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第1章:伝統工芸
第1節:陶磁器・ガラス(有田焼、瀬戸焼、江戸切子、薩摩切子など)
1. 陶磁器
「日本古来の陶器」と「朝鮮半島から伝わった技術による磁器」。
① 六古窯(ろっこよう)
平安時代から続く、日本古来の代表的な6つの窯場です。
1. 瀬戸焼(愛知)― 日本唯一の「施釉陶器」
他の5つが「焼き締め(土を焼いただけ)」だった時代に、唯一、灰釉などの釉薬(うわぐすり)をかけて表面をガラス質にコーティングしていました。
特徴: 釉薬による光沢と、草花などの彫り文様。
歴史的役割: 高級品として流通したため、東日本では「やきもの=せともの」という言葉が定着しました。
2. 常滑焼(愛知)― 巨大な器と「朱泥」
当時は日本最大規模の産地で、海運を利用して全国に巨大な壺などが運ばれました。
特徴: 鉄分の多い土を活かした「朱泥(しゅでい)」の急須が有名。
キーワード: 朱泥、急須、海運。
3. 備前焼(岡山)― 炎と土の芸術「焼き締め」
釉薬を一切使わず、約2週間かけて高温で焼き上げます。
特徴: 土の成分や灰の当たり方で模様が変わります。
キーワード:
ひだすき(緋襷): 藁を巻いて焼くことで、赤褐色の筋がつく。
胡麻(ごま): 薪の灰が降りかかり、胡麻を振ったような模様になる。
ぼたもち: 重ねて焼いた部分に丸い跡が残る。
4. 信楽焼(滋賀)― ざらりとした土の力強さ
「信楽の土に勝るものなし」と言われ、耐火性が高く大物作りに適しています。
特徴: 土の中に含まれる長石が溶けて白い粒(カニの目)が現れる。
キーワード: 長石粒(ちょうせきつぶ)、ビードロ釉(灰が溶けて緑色の自然釉になったもの)、狸の置物。
5. 越前焼(福井)― 北陸の堅牢な器
北陸最大の産地。農作業や生活に使う丈夫な器が中心でした。
特徴: 鉄分が多く、焼き締まると赤褐色や暗褐色になる。
キーワード: おはぐろ壺、赤褐色の肌。
6. 丹波立杭焼(兵庫)― 独特な「登り窯」
平安時代から一貫して「素朴で飾り気のない」作風を守っています。
特徴: 灰が被ってできる自然釉。
キーワード: 蛇窯(じゃがま)(古い形式の窯)、左回転のろくろ(一般的なやきものは右回転が多い中、丹波は左回転という珍しい特徴がある)。
② 磁器の誕生と発展
1. 有田焼(伊万里焼)のスタイル変遷
佐賀県の有田で焼かれたものは、伊万里の港から出荷されたため「伊万里焼」とも呼ばれます。時代とともにデザインが劇的に変化しました。
① 初期伊万里(しょきいまり)
時代: 17世紀初頭(磁器誕生直後)
特徴: 白地に青い一色(呉須/ごす)で模様を描く「染付(そめつけ)」が中心。
雰囲気: まだ技術が未熟で、厚手で素朴。中国の磁器を模倣しながらも、どこか温かみがあるデザインです。
② 柿右衛門様式(かきえもんようしき)
時代: 17世紀後半
最大の特徴: 「濁手(にごしで)」と呼ばれる、米の研ぎ汁のような温かみのある究極の白地。
デザイン: 赤を基調とした色絵で、花鳥などを描きます。構図に大きな「余白」を残すのが美学です。
世界への影響: ヨーロッパの「マイセン」などがこの様式をこぞって模倣しました。
③ 金襴手(きんらんで)/古伊万里様式
時代: 元禄時代(江戸中期)〜
特徴: 染付と色絵に加え、「金彩(きんさい)」を贅沢に施します。
雰囲気: 非常に豪華絢爛。輸出先のヨーロッパの宮殿を飾るために、窓枠のような複雑な模様(割文様)で隙間なく埋め尽くすスタイルが好まれました。
2. 九谷焼(石川)― 圧倒的な「色彩」の力
石川県南部で作られる九谷焼は、有田の繊細さとは対照的に、力強く大胆なデザインが特徴です。
五彩(ごさい): 赤・黄・緑・紫・紺青の5色を指します。
青九谷(あおくたに): 赤を使わず、緑を基調とした大胆な塗りつぶしが特徴。
赤絵(あかえ): 赤い細密な線で描く「九谷赤絵(飯田屋風)」なども有名です。
見どころ: 磁器の白地をあえて見せず、器全体を色絵で塗りつぶす「塗り埋め」という技法が多用され、絵画のような重厚感があります。
3. 鍋島焼(なべしまやき)― 究極の献上物
有田焼の一種ですが、佐賀藩(鍋島家)が将軍家などへの献上専用に作った特別な磁器です。
特徴: 民間に流通させないため、最高レベルの職人が手間暇かけて制作。
デザイン: 構図が非常にモダンで、「裏側」まで丁寧な装飾(櫛目高台など)が施されています。
2. ガラス(硝子)
日本のガラス工芸は、江戸時代に西洋の技術が入ってきたことで独自の進化を遂げました。
① 江戸切子(東京)
特徴:透明、または薄い色のついたガラス(色被せ)に、回転する円盤で細かいカットを施します。
模様:「魚子(ななこ)」「麻の葉」「矢来(やらい)」など、身近なものをモチーフにした幾何学模様が特徴。
背景:庶民の暮らしの中から生まれ、普段使いの器として親しまれました。
② 薩摩切子(鹿児島)
特徴:江戸切子よりも厚い「色被せ(いろきせ)」ガラスを深くカットします。
最大の見どころ:カットの断面に現れるグラデーション、いわゆる「ぼかし」が最大の特徴です。
背景:薩摩藩の事業として、大名への贈り物や海外輸出用に作られた非常に高価な美術品。一度途絶えましたが、現代に復元されました。
◆
第2節:金工・木漆工(南部鉄器、輪島塗、鎌倉彫、箱根寄木細工など)
1. 金工(金属工芸)
金属を叩いたり、溶かして型に流し込んだりして形を作る技術です。
南部鉄器(岩手)
特徴: 表面にある細かい突起「あられ」模様が有名です。
ポイント: 鉄分が溶け出す健康効果や、保温性の高さが特徴。近年はカラフルなティーポットとして海外でも人気です。
燕徴銅器(新潟)
特徴: 一枚の銅板を槌(つち)で叩き上げて形を作る「鎚起(ついき)」という技法が使われます。
高岡銅器(富山)
特徴: 日本の銅器生産の約9割を占めます。仏具から巨大な銅像まで、鋳造(型に流し込む)技術に優れています。
2. 漆工(漆の工芸)
漆の木から採れる天然の樹液を塗り重ねる、日本が世界に誇る「Japan(ジャパン)」と呼ばれる技術です。
輪島塗(石川)
特徴: 最も堅牢(丈夫)な漆器の一つ。下地に「地の粉(じのこ)」という粘土を混ぜ、布を着せて補強する「布着せ」を行います。
装飾: 金粉で絵を描く「蒔絵(まきえ)」や、漆を彫って金を埋め込む「沈金(ちんきん)」が華やかです。
山中漆器(石川)
特徴: ろくろを回して木を削る「挽物(ひきもの)」の技術が日本一です。木の木目を生かした「拭き漆(ふきうるし)」が有名。
津軽塗(青森)
特徴: 「七々子(ななこ)塗り」など、何度も塗り重ねては研ぐ工程を繰り返し、独特の斑点模様を作ります。
3. 木工(木の工芸)
豊かな森林資源を活かし、釘を使わずに組み立てたり、表面を彫ったりする技術です。
箱根寄木細工(神奈川)
特徴: 種類の異なる木材を組み合わせて幾何学模様を作る技法です。
ポイント: 模様を薄く削って貼る「ズク貼り」と、木のかたまりをそのまま加工する「ムク作り」があります。
鎌倉彫(神奈川)
特徴: かつら等の木に模様を彫り、その上に漆を塗り重ねて仕上げます。
ポイント: 仏具制作から始まったため、力強く重厚な彫りが特徴です。
曲げわっぱ(秋田・大館など)
特徴: 杉や檜の薄い板を熱湯につけて曲げ、山桜の皮で留める弁当箱や器です。
漆器の「下地」の違い: 輪島塗の「地の粉」のように、その産地特有のこだわり。
木工の「接合」: 釘を使わない「指物(さしもの)」
◆
第3節:和紙・染織
1. 和紙(わし)
和紙は、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)といった植物の繊維を原料とします。
越前和紙(福井):1500年以上の歴史を持ち、品質の高さから「和紙の王様」と呼ばれます。公文書や紙幣(太政官札)にも使われました。
美濃和紙(岐阜):「本美濃紙」はユネスコ無形文化遺産に登録されています。障子紙として非常に有名です。
土佐和紙(高知):薄くて丈夫なのが特徴で、「陽炎の羽(かげろうのはね)」と称されるほど薄い紙も作られます。
和紙の製造工程である「流し漉き(ながしずき)」という技法や、原料となる植物の名前(特に楮)は必須知識です。
2. 織物
糸を先に染めてから織り上げる「先染め」が中心です。
西陣織(京都)
特徴:多色使いの豪華な紋織物。
ポイント:帯や高級な着物に使われます。空引機(そらびきばた)やジャカード機といった高度な機械を使って複雑な模様を織り出します。
久留米絣(福岡)
特徴:あらかじめ括(くく)って染め分けた糸を使い、模様を出す技法。
ポイント:素朴な幾何学模様や藍染めが美しく、重要無形文化財に指定されています。
結城紬(茨城・栃木)
特徴:真綿から手でつむぎだした糸を使い、手織りで仕上げます。軽くて非常に丈夫です。
3. 染物(そめもの)
白生地を織り上げた後で、模様を描いたり染めたりする「後染め(あとぞめ)」が中心です。
京友禅(京都) / 加賀友禅(石川)
特徴:筆を使って絵画のように文様を描きます。
違い:京友禅は金箔や刺繍を使い豪華、加賀友禅は「加賀五彩」と呼ばれる落ち着いた色調で、写実的な草花が特徴です。
江戸小紋(東京)
特徴:遠目には無地に見えるほど、極めて細かい点や線の模様が特徴です。
ポイント:武士の礼装(裃)から発展しました。「鮫(さめ)」「角通し」などの柄が有名です。
阿波藍(徳島)
特徴:植物の藍を使い、発酵させた「蒅(すくも)」で染め上げます。世界では「ジャパンブルー」として知られています。
学習のポイント
「先染め(織物)」と「後染め(染物)」の区別:
先に糸を染めてから織るのが「西陣織」「紬」「絣」。
織った後の白い布に色を乗せるのが「友禅」「小紋」。
道具と技法:和紙を漉く「桁(けた)」や、染めに使う「型紙(かたがみ)」などの名称も重要です。
産地と気候の関わり:なぜその土地でその産業が発展したのか(水がきれい、日照時間が長いなど)を理解すると覚えやすくなります。
◆
第2章:建築・庭園・美術
1. 宗教建築(神社と寺院)
一見似ていますが、屋根の形や構造に明確な違いがあります。
① 神社建築(神道)
日本固有の神々を祀る建築です。
伊勢神宮(唯一神明造): 茅葺屋根、直線的なデザイン、高床式倉庫から発展。
出雲大社(大社造): 田の字型の平面構造を持つ。
特徴的なパーツ: 鳥居(神域への入口)、千木(ちぎ)(屋根の上のV字状の木)、鰹木(かつおぎ)(屋根に乗る円筒形の横木)。
② 寺院建築(仏教)
大陸から伝来した様式が日本風にアレンジされました。
主要な建物: 金堂(本堂)、五重塔(仏舎利を納める)、講堂など。
様式:
和様: 平安時代に日本風に進化した、穏やかで水平線を強調した様式(例:平等院鳳凰堂)。
大仏様・禅宗様: 鎌倉時代に伝わった、力強く複雑な組み物が特徴の様式。
2. 城郭建築
戦国時代から江戸時代にかけて完成された、軍事拠点としての美学です。
天守: 城の象徴。
構造:
石垣: 「野面積(のづらづみ)」「打込接(うちこみはぎ)」など、積み方の種類。
狭間(さま): 弓や鉄砲を撃つための穴。
破風(はふ): 屋根の端にある三角形の部分。装飾性が高く、城の表情を決めます。
3. 住宅様式の変遷
日本人の住まい方は、時代のニーズに合わせて劇的に変化しました。
寝殿造:
時代: 平安時代(貴族)
特徴: 広い板敷きの広間。壁が少なく、屏風や几帳で仕切る。庭園と一体化した開放的な空間。
書院造:
時代: 室町〜江戸時代(武士)
特徴: 畳を敷き詰め、襖や障子で仕切る。「床の間」「棚」「付書院」がセットになった接客用の部屋が完成しました。現代の和室のルーツです。
数寄屋造:
時代: 安土桃山〜江戸時代(茶人・文化人)
特徴: 茶室の様式を取り入れた住まい。書院造のような形式張った決まりがなく、自然のままの木(曲がった柱など)を使い、軽やかで自由なデザインが特徴(例:桂離宮)。
学習のポイント
用語の暗記: 「千木」「鰹木」は神社、「床の間」「付書院」は書院造、というようにキーワードを紐付けます。
時代背景: 武士の権威を示すための「書院造」に対し、個人の好みを反映させた「数寄屋造」という対比を理解しましょう。
屋根の形: 切妻、入母屋、寄棟といった基本的な屋根の形状の見分けもよく出題されます。
◆
第2節:庭園(枯山水、池泉回遊式庭園など)
1. 庭園の3つの代表的な様式
時代や目的に応じて、主に3つのスタイルに分類されます。
① 池泉回遊式庭園
時代: 平安時代〜江戸時代
特徴: 大きな池を中心に、その周りを歩きながら(回遊しながら)景色を楽しむスタイルです。
見どころ: 池に浮かぶ島、橋、各地の名所を模した「見立て」など、歩くたびに景色が変わる「歩き観賞」が主目的です。
代表例: 桂離宮(京都)、兼六園(金沢)、後楽園(岡山)
② 枯山水
時代: 室町時代(禅宗の影響)
特徴: 水を使わずに、石や砂だけで山水を表現するスタイルです。
見どころ: 白砂の紋様は「波」や「流れ」を、石は「島」や「山」を表します。禅寺などで、座って自分と向き合う(座観)ために造られました。
代表例: 龍安寺 方丈庭園(京都)、大徳寺 大仙院(京都)
③ 露地(ろじ)/茶庭(ちゃてい)
時代: 安土桃山時代(茶道の発展)
特徴: 茶室に付随する庭。世俗の汚れを払い、茶の湯の精神へ入るための「境界線」としての役割があります。
見どころ: 飛び石(足元を汚さない)、つくばい(手を清める)、灯籠(足元を照らす)など、実用性と美が融合しています。
2. 庭園を構成する重要な要素(キーワード)
試験では、これらの用語の意味を問われることが多いため、整理しておきましょう。
借景: 庭の背景にある遠くの山や建物を、庭のデザインの一部として取り込む技法(例:比叡山を背景にするなど)。
つくばい(蹲踞): 茶庭にある、手を洗うための低い水鉢。低く身をかがめる(つくばう)ことからその名がつきました。
ししおどし(添水): 竹に水が溜まると重みで倒れ、石を叩いて「コン」と音を鳴らす仕掛け。もとは農作物を荒らす動物を追い払う道具でした。
石組: 石の配置のこと。不老不死の仙人が住むとされる「蓬莱山(ほうらいさん)」を模した石組みなどがよく見られます。
3. 庭園の見分け方と楽しみ方
「水があるか、ないか」: なければ枯山水。
「歩く庭か、座って見る庭か」: 広大で池があれば回遊式、お寺の縁側から見るなら座観式。
学習のポイント
「様式」と「代表的な庭園」をセットで覚える: 「龍安寺=枯山水」といった組み合わせは基本です。
禅の精神: 枯山水がなぜ質素なのか(余計なものを削ぎ落とす禅の教え)という背景を理解すると記憶に残りやすくなります。
◆
第3節:美術(浮世絵、大和絵、屏風画、仏像の種類と鑑賞法など)
1. 絵画様式の変遷
日本の絵画は、描かれる題材や手法によって大きく分類されます。
① 大和絵(やまとえ)
特徴: 平安時代に成立した、日本らしい主題(四季の風景や物語)を描く絵画です。
技法: 輪郭線を細く描き、豊かな色彩で塗りつぶす手法。
代表作: 『源氏物語絵巻』。上から覗き込むような構図「吹抜屋台(ふきぬきやたい)」や、感情を抑えた「引目鉤鼻(ひきめかぎはな)」が特徴です。
② 屏風画(びょうぶえ)と障壁画
特徴: 部屋を仕切る屏風や襖(ふすま)に描かれた巨大な絵。
金碧障壁画(こんぺきしょうへきが): 安土桃山時代、織田信長や豊臣秀吉の権威を示すため、金箔をふんだんに使い、濃彩で描かれました。
代表的な絵師: 狩野永徳(『唐獅子図屏風』)、長谷川等伯(『松林図屏風』)。
③ 浮世絵(うきよえ)
特徴: 江戸時代の庶民文化。当時の「今(浮世)」の風俗、美人、役者、名所を描いたものです。
種類:
肉筆画: 絵師が直接筆で描く一点もの。
木版画: 大量生産が可能。絵師・彫師・摺師の分業制です。多色刷りの版画を「錦絵(にしきえ)」と呼びます。
代表: 葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿など。
2. 仏像の種類と鑑賞法
仏像には明確な「階級」があり、姿(持っているものや服装)によって見分けることができます。
如来(にょらい) 悟りを開いた者。仏像界の最高位。 螺髪(らほつ:パンチパーマ状の髪)、質素な一枚布の服装。
菩薩(ぼさつ) 悟りを目指して修行中の者。 豪華な装身具(冠、ネックレス)、きらびやかな服装。
明王(みょうおう) 仏教に従わない者を力で導く。 憤怒相(怒った顔)、背後に炎(火生三昧)、武器を持つ。
天部(てんぶ) 仏教の守護神たち。 鎧を着た武将姿(四天王)や、天女のような姿(弁才天)。
鑑賞のポイント
光背(こうはい): 背後の飾り。仏が発する光を表現。
台座(だいざ): 蓮の花(蓮華座)や、岩(岩座)など。
印相(いんぞう): 手の形。それぞれ「恐れなくてよい」「願いを叶える」といったメッセージが込められています。
3. 日本美術のキーワード
琳派: 本阿弥光悦や俵屋宗達から始まり、尾形光琳が受け継いだ様式。装飾性が高く、デザイン性に優れています。
文人画: 知識人が趣味として描いた、内面を重視する絵画。
学習のポイント
「絵師」と「代表作」の紐付け: 試験では「この作品を描いたのは誰か?」という問いが頻出です。
仏像のランク: 如来と菩薩の見分け(アクセサリーの有無)は基本中の基本です。
浮世絵の工程: 分業制(絵師・彫師・摺師)の仕組みを理解しておきましょう。
◆
第3章:伝統色・文様
暮らしを彩る意匠や、日本独自の色彩感覚について学びます。
第1節:伝統色(かさねの色目、植物に由来する色の名前など)
『伝検公式テキスト』第3章 第1節では、日本人が自然の中から見出してきた繊細な「伝統色」について学びます。
日本の色は、単なる色彩ではなく、季節の移ろいや植物、官位(身分)と密接に結びついているのが特徴です。
1. 植物や自然に由来する色の名前
日本の色の名前の多くは、染料となる植物や、身近な自然物に由来しています。
植物由来:
藍色(あいいろ): 藍という植物で染めた色。世界では「ジャパンブルー」として知られます。
茜色(あかねいろ): 茜の根で染めた暗い赤色。夕焼け空の形容にも使われます。
梔子色(くちなしいろ): クチナシの実で染めた鮮やかな黄色。
自然物・動物由来:
鶯色(うぐいすいろ): ウグイスの羽のような、くすんだ緑がかった黄色。
鼠色(ねずみいろ): 江戸時代に「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねず)」と言われるほど流行した、グレーのバリエーション。
2. かさねの色目(かさねのいろめ)
平安時代の貴族が、着物の表地と裏地の組み合わせや、何枚も重ねて着た時の袖口の色の重なりで、季節感を表現したものです。
仕組み: 季節ごとにふさわしい色の組み合わせが決められていました。
代表的な組み合わせ:
春:桜(表:白/裏:紅など)
夏:杜若(かきつばた)(表:紫/裏:薄紫)
秋:紅葉(もみじ)(表:黄/裏:紅)
冬:松重(まつがさね)(表:萌黄/裏:濃い緑)
3. 禁色(きんじき)と許色(ゆるしいろ)
古代から中世にかけて、身分によって使える色が厳格に決められていました。
禁色(きんじき): 特定の高貴な身分(天皇や皇太子など)しか使えない色。
黄櫨染(こうろぜん): 天皇陛下が儀式で着用する、太陽を象徴する赤茶色。
黄丹(おうに): 皇太子が着用する、昇る太陽を象徴する鮮やかなオレンジ色。
許色(ゆるしいろ): 誰でも着用を許されていた一般色のこと。
4. 江戸の流行色「四十八茶百鼠」
江戸時代、幕府が庶民の贅沢を禁止した(奢侈禁止令)ため、庶民は派手な色を使えなくなりました。その制限の中で、茶色とグレー(鼠色)のバリエーションを極限まで増やしてオシャレを楽しんだのが「四十八茶百鼠」です。
納戸茶(なんどちゃ): 緑がかった茶色。
銀鼠(ぎんねず): 銀色のような明るいグレー。
団十郎茶(だんじゅうろうちゃ): 人気歌舞伎役者、市川団十郎が好んだ柿茶色。
学習のポイント
季節と「かさね」の対応: 「桜は春」「紅葉は秋」といった基本から、「菖蒲(あやめ)」が夏であることなど、歳時記とリンクさせて覚えましょう。
色の由来: 植物の名前からきている色(藍、紅花、茜など)を整理します。
禁色の名称: 特に「黄櫨染」などの漢字と、それが「誰(天皇)」のための色なのかを把握しておきましょう。
◆
第2節:文様(麻の葉、市松、七宝、有職文様などの意味と由来)
1. 幾何学文様
形がシンプルで、連続して描かれることが多い文様です。
市松
形: 2色の正方形を交互に配した格子模様。
由来: 江戸時代の歌舞伎役者・佐野川市松が舞台衣装に着たことから大流行しました。
意味: 柄が途切れず続くことから、「子孫繁栄」「事業拡大」の意味があります。
麻の葉
形: 正六角形を基調とした、麻の葉の形に似た幾何学模様。
意味: 麻は生命力が強く真っ直ぐ育つことから、「子供の健やかな成長」を願って赤ちゃんの産着によく使われました。また、魔除けの意味もあります。
七宝(しっぽう)
形: 円形を4つ重ね、中心に花のような形を作る連続模様。
意味: 「七宝」は仏教の7つの宝を表します。
円が繋がっていることから、「円満」「調和」「ご縁」を象徴します。
青海波(せいがいは)
形: 半円を重ねて波を表した模様。
意味: 穏やかな波がどこまでも続くことから、「平穏な暮らしがいつまでも続くように」という願いが込められています。
2. 有職文様(ゆうそくもんよう)
平安時代以来、公家(貴族)の装束や調度品に使われてきた、格式高い伝統的な文様です。
立涌(たてわく)
2本の曲線が膨らんだり窄まったりして、蒸気が立ち昇る様子を表したもの。運気が上がる吉祥文様です。
亀甲(きっこう)
正六角形を繋げたもの。亀の甲羅に似ていることから「長寿」を表します。中に花を入れた「花亀甲」などバリエーションも豊富です。
菱文(ひしもん)
2本の平行線が交差してできる菱形。池に自生する「ヒシ」の葉に由来すると言われます。
3. 動植物の文様(吉祥文様)
特定の動植物を組み合わせ、おめでたい意味を持たせたものです。
鶴亀(つるかめ): 「鶴は千年、亀は万年」という言葉通り、長寿の象徴。
松竹梅(しょうちくばい): 寒さに耐える「松」「竹」、冬にいち早く花咲く「梅」。忍耐強さや清廉潔白、おめでたいことの象徴です。
唐草(からくさ): つる植物が伸びていく様子。強い生命力や一族の繁栄を意味します。
4. 判じ物(はんじもの)
文字を絵に置き換えて、特定の意味を持たせた遊び心のあるデザインです。
鎌輪ぬ(かまわぬ): 「鎌」の絵、「輪」の絵、文字の「ぬ」を組み合わせて、「構わぬ(気にしない、格好いい)」と読ませます。
吉原つなぎ: 遊郭・吉原の鎖の模様。客を繋ぎ止めるという意味から商売繁盛の文様となりました。
学習のポイント
「形」と「名前」と「意味」をセットにする: 試験では「麻の葉の意味は何か?」といった問い方がされます。
時代背景: 「市松」が江戸時代の役者名に由来するなど、特定の時代のエピソードも重要です。
有職文様の格付け: 幾何学文様の中でも、特に貴族が使ったものが「有職文様」であるという区別をつけましょう。
◆
第4章:茶道・和菓子・日本茶
1. 茶道の歴史と千利休
茶道の原型は鎌倉時代に栄西が中国から持ち帰ったことに始まりますが、試験では特に「わび茶」の完成者である千利休(せんのりきゅう)の功績が中心となります。
わび茶: 豪華な道具を誇示するのではなく、不足の中に美を見出す精神。
利休の七則: 「茶は服のよきように点て、炭は湯の沸くように置き…」という、おもてなしの神髄を説いた教え。
三千家(さんせんけ): 利休の孫・千宗旦の息子たちが興した、現在の茶道の主要な三流派。
表千家(おもてせんけ)
裏千家(うらせんけ)
武者小路千家(むしゃこうじせんけ)
2. 茶室の構造
茶室は「市中の山居(しちゅうのさんきょ:町の中にいながら山里の風情を楽しむ)」を理想とした空間です。
躙口(にじりぐち): 約60cm四方の小さな入口。刀を外し、頭を下げて入ることで、茶室内では「全員平等」であることを示します。
床の間: 掛物(掛け軸)や花が飾られる茶室の主役となる場所。
四畳半: 茶室の標準的な広さ。これより狭いものを「小間(こま)」、広いものを「広間(ひろま)」と呼びます。
3. 茶道具
茶道具には、それぞれ役割と鑑賞のポイントがあります。
茶碗(ちゃわん):
楽茶碗(らくぢゃわん): 利休が職人の長次郎に作らせた、手造りで成形する「わび茶」の象徴。
唐物(からもの): 中国製。 国焼(くにやき): 日本製。
茶入(ちゃいれ)/薄茶器(うすちゃき): お茶を入れる容器。濃茶には陶器の「茶入」、薄茶には漆器の「棗(なつめ)」を使います。
茶杓(ちゃしゃく): 竹製が多く、作者の思いが込められた「銘(めい:名前)」が付けられることが重要視されます。
釜(かま): 湯を沸かす道具。
4. おもてなしの精神と作法
和敬静寂: 茶道の根本精神。
和: お互いに仲良くする
敬: お互いに敬い合う
清: 外面だけでなく心も清らかにする
寂: どんな時も動じない心
一期一会: その日の出会いは一生に一度きりという覚悟で、最高のおもてなしをすること。
濃茶(こいちゃ)と薄茶(うすちゃ):
濃茶: 一つのお碗を数人で回し飲む(主客の一体感)。
薄茶: 一人一杯ずつ点て、泡を楽しむ(カジュアルな形式)。
◆
第2節:和菓子(季節の菓子、生菓子と干菓子、和菓子の歴史)
1. 和菓子の分類
水分含有量によって大きく3つに分類されます。
生菓子(なまがし): 水分40%以上。
練り切り(ねりきり): 白あんに求肥(ぎゅうひ)などを混ぜて練ったもの。季節の草花などを美しく形作ります。
餅菓子: 赤飯、大福、おはぎなど。
蒸し菓子: 蒸し羊羹、ういろうなど。
半生菓子(はんなまがし): 水分10〜40%。
最中(もなか)、州浜(すはま)、甘納豆など。
干菓子(ひがし): 水分10%以下。
落雁(らくがん): 穀類の粉と砂糖を型に押し固めたもの。
有平糖(あるへいとう): 飴細工。
せんべい、あられなど。
2. 四季と和菓子(歳時記)
和菓子は季節を先取りして楽しむものです。試験では「どの時期に何を食べるか」という知識が問われます。
春: 桜餅(関東の長命寺・関西の道明寺)、草餅、花びら餅(新年)。
夏: 葛桜(くずざくら)、水羊羹、若鮎(わかあゆ)、水無月(みなづき:6月30日の夏越の祓)。
秋: 栗金団(くりきんとん)、月見団子、亥の子餅(いのこもち)。
冬: 椿餅(つばいもち)、引千切(ひちぎり)。
3. 和菓子の歴史
和菓子は大きく4つのステップを経て発展しました。
果物・菓子(かし): 古代、お菓子とは「果物(果子)」や「木の実」そのものを指していました。
唐菓子(からくだもの): 奈良・平安時代に遣唐使が持ち帰った。米や麦の粉を練って油で揚げたもの(今の清浄歓喜団など)。
点心(てんしん): 鎌倉・室町時代に禅宗と共に伝来。羊羹(もとは羊のスープ)や饅頭の原型はこの時伝わりました。
南蛮菓子: 安土桃山時代にポルトガル等から伝来。カステラ、金平糖、有平糖などが今の和菓子に大きな影響を与えました。
ポイント: 江戸時代になると、京都の「京菓子」と江戸の「上菓子」が競い合い、現代に近い芸術的な和菓子が完成しました。
4. 五感の芸術
和菓子は「五感」で楽しむものと言われます。
視覚: 形や色。
味覚: 甘みや食感。
嗅覚: ほのかな季節の香り。
触覚: 黒文字(楊枝)で切る時の手応え、口当たり。
