◆おまけ「攻殻機動隊」

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今日はですね、MicrosoftのWindowsマシンが全世界的にですね、何百万台っていうレベルで、機能停止してブルースクリーンになったという問題について解説したいと思います。世界シェアのですね、20%弱ぐらいを握っているクラウドストライクというセキュリティソフトがあるんですけれども、このセキュリティソフト、世界中の最新のハッカーの人たちがいろんなやり方でセキュリティホールを突いてコンピューターに侵入したりしてるんですけれども、その最先端の手法を本当に毎日何回もアップデートするシステムファイルがあるんです。そのシステムファイルを更新しているんですが、その更新ファイルの中に不具合が生じてブルースクリーンになってしまったという問題が出ました。

特にですね、キャッシュレス店舗だったりとか航空会社のカウンターだったりとか、そういったところのパソコンが機能停止に陥ってしまって大変なことになってると。ちゃんと検証してアップデートファイルを渡せばよかったのに、多分この検証は不十分だったんでしょうね。ということで、大変な大きな問題になっていると。このセキュリティソフトが、要はコンピューターウイルスを送り込んだようなもんじゃないですか。本当にとんでもないことしてくれたなと。多分すごい金額の損害賠償請求訴訟でクラウドストライクは求められると思いますので、クラウドストライクの株がめちゃくちゃ急落しております。アメリカの株式市場でですね、クラウドストライクも下がりでございます。日本と違って値幅制限もないんでガンガン下がりしておりますが、どこまで再発防止策を打てるのか、そして損害賠償の金額はいくらぐらいになるのかということで非常に注目されております。

これに関してですね、やはりWindows OSだったりMac OSだったり、こういったものはシステムのデバイスドライバーとかにサードパーティーが入り込む余地があって、OSそのものを落としてしまうような不具合が出てしまう可能性があるんですね。なので、例えばiOSはアプリがOSレベルにアクセスできるところは厳しく制限されてるので、ブルースクリーンになるようなアプリは作れないような形になってるんです。高級的な対策と言ったらあれなんですけれども、やはりタブレット端末、例えばiPadとかでiOSが入ってるタブレット端末で運用する、これがセキュリティ対策というか、こういった不具合が起きた場合、航空会社のカウンターで紙の当初券にボールペンで書くみたいな運用をしてたりとかしたみたいですけれども、そういったことを防止したければiPadとかでアプリで、しかもWeb上のクラウドサービスでWebアプリで作られた方が今後は安心安全なんじゃないかなと。しかもパブリッククラウドで運用されてた方が、セキュリティホールへの対応はグローバルなクラウド事業者が1番先行している。常に彼らも攻撃の対象になってますので、最先端でパッチを当てているようなセキュリティ対策をしてますので。

プライベートクラウドが攻撃された件なんかもそうなんですけど、やはり個別の会社で最先端のセキュリティホールをパッチ当てて対応するのは人的リソース的にも難しかったりするので、そういった形にした方がいいんじゃないかなと。そういう風に今回の問題について考えました。ということで、今日はこの辺で解説を終わりたいと思います。

【堀江貴文】世界規模で発生したWindowsのシステム障害について解説します