家康期の外交。対東南アジア対ヨーロッパ
「朱印状」を使った外交貿易
「安南(ベトナムの真ん中あたり)」「シャム(アユタヤ朝)」「ルソン」3つ
「ルソン」はスペイン
南蛮人。ポルトガルとスペイン カトリック 16世紀に太陽の沈まぬ帝国と呼ばれて力を誇っていた強国スペイン。
紅毛人。オランダとイギリス プロテスタント 17世紀に入ってくるとオランダやイギリスが台頭。
 南蛮人と紅毛人は仲が悪い。対立してます。なんでかって言うとこれは宗教です。
 この当時オランダとスペインは戦争中です独立戦争です。オランダはスペインの植民地だったんですけど独立しようとして
1580年から1640年代までオランダ独立戦争。結果オランダ独立する。
 もっと言うとオランダの独立をイギリスがある程度支援している

「朱印船」貿易
対東南アジア 「朱印船」貿易。東南アジアの各地に「朱印船」が出ていく
「朱印船」は「朱印状」をもらった船のこと。「朱印状」は将軍が出したパスポートみたいに思って
なぜわざわざ発行する?秀吉がやってたから真似をしたのが家康ですみたいな。
秀吉に習って天下人アピールやって、俺の許可を得てから海外行ってくれよっていうそういうような感じ

「南蛮」貿易「南蛮船」どちらかというと南蛮人の船とか中国人「倭寇」の船なんかが 平戸や長崎に来るようなイメージです。

それに対して「朱印船」は東南アジアに日本船がどんどん出て行こうということなんですね。
背景の一つは朝鮮出兵、当時の東アジア諸国は日本に対していい感じは持ってません。朝鮮出兵をいきなりやったからです。
日本の方から積極的に出ていかないと貿易をやってくれないみたいな所があるわけです。

「生糸」貿易に関してポルトガルが、利益を独占してる状況もあります。
16世紀もとりわけ後半になってくると、日本に「生糸」を持ち込むのがポルトガルっていうような感じになって。
そのポルトガルが、「生糸」の値段を釣り上げるんですよ。自分たちが持ってくるわけだから、俺らの言い値で買えよみたいな。
だから暴利を貪ってるみたいなところがあるわけです。嫌じゃないですか、なるべく安い値段で生糸も購入したいじゃないですか
じゃあどうするか 自分で東南アジアまで行って買い付けてこようという発想です。

正常化してない状況で中国の「生糸」をどうやって手に入れるか
東南アジアから手に入れます 何で? 東南アジアは中国「明」と貿易してますから
当然その生糸の話が、出てくるわけです。
自分たちで東南アジアまで行って「生糸」を買い付けに行く 誰がっていう話になるわけです
一つは九州の諸大名。それからもう一つは角倉了以とか末次平蔵、
で注意なのは江戸幕府は入ってません。できないです。なぜ?江戸は東日本だから
「朱印船」貿易の拠点は平戸とか長崎です山川詳説日本史の地図 平戸と長崎は載ってますけどこれ東日本のってない
日本「朱印船」も東南アジアに出て行って貿易する。シナ海域から東日本なんて 遠い 遠くて行けねえよ
しかも江戸の都市としての整備が進んだのは17世紀入ってから。
南蛮人とかからすれば…江戸?みたいな感じなんですよ。はっきり言えば どこみたいな
豪商「角倉了以」と「茶屋四郎次郎」これが京都ですね。
で末をこれが長崎でで末吉孫左衛門は摂津
ここら辺の九州の諸大名とか豪商たちが、「朱印船」担い手ということになります
「生糸」安く買い付けて儲けてやろうみたいなそういう感じですね。
自分が商人やってて 例えば東南アジアで「生糸」をなるべく安く買い付けたいと思ったら現地に自分の部下を置きます。
なんでかって言うと「生糸」手に入れる場所がいくつかあったとして今一番安いのはどこだは、現地にいなきゃわかんないですから
だから現地に今でいう商社の駐在員みたいなもんですよ。
それを置いたりする。「日本町」が形成されるということになります
要は東南アジアのあちこちに日本人が集まって住む場所ができるということ、だからいろんな交渉が自分の部下をその街に置けばいいですよ。日本人のコミュニティみたいなものができるわけです。
鎌倉時代の日本とかに唐人町があったりする。
ちなみにこういう唐人町にできるのが禅寺なんですよ。中国の人達が、やっぱり禅宗信じたりするんでね
博多などで唐人町とかありますよ。「日本町」の具体的な例「シャム」のアユタヤ。
このアユタヤの「日本町」活躍したのが駿河の浪人だった山田長政。若い頃はよくわかんないですけどね平和な日本がって言って東南アジアで一旗あげようとしたそういうような人ですね。わからなくはないですよ。自分の武芸を役立てる場所が日本にはないと。何なら東南アジアン出てって一旗あげようと、で一旗上がったわけですよ。
「シャム」国王忖度の重臣としてリゴールの太宗になってますということ、リゴールはマレー半島のところ
「南蛮」貿易の時代に銀聯金と買い付けてたわけですから、当然銀を持っていく。