聴覚: 「菓銘(かめい)」を聞く楽しみ。和歌や名所、季節にちなんだ名前を耳で聞き、その情景を想像します。
学習のポイント
「水無月」の由来: 6月の行事と結びつけて覚える。
南蛮菓子の種類: カステラや金平糖が「和菓子」の歴史の一部として扱われる点を理解する。
関東と関西の違い: 桜餅(道明寺 vs 長命寺)の違いなどは頻出です。
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第3節:日本茶(お茶の製法、種類、歴史)
1. 日本茶の製法
日本茶(緑茶)の最大の特徴は、摘み取った後に「蒸す」ことで酸化を止める「不発酵茶」であることです。
蒸し: 熱を加えて発酵を止めます。これにより鮮やかな緑色が保たれます。
揉み: 水分を飛ばし、組織を壊してお茶の成分が出やすくします。
乾燥: 保存性を高め、香りを引き出します。
試験のポイント: 中国茶は「炒(い)る」ことで酸化を止めるのが一般的ですが、日本茶は「蒸す」のが主流です。この違いがよく問われます。
煎茶(せんちゃ) 最も一般的。日光をたっぷり浴びて育てる。 適度な渋みと爽やかな香り。
玉露(ぎょくろ) 収穫前に一定期間、日光を遮る(被覆栽培)。 強い旨みと甘み、「覆い香」と呼ばれる独特の香り。
抹茶(まっちゃ) 日光を遮って育てた茶葉を蒸して乾燥させ(碾茶)、石臼で挽いたもの。 濃厚な旨み。茶道で使われる。
番茶(ばんちゃ) 成長した葉や茎などを原料とする。 すっきりした味わい。日常使い。
ほうじ茶 煎茶や番茶を強い火で煎ったもの。 香ばしい香りと、カフェインが少ないのが特徴。
玄米茶 煎茶や番茶に炒った玄米を混ぜたもの。 玄米の香ばしさが加わる。
日本茶の歴史
お茶が日本でどのように広まったか、3つの大きな転換期があります。
奈良・平安時代(伝来期): 遣唐使や留学僧(最澄、空海など)が持ち帰った。当時は固形のお茶を削って飲む「団茶」で、薬として扱われていました。
鎌倉時代(普及期): 栄西が中国から持ち帰り、お茶の効能を説いた『喫茶養生記』を著しました。これが現代の抹茶のルーツです。
江戸時代(煎茶の誕生): 永谷宗円が、茶葉を蒸して揉んで乾燥させる「青製煎茶製法(宇治製法)」を考案。これが現在の煎茶のベースとなり、庶民に広まりました。
4. お茶を美味しく淹れる条件
試験では、お茶の種類ごとの「お湯の温度」もよく出題されます。
玉露: 低温(約50〜60℃)でじっくり旨みを引き出す。
煎茶: 中温(約70〜80℃)で渋みと旨みのバランスをとる。
ほうじ茶・玄米茶: 高温(約90〜100℃)で香りを立たせる。
学習のポイント
「永谷宗円」と「煎茶」: 煎茶を広めた人物として超重要です。
「碾茶(てんちゃ)」: 抹茶になる前の、石臼で挽く前の茶葉の名前です。
産地: 静岡、宇治(京都)、八女(福岡)、知覧(鹿児島)などの有名産地を押さえておきましょう。
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第5章:食文化・歳時記
日本人の暮らしの根幹にある行事や食のルールを学びます。
第1節:食文化(和食の基本構成、一汁三菜、発酵食品、箸の作法)
1. 和食の基本構成:一汁三菜(いちじゅうさんさい)
和食の献立は、エネルギー源である「ご飯」を中心に、汁物と3つのおかずで構成されます。
主食:ご飯(白米、玄米など)。
汁物:味噌汁、吸い物。水分補給と、発酵食品の摂取を兼ねます。
三菜(3つのおかず):
主菜:魚や肉などのタンパク質(焼き物、煮物など)。
副菜:野菜、豆腐、海藻などの煮物や和え物。
副々菜:お浸し、酢の物など。
香の物:漬物(三菜には数えません)。
試験のポイント:配膳の位置(自分からみて左手前にご飯、右手前に汁物)は「左飯右汁(さはんうじゅう)」と呼ばれ、和食の基本として頻出です。
2. 発酵食品と「だし」
和食の美味しさと健康を支える「旨み(うまみ)」の源泉です。
だしの文化:昆布、鰹節、煮干し、椎茸などの「旨み成分」を掛け合わせることで、塩分を抑えても満足感のある味わいを作ります。
発酵食品:日本の気候風土を活かし、微生物(麹菌など)の力で保存性と栄養価を高めた食品です。
調味料:醤油、味噌、酢、みりん、酒。
食品:納豆、漬物、鰹節(実は発酵食品です)、甘酒。
3. 箸の作法(箸使い)
箸は「神様と人間をつなぐ道具」とも考えられ、正しい使い方が重んじられます。
やってはいけない「嫌い箸(きらいばし)」
試験では、これらの名称と意味の結びつけがよく問われます。
迷い箸:どのおかずを食べるか、料理の上で箸を動かして迷うこと。
刺し箸:料理を箸で突き刺して食べること。
渡し箸:食事の途中で、茶碗の上に箸を横に置くこと(「もういらない」の合図に繋がるため)。
ねぶり箸:箸の先を口に入れて舐めること。
寄せ箸:箸を使って器を手元に引き寄せること。
4. 行事食
季節の節目(歳時記)に食べる、願いの込められた料理です。
おせち料理:正月に食べる保存食。黒豆(まめに働く)、数の子(子孫繁栄)などの「意味」もセットで覚える必要があります。
雑煮:餅の種類(丸・角)や汁(醤油・味噌)の地域差も重要です。
七草粥(1月7日)、お赤飯(祝い事)など。
学習のポイント
配膳図の暗記:ご飯、汁物、主菜、副菜がどこに置かれるか図で覚えましょう。
嫌い箸の名称:特に「渡し箸」や「寄せ箸」など、日常でやってしまいがちなものが狙われます。
旨みの成分名:昆布は「グルタミン酸」、鰹節は「イノシン酸」という化学的な知識もセットで出ることがあります。
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第2節:歳時記(五節句、年中行事、二十四節気と七十二候)
日本人が古来より大切にしてきた「時の概念」と「季節の行事」を学びます。
自然の移ろいを細やかに捉え、神仏への感謝や家族の無病息災を願う知恵が詰まっています。
1. 暦の区分(二十四節気と七十二候)
1. 二十四節気の構造
1年をまず太陽の動きに基づいて4つに分け(四季)、さらにそれを6つずつに分けて、合計24の期間に名前をつけたものです。
① 四立:季節の始まり
立春: 2月4日頃。暦の上での春の始まり。
立夏: 5月5日頃。新緑がまぶしく、夏の気配が立つ。
立秋: 8月7日頃。残暑は厳しいが、秋の気配が感じられる。
立冬: 11月7日頃。冬の訪れ。
② 二至二分(にしにぶん):太陽の極点
春分: 3月21日頃。昼夜の長さがほぼ同じ。
秋分: 9月23日頃。昼夜の長さがほぼ同じ。「彼岸」の時期。
夏至: 6月21日頃。1年で最も昼が長い。
冬至: 12月22日頃。1年で最も昼が短い。
1. 春の節気:生命の躍動
「四立(立春)」から始まり、万物が動き出す時期です。
啓蟄(けいちつ):3月6日頃
意味:「啓」は開く、「蟄」は土に隠れた虫のこと。
詳細:冬眠していた生き物が春の暖かさを感じて外に出てくる時期です。試験では、この時期に飾る「雛人形」を片付ける目安としても語られます。
清明(せいめい):4月5日頃
意味:「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略。
詳細:すべてのものが生き生きと清らかに見える時期です。沖縄では「シーミー(清明祭)」という、一族でお墓参りをする重要な行事が行われます。
2. 夏の節気:成長と酷暑
「立夏」を過ぎ、エネルギーが満ち溢れる時期です。
小満(しょうまん):5月21日頃
意味:万物が次第に成長して、一定の大きさに満ち始める。
詳細:秋に蒔いた麦の穂が育ち、ひと安心(少し満足)するという意味もあります。農家にとっては田植えの準備に忙しくなる時期です。
大暑(たいしょ):7月23日頃
意味:快晴が続き、一年で最も暑さが厳しい。
詳細:この頃に「暑中見舞い」を出します。また、多くの地域で夏祭りや花火大会が開催されるのもこの時期です。
3. 秋の節気:収穫と冷気
「立秋」を過ぎても残暑がありますが、朝晩の空気が変わる時期です。
白露(はくろ):9月8日頃
意味:草花に降りた露が白く光って見える。
詳細:夜間の気温が下がり、空気中の水蒸気が露となって現れます。本格的な秋の訪れを告げ、中秋の名月(十五夜)もこの付近の時期に来ることが多いです。
霜降(そうこう):10月23日頃
意味:露が冷気によって霜となって降り始める。
詳細:山々が紅葉で彩られる時期でもあります。冬の支度を始める目安とされ、木枯らしが吹き始めるのもこの頃です。
4. 冬の節気:静寂と極寒
「立冬」を迎え、一年の締めくくりに向かう時期です。
大雪(たいせつ):12月7日頃
意味:本格的に雪が降り積もる時期。
詳細:試験では、12月13日の「正月事始め(煤払いなど)」とセットで覚えましょう。本格的な冬将軍の到来を意味します。
大寒(だいかん):1月20日頃
意味:一年で最も寒さが極まる時期。
詳細:この時期に汲んだ水は「大寒の水」と呼ばれ、腐りにくいため味噌や酒の仕込みに最適とされます。これに耐えると、次は「立春」へと暦が一周します。
二十四節気の一覧性:
春:立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨
夏:立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
秋:立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
冬:立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒
漢字の意味: 「蟄(ちつ)」は「隠れる」、「啓(けい)」は「開く」という意味から「啓蟄」をイメージするなど、漢字の意味を知ると覚えやすくなります。
1. 七十二候の仕組み
二十四節気のひとつ(約15日間)を、さらに5日ずつの3段階に分けています。
初候(しょこう):第1日〜第5日頃
次候(じこう):第6日〜第10日頃
末候(まっこう):第11日〜第15日頃
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立春(2月4日頃〜2月18日頃)の約15日間を5日ずつに分けた、3つの「候」を詳細に解説します。
立春の七十二候:春の兆し
1. 初候:東風解凍(はるかぜこおりをとく)
時期: 2月4日〜2月8日頃
意味: 暖かい東風が吹き始め、冬の間張り詰めていた氷を溶かし始める頃。
解説: 七十二候の「第1候」にあたります。ここでいう「東風(こち)」とは、春を運んでくる温かい風のことで、菅原道真の和歌「東風吹かば…」でも有名です。目に見える変化はまだ少ない時期ですが、風の温度が変わるという「体感」から春の始まりを捉えています。
2. 次候:黄鶯睍睆(うぐいすなく)
時期: 2月9日〜2月13日頃
意味: 山里で鶯(うぐいす)が鳴き始める頃。
解説: 「睍睆(けんかん)」とは、鳴き声が美しく整っている様子を表す言葉です。鶯は「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれ、その年の最初の鳴き声を「初音(はつね)」と呼び、古来より日本人はこれを待ちわびてきました。
3. 末候:魚上氷(うおこおりをいずる)
時期: 2月14日〜2月18日頃
意味: 割れた氷の間から、魚が跳ね上がる頃。
解説: 暖かさが増し、湖や川の氷が解けて水面が見え始め、冬の間底にいた魚が活発に動き出す様子を描いています。春の力強い生命力を「魚」という具体的な生き物を通して表現しています。
雨水の七十二候:潤いと生命の始動
1. 初候:土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
時期: 2月19日〜2月23日頃
意味: 冷たい雪が暖かい雨に変わり、大地がしっとりと潤い始める頃。
解説: 「脉(脈)」は山の脈や大地の筋を指します。冬の間、乾燥してカサカサだった土が、雨を吸い込んで生き返り、眠っていた植物の芽を育む準備が整ったことを表しています。
2. 次候:霞始靆(かすみはじめてたなびく)
時期: 2月24日〜2月28日頃
意味: 遠くの景色がぼんやりと、霞(かすみ)で見え始める頃。
解説: 春の湿った空気が光を屈折させ、景色を柔らかな白さで包みます。これを「霞」と呼びます。
豆知識: 同じ現象でも、春は「霞(かすみ)」、秋は「霧(きり)」、夜は「朧(おぼろ)」と呼び分けるのが日本の伝統的な言葉の作法です。
3. 末候:草木萌動(そうもくめばえいずる)
時期: 3月1日〜3月5日頃
意味: 足元の草や木々が、ようやく芽を吹き始める頃。
解説: 「萌(めばえ)」という漢字には、内側から力が溢れ出すニュアンスが含まれています。
薄緑色の小さな芽が地表に顔を出す、春の喜びを象徴する候です。
立春の候は「氷が溶ける」「鳥が鳴く」といった、まだ冷たさが残る中での「点」の変化。
雨水の候は「土全体が潤う」「空気が霞む」「草木がいっせいに芽吹く」といった、「面」での変化。
季節が一段階進み、世界の色が鮮やかになっていくプロセスをイメージすると覚えやすくなります。
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啓蟄は3月6日頃〜3月20日頃にあたります。「啓」はひらく、「蟄」は土の中で冬ごもりしている虫を指します。大地が温まり、冬眠していた生き物たちが春の訪れを感じて一斉に動き出す、非常に躍動感のある時期です。
この時期の七十二候は、虫だけでなく、鳥や植物、そして気象の変化もドラマチックに描かれています。
啓蟄の七十二候:冬眠からの目覚め
1. 初候:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
時期: 3月6日〜3月10日頃
意味: 冬の間、土の中で眠っていた虫たちが、穴の戸を押し開けて地上に顔を出す頃。
解説: 二十四節気の「啓蟄」の意味をそのまま表現した候です。実際には虫だけでなく、トカゲやカエルなどの生き物全般を指します。この頃に鳴る「初雷(はつがなり)」は、虫たちを目覚めさせる合図として「虫出しの雷」とも呼ばれます。
2. 次候:桃始笑(ももはじめてわらう)
時期: 3月11日〜3月15日頃
意味: 桃のつぼみがほころび、花が咲き始める頃。
解説: 古語では、花のつぼみが開くことを「笑う」と表現します。この美しい表現は試験でもよく問われます。3月3日の「桃の節句」は旧暦に基づいているため、現代の暦ではこの啓蟄の時期に桃の花が盛りを迎えます。
3. 末候:菜虫化蝶(なむしちょうとかす)
時期: 3月16日〜3月20日頃
意味: 青虫が羽化して、美しい蝶に生まれ変わる頃。
解説: 「菜虫」とは、菜っ葉を食べる青虫(モンシロチョウの幼虫など)のことです。厳しい冬をサナギの姿でじっと耐え抜き、ついに羽を広げて舞い上がる姿は、春の完成を象徴しています。
「笑う」という表現: 俳句の世界でも、山全体が花や新緑で明るくなる様子を「山笑う(やまわらう)」と表現します。これらはすべて春の季語です。
ひな祭りと啓蟄: 啓蟄の日(3月6日頃)は、「雛人形を片付ける日」という習慣があります。啓蟄を過ぎても出しっぱなしにすると婚期が遅れる……という言い伝えは有名ですね。
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春分は3月21日頃〜4月4日頃にあたります。太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる節目の日です。この日を境に昼の時間がだんだん長くなっていき、いよいよ本格的な春へと突入します。
この時期の七十二候は、空・大地・水辺のすべてが春の「気」で満たされていく様子を描いています。
春分の七十二候:天地の調和
1. 初候:雀始巣(すずめはじめてすくう)
時期: 3月21日〜3月25日頃
意味: 雀(すずめ)が巣を作り始める頃。
解説: 身近な鳥である雀が、繁殖のために枯れ草や毛を運んで巣作りを始める時期です。雀は古来より五穀豊穣の象徴とされ、人々の暮らしに寄り添う春の風景として親しまれてきました。
2. 次候:桜始開(さくらはじめてひらく)
時期: 3月26日〜3月30日頃
意味: いよいよ桜の花が咲き始める頃。
解説: 日本人にとって特別な花である「桜」が登場します。この「桜」は、主に野生の山桜を指していましたが、現代の開花予想(ソメイヨシノ)ともほぼ重なる時期です。この頃に吹く強い風を「花嵐(はなあらし)」、しとしと降る雨を「桜雨(さくらあめ)」と呼びます。
3. 末候:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
時期: 3月31日〜4月4日頃
意味: 遠くの空で、雷(かみなり)が鳴り始める頃。
解説: 冬の終わりから春にかけて鳴る雷を「春雷(しゅんらい)」と呼びます。激しい夏の雷とは違い、恵みの雨を呼ぶ予兆として捉えられてきました。この雷の音が、眠っている植物をさらに目覚めさせると考えられていました。
春分の日を中日(ちゅうにち)とした前後3日間、合計7日間を「春のお彼岸」と呼びます。
ぼたもち: この時期に供えるのは、春の花である「牡丹」に見立てた「ぼたもち」です。
試験のポイント: 秋のお彼岸は「萩(はぎ)」の花に見立てて「おはぎ」と呼びますが、モノ自体は基本的に同じです。季節の花の名前で呼び分けるのが、和の情緒です。
◆
清明は4月5日頃〜4月19日頃にあたります。「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」という言葉を略したもので、万物が清らかで生き生きとして、明るく輝いている季節を指します。
この時期の七十二候は、渡り鳥の移動や植物の開花など、自然界の「入れ替わり」と「成熟」を美しく表現しています。
清明の七十二候:清らかに輝く世界
1. 初候:玄鳥至(つばめきたる)
時期: 4月5日〜4月9日頃
意味: 南の国で冬を過ごした燕(つばめ)が、日本に帰ってくる頃。
解説: 「玄鳥(げんちょう)」とは燕の別名です。燕は農作物を食べる害虫を食べてくれる「益鳥」として、古くから大切にされてきました。
試験のポイント: 秋の二十四節気「白露」には、反対に燕が南へ帰る「玄鳥去(つばめさる)」という候があります。セットで覚えておくと便利です。
2. 次候:鴻雁北(こうがんきたへかえる)
時期: 4月10日〜4月14日頃
意味: 冬の間を日本で過ごした雁(がん)が、北の国へ帰っていく頃。
解説: 燕とは入れ替わりで、冬鳥の雁がシベリアなどの北国へ旅立ちます。空を見上げて季節の交代を感じる、ドラマチックな時期です。
3. 末候:虹始見(にじはじめてあらわる)
時期: 4月15日〜4月19日頃
意味: 雨上がりの空に、今年初めての虹(にじ)が現れ始める頃。
解説: 冬の乾燥した空気から、春の湿り気を帯びた空気に変わることで、虹がはっきりと見えるようになります。春の光の強さと潤いを象徴する、非常に美しい締めくくりの候です。
清明祭(シーミー): 沖縄県では、この時期にお墓に親族が集まり、豪華な重箱料理を食べて先祖を供養する「清明祭」が盛大に行われます。
花供養: 桜が散り、新緑が芽吹くこの時期に、自然の恵みに感謝する行事が各地で行われます。
◆
穀雨の七十二候:潤いと夏への序曲
1. 初候:葭始生(あしはじめてしょうず)
時期: 4月20日〜4月24日頃
意味: 水辺の葭(あし/よし)が芽を吹き始める頃。
解説: 冬の間は枯れ野だった水辺に、瑞々しい緑の芽が顔を出します。葭は古くから日本の水辺の原風景であり、この新芽の勢いは本格的な生命の季節の到来を告げます。
2. 次候:霜止出苗(しもやみてなえいづる)
時期: 4月25日〜4月29日頃
意味: 霜(しも)が降りなくなり、稲の苗が健やかに育つ頃。
解説: 農家にとって、晩春の「遅霜(おそじも)」は作物を枯らす恐ろしい天敵です。それがようやく降りなくなるこの時期、農家の人々は安心して苗代(なわしろ)で稲の苗を育て、田植えの準備を本格化させます。
3. 末候:牡丹華(ぼたんはなさく)
時期: 4月30日〜5月4日頃
意味: 牡丹(ぼたん)の花が大きな花びらを広げ、見事に咲き誇る頃。
解説: 春の最後を飾るのは「花の王」とも呼ばれる牡丹です。その豪華絢爛な姿は、過ぎ行く春への惜別と、輝かしい夏への期待を感じさせます。二十四節気の最後を飾るにふさわしい、圧倒的な美しさです。
◆「立夏(りっか)」立夏は5月5日頃〜5月20日頃にあたります。暦の上ではこの日からが「夏」です。新緑がまぶしく、爽やかな風が吹き抜け、万物が生き生きと力強く成長する時期です。
この時期の七十二候は、カエルやミミズといった小さな生き物たちの活動や、竹の成長など、目に見えて加速する生命のスピードを描いています。
立夏の七十二候:夏への扉が開く
1. 初候:蛙始鳴(かわずはじめてなく)
時期: 5月5日〜5月9日頃
意味: 冬眠から目覚めた蛙(かえる)が、田んぼや水辺で鳴き始める頃。
解説: 立夏といっても、まだ人間には少し肌寒い日もありますが、カエルたちは一足先に夏の訪れを合図します。特に「野守(のもり)」とも呼ばれるアマガエルなどが元気に鳴き交わす声は、日本の夏の原風景の始まりです。
2. 次候:蚯蚓出(みみずいづる)
時期: 5月10日〜5月14日頃
意味: 冬の間、土の中にいた蚯蚓(みみず)が地上に姿を現す頃。
解説: ミミズは「自然の耕作者」と呼ばれます。土が十分に温まり、植物が育つのに最適な豊かな土壌になったことを、ミミズの登場が教えてくれます。
試験のポイント: 秋の二十四節気「寒露」には、反対にミミズが土に潜る「蚯蚓結(みみずむすぶ)」という候があります。生き物の「出」と「入」の対比は、伝統文化の試験で好まれる視点です。
3. 末候:竹笋生(たけのこしょうず)
時期: 5月15日〜5月19日頃
意味: 竹の子(たけのこ)がひょっこりと顔を出し始める頃。
解説: ここでいう「竹笋(たけのこ)」は、主に真竹(まだけ)などの遅い時期のタケノコを指します。竹の子の成長スピードは凄まじく、一晩で数十センチ伸びることもあります。その勢いは、夏の爆発的な生命力を象徴しています。
立夏の初日は、多くの場合「端午の節句(5月5日)」と重なります。
菖蒲湯(しょうぶゆ): 菖蒲は香りが強く、邪気を払うと信じられていました。立夏の始まりに身を清める、理にかなった習慣です。
初鰹(はつがつお): 江戸っ子が「女房を質に入れても食べたい」と言った初鰹も、この立夏の時期の代表的な旬の味覚です。
◆
小寒(しょうかん)。
小寒は1月5日頃〜1月19日頃にあたります。この日から「寒(かん)」に入り、いわゆる「寒入り(かんいり)」となります。これから「大寒」にかけてが一年で最も寒い時期であり、寒中見舞いを出したり、寒稽古が行われたりする季節です。
この時期の七十二候は、極寒の中でも春への準備を始める生き物たちの健気な姿を描いています。
小寒の七十二候:寒風に耐え、兆しを待つ
1. 初候:芹乃栄(せりすなわちさかう)
時期: 1月5日〜1月9日頃
意味: 冷たい水辺で芹(せり)が群生して、元気に育つ頃。
解説: 「春の七草」のひとつであるセリが、厳しい寒さの中でも瑞々しく育つ様子を表しています。
試験のポイント: 1月7日の「人日の節句(七草がゆ)」とも時期が重なっており、セリの強い生命力にあやかって無病息災を願う文化と結びついています。
2. 次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ)
時期: 1月10日〜1月14日頃
意味: 凍りついた地中の泉(水)が、かすかに動き始める頃。
解説: 外気は一年で最も冷え込む時期ですが、地中深くでは春に向けて少しずつ温度が上がり、水が溶け始めていることを表現しています。目に見えない自然の「気」の変化を捉えた、非常に繊細な候です。
3. 末候:雉始雊(きじはじめてなく)
時期: 1月15日〜1月19日頃
意味: 雄の雉(きじ)が、鳴き声を上げ始める頃。
解説: 「雊(な)く」とは、キジ特有の「ケーンケーン」という鋭い鳴き声を指します。春の繁殖期を前に、自分の縄張りを宣言するために鳴き始めます。雪に覆われた野山に響くキジの声は、春が遠くないことを告げるサインです。
小寒から立春の前日(節分)までの期間を「寒中(寒の内)」と呼びます。
寒の入り: 小寒の初日を指します。この日から暦の上での本格的な寒さが始まります。
寒中見舞い: 年賀状を出しそびれた際や、喪中の方への挨拶としてこの時期に送るハガキです。
寒餅・寒造り: 寒中の水は雑菌が少なく腐りにくいため、お酒や味噌、餅などの仕込みに最適とされ、「寒仕込み」として珍重されます。
『伝検公式テキスト』第5章、二十四節気の最後を締めくくる第24番目、「大寒(だいかん)」を解説します。
大寒は1月20日頃〜2月3日頃にあたります。文字通り、一年で最も寒さが厳しくなる時期です。しかし、この極寒の期間を過ぎれば、暦は再び「立春」へと戻り、新しい一年が始まります。
大寒の七十二候は、冷たい氷の下や凍てつく空気の中で、じっと耐えながらも「次の春」の兆しを確実に捉えた構成になっています。
大寒の七十二候:極寒の中の希望
1. 初候:款冬華(ふきのはなさく)
時期: 1月20日〜1月24日頃
意味: 雪の下から、蕗(ふき)のつぼみがひょっこりと顔を出し始める頃。
解説: 「款冬(かんとう)」とは蕗のとうのことです。まだ地面が凍っているような時期に、一番早く芽を出すことから「春の使者」と呼ばれます。この苦味のある芽は、冬の間に眠っていた人間の身体を目覚めさせる効果があるとも言われています。
2. 次候:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
時期: 1月25日〜1月29日頃
意味: 沢に流れる水が、厚く硬く凍りつく頃。
解説: 「腹堅(あついうえにかたい)」という表現が、寒さのピークを物語っています。一年で最も氷が厚くなる時期であり、古くはこの時期に天然の氷を切り出し、氷室(ひむろ)に貯蔵して夏まで保存していました。
3. 末候:鶏始乳(にわとりはじめてとやに付く)
時期: 1月30日〜2月3日頃
意味: 鶏(にわとり)が春の気配を感じ、卵を産み始める頃。
解説: 「乳(にゅう)」はここでは卵を産み育てることを指します。本来、鶏は日照時間が長くなると卵を産む習性があるため、大寒の終わり(節分の頃)に卵を産み始めることは、光の春が近いことを生物が本能的に察知した証拠です。
大寒の最終日(末候の終わり)は、必ず「節分(せつぶん)」になります。
寒の明け: 節分は「寒の内」の最後の日であり、翌日の「立春」をもって「寒が明ける」と言います。
大寒たまご: 大寒の日に生まれた卵は、滋養が豊富で、食べると一年間健康に過ごせ、金運も上がると言われる縁起物です。
寒中水行: 一年で最も水が冷たいこの時期に、精神を鍛えるために滝に打たれたり、海に入ったりする「寒稽古」が各地で行われます。
◆
夏:立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑
秋:立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降
冬:立冬・小雪・大雪・冬至・(小寒・大寒)
◆
3. 日本独自の「本朝七十二候」
七十二候はもともと中国で生まれましたが、「中国の自然」と「日本の四季」にはズレがありました。
