少し前に読み終わった本です。
 幻冬者の創業者であり現社長である、見城徹氏に対し、ネット上で質問がされ、これに同氏が回答していたもの(同サイトはいまはもう無い模様)を書籍化したものです。



 どこからでも、少しずつでも読める構成になっております。
 
 あまりのパワーに、私は少しずつしか読めませんでした。熱量が凄いです。

 同氏のことを、断片的にではありますが知ったのは、15,6年ほど前でしょうか。当時大学生だった私は、大好きな村上龍氏の小説やエッセイを読み漁っていたのですが、その中で、村上氏の親友として、見城氏が度々登場したため、存じ上げておりました。
 そして、村上氏ほどの作家が、ここまで全幅の信頼を置く編集者とは、どんな人なのだろうか… と気になってはおりました。

 当時の幻冬舎のイメージは、少しずつ、書店における文庫本コーナーの占有地を広げ始めていた印象で、まだ扱ってないところも少なくありませんでした。

 時が立ち、違った形で再び見城氏に遭遇しました。
 
 私は、堀江貴文氏の本もちょこちょこ読んでいるのですが、どうやら堀江氏と見城氏も親しい模様。
 単純に私の好みが結びつけただけと言えばそれまでですが、ちょっと運命を感じ、まだ日本にいた時にAmazonでポチったのがこの本。

 見城氏が各界の著名人、怪物等に愛されている理由がよくわかりました。これほど真っ直ぐ情熱的な人が、まだ日本にいたのか…
 たくさんのエネルギーをいただきました。

 同書では、見城氏が、村上氏や堀江氏について書いている章もあり、とても興味深かったですし、サイバーエージェントの藤田社長、秋元康氏などについても書かれていて、非常に興味深かったです。

 情熱的な語り口が苦手な人にはお勧めしにくいかもしれませんが、個人的には必読の一冊。