分、
険しい峠を無事越えられてホッとしました。
敦賀から木ノ芽峠を越えてきた国道476号線と合流する。
敦賀市街地まで15キロだなんて…
当然ながら右へ進む
栃ノ木峠からずっと孫谷川沿いを歩いてるはずなのですが…
それよりも「こやんたんばし」という読み方にびっくりポン!
この付近は谷を「たん」と呼ぶのかな?
14時15分、今庄スキー場入口。
栃ノ木峠から1時間かかりました。
我ながらかなり早いペースだと思う。
入口の向こうに
「今庄365温泉」
ここで休憩。
と言っても温泉が湧いてない。
足湯にしてほしいな。
仕方ないので、休憩中止、
再び国道を下る
少し歩いて、ふと崖の上を見たら古い民家のようなものがある。
もしや?
と思い、慌てて引き返した
スキー場の看板
板取宿の表示見つけた。
いやそれより、木ノ芽峠城塞群へはここから行けるようだ。
まだ2時なので登るのは可能だと思うが、今は晩秋。
ぐるっとまわって戻ってきたら日没になりかねない。
ここで野宿するのは嫌だ!
というわけで、今回は断念しました。
スキー場へは行かずに右手へ向かうと門柱あり。
ここが『板取宿』の上木戸跡。
木ノ芽峠越えと栃ノ木峠越えの分岐の場所。
1601年、福井初代藩主結城秀康がここに関所を設けた。
井伊家の柳ヶ瀬番所と同じく福井藩も出女と入鉄砲を取り締まるのが主目的だったようです。
板取宿、幕末には53戸の家があり、旅籠が7軒、問屋が3軒もあり栄えたが、昭和50年頃に廃村となった。
門を越えると石畳道となる。
鳥居本宿から歩いてきて、初めての石畳です。
ようやく街道らしい場所に来ましたよ。
入り口の家、よく見たら洗濯物が干してある。
廃村になったハズだが、この一軒だけ居住者がいるようです。
下ると車があります。
福井認定証ふくいの伝統的民家
この看板、若狭熊川宿でも見ましたよ。
【兜造り民家】
いいですね。
養蚕が盛んだったのでこのような造りになったそうです。
越の国へようこそ。
板取宿のかやぶき民家保存活動をされてる人の記事。
町内の家から毎日通って民家の手入れをされてるようです。
手入れしないと、このように朽ちてしまうのだろうね。
中をのぞいた
残念な有り様です。
下木戸、です。
振り返ってみる
数百メートルの短い区間なので数分で通りすぎてしまう。
あまりにももったいないのでもう一度、上木戸まで戻り、再び下木戸まで下りましたよ。
中山道では、馬籠など石畳の道や古い雰囲気を残した宿場がいくつも残されてるが、北国街道ではここまで全く残ってなかった。
これから先もゴールの直江津までこのような風情のある宿場、あるだろうか?
そういう意味で板取宿、ホントに貴重!
変に観光地化されずにこのままの姿をこれからも維持してほしいものです。
14時32分、国道に合流しました。
ここに駐車して木の芽峠城塞群へ行くのがよさそうだ。
でも冬は国道365号線通行止めのはず。
攻めるなら時期的には春先かな?
木ノ芽峠4.2km
下板取宿0.4km
国道から孫谷川の橋を渡って
下板取へ向かいます
それにしても、
木ノ芽峠→木の芽
栃ノ木峠→栃の実
板取宿→虎杖(イタドリ)
山菜を連想させる地名ばかり…
その30に続く
Φ(*^ひ^*)ΦΦ(*^ひ^*)Φ
日曜日の朝、
我がひこにゃん駅のホームでベンチに座ろうとしたら、
財布がある。
どうやら置き忘れのようです。
すぐに改札口に行き駅員に渡した。
駅員は、名前を教えてくれと言ったが、落とし物の報酬、謝礼はいらないと、断った。
手続きのために電車に乗り遅れるほうが困るからだ。
そして、小松駅から北国街道歩きした。
寄り道多いので一向に先へ進まない。
小松市にはあと何回か行かねばならないようで、
金沢城に到着するのは来年になりそうだ…
帰りに、武生駅で電車が10分以上停車。
特急2本を先に通すためです。
青春18きっぷなので、特急に乗るわけにはいかない。
悔しいけど、我慢、我慢ですわ。
しかし、突然、花火が上がった!
たまたま偶然だが、この日は越前市の花火大会があり、武生駅のすぐ近くが打上場所。
大きな音、迫力が半端無い!
いやぁ、思いがけない余興を見られて感激!
これなら30分くらい停車してくれても良かったな。
思いがけないサプライズ、ご褒美!
これは朝の我が輩のおこないが良かったから、
と思うことにしました、
馬《●▲●》助ヒヒーン♪