そのため、江戸時代の天文学者・渋川春海らが日本の気候に合わせて改訂しました。
これを「本朝(ほんちょう)七十二候」と呼び、現在私たちが日本で使っているのはこのバージョンです。
2. 五節句
中国から伝わり、日本の宮中行事や庶民の風習と結びついた、奇数が重なる5つの節目です。
人日(じんじつ) 1月7日 七草の節句 七草粥を食べて無病息災を願う。
上巳(じょうし) 3月3日 桃の節句 雛人形を飾り、菱餅や白酒で女子の成長を祝う。
端午(たんご) 5月5日 菖蒲(しょうぶ)の節句 兜を飾り、柏餅やちまきを食べて男子の成長を祝う。
七夕(しちせき) 7月7日 笹の節句 短冊に願いを書き、そうめんを食べる。
重陽(ちょうよう) 9月9日 菊の節句 菊酒を飲み、不老長寿を願う(五節句で最も重要とされた)。
3. 主な年中行事
季節ごとの伝統的なイベントとその意味を学びます。
正月(1月):歳神様(としがみさま)を迎える行事。門松(神様への目印)、鏡餅(神様の居場所)などの意味が問われます。
節分(2月):立春の前日。季節の変わり目に出る「邪気(鬼)」を追い払う。
彼岸(春・秋):春分・秋分の日を挟む7日間。先祖供養を行い、ぼたもち(春)やおはぎ(秋)を食べます。
お盆(8月):先祖の霊を迎える。迎え火・送り火、精霊馬(きゅうりとナスの飾り)など。
冬至(12月):1年で最も日が短い。柚子湯に入り、かぼちゃ(南瓜=運がつく)を食べて健康を願う。
4. 雑節
二十四節気以外に、農作業などの目安として日本独自に作られた暦です。
雑節:節分、彼岸、入梅、八十八夜など(日本独自の暦)
節分 立春の前日(2月3日頃) 本来は各季節の変わり目を指しましたが、現在は「立春」の前日のみを指します。邪気(鬼)を払う豆まきが行われます。
彼岸 春分・秋分を挟む7日間 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる季節の変わり目。先祖供養を行い、ぼたもち(春)やおはぎ(秋)を供えます。
社日(しゃにち) 春分・秋分に最も近い「戊(つちのえ)」の日 土地の神様(産土神)を祀る日。春は豊作を祈り、秋は収穫を感謝します。
八十八夜 立春から数えて88日目(5月2日頃) 「八十八」を組み合わせると「米」という字になるため、農家にとって重要な日。この頃に摘んだ茶は不老長寿の薬とされました。
入梅 6月11日頃 暦の上での梅雨入り。農家が田植えの時期を決めるための重要な目安でした。
半夏生 夏至から約11日目(7月2日頃) 田植えを終わらせる目安の日。関西では、苗がタコの足のように根付くことを願ってタコを食べる習慣があります。
土用 立春・立夏・立秋・立冬の前の各約18日間 季節の変わり目。特に「夏の土用」の「丑の日」に、暑気払いで「う」のつくもの(うなぎ、うどん、梅干し等)を食べる風習が有名です。
二百十日 立春から数えて210日目(9月1日頃) 台風が来襲しやすい時期とされ、農作物を守るために警戒する「厄日」とされてきました。
学習のポイント
「五節句」の別名と植物: 「重陽=菊」など、名前とセットで完璧に覚えましょう。
行事の「理由」: なぜ端午の節句に菖蒲(しょうぶ)なのか?(尚武=武を尊ぶ、とかけている)といった背景が狙われます。
正月飾りの意味: 門松、注連飾り(しめかざり)などが何を象徴しているかを理解しましょう。
◆
第6章:芸能
第1節:能楽・狂言(能面、舞台構成、物語のテーマ)
能楽は、悲劇的・幻想的な「能」と、喜劇的な「狂言」の2つを合わせた総称です。
1. 能と狂言の違い
同じ舞台で交互に上演されますが、性格は対照的です。
能(のう):
テーマ:神、武士、狂女、幽霊などが主人公。この世のものではない存在が思いを語る「夢幻能(むげんのう)」が有名。
表現:面(おもて)をつけ、ゆったりとした動きと音楽(謡と囃子)で象徴的に表現します。
狂言(きょうげん):
テーマ:当時の庶民の日常生活や、失敗談、主人と家来(太郎冠者)のやり取りなど。
表現:原則として面をつけず、セリフを中心とした「笑い」の演劇です。
2. 能面(のうめん/おもて)
能楽師が顔につける仮面です。これ一つで人間の複雑な感情を表現します。
種類:翁(おきな)、翁(じじ)、般若(はんにゃ)、小面(こおもて:若い女性)など数百種類あります。
鑑賞法:
照る:面を少し上に向ける。明るい、喜びの表情。
曇る:面を少し下に向ける。悲しみ、沈んだ表情。
幽玄:言葉にできない奥深い美しさを、面の微妙な角度の変化で表現します。
3. 能舞台の構成
能舞台は、私たちが普段目にする劇場とは全く異なる、独特のルールに基づいた設計になっています。
本舞台:屋根があり、4本の柱(目付柱など)で支えられた正方形の舞台。
橋掛り:舞台の左奥から続く長い廊下。あの世とこの世をつなぐ道とも言われます。
鏡板(かがみいた):舞台後方の壁。必ず「松」が描かれています。これは、神が降臨したとされる奈良・春日大社の「影向(ようごう)の松」を模したものです。
三本の松:橋掛りに沿って置かれた小さな松。遠近法を表現しています。
4. 役柄と伴奏(四拍子)
シテ:主役。
ワキ:脇役。シテの物語を引き出す、現実世界の人間(旅の僧など)を演じます。
地謡(じうたい):物語の情景や心理描写を歌うコーラス隊。
囃子方(はやしかた):4つの楽器「四拍子(しびょうし)」で伴奏します。
笛(能管)、小鼓、大鼓、太鼓。
学習のポイント
「橋掛り」と「鏡板」: 能舞台特有の名称と、そこに描かれる「松」の意味は頻出です。
シテとワキの役割: 「シテはあの世の者、ワキはこの世の者」という対比を理解しましょう。
面を動かす用語: 「照る・曇る」という言葉は、日常会話でも使われる語源となっているため重要です。
◆
第2節:歌舞伎・文楽(隈取、義太夫節、人形遣いの仕組み)
江戸時代に庶民の娯楽として爆発的に普及した「歌舞伎」と「文楽(人形浄瑠璃)」。
これら二つは「江戸の華」として互いに影響を与え合いながら発展しました。
1. 歌舞伎(かぶき)
「かぶく(型破りな、派手な振る舞い)」という言葉が語源です。
隈取(くまどり)
顔の血管や筋肉を強調した化粧法。色によって役柄の性格を表します。
赤色:正義、若さ、血気盛んな英雄(例:『暫』の鎌倉権五郎)。
青(藍)色:冷酷な悪人、怨霊、公家悪。
茶色:鬼や怪物、人間以外の存在。
舞台装置と演出
花道:客席を貫く通路。役者の登場・退場や、重要な見せ場で使われます。
見得(みえ):物語のクライマックスで、役者がポーズを決めて静止すること。映画のストップモーションのような効果です。
屋号):成田屋、音羽屋など、家系ごとの名前。観客が「成田屋!」と声をかける「大向う(おおむこう)」も文化の一部です。
2. 文楽
正式名称を「人形浄瑠璃」といいます。「太夫・三味線・人形」の三業(さんぎょう)が一体となって物語を紡ぎます。
三業の役割
太夫:一人の太夫が、物語の語りから全登場人物のセリフまでを演じ分けます(これを義太夫節といいます)。
三味線:情景や登場人物の感情を音で表現します。文楽では「義太夫三味線」という太棹(ふとざお)の力強い楽器を使います。
人形遣い:一体の人形を3人で操る「三人遣い」が最大の特徴です。
人形遣いの仕組み(三人遣い)
主遣い(おもづかい):頭(かしら)と右手。全体の動きを指揮するリーダー。
左遣い(ひだりづかい):左手。
足遣い(あしづかい):足。
ポイント:主遣い以外は黒衣(くろご)をまとい、観客からは「見えないもの」として扱われます。
3. 歴史的背景:近松門左衛門
歌舞伎と文楽の両方で名作を残したのが、脚本家の近松門左衛門です。
時代物(じだいもの):歴史上の出来事や武士の世界を描いたもの。
世話物(せわもの):当時の庶民の恋愛や心中事件などをリアルに描いたもの(例:『曽根崎心中』)。
4. 歌舞伎と文楽の関係(書き替え)
文楽でヒットした作品が歌舞伎で演じられたり(義太夫狂言)、その逆があったりと、両者は密接に関わっています。歌舞伎の舞台で太夫と三味線が座る場所を「チョボ」と呼ぶなど、文楽由来の演出が今も多く残っています。
学習のポイント
隈取の色と性格: 「赤=正義」「青=悪」の対応は必須です。
文楽の「三業」と「三人遣い」: 誰がどこを担当するかを正確に覚えましょう。
舞台用語: 「花道」「廻り舞台」「セリ」など、現代の演劇でも使われる用語のルーツとして理解しましょう。
◆
第3節:雅楽・民俗芸能(楽器の種類、神楽、各地の祭り)
1. 雅楽(ががく)
雅楽は、日本古来の歌舞と、アジア大陸から伝わった音楽や舞が融合したものです。1200年以上、ほとんど形を変えずに伝承されている「世界最古のオーケストラ」とも称されます。
三つの構成:
国風歌舞(くにぶりのうたまい): 日本古来の歌と舞(例:神楽、久米舞)。
大陸伝来の楽舞:
左方(さほう): 中国、天竺(インド)方面から伝来。赤い装束を着用。
右方(うほう): 朝鮮半島(高麗)方面から伝来。緑や青の装束を着用。
歌物(うたもの): 平安時代に作られた歌曲(例:朗詠)。
雅楽の楽器(三管・三鼓・三弦): 特に「三管」と呼ばれる吹奏楽器は、宇宙を象徴するものとして重要です。
笙(しょう): 17本の竹を束ねた楽器。「天から差し込む光」を表す。
篳篥(ひちりき): 縦笛。力強い音色で「地上の人間(命)」を表す。
龍笛(りゅうてき): 横笛。「天地の間を駆け巡る龍」を表す。
2. 神楽(かぐら)
神社の儀式として、神様に奉納するために行われる歌舞です。
御神楽(みかぐら): 宮中で行われる儀式的な神楽。
里神楽(さとかぐら): 民間で伝承されてきたもの。
獅子神楽: 獅子舞で悪霊を払う。
採物神楽(とりものかぐら): 扇や笹などを持って舞う。
3. 民俗芸能と各地の祭り
日本の祭りは、農作物の収穫への感謝や、疫病退散を願う信仰から始まっています。
風流(ふりゅう): 華やかな装束や囃子で練り歩く芸能。
祇園祭(京都): 疫病退散を願う。山鉾(やまぼこ)巡行が有名。
阿波踊り(徳島): 盆踊りの一種。
来訪神(らいほうしん): 年の節目に仮面を被った神が訪れる行事(ユネスコ無形文化遺産)。
なまはげ(秋田)などが代表例。
4. 地域ごとの特色ある祭り(試験頻出)
地域文化として、以下の祭りと場所のセットは暗記必須です。
ねぶた祭 青森 巨大な灯籠(武者人形など)を曳き回す。
秋田竿燈まつり 秋田 長い竹竿に吊るした多くの提灯を額や腰で支える。
天神祭 大阪 日本三大祭りの一つ。船渡御(ふなとぎょ)が有名。
高山祭 岐阜 豪華絢爛な祭屋台と、からくり人形の奉納。
学習のポイント
雅楽の「三管」: 楽器の名前と、それが何(天・地・龍)を象徴しているかの対応。
左方と右方の違い: 「左=赤」「右=緑」というビジュアルの区別。
祭りの由来: 単なるイベントではなく「疫病退散」や「豊作祈願」という目的を意識する。
◆
MRT
AIメモ 備忘録(検索のための個人的メモなので、用事がなくなったりすれば後で大きく変更したりします。あしからず。)
多義語と最新語彙
第5章:一筋縄ではいかない「多義語」の完全攻略
1. 超頻出の多義語セレクション
state
一般:国家、州
:~を述べる、明記する
例:Unless otherwise stated(別途記載がない限り)
address
一般:住所
:~(問題)に対処する、~(観衆)に演説する、~(質問)を向ける
例:The committee will address the issue.(委員会はその問題に対処する)
cover
一般:覆う
:~(費用)を賄う、~(範囲)を扱う、~(ニュース)を取材する、〜の代理を務める
例:The insurance covers the medical expenses.(保険が医療費をカバーする)
draft
一般:徴兵、ドラフト会議
:草案、下書き、〜を起案する
例:the first draft of the contract(契約書の初稿)
第5章:最新トレンド語彙(現代のビジネス・社会環境)
近年では「デジタル化」「働き方の多様化」「環境への配慮」に関する語彙が激増しています。
1. リモートワーク・働き方 (Modern Workplace)
telecommute(在宅勤務する)
flexible working hours(フレックスタイム制)
webinar(オンラインセミナー)
coworking space(共有オフィス)
outsource(外部委託する)
2. デジタル決済・テクノロジー (Digital & Tech)
contactless payment(非接触型決済)
transaction((銀行などの)取引/処理)
encryption(暗号化)
subscription(サブスクリプション/定期購読)
implementation((システムなどの)導入/実装)
3. 環境問題・SDGs (Environment & Sustainability)
sustainable(持続可能な)
renewable energy(再生可能エネルギー)
carbon footprint(二酸化炭素排出量)
eco-friendly / biodegradable(環境に優しい/生分解性の)
initiative((環境保護などの)新たな取り組み/構想)
① 「address を見たらまず『住所』と考える」のではなく、
「後ろに issue(問題)や problem(課題)が来たら『対処する』だ」という、
後ろの単語との連動(コロケーション)で意味を確定させる反射神経を養います。
②「発言の意図」こうした最新語彙や多義語がキーになることが多い
「最新語彙=今のビジネス界で当たり前のこと」。
③ 言い換え(パラフレーズ)
多義語は「語彙問題(最も意味が近いものを選べ)」のターゲットそのものです。
state → say / specify
cover → pay for / deal with のように、シンプルな動詞に置き換える。
▲「重要熟語・イディオム100」
1. 動詞を中心とした重要熟語(句動詞)で最も狙われる「基本動詞+前置詞/副詞」の組み合わせです。
take advantage of...(〜を利用する/〜に乗じる)
keep up with...(〜に遅れずについていく)
carry out...(〜を実行する/実施する)= conduct / execute
fill out...((書類などに)記入する)= complete
look into...(〜を調査する)= investigate
●: 単に意味を覚えるだけでなく、fill out と complete のような「1語の動詞への言い換え」がセットで示されています。
2. 前置詞が鍵となる慣用表現
in accordance with...(〜に従って/〜に一致して)
prior to...(〜より前に)= before
on behalf of...(〜を代表して/〜に代わって)
regardless of...(〜に関わらず)
in light of...(〜を考慮して/〜の観点から)
prior to の to の後ろには「名詞(動名詞)」が来るといった、文法的な接続の注意点も補足されています。
3. 副詞・接続詞的な働きをする群表現
文の流れ(論理構成)を把握するために必須の表現です。
as of...(〜付で/〜の時点で)
例:as of next Monday(来週の月曜日付で)
in the meantime(その間に/それまでは)
on short notice(急な知らせで/急に)
by no means(決して〜ない)
as of はスケジュールの変更などで、特有の重要表現。
4. ビジネス・日常の定型フレーズ
会話やメールで決まり文句として使われるものです。
be entitled to...(〜の権利がある)
be subject to...(〜を条件とする/〜を受ける場合がある)
feel free to do(遠慮なく〜してください)
make ends meet(収支を合わせる/やりくりする)
be subject to change without notice(予告なしに変更される場合があります
イディオムは(例:in ( ) with)前置詞を聞いただけで熟語全体が浮かぶまで繰り返す。
イディオムを知らないと使われている単語(例:make ends meet の ends)。
熟語はリエゾン(音がつながる現象)が起きやすいため、「一つの単語」のように聞こえるまで耳を慣らす。
▲
分野別・専門単語リスト
(医療、IT、建築など)
1. 医療・健康 (Health & Medicine)
1. 医療・健康の重要語彙:深掘り
physician(内科医/医師)
意味の核心: 一般的な「お医者さん(doctor)」のよりフォーマルな呼び方です。
physician vs. physicist (物理学者): 最も注意を促す「音のひっかけ」です。
語尾が -cian か -cist かの違いですが「お医者さんに診てもらう」という文脈なのに選択肢に物理学者が出てくるという罠があります。
surgeon (外科医): 手術(surgery)を行う医師として、区別して出題されます。
prescription(処方箋)意味の核心: 医師が書く「薬の指示書」です。
「薬局(pharmacy)に prescription を持っていき、薬を受け取る」という流れが一般的です。
動詞形の prescribe(処方する)も重要です。
「医師が薬を処方した」という一文から、次の場面が薬局であることを予測させます。
diagnosis(診断)
意味の核心: 症状(symptom)を分析して病名を特定すること。
「第2の意見(second opinion)を求めるために別の physician を訪ねる」
① 「職業名」と状況設定
歯科医 (Dentist): 「teeth」「appointment」「cleaning」がキーワード。
薬剤師 (Pharmacist): 「prescription」「dosage(服用量)」「medication(薬)」がキーワード。
眼科医 (Optometrist): 「vision」「glasses」「contact lenses」がキーワード。
●「I’d like to pick up my prescription.」と聞こえたら、
「この会話はどこで行われていますか?」の答えは"At a pharmacy"(薬局)または "In a medical facility"(医療施設)になる。
② 福利厚生(Benefits)としての医療、医療が「会社制度」。
Health Insurance(医療保険): 会社が提供するベネフィット(benefits)の代表例。
Sick Leave(病欠休暇): 「風邪(symptom)があるので sick leave を取りたい」という上司への連絡メール。
Checkup(健康診断): 会社の健康推進活動として「年に一度の checkup を予約(schedule)するように」という社内通知。
医療単語の「抽象化」
本文: X-ray, blood test, physical exam
選択肢: Medical procedure(医療的な処置)
IT・テクノロジー (IT & Technology)「システム不具合の原因と対策」。
configuration(設定/構成)
意味の核心: ソフトウェアやハードウェアが正しく動くための「設定」のこと。
「新しいソフトを入れたが、configuration が間違っていて動かない」。
言い換え: 選択肢では "setup" や "settings" と表現されるのが一般的です。
compatibility(互換性)
意味の核心: 異なるソフトや機器が「仲良く一緒に動けるか」という性質です。
後述するトラブルの原因として最重要。"compatible with..."(〜と互換性がある)という形容詞の形でも頻出します。
installation(設置/導入/インストール)
意味の核心: 新しい機器を物理的に「設置」することと、ソフトを「導入」することの両方を指します。
「来週、新しいサーバーの installation が行われるので、システムが一時停止(downtime)します」という社内告知。
security breach(セキュリティ侵害/漏洩)
意味の核心: 不正アクセスなどにより、データが盗まれたり漏れたりすること。
「security breach を防ぐために、パスワードを更新(update)してください」という指示が出ます。
2. ●トラブル解決の黄金パターン「不具合 → 原因特定 → 解決」。
① トラブル発生:malfunction(誤作動/故障)
「システムが malfunctioning(正常に動いていない)」。
② 原因特定:incompatibility(互換性のなさ)
指摘する最大の「犯人」がこれです。
例: 「最新のOSにアップデートしたら、古いプリンタと incompatible(互換性がない)になった」
例: 「自社システムと新しく導入したソフトの incompatibility が原因でエラーが出る」
③ 解決策:update / upgrade(更新/アップグレード)
「メーカーのサイトから最新の update をダウンロード(download)してインストール(install)すれば解決する」
3. ITセクションの「頻出シチュエーション」
IT関連で狙われる場面を可視化します。
システム導入 The installation is scheduled for Monday.(月曜に導入予定)
不具合報告 The system is malfunctioning after the update.(更新後、不具合が出た)
原因調査 It's due to incompatibility with older hardware.(古い機器との互換性が原因)
セキュリティ To prevent a security breach, change your password.(侵害を防ぐため、パスワード変更を)
4. IT音痴でも解ける「的IT」
「ITのトピックは、最後は必ず『解決』するか『専門家に任せる』のどちらかになる」
専門家の呼び方: IT technician(IT技術者)、Technical support(テクニカルサポート)、Help desk(ヘルプデスク)。
解決の定石: 「再起動(restart/reboot)する」「パッチ(patch)を当てる」「マニュアル(manual)をチェックする」。
(configuration など)が登場しても、パニックにならずに「何が原因で、誰が直すのか」というビジネス上の役割分担を追う。
▲「建築・不動産」。「工事に伴う不便の通知」。
建築・不動産の重要語彙:深掘り
renovation(改装/改修/リフォーム)
意味の核心: 古くなった建物を修理したり、デザインを新しくしたりすること。動詞形 renovate。
●: "remodeling" "improvement", "fixing up" に言い換え。
blueprint(設計図)
意味の核心: 建築の計画段階で作成される詳細な図面。
「設計図(blueprint)に最終的な修正(final revision)を加える」といった、着工前の段階で登場します。
contractor(請負業者/建設業者)
意味の核心: 工事を引き受ける外部の会社や専門家。
「外部の contractor を雇って、ロビーの改装を行う」依頼主と業者のやり取り。
site(現場/用地/敷地)
意味の核心: 特定の目的のために使われる「場所」。 "construction site"(建設現場)。
demolish(解体する/取り壊す)
意味の核心: 建物を完全になくすこと。
「古いビルを demolish して、新しいオフィス棟(office wing)を建てる」という計画案。
2. 「工事通知」のセット表現
① ネガティブな影響:noise(騒音)と不便
文脈: 「工事中、noise(騒音)や dust(埃)が発生する可能性があります」
頻出表現: "We apologize for the inconvenience."(不便をおかけして申し訳ありません)
"inconvenience"は、工事の話題ではセットで必ずと言っていいほど登場します。
② 対策:Temporary Closure(一時的な閉鎖)
文脈: 「改装工事(renovation)のため、北口は temporarily closed(一時的に閉鎖)されます」
誘導: 「代わりに西口(west entrance)を利用してください(please use... instead)」
③ 期間の明示:Schedule
文脈: 「工事は月曜に開始(commence)し、金曜に完了(complete)予定です」
ここで「予定より遅れる(delayed)」
「建築プロジェクト」ストーリー
段階 頻出フレーズ・展開
計画 Review the blueprints with the contractor(業者と設計図を見直す)
告知 Notify residents about noise and temporary closures(騒音と閉鎖を住民に通知する)
施工 Work begins at the construction site(建設現場で作業が始まる)
完了 The renovations are expected to be finished by June(改装は6月までに終わる予定)
「建築の話題が出たら、常に『誰に、どんな迷惑がかかっているか』を読み取れ」
近隣住民への迷惑: 騒音(noise)、交通渋滞(traffic congestion)。
従業員への迷惑: 駐車場の利用不可、オフィスの一部閉鎖。
教育・研究 (Education & Research)
教育・研究の重要語彙:深掘り
tuition(授業料)
意味の核心: 教育を受けるための費用です。
「tuition increase(授業料の値上げ)」
「授業料をどう工面するか」
日本語の「塾(cram school)」などで教える「チューター(tutor)」に関連する言葉ですが、
「お金(授業料)」の意味で圧倒的に出ます。
scholarship(奨学金) / grant(助成金)
意味の核心: 学ぶため、あるいは研究するために提供される資金です。
scholarship: 主に学生に与えられる成績優秀者向けの資金。
grant: 教授や研究者が特定のプロジェクトのために国や団体から受ける「研究助成金」を指すことが多いです。
「研究資金が底をつきそうだ」という問題(problem)の文脈でよく使われます。
curriculum(教育課程/カリキュラム)
意味の核心: 学校で教えられる内容の計画。
「新しいビジネスコースが curriculum に加わった」、大学のプログラム改訂。
internship(インターンシップ/実習)
意味の核心: 学生が企業で実際に働く経験を積むこと。
「教育(大学)」と「仕事(企業)」をつなぐ架け橋として登場します。unpaid internship(無給のインターン)
faculty の罠
① 意味の逆転
一般的な意味: 能力(mental faculty など)での意味: 「(大学の)教授陣、教職員全体」。
② なぜ狙われるのか?
