メディアの露出も多い石平先生。
 講演会などは仕事の関係で聴講したことがあったのですが、著書は今回が初でした。



 あまりにハイレベルな日本語と、歯に衣着せぬコメントから、若干胡散臭い印象がつきまとう石平氏ですが、この本は、中国社会を歴史から見つめ、考察したものとして読みやすく、かつ内容的には面白かったです。
 特に、中国社会の求める皇帝観について、秦の始皇帝(特にキングダム読者には興味深いか⁈)から習近平総書記まで、一貫した視点で書かれていて、参考になりました。
 そして石平氏の日本への愛情も垣間見れます。