「人(集合名詞)」として使われます。
例文: The faculty voted to change the curriculum.(教授会はカリキュラムの変更を可決した)
「誰が決定しましたか?」
本文の faculty を "professors"(教授たち)や "university staff"(大学職員)と言い換えるパターンが王道です。
3. 「大学・研究」の典型的な展開パターン
資金調達 Apply for a grant to fund the research.(研究資金のために助成金を申請する)
キャリア支援 The university offers various internships.(大学は様々なインターンを提供している)
学費問題 A rise in tuition has been announced.(授業料の値上げが発表された)
教員の動き A new member has joined the faculty.(新しい教授が教職員に加わった)
「大学のトピックは、実社会(ビジネス)への応用という視点で読め」
大学の「研究結果」が、「新製品の開発(R&D)」につながる。
大学の「講義」が、社会人の「再教育(continuing education)」として語られる。
▲
① ビジネスメール(E-mail)
内容: 会議の時間の変更や、新製品の納期に関する確認など。
頻出単語: confirm(確認する)、reschedule(予定を変更する)、attachment(添付ファイル)。
「このメールを送った目的は何か?」「来週の火曜日に何が起きるか?」といった、概要把握と特定情報の抜き出しが問われます。
ヘッダー情報(From / To / Date / Subject)Subject(件名)は必ず最初に読みます。
「会議(Meeting)」「注文(Order)」「お祝い(Congratulations)」といったテーマが100%分かります。
第1段落:目的の提示
冒頭に I am writing to...(〜するために書いています)という定型句、「メールの目的」
第2段落:詳細と理由
「なぜ時間を変更するのか(急な来客、機材トラブルなど)」「具体的な新しい日時」が書かれます。
最終段落:次のアクション
Please let me know...(知らせてください)
Could you please...(〜していただけますか)など、相手に求めている行動が書かれます。
3「言い換え」
maintenance service / repair 保守・点検
cluttered messy / disorganized 散らかった(物が置かれた)
comply with follow / adhere to (規則・指示に)従う
clear off remove items (物を)取り除く、片付ける
mandatory obligatory / required 必須の
premises building / property 敷地内、建物内
◆告知(Notice)」「社内メモ(Memo)」実務的な指示やルールを伝える文書です。
Header(見出し): To: All Staff や From: Facilities Manager など、「誰から誰へ」をまず確認します。
Purpose(目的): 最初の1〜2文で「何が起きるか(清掃、点検、ルールの変更)」が述べられます。
Action Required(要請事項): 中盤に「読者がすべきこと」が箇条書きや強い言葉(Must, Required, Ask)で並ぶ。
Contact Info(連絡先): 最後に「質問がある場合の連絡先」が記されます。
2. 「清掃・メンテナンス」。
よくあるストーリー展開:
告知: 来週の土曜日にプロによるカーペット清掃(または空調点検)を行います。
理由: 快適な職場環境を維持するため、または年次の法的点検のため。
指示:金曜の退社までにデスクを clear(片付ける) すること。貴重品は持ち帰ること。
電源コードは抜いておくこと(Unplug electronic devices)。
例外/注意: 期限を過ぎて置かれたものは、清掃の邪魔になるため移動させられるか、清掃されません。
3.「言い換え」
maintenance service / repair保守・点検
cluttered messy / disorganized散らかった(物が置かれた)
comply with follow / adhere to(規則・指示に)従う
clear off remove items(物を)取り除く、片付ける
mandatory obligatory / required必須の
premises building / property敷地内、建物内
① 「対象者」の特定(Who is the notice intended for?)
攻略: 冒頭の To: を見るのは基本ですが、
「4階の従業員のみ(Only employees on the 4th floor)」といった限定条件を見落とさないよう。
ひっかけ: ×「全社員」本文◎「特定の部署」。
② 「期限」の読み取り(When should the task be completed?)
攻略: 告知には複数の日付(点検日、告知日、準備の期限日)。
「点検の日」/「準備を終える日(Deadline)」なのか。
キーワード: No later than(〜までに)、By the end of the day(その日の終わりまでに)。
③ 「具体的な指示」(What are readers asked to do?)
攻略: 否定的な指示に注意します。
「〜をしてはいけない(Refrain from...)」
「〜を忘れないで(Do not forget to...)」
箇条書き(Bullet points)
◆「言い換え(Paraphrasing)」:
"free of charge"⇒ "complimentary" "no cost"
「無料・割引」
free of charge complimentary / at no cost complimentary はPart 7の超定番語。
10% off discounted / reduced price 具体的な数字が抽象的な単語に変わる。
buy one, get one free special offer / promotion 「1つ買えば1つ無料」=「特別キャンペーン」。
waive the fee no charge / fee is removed 「手数料を免除する」=「無料」。
「場所・施設」
headquarters main office / central location 本社。
cafeteria / restaurant dining facility / eatery 食堂。facility という抽象語は要注意。
renovate / remodel improve / upgrade / update 改装。建物を良くするという意味でまとめられる。
venue location / site / place (イベントなどの)会場。
「時間・予定」。
postpone / put off delay / move to a later date 延期する。
immediately without delay / right away 直ちに。
annually once a year / every year 毎年、年に一度。
tentative not finalized / subject to change 暫定的な(=確定していない)。
役職名
physician doctor / medical professional 医師。
supervisor manager / head of the department 上司。
colleague coworker / associate 同僚。
applicant candidate / job seeker 応募者、候補者。
「道具・物品」
brochure / pamphlet promotional material パンフレット = 販促資料。
laptop / monitor electronic equipment ノートPC = 電子機器。
wrench / hammer tools / implements レンチ = 工具。
◆
スキャニングの目印(ターゲット)
固有名詞(大文字で始まる言葉): 人名、社名、地名、商品名などは、文中で浮き上がって見えるため、最もスキャニングしやすいです。
数字(日付、時間、金額): 10:00 AM、May 15、$50 など、数字はアルファベットの羅列の中で目立ちます。
特殊な表記: 「引用符(" ")」で囲まれた語句、イタリック体(斜体)、URL、太字など。
専門用語: 設問の中にしかない少し難しい名詞(例:reimbursement など)。
3. 「言い換え」
設問: When will the meeting start?
本文: The conference is scheduled for 2:00 P.M.
このように、設問の言葉(meeting)が本文で別の言葉(conference)に化けている場合、スキャニング単体では失敗します。
「本文に書かれていないこと(Not mentioned)」「ひっかけ」をどう見抜くか。
「NOT問題」の見抜き方
「本文で述べられていないものはどれか?(What is NOT mentioned...?)」
1対3の法則: 1つだけが「存在しない」か「事実と異なる」。
消去法の徹底: 、「Aは第1段落にある」「Bは第2段落のこの単語の言い換えだ」
① 「半分正解」の罠(Partially True)
本文「新しいソフトを導入するので、金曜までに申請してください」
ひっかけ: 「新しいソフトを月曜日にインストールする」(導入は合っているが、曜日が違う)
対策: 最後まで丁寧に読み、主語・動詞・目的語・時制のすべてが一致するか確認します。
② 「本文の単語」をそのまま使った罠(Same Word Trap)
内容: 本文に出てきた印象的な単語を選択肢に放り込み、文脈を無視して受験者を誘うパターン。
例: 本文「掃除のために机(desk)の上を片付けてください」
ひっかけ 「新しい机(desk)を購入する」(deskという単語に反応すると間違える)
対策: 単語だけで判断せず、「動作(動詞)」が一致しているかを見ます。
③ 「極端な表現」の罠(Extreme Language)
内容: only(〜だけ)、always(いつも)、all(すべて)、never(決して〜ない)といった強い言葉が含まれる選択肢。
例: 本文「多くの従業員が参加しました」
ひっかけ: 「すべての(all)従業員が参加した」
対策: 本文に「例外なく」という意味の表現がない限り、これらの強い表現を含むものは不正解になる確率が高い。
④ 「常識・推測」の罠(Out of Scope)
内容: 「ビジネスの世界なら普通こうするよね」という自分の常識で選ばせるパターン。
例: 本文「会議が延期になりました」
ひっかけ 「会議はオンラインで行われる」(延期ならオンラインにするのが普通だろう、という勝手な推測)
NM (Not Mentioned): 本文に書かれていない。
Opposite: 本文の内容と逆(例:増えたのに減ったと書いてある)。
Mixed: 別の箇所の情報と混ざっている。
「ただし(However / Exception)」「〜を除いて(except for...)」「逆転の言葉」
◆
① Webサイトの広告・告知(Webpage / Advertisement)
「料金プラン」や「セミナー案内」。
1. 文書の構成:
視覚的情報の整理 Webサイト形式の問題では、テキストの塊だけでなく、表(Table)やリストがよく使われます。ページ上部: サイト名、メニューバー、見出し(何についてのページか)。
メインセクション: セミナーの概要、日時、講師紹介。料金表(ここが最重要)
: プランごとの価格設定。フッター(注釈): アスタリスク(*)などで書かれた例外規定や割引条件。
2. 「条件分岐」
「最も安いのは?」「誰が割引を受けられる?」と聞かれた際、「3つの要素」を照らし合わせる必要。
① ステータス(誰が)Member(会員)か Non-member(非会員)か。Student(学生)や Senior(高齢者)、Group(団体)の割引があるか。
② 時期(いつ)
Early-bird registration(早期登録): 「○月○日までに申し込めば安い」という条件。
Regular registration(通常登録): 期限を過ぎた後の標準価格。
On-site registration(当日登録): 会場で支払う最も高い価格。
③ オプション(何を)
Full conference(全日程参加)か、One-day pass(1日券)か。Workshop fee(ワークショップ代)が含まれているか、別料金か。
Early-bird 「期限(Date)」とセットで出題され、割引の根拠になる。
Registration Enrollment や Sign-up と言い換えられる。
Complimentary 料金表に "$0" とある代わりに、本文で「無料(特典)」として登場する。
Incentive 「早期申し込みの特典」や「割引」の言い換えとして使われる。
Exclusively 「会員限定で」など、対象者を絞り込む重要なキーワード。
② 手紙・公式な書簡(Letter)
格調高い表現(丁寧すぎる言い回し)が使われるため、「結局、何が言いたいのか」
手紙の構造:定型フォーマットを知る
手紙には、メールにはない独特の「情報の配置」があります。
右上の日付と住所: 誰がいつどこで書いたか。
宛名(Salutation): Dear Mr. Smith, など。
第1段落:背景と目的: なぜこの手紙を書いているのか(感謝、謝罪、通知など)。
第2・3段落:詳細: 苦情への対応策、具体的な代替案の提示など。
結び(Closing): Sincerely, や Best regards,。
同封物(Enclosure): 署名のあとに書かれる「同封物」のリスト。
2. 主要な2つのシナリオ
① 苦情(Complaint)への返信
製品の不具合やサービスの不手際に対して、会社側が送る手紙です。
展開: 「ご不便をおかけして申し訳ありません」→「調査したところ、原因は○○でした」→「代わりに○○を提供します」。
重要単語: apologize(謝罪する)、refund(返金)、voucher(クーポン券/引換券)。
② 顧客への感謝・招待(Appreciation / Invitation)
長年の愛顧に対する感謝や、VIP顧客への特別展示会の案内などです。
展開: 「長年のご利用ありがとうございます」→「感謝のしるしとして、新製品の試供品を同封しました」。
重要単語: loyal customer(常連客)、exclusive invitation(限定の招待状)。
Enclosure(同封物) Attachment(添付物)
◆
設問: "How much will Mr. Tanaka pay?" (田中さんはいくら払いますか?)
手順:
本文から「田中さんの属性」を探す(例:彼は非会員で、学生ではない)。
「申し込み日」を確認する(例:5月10日。早期割引の期限は5月15日なので、割引対象)。
表の「Non-member」かつ「Early-bird」が交差するセルの数字を読み取る。
5. 「注釈(Footnotes)」という最大のひっかけ
表のすぐ下に小さな文字で書かれている「※」や「Note:」は「正解の根拠そのもの」であることが非常に多いです。
例: "Groups of 5 or more receive an additional 10% discount." (5名以上のグループはさらに10%割引)
「6人で申し込む場合」表の価格からさらに計算をさせる問題になります。
Appreciation 「〜への感謝を伝えたくて」 Gratitude / Thanks
Alternative 「ご希望の品がないので、代わりの物を…」 Another option / Substitute
Issue 「返金を発行する(動詞)」 / 「この問題(名詞)」 Grant / Problem
Regarding 「〜の件についてですが」 About / Concerning
① 同封物問題(What is enclosed / included?)
手紙の最後(署名の下)に "Enc:" や "Enclosure" という表記がないか真っ先にチェックしてください。
もし表記がなければ、本文中の I have attached... や You will find ... in the envelope. といった表現を探します。
正解例: Catalog, Membership card, Refund check など。
② 差出人の意図(Purpose)
手紙は前置きが長い
「不満への対処(To address a concern)」
「情報の提供(To provide information)」
③ 次のアクション
「受け取り手は何をすべきか?」という問いです。
手紙の後半にある Please fill out the form...(用紙に記入してください)や Return the item...(品物を返送してください)といった指示語に注目します。
手紙の「トーン」を掴む
手紙問題では、差出人が「申し訳ないと思っているのか(謝罪)」、それとも「誇らしく思っているのか(告知)」といった書き手の感情(トーン)を意識すると、文脈が驚くほどスムーズに頭に入ってきます。
◆
「求人広告と応募メール」は、ダブルパッセージ(2連文書)のなかでも最もスコアに結びつきやすい、超定番のパターンです。「2つの文書をどう連動させて読むか」について、詳細なメカニズムを解説します。
1. 文書の構成と「情報のリンク」ダブルパッセージでは、1つ目の文書にある「条件」が、2つ目の文書にある「具体的な事実」と必ず結びつきます。
文書1(求人広告): 「求める人物像」や「必須スキル」が提示されます。
例:At least 5 years of experience in sales.(5年以上の営業経験)
文書2(応募メール): 候補者が自分の経歴をアピールします。
例:I have worked as a sales representative since 2018.(2018年から営業として働いています)
この2つを脳内でガッチャンコさせて、**「この人は5年以上の条件を満たしている!」**と判断させるのがTOEICの狙いです。2. 頻出単語と「言い換え」の連動求人に関連する単語は、文書1と文書2で形を変えて現れます。
カテゴリー 文書1(広告側)の表現 文書2(応募側)の表現
必須条件 Requirement / Qualification Background / Experience
専門知識 Expertise / Proficiency Skill set / Knowledge of...
候補者 Candidate / Applicant I (the sender of the email)
募集職種 Position / Opening Job / Role
3. 設問ポイント:照合問題の解き方
「なぜこの応募者は適任なのか?」という設問に対する攻略ステップは以下の通りです。
ステップ1:広告の「必須条件」を特定する
広告内の must have...、required、essential といった言葉の直後にあるキーワード(例:degree in marketing, fluency in French)に印をつけます。
ステップ2:メール内の「実績」を探す
メールの中で、ステップ1で探したキーワードに合致する記述を探します。
「マーケティングの学位」→ I graduated with a major in marketing.
「フランス語が堪能」→ I lived in Paris for 10 years.
ステップ3:正解の選択肢を選ぶ
選択肢はさらに言い換えられています。
正解例:He has the necessary academic background.(必要な学歴がある)
4. 「ひっかけ」のパターン
「望ましい(Preferred / Desirable)」条件の罠: 「必須(Required)」ではなく「あれば尚可(Preferred)」の条件に合致しているだけでは、正解にならない場合があります。
「一部欠如」の罠: 3つの条件のうち2つは満たしているが、1つだけ満たしていない候補者を「最適」として選ばせることはありません。
💡 ダブルパッセージの視線の動き
ダブルパッセージを解くときは「文書1を読み終わる前に設問を見る」のがコツです。
文書1をざっと読み、どんな職種か把握。
設問を読む。
文書2(メール)を読みながら、文書1の条件と合う箇所を探す。
この往復運動に慣れることが、Day 3の最大の目標です。
▲「注文フォームと確認メール」のセットは、TOEIC Part 7のダブルパッセージにおいて「数字・記号の照合能力」**を最も試されるパターンです。「商品名」を直接書かずに「商品番号」でリンクさせるなど、情報の追い方にコツがあります。詳細な攻略法を解説します。1. 文書の構成と「情報のリンク」このパターンでは、2つの文書が以下のような関係性で結ばれます。
文書1(注文フォーム / 請求書):表形式で「Item ID(商品番号)」「Description(商品名)」「Quantity(数量)」「Price(単価)」が並んでいます。
文書2(確認メール / お詫びメール):「ご注文いただいた Item #105 ですが…」といった形で、特定の項目についてのみ言及されます
2. 頻出シナリオと「不具合」の正体
「予定通りに届かない」原因には定番パターンがあります。
Inventory Issues(在庫問題):Out of stock(在庫切れ)や Backordered(入荷待ち)のため、発送が遅れる。Discontinued Items(生産終了):その商品はもう作られていないので、キャンセルするか代替品(alternative)を選んでほしいと言われる。
Shipping Error(配送ミス):住所の不備や、配送業者の手違いで戻ってきてしまった。
3. 頻出単語の「実戦的」な意味合い単語本文での使われ方設問での言い換え例Inventory"We are checking our inventory."Stock levelsOut of stock"The item is currently out of stock."Unavailable / Not in stockShipped"Your order was shipped yesterday."Dispatched / Sent outBackorder"The item has been placed on backorder."Delayed / Wait for restock
4. 設問攻略:情報の「クロスリファレンス」手順「どの商品が届かないのか?」を特定する際のステップは以下の通りです。メール(文書2)から「問題の番号」を探す:本文を全部読む前に、数字(例:Item #AX-20)を探します。フォーム(文書1)へ戻って「名前」を確認する:見つけた番号をフォームの表に当てはめ、その横にある商品名(例:Wireless Mouse)を特定します。「理由」をメールで再確認する:その商品に対して「いつ届く」と言っているのか、あるいは「キャンセルされた」のかを正確に読み取ります。
5. 「ひっかけ」のパターンモリテツ先生が注意を促す、よくある罠です。「一部発送」の罠:「3点注文したうち、2点は発送済みだが、1点だけが遅れている」というパターン。設問で「発送されたのはどれか?」と「遅れているのはどれか?」のどちらを聞かれているか注意が必要です。「代替品」の罠:「青いシャツは在庫がないので、代わりに白いシャツを送ります」という提案に対し、最終的に届くのが「何色か」を問う問題。
💡 スピードアップの秘訣
注文フォームの表を見た際「合計金額(Total)」や「送料(Shipping fee)」の横にある注釈(※)を先に見ておきましょう。「$100以上で送料無料」といった条件が、メール側の「返金処理」の問題と連動することが多いためです。
▲
「2つの文書の共通点」を探す:
文書1と文書2の両方に登場する「名前」「日付」「製品名」が、クロスリファレンス問題の強力なヒントになります。
1つ目の文書を読みすぎない:
ダブルパッセージでは、1つ目の文書を完璧に読み込むよりも、ざっと概要を掴んでから設問を読み、2つの文書を行ったり来たりするスピード感が重要である。
「推測問題(Suggest/Imply)」への対応:
「〜であることが示唆されているのはどれか?」という難易度の高い設問に対し、
2つの文書の情報を組み合わせることで「AだからBであるはずだ」と推論するプロセスを学びます。
視線の往復を恐れない:
1つの文書だけで答えが見つからない場合、すぐに「もう一方の文書にヒントがあるはずだ」と切り替える。
表(Table)の読み取り: 文書内に表が含まれる場合、その表の「注釈(※マークなどの細かい字)」が正解の根拠になることが多い。
▲
本文の表現 選択肢での言い換え 意味
be slated to is scheduled to / is set to 〜する予定である
acquire buy / purchase a company 買収する
expansion growing the business 事業拡大
spokesperson representative 広報担当者、代表者
★★
「複雑なスケジュールを伴う告知」
情報の「照合ミス」を誘いやすい、非常に実務的なセクションです。
1. 文書の構造:情報の「多層性」
この形式の告知は、一見するとただのリストに見えますが、実は以下のように情報が階層化されています。
メインの案内(リード文): 「何が(メンテナンスなど)」「なぜ(定期点検など)」行われるかの全体像。
詳細スケジュール(表・リスト):
日付/時間: 複数の日程(Monday, Tuesday...)
場所/対象: 1階、2階、あるいは「全従業員」「管理職のみ」といった区分。
具体的な内容: 停電、断水、システム停止など。
注意書き(注釈): スケジュールの例外や、緊急時の連絡先。
2. 頻出単語の「実戦的」な意味合い
単語 本文での使われ方(例) 設問でのポイント
Interruption Interruption of power service 「いつ、どのサービスが止まるのか」を特定させる。
Consecutive For three consecutive days 「3日間連続」=「月〜水」といった期間の把握。
Mandatory Attendance is mandatory. 「全員参加」か「任意(Optional)」かを区別させる。
Alternative Use the alternative entrance. 変更期間中に「どこへ行けばいいか」を問う。
◆
設問攻略:スキャニングの「3つのフィルター」
① 「いつ」フィルター
設問に「火曜日に何が起きるか?」とあれば、本文のリストから「Tuesday」の行だけに視線を固定します。
罠: 「告知が出された日(Date of notice)」と「実施日(Date of event)」を混同しないように注意。
② 「どこで / 誰に」フィルター
告知がビル全体のものでも、設問が「3階のオフィスに勤める人」について聞いていれば、3階に関連する項目だけを読みます。
ポイント: 「4階以上(Floors 4 and above)」といった、範囲を示す表現に注目します。
③ 「何がダメか」フィルター
特にメンテナンス系では、「何が使えないのか(停電、エレベーター停止など)」を正確に抜き出します。
4. 典型的な「ひっかけ」パターン
「時間帯」のひっかけ:
「午前9時から午後5時まで」とあるリストの中で、設問が「午後1時に影響を受けるのは何か?」と聞いてくるパターン。
「ただし書き(Exception)」のひっかけ:
リストの後に「ただし、西棟(West Wing)は月曜日ではなく火曜日に実施します」といった例外が書かれており、リストの内容を上書きするパターン。
「前もってすべきこと」のひっかけ:
メンテナンス当日のことではなく、「その前日までにPCの電源を切っておくこと」など、期限(Deadline)を問う問題。
💡
スケジュール表を解く際は、「縦軸(項目)」と「横軸(時間・場所)」が交差する点。
設問のキーワード(例:3F)を縦に探す。
見つかったらその行を横にスキャンし、時間や内容を確認する。
この「クロス確認」を正確に行うことが重要。
◆
「オンライン・チャット(Text Message Chain)」
この形式は、一見すると文章が短く簡単そうに見えますが、「誰が誰に対して発言しているのか」という人間関係や、「発言の裏にある真意」を読み取る力が試されます。
1. 形式の特徴:リアルタイム性と複数人
チャット問題には、通常のビジネスメールとは異なる特徴があります。
時間表示(Timestamps): 各発言の横に「10:05 AM」などの時間が記されています。
口語体(Informal Language): No problem, Sure, I'm on it など、短く砕けた表現が多いです。
情報の断片化: 一人が一度にすべてを話さず、相手の反応を見ながら情報を小出しにします。
2. 「意図問題」の深い攻略法
設問:At 10:15 AM, what does Mr. Suzuki mean when he writes, "I'll be there at 2:00"?
(午前10時15分、鈴木氏が「2時にそこへ行きます」と書いた意図は何ですか?)
直前の発言を死守する:
鈴木氏の「2時に行きます」という言葉自体には、深い意味はありません。
重要なのは「その1つ前の人の発言」です。
もし前者が「会議は2時からだけど来れる?」と言っていれば、意図は「会議への参加」。
もし前者が「2時までに資料を届けてほしい」と言っていれば、意図は「配達の完了」。
文脈の「不足」を補う: チャットは主語や目的語が省略されがちです。
「I'll be there(そこに行く)」の「there」が、会話の冒頭に出てきた「ロビー」なのか「クライアントのオフィス」なのかを、数行遡って特定する必要があります。
3.
単語・表現 チャットでの使われ方 設問での言い換え(意図)
Unavailable "I'm unavailable until 3." He is busy with another task.
Log in "I can't log in to the server." He is having technical issues.
I'm on it "Don't worry, I'm on it." He will take care of the task.
Can you step in? "I'm stuck. Can you step in?" Requesting assistance.
◆4. 複数人の関係性を整理する
チャット問題では3〜4人が登場します。ここが混乱の元です。
役割の特定: * 指示を出している人(上司・リーダー)
現場で動いている人(担当者)
外部の人(クライアント、または別部署の人)
「誰が解決策を出したか」: 「結局、誰が会議室を予約することになったのか?」といった結論を問う問題がよく出ます。最後に "I'll do it." と言った人を正確に見抜く必要があります。
5. 典型的なひっかけ:時間のズレ
ひっかけ: チャットの中で「1時に会いましょう」→「やっぱり1時半で」→「了解」と流れた場合。
対策: 設問で「彼らは何時に会いますか?」と聞かれたら、最後の合意(1時半)を選ばなければなりません。
スキャニングで最初に見つけた数字(1時)に飛びつかないよう、最後まで流れを追うのが鉄則です。
💡 チャットは「劇の台本」
チャット問題を読むときは、頭の中で登場人物が交互に喋っている「劇の台本」をイメージしてください。
「あ、この人は今困っているんだな」「この人は助け舟を出しているんだな」と、感情や状況をビジュアル化する。
▲「オンライン・ディスカッション・スレッド(掲示板)」
複数の人間がひとつのトピックに対して好き勝手に意見を述べるため、
チャット形式よりもさらに「情報の整理力」が問われる形式です。
誰が「賛成」で、誰が「反対」か。
1. 文書の構造:スレッドの流れ
掲示板形式は、以下のような「ツリー構造」で進みます。
Original Post (最初の投稿):
問題提起や提案(例:オフィスのコーヒーマシンを有料化しませんか?)。
ここに「スレッド全体の目的」が隠されています。
Replies (返信): それに対する複数のユーザー(User A, User B...)の反応。
結論: 議論の着地点、あるいはさらなる議論の呼びかけ。
2. 「スタンス(立場)」を特定するキーワード
設問で「否定的なのは誰か?」などを問われた際、本文から直接的な「No」という言葉を探すだけでは足りません。以下のような態度のシグナルを探します。
① 賛成・肯定的(Positive / Support)
I’m all for it.(全面的に賛成です)
It's about time.(ようやくですね=待ち望んでいた)
That would be a great addition.(それは素晴らしい追加要素になりますね)
② 反対・否定的(Negative / Oppose)
I have some reservations.(少し懸念があります)
I’m not convinced.(納得できません)
We should reconsider.(再検討すべきです)
That might be over budget.(それは予算オーバーかもしれません)
③ 中立・条件付き(Neutral / Conditional)
It depends on...(〜次第ですね)
I agree, but only if...(〜という条件なら賛成です)
3. 頻出単語と「言い換え」のパターン
単語 スレッドでの役割 選択肢での言い換え
Opinion 「私の意見では…」と持論を述べる。 Perspective / Viewpoint
Suggestion 「こうしたらどう?」と代替案を出す。 Proposal / Recommendation
Feedback 誰かの案に対して感想を述べる。 Input / Comments
Concerns 懸念点(否定的なニュアンス)を出す。 Worries / Objections
◆
4. 設問攻略のポイント
① 「否定的なのは誰か?」問題
攻略: 逆説の接続詞(However, But, Unfortunately)から始まっている投稿に注目します。
注意: 「最初は褒めているのに、最後に反対している」というパターンがあります。投稿の最後の一文までしっかり確認する。
② 「スレッドの目的」問題
攻略: 最初の投稿(Original Post)の件名や冒頭を見ます。
正解例:
To gather feedback on a new policy(新規定への意見を集めるため)、
To brainstorm ideas for a party(パーティのアイデアを出すため)。
③ 「特定の人物への言及」問題
攻略: 「User Bさんは、User Aさんの案に対してどう思っていますか?」という、発言者同士のリンクを問う問題が出ます。User Bの投稿内に「@User A」や「As User A suggested...」という引用がないかを探します。
5. 典型的な「ひっかけ」パターン
「多数決」の罠: 5人中4人が賛成していても、設問が「反対しているのは誰か?」と聞いていれば、唯一の反対者を選ばなければなりません。
「肩書き」の罠: ユーザー名(例:Accounting_Staff)から、「この人はお金のことを心配しているはずだ」という推測をさせる問題。
💡 心の「いいね」ボタンを探せ
各投稿を読みながら、その人がそのトピックに「いいね(賛成)」と思っているか、「バッド(反対)」と思っているか、記号を横にメモする感覚で読み進めてください
「時間表示」をヒントにする:
チャット問題では、発言の横に「10:05 AM」などの時間が記されています。
設問で「10:15分に発言した人は何を意図していますか?」と聞かれるため、
その直前の発言を読み、何に対しての反応かを特定するコツが解説されます。
代名詞(it, that, they)の指し示す内容:
短い文が続くため、「それをやっておきます」の「それ(it)」が何を指しているかを正確に追う訓練をします。
省略語や口語表現への慣れ:
通常のビジネスメールよりも少し砕けた表現(例:No problem, Sure thing)が、正解への重要なシグナルになることを学びます。
登場人物の役割をメモする:
「Aさんはリーダー」「Bさんは現場担当」といった関係性を素早く掴む。
前後の文をセットで読む:
意図問題が出た時は、その発言の「1つ前」と「1つ後」のメッセージを必ず読み、会話の流れを断定する。
◆
「トリプルパッセージ(3文書形式)」
この「イベント告知 + 申込書 + 確認メール」というセットは、情報の「パズル」を解く感覚が最も必要とされます。1つの文書だけを見ても絶対に答えが出ない「クロスリファレンス(情報の掛け合わせ)」の詳細を解説します。
1. 文書の役割分担(情報のすみ分け)
トリプルパッセージでは、各文書が持つ情報の種類が決まっています。
文書1(告知):「マスターデータ(基準)」
イベントの全容、セッションごとの時間・部屋番号、講師名、費用などが網羅された「表」や「リスト」です。
文書2(申込書):「個人の選択」
特定の人物(例:Mr. Kato)がどのセッションにチェックを入れたか、いつ申し込んだか、何らかの特別な要望(食事制限など)を書いたか、が示されます。
文書3(確認メール):「例外・変更・結果」
主催者からの返信です。「申し込まれたセッションの会場が変更になりました」や「定員オーバーなので別の枠へ移ってください」といった「最新の事実」が書かれます。
2. 「3点照合」の具体的プロセス
設問:"In which room will Mr. Kato's afternoon session be held?" (加藤さんの午後のセッションはどの部屋で行われますか?)
この問題を解くための「情報のジャンプ」は以下の通りです。
文書2(申込書)を見る: 加藤さんが選んだ午後のセッション名を確認します。(例:Marketing Strategy)
文書1(告知)を見る: Marketing Strategy がもともと何号室で行われる予定かを確認します。(例:Room 302)
文書3(メール)を確認する: ここが最大のポイントです。メールに「Marketing Strategy は、参加者多数のため Room 405 に変更されました」とあれば、正解は Room 405 になります。
3. 頻出単語と「言い換え」の連動
単語 本文での役割 選択肢での言い換え
Session 各時間帯の授業や会議。 Presentation / Workshop / Talk
Venue イベントの会場全体。 Location / Site / Facility
Confirmation 「申し込みを受け付けました」という通知。 Acknowledgment / Proof of registration
Participant イベントの参加者。 Attendee / Registrant
4. 設問攻略の急所
① 「金額」の計算問題
文書1に「通常100ドル、学生は半額」、文書2の加藤さんの職業欄に「Student」とあれば、正解は「50ドル」になります。
② 「持ち物・準備」の問題
文書1に「セッションBの参加者はノートPC持参のこと」、文書2で加藤さんが「セッションB」を選んでいれば、設問「加藤さんは当日何を持っていくべきか?」の答えは「Laptop」になります。
③ 「誰がどのセッションを担当するか」
文書1に「マーケティングのプロが教えるセッション」、文書3で「講師のMr. Brownが体調不良で交代しました」とあれば、現在の担当者を特定させます。
5. 典型的な「ひっかけ」パターン
「時間帯」のひっかけ: 午前と午後で別のセッションを選んでいる場合、設問が「どっち」を聞いているのかを読み間違えさせる罠。
「キャンセル」のひっかけ: 3つ目の文書で「セッションCが中止になったので、代わりにDに参加してください」と書かれており、最終的な行動を問うパターン。
💡 視線の往復を恐れない
トリプルパッセージでは「1問につき、2つ以上の文書に触れる」のが当たり前です。
「文書1に書いてないから解けない!」と焦るのではなく、「これは文書2か3にヒントがあるはずだ」と頭を切り替え、情報を線で結ぶ練習をしてください。
◆「サービス案内 + 注文 + 請求書」は、トリプルパッセージの中でも「数字」と「論理」が支配する、最もパズル的な要素が強いセットです。
この形式では、「当初の予定(見積もり)」と「実際の結果(請求)」のズレが正解の根拠になることが多々あります。詳細な攻略ポイントを解説します。
1. 文書の役割:情報の「変遷」を追う
トリプルパッセージでは、時系列に沿って情報が変化していく様子を追いかけます。
文書1(サービス案内/価格表):「標準ルール」
プランA、B、Cそれぞれの料金、基本料金に含まれる内容、超過料金の規定などが書かれています。
文書2(注文依頼/見積依頼):「個人の希望」
顧客が「プランBを頼みたい」「期間は5日間」「追加オプションが欲しい」と伝えます。
文書3(請求書/最終確認メール):「最終結果」
実際に支払う金額。ここに「割引(Discount)」や「追加料金(Extra charge)」、あるいは「日程の変更」**が反映されます。
2. 「クロスリファレンス(情報の掛け合わせ)」の具体例
設問:"Why did the total amount on the invoice increase?" (なぜ請求書の合計金額が増えたのですか?)
この問題を解くための、モリテツ流ステップは以下の通りです。
文書2(注文)を確認: 顧客は当初「4時間」の清掃サービスを依頼していた。
文書3(請求書)を確認: 実際の請求が「5時間分」になっている。
文書1(案内)または文書3の備考欄を確認: 「作業が予定時間を超えた場合、1時間あたり$50の追加料金が発生する」という規定を見つけ、正解(作業時間の延長)を導き出します。
3. 頻出単語と「ビジネス上の意味」
これらの単語は、単なる意味だけでなく「何と結びつくか」を意識してください。
単語 TOEICでの役割 注目すべきポイント
Rate 料金、単価。 Hourly rate(時給)か Flat rate(固定料金)か。
Estimate 見積もり。 あくまで「概算」であり、文書3で変わる予兆。
Billing 請求、支払い。 Billing address(請求先)が会社か個人か。
Balance 残高、未払い額。 全額払ったのか、一部残っているのか。
Quote 見積価格。 Estimate の言い換えとして頻出。
4. 設問攻略の3つの急所
① 割引(Discount)の適用条件文書1に「新規顧客は10%オフ」とあり、文書2で顧客が「初めて利用します」と言っていれば、文書3の金額は10%引かれているはずです。この「整合性」が問われます。
② 支払い方法と期限文書3に「支払いは30日以内(Net 30)」や「クレジットカードのみ」といった条件が書かれ、それについて設問で問われます。
③ 誰が誰に払うのか法人の注文の場合、注文者(従業員)と請求先(経理部)が異なることがあります。文書3の宛先をしっかりスキャニングする必要があります。
◆攻略・戦略ポイント
3つの文書に圧倒されないための、モリテツ流テクニックが詳しく解説されます。
「1問目」を素早く仕留める: トリプルパッセージでも、最初の1〜2問は「文書1だけを見れば解ける」ことが多いです。まずはここでリズムを作り、残り時間に余裕を持たせる戦略を学びます。
パターンの把握: 「3つの文書のうち、どこにどの情報があるか」を瞬時に把握する訓練をします(例:1つ目は『ルール』、2つ目は『行動』、3つ目は『結果』)。
クロスリファレンスの連鎖: 「文書1の条件」×「文書2のデータ」から導き出した答えを、さらに「文書3の例外規定」で補正して正解を選ぶような、複雑な情報処理のプロセスを学びます。
4. 学習のアドバイス
Day 6を解く際は、以下のことを意識してみてください。
「指差し確認」の励行: 頭の中だけで考えず、文書1の「日付」と文書2の「スケジュール」を指で押さえながら比較すると、ミスが激減します。
全部読まない勇気: 10分という制限時間は非常にタイトです。設問に関係のない細かい数字や装飾的な文章は「読み飛ばす(スキミング)」技術を試すチャンスだと捉えましょう。
5. 典型的な「ひっかけ」パターン「税金(Tax)と手数料(Fee)」の罠:
サービス本体の価格だけを選択肢に入れ、税金や配送料を含めた「合計(Total)」を選ばせないようにするひっかけ。「見積もりと請求の差」の罠: 文書2の見積もり金額に飛びつくと、文書3で「部品代が追加された」後の最終金額を見落とすことになります。
💡 合計金額(Total)から逆算する時間が足りない時、トリプルパッセージの3枚目にある「請求書の合計金額」を先に見てしまうのも一つの手です。その金額が中途半端な数字(例:$108)であれば、
「本体価格$100 + 税金8%」や「本体$120 - 割引10%」といった計算式が本文のどこかに隠れている、という強力なヒントになります。
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AIメモ 備忘録(検索のための個人的メモなので、用事がなくなったりすれば後で大きく変更したりします。あしからず。)
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0261:in time (for ...)
意味: (~に)間に合って
解説: 決められた時間の「枠内(in)」に滑り込むイメージ。
対比: on time(時間通りに:ぴったり 0177)との違いに注意。
例文: I arrived at the station in time for the last train. (終電に間に合うように駅に到着した。)
0262:in turn
意味: 順番に、交代で、次は(今度は)
解説: turn(順番)が巡ってきている状態(in)を指します。「AがBをし、今度はBがCをする」といった連鎖的な順番を表すときにも使います。
例文: The students answered the questions in turn. (生徒たちは順番に質問に答えた。)
0263:in vain
意味: 無駄に、効果なく
解説: vain(虚栄・空虚)という状態の中にあること。努力したけれど結果が伴わなかったときに使われます。
言い換え: uselessly / to no purpose
例文: All our efforts were in vain. (私たちの努力はすべて無駄に終わった。)
0264:on a diet
意味: ダイエット中で
解説: diet(規定食)という「継続的な状態」の上(on)に乗っているイメージです。
ポイント: 日本語の「痩せるための運動」だけでなく、「食事制限をしている」という意味が強いです。
例文: I can't eat cake because I'm on a diet. (ダイエット中なのでケーキは食べられません。)
0265:on business
意味: 仕事で、商用で
解説: 遊びではなく「仕事」という目的・名目の上にいること。
対義語: for pleasure(遊びで、観光で)
例文: He has gone to London on business. (彼は仕事でロンドンへ行った。)
■ 知識の整理:
on が表す「活動・状態」
0264 と 0265 に使われている on は、「何かの活動の真っ最中」であることを表します。
on a diet ダイエット中(食事制限中)
on business 仕事中(商用で)
on a trip 旅行中
on fire 燃えている最中
on sale 特売中 (0176)
1分チェック
彼は( )( )で九州へ出張している。(仕事で)
私たちは( )( )歌を歌った。(順番に)
私は会議に( )( )間に合った。(間に合って)
(答え:1. on business / 2. in turn / 3. in time)
◆
0266:on foot
意味: 徒歩で
解説: 自分の足(foot)という「土台」の上に乗って移動するイメージです。
注意点: 交通手段は by を使うのが基本ですが、「歩き」だけは by walk ではなく on foot と言います。
例文: He goes to the office on foot. (彼は徒歩で会社に行っている。)
0267:on the [an] average
意味: 平均して、概して
解説: average(平均)という数値の上で、という意味。
言い換え: generally
例文: I sleep seven hours a night on the average. (私は平均して一晩に7時間眠る。)
0268:on the whole
意味: 概して、全体的に見て
解説: whole(全体)を上から眺めているイメージです。
言い換え: in general (0171)
例文: On the whole, your plan is very good. (全体的に見て、君の計画はとても良い。)
0269:by accident
意味: 偶然に、誤って
解説: accident(事故・予期せぬ出来事)によって、という意味。
ポイント: ポジティブな「偶然」は by chance (0245) ですが、by accident は「不注意で」というニュアンスを含みます。
対義語: on purpose (0181:わざと)
例文: I deleted the file by accident. (誤ってそのファイルを消してしまった。)
0270:by oneself
意味: 一人で、独力で
解説: 自分のそば(by)に自分しかいない状態。
ポイント: 1. 一人で(Alone) 2. 独力で(Without help) の2つのニュアンスがあります。
例文: She lives by herself in Tokyo. (彼女は東京で一人暮らしをしている。)
公共交通・車 by bus / by train / by car 無冠詞(a や the をつけない)
徒歩 on foot by walk は間違い!
特定の乗り物 on the bus / in my car a/the/my などがつく場合は前置詞が変わる
彼は( )( )で学校に通っている。(徒歩で)
私は( )( )で、誰にも頼らずにそれをやった。(独力で)
( )( )( )では、今年の冬は例年より暖かい。(平均して)
(答え:1. on foot / 2. by myself / 3. On the average)
◆
0271:by far
意味: はるかに、ずっと
解説: 比較級や最上級を強調する表現です。「差(by)が遠い(far)」、つまり「圧倒的な差がある」というイメージです。
ポイント: 最上級を強調することが多いですが、比較級を強調することもあります。
例文: This is by far the best movie of the year. (これは間違いなく今年最高の映画だ。)
0272:by the way
意味: ところで
解説: 話が本筋(way)の脇(by)へそれる時の導入に使われます。
例文: By the way, have you seen my keys? (ところで、私の鍵を見なかった?)
0273:day after day
意味: 来る日も来る日も、毎日毎日
解説: 同じことの繰り返しに対する「単調さ」や「嫌気」が含まれることが多いです。
例文: It rained day after day during our vacation. (休暇中、毎日毎日雨が降った。)
0274:from A to B
意味: AからBまで
解説: 出発点(from)と到着点(to)を示します。場所だけでなく、時間や範囲にも使われます。
例文: The shop is open from 9 a.m. to 6 p.m. (その店は午前9時から午後6時まで開いている。)
0275:from now on
意味: 今からは、これからはずっと
解説: 今(now)を起点(from)として、先へ続く(on)というイメージ。将来にわたって継続することを表します。
例文: I will be more careful from now on. (これからはもっと注意します。)
■ 知識の整理:比較を強める言葉
0271 の by far 以外にも、比較の程度を強める言葉は重要です。
最上級 by far / much 圧倒的、断トツで
比較級 much / far / a lot ずっと、はるかに
彼はクラスで( )( )一番背が高い。(はるかに)
( )( )( )、昨日言っていた本はどうなった?(ところで)
私は( )( )( )、タバコをやめることにした。(今からは)
(答え:1. by far / 2. By the way / 3. from now on)
0276:from time to time
意味: 時々
解説: ある時から別の時へ、と断続的に起こる様子を表します。
言い換え: sometimes / occasionally / at times (0167)
例文: I go to the theater from time to time. (私は時々、劇場へ行きます。)
0277:in a minute [second]
意味: すぐに
解説: 1分(minute)や1秒(second)というごく短い時間「以内(in)」に、という意味。
ポイント: 未来のことを話す時に「今からすぐに」というニュアンスで使われます。
例文: I’ll be back in a minute. (すぐ戻ります。)
0278:in black and white
意味: 文面で、はっきりと
解説: 白い紙の上に黒いインクで書かれた状態、つまり「口約束ではなく記録に残った形」を指します。
例文: I want the agreement in black and white. (その合意は、口頭ではなく文面でほしい。)
0279:in cash
意味: 現金で
解説: 支払い手段としての「現金(cash)」という枠組みの中(in)で、という意味です。
注意点: クレジットカードの場合は by credit card と、前置詞が by になることが多いです。
例文: Can I pay in cash? (現金で払えますか?)
0280:in the end
意味: 結局、最後には
解説: いろいろな過程があったけれど、その「最後(end)」の枠に落ち着いた、という結果を強調します。
言い換え: finally / at last / eventually
例文: In the end, we decided to stay home. (結局、私たちは家にいることに決めた。)
■ 知識の整理:in と at の「終わり」の違い
0280 の in the end と、よく似た at the end の違いは重要です。
in the end結局は紆余曲折あった末の「結果」を重視
at the end of ...~の終わりに期間や場所の「特定の地点」を指す
彼は( )( )戻ってきます。(すぐに)
私はその条件を( )( )( )( )確認したい。(文面で/はっきりと)
私たちは( )( )その計画を諦めた。(結局)
(答え:1. in a minute / 2. in black and white / 3. in the end)
◆
0281:in the long run
意味: 長い目で見れば、結局は
解説: 目先の利益ではなく、長い(long)過程(run)の果てにある結果を指します。
例文: It seems expensive now, but it will save money in the long run. (今は高く見えるが、長い目で見れば節約になるだろう。)
0282:on and on
意味: どんどん、延々と
解説: on(継続)を重ねることで、動作が止まらずにずっと続いている様子を強調します。
例文: The rain continued on and on all night. (雨は一晩中、延々と降り続いた。)
0283:on purpose
意味: わざと、故意に
解説:目的(purpose)を持って(on)行う、という意味。
対義語: by accident / by chance
例文: I’m sure he broke the vase on purpose. (彼はわざと花瓶を割ったに違いない。)
0284:on the contrary
意味: それどころか、それに対して
解説: 相手の意見を強く否定したり、前の文とは正反対のことを述べたりする時に使います。
例文: “Is he lazy?” “No, on the contrary, he is very hardworking.” (「彼は怠け者ですか?」「いいえ、それどころか、とても勤勉です」)
0285:on the other hand
意味: 他方では、その一方で
解説: 2つの事柄を対比させる時に使います。「一方の手(one hand)にはこれがあり、もう一方の手(the other hand)にはこれがある」というイメージです。
例文: I like high-tech gadgets. On the other hand, my wife prefers old-fashioned things. (私はハイテク機器が好きだ。その一方で、妻は古風なものを好む。)
■ 知識の整理:話の展開を作る on the ...
今回登場した 0284 と 0285 は、文章の論理構成を示す非常に重要な表現です。
on the contrary 強い否定・逆説 「全く逆だよ!」と言い返す時
on the other hand 対比・並列 「Aだけど、Bという側面もあるよね」と比べる時
彼は( )( )私の足を動かした。(わざと)
彼女は( )( )( )喋り続けた。(延々と)
彼は金持ちだ。( )( )( )( )、とても質素に暮らしている。(その一方で)
(答え:1. on purpose / 2. on and on / 3. On the other hand)
0286:out of date
意味: 時代遅れの、期限切れの
解説: date(日付・時代)の枠から外(out of)に出ている、という意味。ファッション、技術、情報、あるいは食品の期限などにも使われます。
対義語: up to date(最新の)
例文: His clothes are a bit out of date. (彼の服は少し時代遅れだ。)
0287:out of the question
意味: 不可能で、論外で
解説: 議論の対象(question)にすらならないほどあり得ない、という強い否定です。
例文: Buying a new car is out of the question for now. (新しい車を買うなんて、今は論外だ。)
0288:step by step
意味: 一歩一歩、着実に
解説: 一度に飛び越すのではなく、一つずつ段階を踏んで進む様子を表します。
例文: You will improve your English step by step. (あなたの英語は一歩一歩上達するでしょう。)
0289:to tell (you) the truth
意味: 実を言うと、正直なところ
解説: 文全体を修飾する慣用句です。相手にとって意外な事実や、少し言いにくい本音を打ち明ける時の導入に使います。
言い換え: to be honest / as a matter of fact (0240)
例文: To tell the truth, I forgot our appointment. (実を言うと、約束を忘れていました。)
0290:with ease
意味: 容易に、難なく
解説: ease(容易さ・楽な状態)を持って(with)何かを行う、という意味です。
言い換え: easily
例文: He passed the difficult exam with ease. (彼はその難関試験に難なく合格した。)
with ease easily 容易に
with care carefully 注意深く (0202)
with patience patiently 根気よく
with confidence confidently 自信を持って
そのコンピュータは今では( )( )( )だ。(時代遅れ)
( )( )( )( )( )、私はその映画が好きではない。(実を言うと)
私たちは( )( )( )計画を進めた。(一歩一歩)
(答え:1. out of date / 2. To tell the truth / 3. step by step)
0291:without fail
意味: 間違いなく、必ず
解説:fail(失敗・不履行)がない状態で、という意味。強い約束や命令で使われます。
例文: You must finish the report by tomorrow without fail. (明日までに必ずレポートを完成させなさい。)
0292:word for word
意味: 逐語的に、一語一語(正確に)
解説: 一つの単語(word)に対して一つの単語を当てる(for)イメージ。省略せずに正確に伝える際に使います。
例文: I translated his speech word for word. (私は彼のスピーチを一語一語正確に訳した。)
0293:work out
意味: (問題を)解く、解決する、(計画を)立てる、運動する
解説: 複数の意味がありますが、基本は「外へ(out)出すまで努力(work)する」こと。
答えを導き出す
計画を練り上げる
(ジムなどで)体を鍛える
例文: We need to work out a plan for the project. (私たちはプロジェクトの計画を立てる必要がある。)
0294:worth -ing
意味: ~する価値がある
解説: be worth -ing の形で使われます。主語が「~される価値」を持っていることを表します。
例文: This book is worth reading many times. (この本は何度も読む価値がある。)
0295:write down ...
意味: ~を書き留める、メモする
解説: 忘れないように紙などの上(down)に文字を残すイメージ。
言い換え: put down / take note of
例文: Please write down my phone number. (私の電話番号を書き留めてください。)
0296:would like to do
意味: ~したいと思う
解説: ※0063want to do よりも丁寧で控えめな表現。
例文: I would like to ask you a question. (あなたに質問をしたいのですが。)
0297:would rather do (than ...)
意味: (~するより)むしろ…したい
解説: 2つの選択肢を比べて、こちらの方が好み(rather)だ、と伝える時に使います。
例文: I would rather stay home than go out in the rain. (雨の中外出するより、むしろ家にいたい。)
0298:at a loss
意味: 途方に暮れて、困って
解説: loss(紛失・喪失)という状態の中にいること。何をすべきか、何と言うべきか分からなくなった状態を指します。
例文: I was at a loss for words when I heard the news. (その知らせを聞いた時、私は言葉に詰まった[途方に暮れた]。)
0299:at first sight
意味: 一目で、一見したところ
解説: 最初の(first)視界(sight)に入った瞬間に、という意味。
よく使う表現: love at first sight(一目惚れ)
例文: It was love at first sight. (それは一目惚れだった。)
0300:at the risk of ...
意味: ~の危険を冒して
解説: risk(危険)という地点(at)に身を置いて、という意味。
例文: He saved the child at the risk of his own life. (彼は自分の命を懸けてその子供を救った。)
■ 知識の整理:worth の使い方
0294 の worth は文法的に少し特殊です。
be worth -ingThe book is worth reading.動詞の目的語が主語に来る
be worthy of ...He is worthy of praise.~に値する(少し硬い表現)
worthwhileIt is worthwhile to read it.「やりがいがある」という形容詞
彼は( )( )でその話を繰り返した。(一語一語正確に)
私は外出するより( )( )家にいたい。(むしろ〜したい)
彼は返答に( )( )( )いた。(途方に暮れて)
(答え:1. word for word / 2. would rather / 3. at a loss)
◆◆
1001 at the mercy of... 〜のなすがままに 自分の力ではどうにもできない強大な力(自然、運命、敵など)に支配されている状態。
1002 by virtue of... 〜のおかげで / 〜の理由で 堅い表現。「〜の持つ力・長所によって」という文脈で、因果関係を論理的に説明する際に使われます。
1003 for the sake of... 〜のために 利益や目的、あるいは何らかの保護のために。「for one's sake(自分のために)」など所有格を挟む形も頻出。
1004 in compliance with... 〜に従って / 〜を遵守して 法律、規則、命令などに背かないように行動すること。ビジネスや公的な文書で非常によく出ます。
1005 in honor of... 〜に敬意を表して / 〜を記念して 偉人を称えたり、特別な行事を祝ったりする際のポジティブな理由を表します。
1006 in proportion to... 〜に比例して Aが増えればBも増える、という相関関係を指します。数学的・経済的な文脈でよく狙われます。
1007 in the light of... 〜に照らして / 〜を考慮して 新しい事実や情報が判明した際に、「それを踏まえて判断すると」という文脈で使われます。
1008 on the brink of... 〜の寸前で 絶滅、倒産、崩壊など、主に「悪いことが起きるギリギリの縁」に立っている状態。
1009 with a view to -ing 〜する目的で 未来の目標に向けて準備するというニュアンス。**toの後は動名詞(-ing)**が来るのが最大の文法ポイント。
1010 at the expense of... 〜を犠牲にして 何かを手に入れる代わりに、大切なものを失ったり損なったりすること。「代償を払って」と言い換えられます。
1011 look to A for B AにB(助けなど)を期待する 「Aの方を向いてBを待つ」というイメージ。依存や期待を表し、look to A to do(Aが〜してくれるのを期待する)の形も重要です。
1012 keep A at bay Aを寄せ付けない / くい止める 元々「(獲物を)追い詰めて吠え立てる」という意味から、病気や敵、問題などの「悪いもの」を自分に近づけないように防ぐ際に使われます。
1013 take A to heart Aを深く心に留める / 気にする 忠告を真剣に受け止める(+)場合もあれば、批判を気にして落ち込む(ー)場合もあります。take A for granted(当然と思う)と混同しないよう注意。
1014 fall short of... 〜に達しない / 及ばない 期待、基準、目標などの「ライン」に対して、届かずに手前で落ちるイメージ。short が「不足」を意味するのがポイントです。
1015 bring A to light Aを明るみに出す / 暴露する 隠されていた事実や証拠に「光(light)を当てる」=「誰にでも見えるようにする」ということ。受動態の come to light(明るみに出る)も頻出。
1016 see to it that... 〜するように取り計らう / 気をつける 「〜という状況(that節)になるように見届ける」という意味。指示を出したり、責任を持って手配したりする際に使われます。
1017 take A for B AをB(別物)だと思い込む / 誤認する take A for granted(当然と思う)と形は似ていますが、中身は「勘違い」です。特に「AをBと間違える」という文脈で出ます。
1018 set in (悪天候などが)始まる / 定着する 単に「始まる」のではなく、**「嫌なことが始まって、しばらく続きそうな」**重苦しいニュアンスを伴います(梅雨、冬、不況など)。
1019 yield to... 〜に屈する / 屈服する 圧力、誘惑、強い反対などに負けて、自分の主張を曲げること。give in to... や surrender to... の堅い表現です。
1020 stand for... 〜を象徴する / 表す / 支持する 「立って(stand)、〜の方(for)を代表している」イメージ。略称が何を表すか(UN = United Nationsなど)を指すときによく使われます。
1021 attribute A to B AをBのせいにする / AはBのおかげだと考える 「A(結果)の原因はBにある」と帰属させる表現。ascribe A to B と書き換え可能です。
1022 be inclined to do 〜したい気がする / 〜する傾向がある 心がそちらに「傾いている(incline)」状態。控えめな主張や、統計的な傾向を述べる際に使われます。
1023 be liable to do 〜しがちである / 〜しそうである 特に「悪いこと」が起こる可能性が高いときに使われます。be prone to do に近いニュアンスです。
1024 be susceptible to... 〜の影響を受けやすい / 感染しやすい 外部からの刺激や病気に対して、防御が弱く「かかりやすい」状態。科学や医学の論説文で頻出。
1025 come to terms with... 〜と折り合いをつける / 妥協する / (不運などを)受け入れる 難しい状況や悲しい事実に対して、時間をかけて心の中で決着をつける(terms:条件)イメージです。
1026 keep pace with... 〜に遅れずについていく 周囲の変化や進歩と同じスピード(pace)で進むこと。情報化社会や技術革新の文脈でよく出ます。
1027 look down on... 〜を見下す / 軽蔑する 物理的に下を見るのではなく、心理的に相手を格下に見ること。対義語は look up to...(尊敬する)。
1028 make much of... 〜を重視する / 重んじる 「〜を大きく(much)扱う」ということ。否定文 not make much of(軽視する)も狙われます。
1029 put up with... 〜を我慢する / 耐える 嫌な状況をそのまま(up)自分の中に置いておくイメージ。endure や tolerate の口語的な表現です。
1030 show off... 〜を見せびらかす / 誇示する 自分の能力や持ち物を「外に(off)向けて見せる」=自慢する、というニュアンス。
1031 take part in... 〜に参加する participate in... の書き換え。組織や活動の中に自分の一部(part)を置くイメージです。
1032 tell A from B AをBと区別する / 見分ける 「話す」ではなく「見分ける」という意味。distinguish A from B や know A from B と同じ働きです。
1033 think better of... 〜を考え直してやめる 「〜をより良く(better)考える」→「やっぱりやめたほうがいいと判断する」という、少しひねった意味になります。
1034 up to... 〜の責任で / 〜次第で It's up to you.(君次第だ)が定番。他に「〜まで(最大値)」「〜に従事して(悪だくみなど)」の意味も。
1035 view A as B AをBとみなす regard A as B や see A as B と同じ。客観的な視点(view)で定義する際に使われます。
1036 work out... (問題などを)解決する / 練り上げる 中にある問題を外(out)に出してスッキリさせるイメージ。ジムでの「筋トレ」の意味も有名です。
1037 avail oneself of... 〜を利用する 非常に堅い表現。use や take advantage of に近いですが、チャンスや権利を「役立てる」という響きです。
1038 be aware of... 〜に気づいている / 知っている 知識として知っているだけでなく、周囲の状況を「認識している」状態。対義語は be unaware of。
1039 be composed of... 〜から構成されている be made up of や consist of と同義。部分が集まって全体ができている状態(受動態に注意)。
1040 devote A to B AをBに捧げる A(時間・努力・お金など)をB(目的・人)に注ぎ込む。**toの後は名詞または動名詞(-ing)**です。
1041 be endowed with... (才能などに)恵まれている 生まれつき知能、才能、美貌などを「授けられている」という、やや硬い表現です。
1042 be engaged in... 〜に従事している / 携わっている 仕事、活動、議論などに没頭・参加している状態。be busy with よりも専門的な響きです。
1043 be entitled to... 〜の資格・権利がある 法律や規則によって、何かを受け取る「権利(title)」を与えられている状態。
1044 be ignorant of... 〜を知らない / に疎い 単に知らないだけでなく、本来知っておくべきことを「無知である」というニュアンスを含みます。
1045 be impatient for... 〜を待ちかねている 焦れるほど(impatient)強く望んでいる状態。be impatient to do(〜したくてたまらない)も頻出。
1046 be indifferent to... 〜に無関心である 好きでも嫌いでもなく、興味が全くない状態。対義語の be concerned about(関心がある)と比較されます。
1047 be inferior to... 〜より劣っている 質、能力、地位などが下であること。比較級ですが than ではなく to を使う「ラテン比較」の代表。
1048 be inherent in... 〜に本来備わっている そのもの自体に元から深く組み込まれている(固有の)性質を指します。
1049 be obsessed with... 〜に取りつかれている 頭の中がそのことで一杯になり、離れない状態。強迫観念や執着を表します。
1050 be subject to... 〜の影響を受けやすい / 〜に従うべき 支配下にある、あるいは(天候などに)左右されること。toの後は名詞または動名詞です。
1051 be true of... 〜に当てはまる 「〜についても同様に正しい」ということ。be true to(〜に忠実である)との混同に注意。
1052 identify A with B AをBと同一視する AとBが同じものである、あるいは密接に関係しているとみなすこと。名詞形は identification。
1053 congratulate A on B A(人)のB(事柄)を祝う 祝う理由は on で表します。praise A for B(AをBのことで褒める)との前置詞の違いが狙われます。
1054 deprive A of B AからBを奪う A(人)からB(権利・能力・物など)を奪う。of を使う「除去・剥奪」の動詞の代表格です。
1055 distinguish A from B AとBを区別する 1032の tell A from B の堅い表現。AとBの間の「距離・隔たり(from)」を意識するイメージ。
1056 praise A for B AをBのことで褒める 褒める理由は for(交換・理由)で表します。congratulate との対比でよく出題されます。
1057 provide A with B AにBを供給する A(人・組織)にB(物・情報)を与える。provide B for A との書き換えも重要。
1058 regard A as B AをBとみなす 1035の view A as B と同義。長文読解で「筆者がAをどう定義しているか」を掴むキーになります。
1059 result in... 〜という結果になる 主語が原因、後ろが結果。result from(〜の結果として生じる)との逆転現象が最大の急所。
1060 spend A on B A(時間・金)をBに費やす Bには名詞が来ます。spend A (in) doing(〜することに費やす)の形も超頻出です。
1061 adapt A to B AをBに適合させる / 合わせる 環境や目的(B)に合わせて、A(自分や物)を調整すること。自ら「適応する」場合は adapt oneself to B。
1062 add A to B AをBに加える 既に存在しているBに対して、新しい要素Aをプラスするイメージ。
1063 ask A of B B(人)にA(助けなど)を頼む ask B for A と同じ意味ですが、目的語Aが前に来る形。文語的で「Bという人からAを求める」ニュアンス。
1064 leave A to B AをB(人)に任せる 自分の手元からAを離して、Bに預けるイメージ。Leave it to me!(私に任せて!)は日常でも頻出。
1065 keep A from -ing Aが〜するのを妨げる / 防ぐ Aが「〜する」という動作に向かうのを、外から引き離して(from)止めるイメージ。
1066 owe A to B AはBのおかげである A(成功・命など)があるのは、B(人・物)の恩恵・負債であるということ。因果関係の理解に重要。
1067 prefer A to B BよりAを好む 「B(基準)に比べて、Aの方へ心が向く」ということ。比較級ですが than ではなく to を使います。
1068 share A with B AをBと共有する / 分かち合う Aという一つのものを、Bと一緒に(with)持つこと。
1069 stop A from -ing Aが〜するのを止める 1065の keep A from -ing とほぼ同義ですが、より「中断・停止」の力が強い表現。
1070 substitute A for B Bの代わりにAを用いる 「Bを外して、代わりにAを入れる」こと。どちらが新しく使うものかを間違えやすいので注意
1071 assign A to B AをBに割り当てる / 配属する 仕事、役割、場所などを特定の人(B)に割り振ること。
1072 associate A with B AからBを連想する / AをBと結びつける Aを見たときに頭の中でBが思い浮かぶこと。また、AとBが関係していると考えること。
1073 apply A to B AをBに応用する / 適用する 理論や規則(A)を、特定の事例や状況(B)に当てはめること。
1074 confine A to B AをBに限定する / 閉じ込める 活動範囲(A)を狭い範囲(B)に絞り込むイメージ。
1075 compare A to B AをBにたとえる / 比較する 共通点を見つける「たとえ(比喩)」と、違いを見る「比較」の両方がありますが、**toは「たとえ」**で使われることが多いです。
1076 confront A with B AをBに直面させる A(人)にB(困難・事実・証拠など)を突きつけること。受動態の be confronted with(〜に直面している)も頻出。
1077 dedicate A to B AをBに捧げる 1040の devote A to B とほぼ同じ。時間、努力、本などを特定の目的や人に捧げること。
1078 derive A from B BからAを引き出す / 得る 喜び、利益、知識、あるいは言葉の語源(A)を、源泉(B)から得るイメージ。
1079 attach A to B AをBに取り付ける / 付随させる 物理的にくっつけるだけでなく、「重要性を置く」といった抽象的な意味でも使われます。
1080 expose A to B AをB(危険・光など)にさらす AをBという環境に、隠さずに出すこと。
1081 impose A on B AをBに課す / 押し付ける 税金や義務、あるいは自分の意見(A)を、B(人)に無理やり背負わせるイメージ。
1082 confuse A with B AをBと混同する AとBがごちゃ混ぜになり、区別がつかなくなること。1017の take A for B(思い込む)に近いですが、より「混乱」が強い。
1083 fit A into B AをBに適合させる / 収める Aという要素を、Bという枠組みの中にぴったりとはめ込むイメージ。スケジュール調整などでよく使われます。
1084 help A with B A(人)のB(事柄)を手伝う AがBに取り組んでいるのを、一緒に(with)サポートすること。
1085 keep A to oneself Aを秘密にしておく / 独占する Aを自分だけの範囲(to oneself)に留めておき、他人に言わない、あるいは分け与えないこと。
1086 leave A for B Bに向けてAを去る A(出発地)を離れて、B(目的地)へ向かう。leave for B(Bへ向かう)の間に、出発地Aが入った形。
1087 make A into B Aを(材料にして)Bを作る Aという素材を変化させてBに変えること。be made into B(Bに作り替えられる)も頻出。
1088 name A after B BにちなんでAに名前をつける B(尊敬する人など)の名前を、後(after)から追いかけるように付けるイメージ。
1089 point A at B A(指・銃・カメラなど)をBに向ける Aという先のとがったものを、目標物Bに「点(point)」として向けるイメージ。
1090 refer A to B AをBに参照させる / 照会させる 人(A)をより詳しい専門家(B)に紹介したり、情報を得るために資料(B)を見に行かせたりすること。
1091 keep A to B AをB(一定範囲)に制限する 1074の confine A to B に近いですが、より「外に出さないようにキープする」イメージ。
1092 present A with B A(人)にB(物)を贈る / 提示する Bを贈る理由は with で表します。present B to A(BをAに提示する)の形も重要です。
1093 prevent A from -ing Aが〜するのを妨げる / 防ぐ 1065/1069の仲間。from -ing の形をとる超頻出の「妨害」動詞です。
1094 remind A of B A(人)にBを思いださせる Aという「人」にBという「情報」をくっつける of。remind A that... の形も頻出。
1095 replace A with B AをBと取り替える A(古いもの)を外してB(新しいもの)を入れる。1070の substitute との入れ替えに注意。
1096 rob A of B A(人)からB(金品など)を奪う 1054の deprive A of B と同じ「剥奪のof」を使います。奪う対象は「人(A)」が先。
1097 suit A to B AをBに適合させる 1061の adapt A to B とほぼ同じ。目的や環境(B)に合わせて、Aを調整すること。
1098 take A with B AをBと一緒に持っていく 単に持ち運ぶだけでなく、「Aという結果をB(代償)とともに受け入れる」といった抽象的な意味も。
1099 transform A into B AをBに変える / 変形させる 形や性質(form)を完全に「別のもの(into)」へ変化させる、強い意味の単語です。
1100 be dedicated to... 〜に献身している / 専念している 1077の受動態。toは前置詞なので、後ろに動詞が来る場合は -ing形。
◆
0701 as for... 〜については / 〜に関する限り 文頭で話題を変える際(「さて、〜はというと」)に使われます。既に出た話と対比させる時に便利です。
0702 as to... 〜に関して / 〜について about の堅い表現。疑問詞節(as to whether...など)を導く形が非常に多く、正誤問題でも狙われます。
0703 aside from... 〜は別として / 〜に加えて 米語でよく使われます(英語では apart from)。「〜を除いて」と「〜の他に」の両方の意味があります。
0704 at the risk of... 〜の危険を冒して 命や名声など、大切なものを失う可能性を承知で何かを行う際に使われます。
0705 by means of... 〜によって / 〜を用いて 手段や方法を表します。単なる by よりも「その手段を具体的に駆使して」という重みがあります。
0706 for all... 〜にもかかわらず despite や with all と同義。後ろに「努力」や「欠点」などの名詞が来ます。文頭で見落としがちなので注意。
0707 in favor of... 〜に賛成して / 〜に有利なように 提案に賛成する場合や、誰かに有利な判決が出る際などに使われる、論理展開のキー単語です。
0708 in place of... 〜の代わりに 本来あるべきものの代わりを務める際。instead of と似ていますが、「場所(place)を入れ替える」イメージ。
0709 in terms of... 〜の点から / 〜の観点で 「〜という言葉(terms)で表せば」が語源。換算や視点の切り替え(経済的な観点では、等)で多用されます。
10 in the face of... 〜に直面して / 〜にもかかわらず 困難や反対が目の前にある状況。そこから転じて「〜をものともせず」という逆接的な使い方もします。
0711 regardless of... 〜に関わらず 性別、年齢、国籍などの条件に左右されないこと。1050の be subject to(左右される)の反対の感覚です。
0712 with all... 〜にもかかわらず 0706の for all と全く同じ意味。後ろには「努力」や「知識」などの名詞が来ます。
0713 at the cost of... 〜を犠牲にして 1010の at the expense of と同義。何かを得るために、大切なものを「コスト」として払うイメージ。
0714 look on A as B AをBとみなす 1058の regard A as B と同じ。物理的に見るのではなく、心理的に「みなす」という意味です。
0715 mistake A for B AをBと間違える A(本物)をB(偽物・別物)だと思ってしまうこと。1017の take A for B と非常に近い表現です。
0716 provide for... 〜を養う / 〜に備える 家族を経済的に「養う」という意味と、将来の不測の事態に「備える」という意味の両方が重要です。
0717 think of A as B AをBとみなす これも regard A as B の仲間。日常会話から論文まで幅広く使われる最も一般的な「みなす」です。
0718 with a view to -ing 〜する目的で 1009で既出ですが、ランク3でも重要項目。**toの後は動名詞(-ing)**が来るのが最大の急所。
0719 along with... 〜と一緒に / 〜に加えて together with に近いですが、主となるものに「付随して」というニュアンスがあります。
0720 by way of... 〜経由で / 〜の方法で 場所を「経由」する場合と、「〜という手段・方法として(as a means of)」使う場合があります。
0721 refer to A as B AをBと呼ぶ / みなす 「AをBという名前・言葉で参照する」ということ。1090の refer A to B(紹介する)との違いに注意。
0722 ascribe A to B AをBのせいにする / おかげとする 1021の attribute A to B と全く同じ。A(結果)の原因をBに帰属させます。
0723 believe A to be B AがBであると信じる 「A = Bだ」と確信している状態。believe that A is B の書き換えとして長文で頻出します。
0724 consider A (to be) B AをBとみなす / 考える 最も一般的な「みなす」。to be は省略されることが多く、第5文型(SVOC)の形をとります。
0725 distinguish A from B AをBと区別する 1055でも登場。AとBの間の「隔たり(from)」を見分けること。distinguish between A and B も同義。
0726 know A from B AをBと見分ける / 区別する 1032の tell A from B と同じ。簡単な単語の組み合わせですが、「知る」ではなく「見分ける」です。
0727 praise A for B AをBのことで褒める 1056で既出。理由を表す for がポイント。congratulate A on B との対比が重要。
0728 regard A as B AをBとみなす 1058で既出。ランク3・4を通じて最重要の「みなす」です。熟語の王様と言えます。
0729 rob A of B AからBを奪う 1096で既出。人(A)から物(B)を奪う。of の「分離」のイメージを忘れずに。
0730 tell A from B AをBと区別する / 見分ける 1032で既出。tell には「識別する」という力があることを再確認しましょう。
0731 accuse A of B A(人)をB(罪など)で責める / 告訴する 裁判のような公的な非難だけでなく、日常の「責める」でも使われます。理由は of で表します。
0732 compare A with B AをBと比較する 1075で既出。AとBを並べて共通点や相違点を探ること。compare A to B(たとえる)との違いも意識。
0733 confront A with B AをBに直面させる 1076で既出。A(人)にB(証拠や困難)を突きつけるイメージ。受動態の be confronted with が頻出。
0734 convince A of B A(人)にBを納得させる / 確信させる Aの心の中にBという情報をしっかり「植え付ける」イメージ。convince A that... の形も超頻出。
0735 deprive A of B AからBを奪う 1054で既出。権利、自由、睡眠、光などを奪う際に使われる「剥奪のof」の代表例です。
0736 derive A from B BからAを引き出す / 得る 1078で既出。情報や利益、あるいは語源(A)を源泉(B)から取り出すイメージ。
0737 devote A to B AをBに捧げる 1040で既出。toは前置詞。エネルギーや時間を特定の目的や人に注ぎ込むこと。
0738 identify A with B AをBと同一視する 1052で既出。AとBを「同じもの」として結びつけて考えること。
0739 inform A of B A(人)にBを知らせる 事務的、あるいは公式に伝えるニュアンス。inform A that...(Aに〜だと知らせる)も重要。
0740 present A with B A(人)にB(物)を贈る / 提示する 1092で既出。Aという「土台」にBという「彩り(with)」を添えて差し出すイメージ。
0741 prevent A from -ing Aが〜するのを妨げる / 防ぐ 1093で既出。ランク3でも最重要。主語(原因)のせいで、Aが〜できないという無生物主語構文で多用されます。
0742 remind A of B A(人)にBを思いださせる 1094で既出。人(A)に情報(B)を再接続する。of を忘れないことが正誤問題対策です。
0743 replace A with B AをBと取り替える 1095で既出。A(旧)をB(新)に置き換える。with の「共存・入れ替え」の感覚。
0744 view A as B AをBとみなす 1035で既出。「みなす」シリーズの一つ。客観的な視点(view)で捉えるニュアンス。
0745 keep A from -ing Aが〜するのを妨げる 1065で既出。prevent とほぼ同じですが、状態を「キープ(保持)」して遠ざけるイメージ。
0746 leave A to B AをBに任せる 1064で既出。自分の管轄からAを離してBに委ねる。Leave it to me! の形。
0747 owe A to B AはBのおかげである 1066で既出。Aという成功や命を、Bという恩人に帰属させる。感謝の文脈で頻出。
0748 stop A from -ing Aが〜するのを止める 1069で既出。進行中の動作Aを from(分離)させて止める。
0749 attribute A to B AをBのせいにする / おかげとする 1021で既出。ascribe A to B の言い換え。因果関係の読解に不可欠。
0750 result in... 〜という結果になる 1059で既出。主語が「原因」で、後ろが「結果」。result from との取り違えは上位大入試で命取り
0751 adapt A to B AをBに適合させる / 合わせる 1061で既出。環境の変化などに合わせて、自分や計画(A)を調整すること。
0752 add A to B AをBに加える 1062で既出。既存のもの(B)に、新しい要素(A)をプラスする。
0753 apply A to B AをBに応用する / 適用する 1073で既出。知識や理論(A)を、実際の事例(B)に当てはめること。
0754 ask A of B B(人)にA(助けなど)を頼む 1063で既出。ask B for A と同義だが、Aが「頼み事」、Bが「人」になる語順に注目。
0755 compare A to B AをBにたとえる / 比較する 1075で既出。共通点を強調する「比喩(たとえ)」として使われることが多い。
0756 congratulate A on B A(人)のB(事柄)を祝う 1053で既出。お祝いの理由は on。「その成功という土台の上に祝辞を載せる」イメージ。
0757 devote A to B AをBに捧げる 1040で既出。toは前置詞なので、後ろは名詞か-ing。非常に重要な繰り返し項目。
0758 help A with B A(人)のB(事柄)を手伝う 1084で既出。Aが取り組んでいる仕事(B)を、一緒に(with)行うこと。
0759 prefer A to B BよりAを好む 1067で既出。比較対象を to で表すラテン比較の代表格。than を使わないよう注意。
0760 spend A on B A(時間・金)をBに費やす 1060で既出。B(名詞)にリソースを注ぐイメージ。spend A (in) doing もセットで。
0761 associate A with B AからBを連想する / AをBと結びつける 1072で既出。頭の中でAとBを「セット(with)」にするイメージ。
0762 attach A to B AをBに添える / 付随させる 1079で既出。物理的に貼るだけでなく、「重要性を置く(attach importance to...)」という形で頻出。
0763 assign A to B AをBに割り当てる / 配属する 1071で既出。仕事や役割(A)を特定の人(B)に振り分けること。
0764 confine A to B AをBに限定する / 閉じ込める 1074で既出。議論や活動を特定の範囲(B)から出さないように制限するイメージ。
0765 attribute A to B AをBのせいにする / おかげとする 1021/1049で既出。因果関係の最重要熟語。A(結果)の原因はBにあると考える。
0766 confront A with B AをBに直面させる 1076/0733で既出。逃げられない事実や困難(B)をAに突きつけること。
0767 dedicate A to B AをBに捧げる 1077/1100で既出。人生や時間(A)を特定の目的(B)に注ぐ。toは前置詞。
0768 deprive A of B AからBを奪う 1054/0735/1096で既出。A(人)からB(権利・物)を奪う。
0769 derive A from B BからAを引き出す / 得る 1078/0736で既出。起源や恩恵(B)からAを得るイメージ。
0770 expose A to B AをBにさらす 1080で既出。日光、危険、異文化(B)などにAを直接触れさせること。
0771 impose A on B AをBに課す / 押し付ける 1081で既出。税金、罰、あるいは自分の意見などを、Bという対象の「上に(on)」載せるイメージ。
0772 confuse A with B AをBと混同する 1082で既出。AとBが一緒(with)になってしまい、区別がつかなくなる状態。
0773 fit A into B AをBに適合させる / 収める 1083で既出。AをBという枠組みの中にぴったりとはめ込むこと。
0774 leave A for B Bに向けてAを去る 1086で既出。A(出発地)からB(目的地)へ向かう。for は方向を表します。
0775 make A into B AをBに作り変える 1087で既出。Aという素材を別の形・性質であるBへと変化(into)させること。
0776 name A after B BにちなんでAに名前をつける 1088で既出。Bという先人の「後(after)を追って」名前を付けるイメージ。
0777 present A with B A(人)にB(物)を贈る 1092/0740で既出。Aという人にBを添えて(with)差し出す。
0778 prevent A from -ing Aが〜するのを妨げる 1093/0741で既出。入試頻出度トップクラスの「妨害・分離」の熟語。
0779 remind A of B A(人)にBを思いださせる 1094/0742で既出。Aという人に、忘れていた情報Bを再接続(of)させる。
0780 replace A with B AをBと取り替える 1095/0743で既出。Aをどかして、代わりにBを置く。
0781 rob A of B A(人)からBを奪う 1096/0729で既出。人(A)から物(B)を引き剥がす「分離のof」。
0782 suit A to B AをBに適合させる 1097で既出。目的や人(B)に合わせて、服や計画(A)を調整すること。
0783 take A with B AをBと一緒に持っていく 1098で既出。単なる移動だけでなく、代償やリスクを伴う際にも使われます。
0784 transform A into B AをBに変容させる 1099で既出。性質や姿(form)を別のもの(into)へ劇的に変えること。
0785 compare A to B AをBにたとえる 1075/0755で既出。「人生を旅にたとえる」など比喩表現で多用されます。
0786 at the risk of... 〜の危険を冒して 0704で既出。何かを失うリスクを承知で行動する際に使われる前置詞句。
0787 by means of... 〜によって / 〜を用いて 0705で既出。手段・方法を強調する。By means of this tool... など。
0788 for all... 〜にもかかわらず 0706で既出。逆接。文頭の「For all 名詞, S + V」は最重要の読解ポイント。
0789 in favor of... 〜に賛成して 0707で既出。提案や考えを支持する状態。反対は against。
0790 in place of... 〜の代わりに 0708で既出。本来のものの場所(place)に別のものが入るイメージ。
0791 in terms of... 〜の点から / 〜の観点で 0709で既出。評価の基準を明示する超重要熟語。現代文の「〜の次元では」に近い感覚です。
0792 in the face of... 〜に直面して / 〜にもかかわらず 0710で既出。困難な状況を目の前にしている状態。逆接の文脈でよく使われます。
0793 regardless of... 〜に関わらず 0711で既出。条件を無視して「一律に」というニュアンス。irrespective of と書き換え可能。
0794 at the cost of... 〜を犠牲にして 0713で既出。「〜という代償を払って」。利益を得る裏側にある損失に注目する表現。
0795 in proportion to... 〜に比例して 1006で既出。Aが増えるにつれてBも増える(減る)という相関関係。数式やグラフの読解で頻出。
0796 look on A as B AをBとみなす 0714で既出。「みなす」シリーズ。受動態の A is looked on as B も狙われます。
0797 mistake A for B AをBと間違える 0715で既出。「A(本物)をB(偽物)と交換(for)して認識する」というイメージ。
0798 think of A as B AをBとみなす 0717で既出。最も汎用性の高い「みなす」。英作文でも非常に使いやすい表現です。
0799 by way of... 〜経由で / 〜として 0720で既出。場所の経由だけでなく、「挨拶として(by way of greeting)」のように目的も表します。
0800 refer to A as B AをBと呼ぶ / みなす 0721で既出。名前を付けたり、特定の定義で言及したりする際に使われます。
AIメモ 備忘録(検索のための個人的メモなので、用事がなくなったりすれば後で大きく変更したりします。あしからず。)
0121:because of ...
意味: ~のために、~の理由で
解説: ※0013, 0107前置詞句として機能し、後ろに名詞(句)を置きます。
ポイント: 接続詞の because (+S V) との書き換え問題が頻出です。
例文: The game was cancelled because of the rain. (雨のために試合は中止になった。)
0122:for the sake of ...
意味: ~のために
解説: sake(目的、利益)から。ある人や物の利益になるように、あるいはある目的を達成するために、という意味です。
言い換え: for the benefit of ...
例文: He works hard for the sake of his family. (彼は家族のために一生懸命働いている。)
0123:in the middle of ...
意味: ~の最中に、~の真ん中に
解説: 時間的、または空間的な「中央」を指します。
例文: Don't go out in the middle of the night. (夜中に外出してはいけません。)
0124:in terms of ...
意味: ~の点から、~の言葉で
解説: term(観点、言葉)から。ある特定の基準や角度から物事を見る・語る時に使います。
例文: The movie was good in terms of special effects. (その映画は、特撮の点では優れていた。)
0125:a variety of ...
意味: さまざまな~、多種多様な~
解説: variety(多様性)から。単に many と言うよりも「種類が豊富である」ことに焦点が当たります。
注意点: variety は単数形ですが、意味が複数(いろいろな~)なので、後ろの名詞は原則として複数形になります。
例文: This shop sells a variety of flowers. (この店ではさまざまな種類の花を売っている。)
◆
because of 「原因・理由」 事故のせいで遅れた
for the sake of 「目的・利益」 健康のために歩く
in order to 「動作の目的」 始発に乗るために起きる
彼は健康( )( )( )( )( )タバコをやめた。(~のために[利益])
彼女は( )( )( )( )食事をしている最中だ。(~の最中に)
教育を( )( )( )考えると、この本は素晴らしい。(~の点から)
(答え:1. for the sake of / 2. in the middle of / 3. in terms of)
◆
0126:a lot of ...
意味: たくさんの~、多くの~
解説: ※0014数えられる名詞にも、数えられない名詞(水、お金など)にも両方に使えます。
言い換え: lots of ... / plenty of ...
例文: I have a lot of things to do today. (今日はすることがたくさんある。)
0127:a number of ...
意味: いくつかの~、多くの~
解説: 「いくつかの」という漠然とした数を表しますが、文脈によっては「かなりの数の」という意味にもなります。
注意点(最重要): A number of + 複数名詞 は複数扱いです。The number of ...(~の数)が単数扱いになるのと区別しましょう。
例文: A number of students were absent today. (今日は多くの生徒が欠席した。)
0128:a kind of ...
意味: 一種の~、一種の~のようなもの
解説: 物を分類する時に使います。
言い換え: a sort of ... / a type of ...
例文: A bat is a kind of mammal. (コウモリは一種の哺乳類だ。)
0129:most of ...
意味: ~の大部分、~のほとんど
解説: 全体の中の大部分を指します。
注意点: 特定のグループを指す場合は most of the [名詞] のように、of と冠詞が必要です。単に「たいていの人々」と言うなら most people となります。
例文: Most of the students passed the exam. (生徒の大部分が試験に合格した。)
0130:one of ...
意味: ~のうちの一つ
解説: 複数のものの中から一つを取り出します。
注意点: 後ろの名詞は必ず複数形になります。主語になる場合は 単数扱い です。
例文: She is one of my best friends. (彼女は私の親友の一人だ。)
■ 知識の整理:主語になった時の「単数・複数」
文法問題で最も狙われるのは、これらの熟語が主語(S)になった時の動詞(V)の形です。
A number of students複数扱い... are / were
The number of students単数扱い... is / was
One of the students単数扱い... is / was
( )( )( )私の友人の一人が明日来る。(~の一人)
( )( )( )人々がその祭りに参加した。(多くの~)
これは( )( )( )新しいスポーツだ。(一種の~)
(答え:1. One of / 2. A number of / 3. a kind of)
0131:plenty of ...
意味: たくさんの~、十分な~
解説: a lot of と同様に、数えられる名詞にも数えられない名詞にも使えます。「十分すぎるほどある」というポジティブなニュアンスが含まれます。
例文: Don't worry, we have plenty of time. (心配しないで、時間はたっぷりあるから。)
0132:a pair of ...
意味: 1足の~、1組の~
解説: 靴(shoes)、靴下(socks)、手袋(gloves)、ハサミ(scissors)、ズボン(pants)など、2つで1セットのものを数える時に使います。
例文: I bought a pair of shoes yesterday. (昨日、靴を1足買った。)
0133:both A and B
意味: AもBも両方とも
解説: AとBの2つをセットで扱います。
ポイント: これが主語になる場合、常に複数扱いになります。
例文: Both Tom and Bob like playing tennis. (トムもボブもテニスをするのが好きだ。)
0134:not A but B
意味: AではなくB
解説: Aを否定し、Bを強調する表現です。
ポイント: 主語として使う場合、動詞は B に合わせます。
例文: The important thing is not winning but taking part. (重要なのは勝つことではなく、参加することだ。)
0135:not only A but (also) B
意味: AだけでなくBも(また)
解説: ※0112の B as well as A と書き換え可能です。Bの方に重点が置かれます。
ポイント: 主語として使う場合、動詞は B に合わせます。
例文: Not only you but also he is responsible for the mistake. (君だけでなく、彼もそのミスに責任がある。)
both A and B 常に複数 Both he and I are ...
not only A but B B に合わせる Not only you but he is ...
B as well as A B に合わせる He as well as you is ..
私には( )( )( )宿題がある。(たくさんの)
私( )( )彼( )( )そのニュースを知っている。(私も彼も両方)
彼は( )( )歌手( )( )俳優( )ある。(歌手だけでなく俳優でも)
(答え:1. plenty of / 2. Both, and / 3. not only, but also)
0136:each other
意味: お互いに
解説: 2人(または3人以上)の間で相互に動作が行われることを表します。
ポイント: 文法上は「代名詞」扱いなので、動詞のすぐ後ろ(目的語)に来ることが多いです。
例文: They looked at each other and laughed. (彼らはお互いを見て笑った。)
0137:all over ...
意味: ~の至る所に、~中で
解説: 対象の表面すべて(all)を覆う(over)イメージです。
ポイント: all over the world(世界中で)は決まり文句として頻出します。
例文: I traveled all over Japan last summer. (去年の夏、日本中を旅した。)
0138:after all
意味: 結局、やはり
解説: あらゆること(all)が起こった後(after)で、という意味から「予想に反して結局」や「(理由を添えて)何しろ~なのだから」という意味になります。
例文: I thought it would rain, but it was a sunny day after all. (雨が降ると思ったが、結局晴れの日だった。)
0139:as ... as possible
意味: できるだけ~
解説: possible(可能な)限り、同じくらい(as...as)という意味です。
言い換え: as ... as one can
例文: Please come here as soon as possible. (できるだけ早くここに来てください。)
0140:as usual
意味: いつものように
解説: usual(いつもの、普通の)な状態と同じように、という意味です。
例文: He arrived late as usual. (彼はいつものように遅れて到着した。)
after all 結局(やはり) 色々あったけど、最終的にこうなった
in the end 最後には 長いプロセスの末に、ようやく
at last ついに(やっと) 待ち望んでいたことが実現した喜び
私たちは( )( )を助け合うべきだ。(お互いに)
彼は( )( )世界中に友達がいる。(~の至る所に)
( )( )多い方が良い。 The more, ( )( )( )( ). (できるだけ)
(答え:1. each other / 2. all over / 3. as many as possible)
0141:as if ...
意味: まるで~であるかのように
解説: 実際はそうではないが、あたかもそうであるかのような様子を表します。
ポイント: 後ろには仮定法(過去形や過去完了形)が来ることが多いです。
言い換え: as though ...
例文: He talks as if he were an expert. (彼はまるで専門家であるかのように話す。)
0142:be as follows
意味: 次のとおりである
解説: 情報を箇条書きなどで提示する際の前置きとして使われます。
ポイント: 主語が複数でも、慣用的に as follows(単数形)のまま使うのが一般的です。
例文: The results are as follows. (結果は次のとおりです。)
0143:as a matter of fact
意味: 実際は、実は
解説: ※0077の in fact をより強調した、丁寧な表現です。相手の予想に反する事実を伝えるときによく使われます。
例文: As a matter of fact, I have never been there. (実は、私はそこへ一度も行ったことがないのです。)
0144:as a rule
意味: 概して、普通は、原則として
解説: 「規則(rule)として」という直訳から転じて、いつもの習慣や一般的な傾向を表します。
言い換え: generally / in general
例文: As a rule, I get up at six. (概して、私は6時に起きる。)
0145:as far as ...
意味: ~する限りでは(範囲・程度)
解説: 知識や視界の「限界・範囲」を表します。
注意点: 条件を表す as long as(~する間は、~しさえすれば)との区別が非常に重要です。
例文: As far as I know, he is honest. (私の知る限りでは、彼は正直だ。)
as far as範囲・距離(~の及ぶ範囲では)
As far as I know / As far as I can see
as long as
時間・条件(~する間は/~なら)
As long as I live / As long as it's free
彼は( )( )何でも知っているかのように話す。(まるで~のように)
( )( )( )( )、私は彼が正しいと思う。(私の知る限りでは)
私の予定は( )( )( )。(次の通りだ)
(答え:1. as if / 2. As far as I know / 3. are as follows)
0146:as long as ...
意味: ~する間は、~しさえすれば(条件・時間)
解説: 前回(0145)の as far as と対をなす重要熟語です。こちらは「条件」や「時間の長さ」を制限します。
例文: You can stay here as long as you like. (好きなだけここにいていいですよ。)
0147:at any time
意味: いつでも
解説: どんな時(any time)という点(at)でも、という意味です。
言い換え: anytime / at all times(常に)
例文: You can call me at any time. (いつでも電話してくれて構いません。)
0148:at the same time
意味: 同時に、それと同時に
解説: 同じ(same)時(time)という点(at)で、という意味です。
言い換え: at once(0071) / simultaneously
例文: The two runners reached the goal at the same time. (2人のランナーは同時にゴールした。)
0149:day after day
意味: 来る日も来る日も、毎日毎日
解説: ある日(day)の後に(after)また別の日(day)が来る、という繰り返しを強調する表現です。
ニュアンス: 単なる every day よりも「(単調なことが)ずっと続く」というニュアンスで使われることが多いです。
例文: He did the same work day after day. (彼は来る日も来る日も同じ仕事をした。)
0150:day by day
意味: 日ごとに、日に日に
解説: 1日1日(day by day)と、少しずつ変化していく様子を表します。
ポイント: 状態の変化を表す動詞(become, get など)や進行形と一緒に使われることが多いです。
例文: It is getting warmer day by day. (日に日に暖かくなってきている。)
■ 知識の整理:似ている表現の使い分け
今回の 0149 と 0150、そして以前出てきたものを整理します。
day after day 反復・継続 毎日同じことの繰り返し(退屈・忍耐)
day by day 変化・進展 日を追うごとに変わっていく(成長・季節)
step by step 段階・着実 一歩一歩、順序立てて進む(0102)
( )( )( )( )、彼の病状は良くなっている。(日に日に)
私たちは( )( )( )( )に叫んだ。(同時に)
静かにして( )( )( )( )、ここにいてもいいよ。(~しさえすれば)
(答え:1. Day by day / 2. at the same time / 3. as long as)
0151:for the time being
意味: 当分の間、差し当たり
解説: time being(現在という時間)の間(for)、という意味です。将来はずっと続くわけではないが、「今はとりあえずこうしておく」というニュアンスで使われます。
言い換え: for now / temporarily
例文: Let’s stay here for the time being. (差し当たり、ここにいましょう。)
0152:first of all
意味: まず第一に
解説: 多くの項目(all)がある中で、最初(first)に、という意味です。順序立てて説明を始める時の決まり文句です。
言い換え: to begin with / firstly
例文: First of all, you should check the schedule. (まず第一に、スケジュールを確認すべきです。)
0153:from now on
意味: 今後は、これからは
解説: 今(now)という地点から(from)、先へずっと(on)という意味。これまでの習慣を変えて、未来に向かう時に使います。
注意点: 過去から現在までは from then on(その時からずっと)となります。
例文: I will be more careful from now on. (これからはもっと注意します。)
0154:from time to time
意味: 時々
解説: ある時間から(from)別の時間へ(to)飛び飛びに、という意味から「時々」となります。
言い換え: sometimes / occasionally / once in a while
例文: He visits his grandparents from time to time. (彼は時々祖父母を訪ねます。)
0155:in a minute
意味: すぐに、まもなく
解説: minute(1分)という短い時間の中(in)で、という意味。文字通りの1分というより、心理的に「すぐ」という感覚です。
言い換え: soon / immediately / right away
例文: I’ll be back in a minute. (すぐ戻ります。)
◆
usually たいてい(80%くらい)
often しばしば、よく(60%くらい)
sometimes 時々(50%くらい)
from time to time 時々、たまに(30%くらい)
once in a while ごくたまに(10%〜20%)
( )( )( )、一番大切な問題から話し合おう。(まず第一に)
( )( )( )( )、このホテルに泊まることにしよう。(差し当たり)
( )( )( )、私はもう嘘をつきません。(これからは)
(答え:1. First of all / 2. For the time being / 3. From now on)
0156:in those days
意味: 当時は、そのころは
解説: those days(あれらの日々)という過去の期間の中(in)を指します。
ポイント: 文脈が「過去」であることを示す強力なヒントになります。現在の「最近は」は these days です。
例文: In those days, there were no computers. (当時は、コンピューターがなかった。)
0157:in no time
意味: すぐに、あっという間に
解説: 時間(time)が全くない(no)ほど短い間(in)に、という意味。驚くほどの早さを強調します。
言い換え: very soon / before long
例文: The ambulance arrived in no time. (救急車はあっという間に到着した。)
0158:in the beginning
意味: 最初は、初めに
解説: 物事の始まりという「期間・段階」を指します。
ポイント: 後ろに of ... を伴って「~の初めに」という形でもよく使われます。
例文: In the beginning, I didn't like English. (最初は、英語が好きではなかった。)
0159:at first
意味: 最初は
解説: 特定の「時点(at)」を指し、「後で状況が変わった」というニュアンスを強く含みます。
例文: At first it was difficult, but now it's easy. (最初は難しかったが、今は簡単だ。)
0160:on and on
意味: どんどん、休みなく、延々と
解説: 動作が途切れず(on)さらに続く(on)イメージです。
ポイント: 動詞の後に置いて、その動作が長く続いていることを表します。
例文: She talked on and on about her trip. (彼女は旅行について延々と話し続けた。)
過去 in those days 昔はこうだった(過去の回想)
現在 these days / nowadays 最近はこうだ(昔との対比)
未来 in the future 将来は(0075)
その宿題は( )( )( )で終わるよ。(あっという間に)
彼は自分の夢について( )( )( )と語った。(延々と)
( )( )( )、私は彼が嫌いだったが、今は親友だ。(最初は)
(答え:1. in no time / 2. on and on / 3. At first)
0161:over and over (again)
意味: 何度も何度も、繰り返して
解説: over(弧を描いて戻る)動作を繰り返すイメージです。
言い換え: repeatedly / time after time
例文: I’ve read this book over and over. (私はこの本を何度も何度も読み返した。)
0162:so far
意味: 今までのところ
解説: 過去のある点から「今(so)」という地点まで(far)の距離を指します。
ポイント: 現在完了形(have + 過去分詞)と一緒に使われることが非常に多いです。
例文: So far, everything is going well. (今のところ、すべて順調です。)
0163:before long
意味: まもなく、すぐに
解説: 長い時間(long)が経つ前(before)に、という意味です。
言い換え: soon / in a short time
例文: Dark clouds appeared, and before long it started to rain. (暗い雲が現れ、まもなく雨が降り出した。)
0164:for a while
意味: しばらくの間
解説: a while(短い時間)の間(for)、という意味です。
ポイント: 数分から数時間、時には数日間など、文脈によって「少しの間」の長さは変わります。
例文: Please wait here for a while. (ここでしばらくの間待っていてください。)
0165:one after another
意味: 次々に、次から次へと
解説: 一人(一つ)の後に、また別(another)のものが続く様子。
ポイント: 3つ以上のものが連続して起こる場合に使われます。(2つの場合は one after the other)
例文: New products are being released one after another. (新製品が次々と発売されている。)
so far 現在完了形 過去から「今」までの継続
before long 未来形 / 過去形 「これから」すぐに / 「その後」すぐに
in those days 過去形 「昔」の一定期間 (0156)
( )( )、その計画に問題は見つかっていない。(今のところ)
彼は同じ間違いを( )( )( )繰り返す。(何度も何度も)
雲が晴れて、( )( )太陽が出てきた。(まもなく)
(答え:1. So far / 2. over and over / 3. before long)
◆
0166:at a glance
意味: 一目で、一目見て
解説: glance(ちらりと見ること)という点(at)において、という意味です。
例文: I recognized him at a glance. (一目で彼だとわかった。)
0167:at first sight
意味: 一目見て、初対面で
解説: 最初の(first)視界(sight)に入った時に、という意味。特に「ひと目惚れ(love at first sight)」などでよく使われます。
例文: It was love at first sight. (それはひと目惚れだった。)
0168:in a hurry
意味: 急いで
解説: hurry(急ぎ)という状態の中に(in)いることを表します。
ポイント: be in a hurry で「急いでいる」という動詞的な使い方も一般的です。
例文: She left the house in a hurry. (彼女は急いで家を出た。)
0169:in person
意味: 本人が、直接(会って)
解説: 代理や電話・メールではなく、人(person)の中に(in)存在して、つまり「対面で」という意味です。
例文: I’d like to thank him in person. (彼に直接会ってお礼を言いたい。)
0170:in secret
意味: 秘密に、こっそりと
解説: secret(秘密)という枠組みの中(in)で、という意味。
言い換え: secretly / privately
例文: They met in secret to discuss the plan. (彼らはその計画を話し合うために秘密裏に会った。)
■ 知識の整理:「目で見る」熟語の比較
今回の 0166 と 0167 は非常に似ていますが、少しニュアンスが異なります。
at a glance把握の速さグラフや表を見て「一瞬で状況を理解する」
at first sight最初の印象初めて見た瞬間に「直感的に何かを感じる」
私は彼に( )( )会って話をする必要がある。(直接/本人が)
彼女は( )( )朝食を食べて学校へ行った。(急いで)
彼はその手紙を( )( )で読んだ。(秘密に)
(答え:1. in person / 2. in a hurry / 3. in secret)
0171:in general
意味: 一般に、概して
解説: general(一般的なこと)という範囲の中(in)で、という意味。個別のケースではなく全体的な傾向を話す時に使います。
言い換え: generally / as a rule (0144)
例文: In general, Japanese people are polite. (一般に、日本人は礼儀正しい。)
0172:in a sense
意味: ある意味では
解説: sense(感覚・意味)という枠組みの中(in)で、という意味。物事をある特定の視点から捉えた時に使います。
言い換え: in a way
例文: In a sense, what he said is true. (ある意味では、彼の言ったことは正しい。)
0173:in short
意味: 要約すれば、手短に言えば
解説: short(短い状態)の中(in)に情報を詰め込むイメージです。
言い換え: briefly / in a word
例文: The plan was, in short, a failure. (その計画は、要するに失敗だった。)
0174:in particular
意味: 特に、詳細に
解説: 全体の中から特定の(particular)ものに焦点を当てる時に使います。
言い換え: particularly / especially
例文: I like sports, and soccer in particular. (私はスポーツが好きだが、特にサッカーが好きだ。)
0175:in other words
意味: 言い換えれば、つまり
解説: 他の(other)言葉(words)の中(in)に入れて表現し直すと、という意味です。
ポイント: 前の文をより分かりやすく説明する時の「つなぎ言葉」として超重要です。
例文: He is a genius; in other words, he is very smart. (彼は天才だ。言い換えれば、とても頭が良い。)
■ 知識の整理:文を「要約・換言」するテクニック
読解問題において、0173 と 0175 は筆者の最も言いたいこと(結論)が続くサインになります。
in short:それまで話した長い内容を「ギュッ」とまとめる。
in other words:難しい表現を「もっと簡単な言葉」に言い換える。
■ 1分チェック
( )( )( )( )、私は君の意見に賛成だ。(言い換えれば)
彼は( )( )この街が嫌いだ。(一般に)
( )( )、時間は金なりということだ。(要するに)
(答え:1. In other words / 2. in general / 3. In short)
0176:on sale
意味: 売り出し中で、特売中で
解説: sale(販売・特売)という「状態」に接している(on)ことを表します。
ポイント: 日本語の「セール中(割引中)」という意味だけでなく、単に「発売中」という意味で使われることもあります。
例文: These shoes are on sale for $50. (これらの靴は50ドルで特売中です。)
0177:on time
意味: 時間通りに、定刻に
解説: 決められた時間という「線」の上にぴったり乗っているイメージです。
対比: in time(間に合って:余裕がある感じ)との違いがよく出題されます。
例文: The train arrived exactly on time. (電車は時間ぴったりに到着した。)
0178:on duty
意味: 勤務中で、当番で
解説: duty(職務・義務)という状態にあることを表します。
対義語: off duty(勤務外で、非番で)
例文: The police officer is on duty now. (その警察官は今、勤務中だ。)
0179:on the other hand
意味: 他方では、その一方で
解説: 「一方の手(one hand)」に対して「もう一方の手(the other hand)」という意味。対照的な意見や事実を並べる時に使います。
ポイント: 論理展開を示す超重要フレーズです。
例文: He is rich. On the other hand, his brother is poor. (彼は裕福だ。一方で、彼の兄は貧しい。)
0180:on the whole
意味: 概して、全体的に見て
解説: whole(全体)の上に立って眺めるイメージです。
言い換え: in general (0171) / generally
例文: On the whole, I agree with your idea. (全体的には、君の考えに賛成だ。)
■ 知識の整理:on time vs in time
この2つは混同しやすいので、イメージで覚えましょう!
on time 点(ぴったり) 時間通り(遅れず、早すぎず)
in time 枠(中に入ればOK) 間に合って(締め切りや開始に遅れない)
( )( )( )( )、そのイベントは成功だった。(全体的に見て)
授業は( )( )に始まった。(時間通りに)
私はその車を( )( )で買った。(特売で)
(答え:1. On the whole / 2. on time / 3. on sale)
0181:on purpose
意味: わざと、故意に
解説: purpose(目的)の上に(on)乗って、つまり「意図を持って」という意味です。
言い換え: intentionally / deliberately
例文: I think he broke the glass on purpose. (彼はわざとコップを割ったのだと思う。)
0182:on one's way (to ...)
意味: (~へ行く)途中で
解説: 自分の道(way)の上に(on)いる、という状態を表します。
ポイント: home(家へ)や there(そこへ)が続く場合は to を使いません(on my way home)。
例文: I met him on my way to school. (私は学校へ行く途中で彼に会った。)
0183:by air [bus / train]
意味: 飛行機で[バスで/電車で]
解説: 移動の「手段」を表す by です。
ポイント: 交通手段を表す by の後ろには a や the をつけないのが鉄則です。
例文: It is faster to go there by air. (そこへ行くには飛行機の方が速い。)
0184:by degrees
意味: 次第に、徐々に
解説: degree(度合い・段階)を一つずつ経て、という意味です。
言い換え: gradually / bit by bit / step by step (0102)
例文: His health is improving by degrees. (彼の健康状態は次第に良くなっている。)
0185:by no means
意味: 決して~ない
解説: いかなる手段(means)によっても~ない(no)、という強い否定を表します。
言い換え: not at all / never / far from
例文: It is by no means easy to learn a new language. (新しい言語を学ぶのは、決して簡単なことではない。)
■ 知識の整理:by を使うときの注意点
0183 の交通手段の表現は、前置詞の選択問題で狙われやすいポイントです。
by + 乗り物(無冠詞): by car, by train, by bike
in / on + 冠詞 + 乗り物: in a car, on the bus
徒歩で: on foot (※by walk とは言わない)
■ 1分チェック
彼は( )( )学校を休んだわけではない。(わざと)
私は( )( )( )家に帰る途中だ。(~の途中で)
その噂は( )( )( )本当ではない。(決して~ない)
(答え:1. on purpose / 2. on my way / 3. by no means)
◆
◆0186:by the way
意味: ところで
解説: 本筋の道(way)の脇(by)へ逸れる、というイメージ。会話の話題を変える時の決まり文句です。
言い換え: incidentally
例文: By the way, have you seen my keys? (ところで、私の鍵を見かけませんでしたか?)
0187:by far
意味: はるかに、間違いなく
解説: 距離が遠い(far)ほどの差がある(by)という意味。
ポイント: 比較級や最上級を強調する時に使われます。特に「the + by far + 最上級」や「by far + the + 最上級」の形でよく出ます。
例文: This is by far the best movie of the year. (これが今年、間違いなく最高の映画だ。)
0188:at a loss
意味: 途方に暮れて、困って
解説: loss(損失・紛失)という状態の中にあるイメージ。何をすべきか、何と言うべきか分からない状態を指します。
例文: I was at a loss for words. (私は言葉に詰まって(=何を言うべきか分からず)途方に暮れた。)
0189:at least
意味: 少なくとも
解説: 最小(least)という点(at)で見積もっても、という意味です。
対義語: at most(せいぜい、多くとも)
例文: You should wash your hands at least five times a day. (少なくとも1日に5回は手を洗うべきだ。)
0190:at once
意味: すぐに、同時に
解説: ※0071
すぐに: immediately
同時に: at the same time (0148) の2つの意味をしっかり押さえましょう。
例文: You must start at once.(すぐに始めなさい。)
■ 知識の整理:「はるかに」を強調する表現
0187 の by far 以外にも、比較を強調する言葉は重要です。
比較級 を強調 much / far much taller (はるかに背が高い)
最上級 を強調 by far / much by far the best (断トツで最高)
( )( )( )、お名前を伺ってもよろしいですか?(ところで)
彼はどう答えていいか分からず、( )( )( )いた。(途方に暮れて)
富士山は日本で( )( )一番高い山だ。(はるかに/間違いなく)
(答え:1. By the way / 2. at a loss / 3. by far)
◆0191:at present
意味: 現在は、今は
解説: present(現在)という「点(at)」を指します。
言い換え: now / at the moment
例文: At present, the boss is out of the office. (現在、上司は外出しています。)
0192:at work
意味: 仕事中で、働いて
解説: work(仕事)という「状態」や「場所」にいることを表します。
対比: at home(家で、くつろいで)
例文: My father is at work now. (父は今、仕事中です。)
0193:for a long time
意味: 長い間
解説: 長い(long)時間(time)という「期間(for)」を表します。
言い換え: for ages / for a good while
例文: I haven't seen her for a long time. (長い間、彼女に会っていない。)
0194:for a moment
意味: ちょっとの間、一瞬
解説: moment(瞬間)という「期間(for)」を指します。
注意点: 「今すぐ」を指す at the moment や in a moment との使い分けに注意。
例文: Please be quiet for a moment. (ちょっとの間、静かにしてください。)
0195:for example
意味: 例えば
解説: example(例)のために(for)、つまり具体例を挙げる時の導入です。
言い換え: for instance
例文: Some fruits, for example apples, are red. (いくつかの果物、例えばリンゴは赤い。)
◆
for a moment ちょっとの間 動作の「長さ(期間)」を表す
at the moment ちょうど今 「今(now)」という「点」を表す
in a moment すぐに 「まもなく」という未来の「点」を表す
( )( )を挙げると、私は野球やテニスが好きだ。(例えば)
彼は( )( )( )その手紙をじっと見つめた。(少しの間)
( )( )では、その情報は正しい。(現在のところ)
(答え:1. For example / 2. for a moment / 3. At present)
0196:for fear of ...
意味: ~を恐れて、~しないように
解説: fear(恐怖)のために(for)、という意味。悪いことが起きないように用心する時に使われます。
言い換え: lest ... should / so as not to
例文: I said nothing for fear of hurting her feelings. (彼女の感情を傷つけるのを恐れて、私は何も言わなかった。)
0197:for free
意味: 無料で、無料で
解説: 費用が「自由(free)」な状態のために、つまり「タダで」という意味です。
言い換え: for nothing / without charge / free of charge
例文: You can use this software for free. (このソフトウェアは無料で使えます。)
0198:for the first time
意味: 初めて
解説: 最初の(first)時(time)のために、という意味。
ポイント: 最後に in [期間] をつけて「~ぶりに」という表現もよく使われます。
例文: I went to Paris for the first time last year. (私は昨年、初めてパリに行った。)
0199:out of order
意味: 故障して、順序が狂って
解説: order(順序・正常な状態)から外(out of)に出ている、という意味です。
対義語: in order(整頓されて、正常で)
例文: The elevator is out of order now. (エレベーターは今、故障している。)
0200:out of reach (of ...)
意味: (~の)手の届かないところに
解説: reach(手が届く範囲)から外(out of)に出ている、という意味。
ポイント: 物理的な距離だけでなく、能力的に「手が出ない(高価すぎる・難しすぎる)」場合にも使われます。
例文: Keep the medicine out of reach of children. (薬は子供の手の届かないところに置きなさい。)
◆
状態の逸脱 out of order 正常な「枠」から外れて故障中
範囲の逸脱 out of reach 届く「範囲」から外れて届かない
原因・動機 out of curiosity 好奇心という「中身」から行動が出る(好奇心から)
材料・不足 out of paper 紙の在庫という「中」が空っぽ(紙切れ)
そのチケットは( )( )で手に入れた。(無料で)
私は( )( )( )( )彼に会った。(初めて)
公衆電話が( )( )( )だ。(故障して)
(答え:1. for free / 2. for the first time / 3. out of order)
◆
0201:out of the question
意味: 不可能で、論外で
解説: question(議論の対象)から外(out of)に出ている、つまり「議論する価値もないほど不可能だ」という意味です。
注意点: out of question(疑いようのない)と冠詞の the があるかないかで意味が変わるため注意。
例文: A trip to Mars is out of the question at the moment. (火星への旅行は、現時点では論外だ。)
0202:with care
意味: 注意深く、慎重に
解説: care(注意・配慮)を持って(with)何かを行う様子を表します。
言い換え: carefully
例文: Please handle this glass with care. (このガラスを注意深く扱ってください。)
0203:without fail
意味: 間違いなく、必ず
解説: fail(失敗・し損なうこと)なしで(without)、という意味。「必ず~してね」と念を押す時に使います。
例文: Please call me tomorrow without fail. (明日、必ず電話してください。)
0204:at length
意味: 詳細に、ついに(=at last)
解説: length(長さ)をたっぷり使って、という意味から「詳細に」となります。
言い換え: in detail / finally
例文: They discussed the problem at length. (彼らはその問題について詳細に議論した。)
0205:at the age of ...
意味: ~歳の時に
解説: age(年齢)という特定の「点(at)」を指します。
ポイント: 文末だけでなく、文頭に置いて「~歳の時、…した」という形でよく使われます。
例文: He started playing the piano at the age of five. (彼は5歳の時にピアノを弾き始めた。)
■ 知識の整理:out of の紛らわしい表現
特に 0201 に関連して、the の有無で意味が変わる表現は試験で狙われます。
out of the question 論外だ、無理だ 可能性がゼロであること
out of question 疑いようがない 100%確かであること(=beyond question)
その割れ物を( )( )運んでください。(注意深く)
宿題を( )( )提出しなさい。(必ず/間違いなく)
彼女は( )( )( )( ) 20 ( )で結婚した。(20歳の時に)
(答え:1. with care / 2. without fail / 3. at the age of)
0206:at the beginning of ...
意味: ~の初めに
解説: 物事(期間や本、映画など)の最初の部分を指します。
対義語: at the end of ...(~の終わりに)
例文: We have a test at the beginning of next month. (来月の初めにテストがある。)
0207:at the same time
意味: 同時に
解説: 複数の出来事が同じタイミングで起こることを指します。
言い換え: simultaneously / at once
例文: The two children started crying at the same time. (その2人の子供は同時に泣き出した。)
0208:behind one's back
意味: ~のいないところで、~に内緒で
解説: 文字通り「誰かの背中(back)の後ろ(behind)で」という意味から、本人の見ていないところで何かをする、特に「陰口をたたく」際によく使われます。
例文: Don't say bad things about others behind their backs. (他人の悪口を本人のいないところで言ってはいけない。)
0209:between A and B
意味: AとBの間に
解説: 2つのものの「中間」を指します。場所だけでなく、時間や関係性にも使われます。
注意点: 3つ以上の場合は通常 among を使います。
例文: The shop is between the bank and the post office. (その店は銀行と郵便局の間にある。)
0210:by the side of ...
意味: ~のそばに
解説: 物の「横・脇(side)」という場所を指します。
言い換え: beside / next to
例文: There is a small path by the side of the river. (川のそばに小さな小道がある。)
between A and B AとBに挟まれた「真ん中」
by the side of 基準となるものの「すぐ横」
behind 基準となるものの「後ろ・背後」
彼は( )( )( )( )走っている。(同時に)
彼女の( )( )で彼女を笑ってはいけない。(いないところで/陰で)
( )( )( )( )この本の(初めに)、序文がある。(~の初めに)
(答え:1. at the same time / 2. behind her back / 3. At the beginning of)
0211:in front of ...
意味: ~の前に、~の正面に
解説: front(正面)という空間の中に、という意味。建物の前や、人の目の前などを指します。
対義語: behind ...(~の後ろに)
例文: There is a bus stop in front of the hospital. (病院の前にバス停がある。)
0212:on the way (to ...)
意味: (~へ行く)途中で
解説: ※0182の on one's way とほぼ同じです。特定の場所へ向かうルート(way)の上(on)にいることを表します。
例文: I dropped the letter in a mailbox on the way to work. (仕事に行く途中で、ポストに手紙を入れた。)
0213:in the middle of ...
意味: ~の真ん中に、~の最中に
解説: 場所の「中央」と、時間の「最中」の両方に使われます。
例文: He woke up in the middle of the night. (彼は真夜中に目を覚ました。)
0214:more or less
意味: 多かれ少なかれ、だいたい
解説: 「多いか(more)、あるいは少ないか(less)」、つまり「程度の差はあれど」という意味から「だいたい」となります。
言い換え: almost / nearly / approximately
例文: The project is more or less finished. (プロジェクトはだいたい終わっている。)
0215:more than ...
意味: ~よりも多い、~以上
解説: 基準となる数や量を超えていることを表します。
注意点: 数学的な「以上(その数を含む)」とは異なり、英語の more than は通常、その数を含まず「~を超える」という意味になります。
例文: There were more than 100 people in the hall. (ホールには100人以上の人がいた。)
more than ~より多い 100人「超」
no more than わずか~ わずか100人(onlyと同じ)
not more than せいぜい~ 多くても100人(at mostと同じ)
私は駅の( )( )( )で彼を待った。(正面で)
私の言いたいことは( )( )( )理解してもらえたと思う。(だいたい)
彼は( )( ) 3,000冊の本を持っている。(~を超える/~以上)
(答え:1. in front of / 2. more or less / 3. more than)
0216:no less than ...
意味: ~もの(多くの)、~に劣らず
解説: less(より少ない)を no で否定することで、「(少ないどころか)~と同じくらい多い」という驚きや強調を表します。
言い換え: as many [much] as ...
例文: He paid no less than 1,000 dollars for the watch. (彼はその時計に1,000ドルもの大金を払った。)
0217:no longer ...
意味: もはや~ない
解説: かつてはそうだった状態が、今はもう続いていないことを表します。
言い換え: not ... any longer
例文: He no longer lives here. (彼はもはやここには住んでいない。)
0218:not ... at all
意味: 全く~ない
解説: 否定文の末尾に置いて、否定の意味を強く強調します。
言い換え: not in the least / by no means (0185)
例文: I'm not tired at all. (私は全く疲れていない。)
0219:as many as ...
意味: ~もの(多くの)
解説: 数が予想以上に多いことを強調します。後ろには数えられる名詞が来ます。
ポイント: 数えられない量(金額や重さなど)の場合は as much as を使います。
例文: As many as 50 people attended the meeting. (50人もの人が会議に出席した。)
0220:at most
意味: せいぜい、多くとも
解説: どんなに多く見積もったという点(at)でも、最大(most)でこれくらい、という意味です。
対義語: at least (0189)
例文: The work will take at most three days. (その仕事はせいぜい3日しかかからないだろう。)
no less than ~もの(多く) 期待や予想より「多い」という驚き
no more than わずか~ 「たったこれだけ」という限定 (only)
at most せいぜい~ 「多くてもこれくらい」という上限
at least 少なくとも 「最低でもこれくらい」という下限
私は彼のことが( )( )( )好きではない。(全く~ない)
彼は( )( )( )ここで働いていない。(もはや~ない)
彼は1日に( )( )( ) 10杯のコーヒーを飲む。(~もの[多く])
(答え:1. not ... at all / 2. no longer / 3. as many as)
0221:as ... as possible
意味: できるだけ~
解説: 可能な(possible)限り同じくらい(as...as)~だ、という意味です。
言い換え: as ... as one can
例文: Please come here as soon as possible. (できるだけ早くここに来てください。)
0222:as ... as any (other) + 名詞
意味: どの~にも劣らず、非常に~
解説: 他のどんなもの(any other)と同じくらい~だ、ということは、つまり「最高レベルに~だ」という最上級に近い意味を強調します。
例文: He is as brave as any boy in his class. (彼はクラスのどの少年にも劣らず勇敢だ。)
0223:as it were
意味: いわば、言ってみれば
解説: 実際にはそうではないけれど、比喩的に言うと、という時に使います。
言い換え: so to speak
例文: He is, as it were, a walking dictionary. (彼はいわば、歩く字引だ。)
0224:and so on [forth]
意味: ~など、~などなど
解説: 物事をいくつか並べた後に、「同じように(so)続いていく(on/forth)」と付け加える表現です。
例文: I like sports, such as soccer, tennis, and so on. (私はサッカーやテニスなどのスポーツが好きだ。)
0225:A as well as B
意味: BだけでなくAも、Bと同様にAも
解説: Bと同じくらい上手に(well)Aも、という形から「BだけでなくAも」という意味になります。
ポイント: 強調したいのは A の方です。また、主語に使う場合は A に動詞の形を合わせます。
言い換え: not only B but also A
例文: She speaks French as well as English. (彼女は英語だけでなくフランス語も話す。)
A as well as B A が先 Aに焦点を当て、Bを付け加える
not only B but also A B が先 「Bだけかと思いきや、実はAも!」とAを強調
彼は( )( )( )、天才だ。(いわば)
彼は( )( )( )走った。(できるだけ速く)
私はペンやノート( )( )( )を買った。(~など)
(答え:1. as it were / 2. as fast as possible / 3. and so on)
◆
0226:such as ...
意味: (例えば)~のような
解説: 具体例を挙げる時に使います。for example (0195) と似ていますが、such as は名詞の直後に置いて「A, such as B(BのようなA)」という形で使われることが多いです。
例文: I like tropical fruits, such as mangoes and papayas. (私はマンゴーやパパイヤのような熱帯の果物が好きだ。)
0227:either A or B
意味: AかBのどちらか一方
解説: 2つのうちのどちらかを選択する表現です。
ポイント: 主語として使う場合、動詞は B の形に合わせます。
例文: Either you or he has to go there. (あなたか彼のどちらかがそこへ行かなければならない。)
0228:neither A nor B
意味: AもBもどちらも~ない
解説: either A or B の否定版です。両方を否定します。
ポイント: これも主語の場合、動詞は B の形に合わせます。
例文: Neither my father nor my mother likes spicy food. (父も母も辛い食べ物が好きではない。)
0229:not only A but (also) B
意味: AだけでなくBも
解説: Aに加えてBを強調する表現です。also は省略されることがあります。
ポイント: これも主語の場合、動詞は B の形に合わせます。
例文: Not only the students but also the teacher was excited. (生徒だけでなく先生も興奮していた。)
0230:each other
意味: お互いに
解説: 2人の間、またはグループ内での相互関係を表します。
ポイント: 文法上は「代名詞」として扱われるため、動詞の目的語や前置詞の後ろに来ます。
例文: They have known each other for ten years. (彼らは10年来の知り合いだ。)
Either A or B B(動詞に近い方)に合わせる
Neither A nor B B(動詞に近い方)に合わせる
Not only A but also B B(動詞に近い方)に合わせる
A as well as B (0225) A(前のほう)に合わせる ←要注意!
( ) my brother ( ) I are students.(私だけでなく兄も)
They looked at ( )( ) and smiled.(お互いに)
( ) you ( ) she is wrong.(あなたか彼女のどちらかが)
(答え:1. Not only / but also / 2. each other / 3. Either / or)
0231:one by one
意味: 一つずつ、一人ずつ
解説: 多くのものが一度にではなく、順を追って個別に移動したり変化したりする様子を表します。
言い換え: individually / separately
例文: The students entered the room one by one. (生徒たちは一人ずつ部屋に入った。)
0232:for example [instance]
意味: 例えば
解説: 抽象的な話の後に具体的な例を挙げる時の導入です。
ポイント: 文頭だけでなく、文の途中に挿入されることも多いです。
例文: Many languages, for instance, English and German, belong to the same family. (多くの言語、例えば英語やドイツ語は、同じ語族に属している。)
0233:hand in hand
意味: 手に手をとって、(密接に)関連して
解説: 物理的に手をつなぐだけでなく、2つの事柄が「切り離せない関係にある」という比喩的な意味でもよく使われます。
例文: Poverty and crime often go hand in hand. (貧困と犯罪はしばしば密接に関連している。)
0234:side by side
意味: 並んで
解説: 2つのものが横に並んでいる状態を表します。
ポイント: 協力して何かに取り組むというニュアンス(肩を並べて)で使われることもあります。
例文: They were sitting side by side on the bench. (彼らはベンチに並んで座っていた。)
0235:that is (to say)
意味: つまり、言い換えれば
解説: 前に言ったことが少し難しい場合や、さらに具体化したい場合に「つまりこういうことだ」と補足します。
言い換え: in other words (0175) / namely
例文: He is a vegetarian; that is to say, he doesn't eat meat. (彼はベジタリアンだ。つまり、肉を食べない。)
one by one 一つずつ 個別に、順番に
step by step 一歩一歩 着実に、段階的に (0102)
day by day 日に日に 変化が進行していく (0150)
little by little 少しずつ 徐々に (0070)
彼らは( )( )( )歩いていた。(並んで)
彼は来月、( )( )( )、4月に出発する。(つまり)
私たちはその問題を( )( )( )解決しなければならない。(一つずつ)
(答え:1. side by side / 2. that is to say / 3. one by one)
◆
0236:to some degree [extent]
意味: ある程度、いくぶん
解説: degree(度合い)や extent(範囲)を限定して、「100%ではないが、ある程度は」という意味を表します。
言い換え: partly / in a sense (0172)
例文: I agree with you to some degree. (ある程度はあなたに同意します。)
0237:upside down
意味: 逆さまに
解説: up(上)の側(side)を down(下)に、という語源通りの意味です。
ポイント: 物が上下逆になっている状態だけでなく、混乱した状態を指すこともあります。
例文: The picture on the wall was upside down. (壁の絵が逆さまになっていた。)
0238:all of a sudden
意味: 突然、不意に
解説: 予期せぬことが急に起こる様子を表します。
言い換え: suddenly / unexpectedly
例文: All of a sudden, the lights went out. (突然、電気が消えた。)
0239:all the way
意味: はるばる、ずっと最後まで
解説: 途中の道のり(way)をすべて(all)、という意味。遠いところから来たことを強調したり、最初から最後までずっと続けている様子を指します。
例文: He came all the way from Hokkaido to see me. (彼は私に会うために、はるばる北海道からやってきた。)
0240:as a matter of fact
意味: 実を言うと、実は
解説: 事実(fact)の問題(matter)として、という意味。相手が思っていることとは違う事実を伝えたり、さらに詳しい情報を付け加えたりする時に使います。
言い換え: actually / in fact
例文: As a matter of fact, I’ve never been to Hawaii. (実を言うと、私は一度もハワイに行ったことがありません。)
■ 知識の整理:suddenly を表すバリエーション
0238 の「突然」には、いくつか重要な言い換えがあります。
all of a sudden 最も一般的。物語などの展開でよく使われる
suddenly 一語で表す最も標準的な副詞
out of the blue まさに「青天の霹靂」。全く予想外のことが起きた時
その箱を( )( )にしてはいけない。(逆さまに)
彼は( )( )( )( )そのニュースを聞かされた。(突然)
( )( )( )( )( )、私は明日忙しいのです。(実を言うと)
(答え:1. upside down / 2. all of a sudden / 3. As a matter of fact)
0241:as a result (of ...)
意味: (~の)結果として
解説: 前に述べたことが原因となり、その結果(result)どうなったかを示す「因果関係」のつなぎ言葉です。
言い換え: consequently / accordingly
例文: He studied hard. As a result, he passed the exam. (彼は一生懸命勉強した。その結果、試験に合格した。)
0242:as well
意味: ~もまた、同様に
解説: 文末に置いて、情報を追加する時に使います。
言い換え: too / also
ポイント: too よりも少しフォーマルな響きがあり、主に肯定文で使われます。
例文: Are you coming as well? (あなたも来るのですか?)
0243:at any rate
意味: とにかく、いずれにせよ
解説: どんな(any)割合(rate)においても、つまり「細かいことはさておき、大事なのはこれだ」と話をまとめる時に使います。
言い換え: anyway / anyhow / in any case
例文: At any rate, we must finish this work today. (とにかく、私たちは今日この仕事を終えなければならない。)
0244:at the most
意味: せいぜい、多くとも
解説: 最大(most)の点(at)で見積もっても、という意味です。
対義語: at least (0189)
例文: The walk to the station takes ten minutes at the most. (駅まで歩いて、せいぜい10分です。)
0245:by chance
意味: 偶然に、たまたま
解説: 意図せず、偶然(chance)によって、という意味です。
言い換え: accidentally / by accident (0099の反対)
例文: I met an old friend at the airport by chance. (空港でたまたま旧友に会った。)
by chance 偶然に たまたま、運よく(ポジティブ・中立)
by accident 偶然に 不注意で、うっかり(0099、少しネガティブ寄り)
on purpose わざと 意図的に(0181、by chanceの対義語)
彼は( )( )その秘密を知った。(偶然に)
事故の( )( )、電車が遅れている。(~の結果として)
( )( )( )、明日の会議には出席します。(とにかく/いずれにせよ)
(答え:1. by chance / 2. As a result / 3. At any rate)
0246:by mistake
意味: 間違えて、誤って
解説: 不注意やミス(mistake)によって、という意味です。
対義語: on purpose (0181:わざと)
例文: I took your umbrella by mistake. (間違えてあなたの傘を持って行ってしまいました。)
0247:face to face
意味: 向かい合って、直接会って
解説: 顔と顔を突き合わせて、という意味。電話やメールではなく「対面で」というニュアンスを強調します。
例文: I want to talk with him face to face. (彼と直接会って話がしたい。)
0248:for a while
意味: しばらくの間
解説: 短いけれどある程度の長さがある期間(while)を指します。
ポイント: 文脈によって「数分」のこともあれば「数ヶ月」のこともあります。
例文: Let’s rest here for a while. (ここでしばらく休みましょう。)
0249:for the first time
意味: 初めて
解説: ある経験を最初(first)にすることを表します。
例文: I saw snow for the first time today. (今日、初めて雪を見た。)
0250:for the time being
意味: 当分の間、差し当たり
解説: 「今ある(the time being)」この状態のために、という意味から「状況が変わるまでは、とりあえずこれで」というニュアンスになります。
言い換え: for now / temporarily
例文: This room will do for the time being. (差し当たり、この部屋で間に合うだろう。)
for a while しばらくの間 「ちょっと休む」など、一時的な継続
for the time being 差し当たり 「今のところはこれで(後で変わるかも)」
for a long time 長い間 (0193) 相当な時間が経過している
for ever [good] 永久に これからずっと続く
私たちは( )( )( )で話し合った。(向かい合って/対面で)
彼は( )( )で私のメールを消してしまった。(間違えて)
( )( )( )( )、ここに泊まることにしよう。(差し当たり/当分の間)
(答え:1. face to face / 2. by mistake / 3. For the time being)
▲0251:in a hurry
意味: 急いで
解説: hurry(急ぎ・混乱)という状態の中(in)にいる、という意味です。
言い換え: hurriedly / in a rush
例文: I’m in a hurry, so please be quick. (急いでいるので、早くしてください。)
0252:in a row
意味: 連続して、一列になって
解説: row(列)の中(in)に並んでいるイメージから、「(休みなく)続けて」という意味になります。
ポイント: 「3日連続で」なら for three days in a row と言います。
例文: It has rained for three days in a row. (3日連続で雨が降っている。)
0253:in a way [sense]
意味: ある意味では、いくぶん
解説: ある側面・視点(way / sense)から見れば、という意味。
例文: In a way, you are right. (ある意味では、あなたは正しい。)
0254:in advance
意味: 前もって、あらかじめ
解説: advance(前進・進歩)の状態に先んじて、という意味。予約や準備の話でよく使われます。
言い換え: beforehand
例文: You should book a hotel in advance. (前もってホテルを予約しておくべきだ。)
0255:in case of ...
意味: (万一)~の場合には
解説: case(場合・事例)の中(in)に入ったら、という意味。緊急事態などに備えるニュアンスがあります。
ポイント: in case(念のため)という接続詞的な使い方とセットで覚えましょう。
例文: In case of fire, use the stairs. (火事の場合には、階段を使いなさい。)
■ 知識の整理:in case of と if の違い
0255 の in case of は「もし〜なら(if)」と似ていますが、少しニュアンスが異なります。
if ...単なる条件(もし〜なら)If it rains, I'll stay home.
in case of ...万一の備え・緊急時In case of emergency, call 119.
彼は( )( )( )学校へ行った。(急いで)
私たちは( )( )準備をする必要がある。(前もって)
彼は5試合( )( )( )ホームランを打った。(連続して)
(答え:1. in a hurry / 2. in advance / 3. in a row)
◆
0256:in common
意味: 共通の、共通に
解説: common(共通の)という状態にあること。趣味や特徴が似ていることを表すときによく使います。
よく使う形: have A in common(Aを共通点として持つ)
例文: My brother and I have many things in common. (弟と私には多くの共通点がある。)
0257:in fact
意味: 実際は、実は
解説: ※0240の as a matter of fact の短いバージョンです。
前の内容を具体的に説明する(実はね…)
前の内容と反対のことを言う(ところが実際は…) という2つの役割があります。
例文: He looks young, but in fact he is over forty. (彼は若く見えるが、実際は40歳を超えている。)
0258:in other words
意味: 言い換えれば、つまり
解説: 前の文が難しいときに、別の(other)言葉(words)で分かりやすく説明し直す合図です。
例文: She is a CEO; in other words, she is the boss. (彼女はCEOだ。言い換えれば、彼女がボスだ。)
0259:in public
意味: 人前で、公然と
解説: public(公衆)という場の中で、という意味です。
対義語: in private(密かに、自分たちだけで)
例文: You should not speak loudly in public. (人前で大きな声で話すべきではない。)
0260:in the long run
意味: 結局は、長い目で見れば
解説: run(走ること=過程)を長い(long)範囲で見ると、という意味。目先の利益ではなく、最終的な結果を指します。
対義語: in the short run(短期的には)
例文: This plan will be successful in the long run. (長い目で見れば、この計画は成功するだろう。)
in fact 「本当のことを言うとね」と情報を補強、または逆説
in other words 「難しいから簡単に言うよ」と言い換え
in the long run 「最後にはこうなるよ」と結論を導く
私たちは趣味が( )( )だ。(共通だ)
( )( )( )( )で見れば、それはあなたのためになる。(長い目で見れば)
彼は( )( )で歌うのが恥ずかしい。(人前で)
(答え:1. in common / 2. In the long run / 3. in public)
AIメモ 備忘録(検索のための個人的メモなので、用事がなくなったりすれば後で大きく変更したりします。あしからず。)
◆
0001:take part in ...
意味: ~に参加する
コア解説: 「part(部分)」を「take(取る)」、つまり全体の中の一部を受け持つことから「参加する」となります。
言い換え: participate in ... / join
例文: Many students took part in the volunteer activity. (多くの学生がそのボランティア活動に参加した。)
例文: I'd like to take part in the discussion. (その議論に参加したいです。)
0002:take care of ...
意味: ~の世話をする、~を処理する
コア解説: 「care(注意・配慮)」を「take(受け取る・持つ)」ことから、対象に配慮を向ける=世話をする、となります。
言い換え: look after ...
例文: Who will take care of your dog while you are away? (あなたがいない間、誰が犬の世話をするのですか?)
0003:depend on [upon] ...
意味: ~に頼る、~次第である
コア解説: 「de(下に)+pend(ぶら下がる)」が語源。下にぶら下がって支えられているイメージから「依存する」「~によって決まる(次第だ)」という意味になります。
言い換え: rely on ... / count on ...
例文: Success depends on your efforts. (成功はあなたの努力次第だ。)
例文: Our picnic tomorrow depends on the weather. (明日のピクニックは天気次第だ。)
ポイント: That depends.(それは状況次第です)のように、後ろに何も置かずに使うこともあります。
0004:look forward to ...
意味: ~を楽しみに待つ
コア解説: 「look(視線を送る)+forward(前方に)+to(~へ)」、つまり首を長くして前方を見つめる姿から期待感を表します。
注意点: to は前置詞なので、後ろには「名詞」または「動名詞(-ing)」が来ます。不定詞(動詞の原形)ではないのが試験の超定番です。
例文: I am looking forward to seeing you. (あなたに会えるのを楽しみにしています。)
0005:make use of ...
意味: ~を利用する
コア解説: 「use(利用という状態)」を「make(作り出す)」ことから、物や能力を役立てることを指します。
言い換え: utilize / take advantage of ...
例文: We should make good use of our limited time. (私たちは限られた時間を有効に利用すべきだ。)
0006:get to ...
意味: ~に到着する
解説: getには「ある状態になる・手に入れる」の他に「動いて到達する」というイメージがあります。前置詞のto(~へ)と組み合わさって、目的地にたどり着くことを表します。
言い換え: arrive at [in] ... / reach(reachは他動詞なのでtoが不要な点に注意)
例文: How can I get to the nearest station? (一番近い駅にはどうやって行けばいいですか?)
0007:look for ...
意味: ~を探す
解説: look(視線を向ける)+for(~を求めて)。何かを求めて視線を動かしている様子から「探す」となります。
言い換え: search for ... / seek
例文: I'm looking for my glasses. Have you seen them? (メガネを探しているんだ。どこかで見なかった?)
0008:take a look at ...
意味: ~を見る
解説: lookを名詞(一瞥、見ること)として使い、それをtake(取る)することで「(ちょっと)見てみる」というニュアンスになります。単なるwatchやseeよりも、意識的に視線を向ける動作を指します。
例文: Please take a look at this map. (この地図を見てください。)
0009:pay attention to ...
意味: ~に注意を払う
解説: attention(注意)という価値あるものを、相手にpay(支払う)というイメージです。toは「方向」を示し、どこに注意を向けるかを指定します。
例文: You should pay more attention to what he says. (彼の言うことにもっと注意を払うべきだ。)
0010:bring up ...
意味: ~を育てる、(話題など)を持ち出す
解説: bring(運ぶ)+up(上へ)。子供を上に(大きく)運んでいくことから「育てる」となります。また、会議などで下に埋もれている話題を上に「持ち出す」という意味でも多用されます。
言い換え: raise(育てる)
例文: She was brought up in a small town. (彼女は小さな町で育てられた。)
0011:grow up
意味: 成長する、大人になる
解説: grow(育つ)+up(上へ、完全に)。子どもが大きくなって大人になる過程を指します。
ポイント: 0010: bring up(~を育てる)が他動詞(対象が必要)なのに対し、grow up は自動詞(自分が育つ)なので、使い分けが狙われます。
例文: I want to be a doctor when I grow up. (大きくなったら医者になりたいです。)
0012:agree with ...
意味: (人・意見)に同意する、賛成する
解説: agree(同意する)+with(~と一緒に、~に対して)。相手と同じ意見を持つ状態を指します。
ポイント: 「食べ物が体に合う」という意味でも使われます(例:The food didn't agree with me.)。
例文: I entirely agree with you on this point. (この点については、あなたに全面的に同意します。)
0013:get along with ...
意味: ~と仲良くやっていく
解説: get(動く)+along(~に沿って)+with(~と一緒に)。相手の進む方向に沿って一緒に動いていくことから、「良好な関係を保つ」となります。
言い換え: get on with ...
例文: Do you get along with your new roommates? (新しいルームメイトたちとは仲良くやっていますか?)
0014:set out
意味: 出発する、(仕事などに)着手する
解説: set(置く、構える)+out(外へ)。外に向かって準備を整えて踏み出すイメージです。
言い換え: set off(出発する)、start
例文: They set out on their journey early in the morning. (彼らは早朝、旅に出発した。)
0015:belong to ...
意味: ~に属する、~の所有物である
解説: 「特定の場所や集団の一部である」ことを表します。
注意点: 進行形(is belonging to)にできない「状態動詞」である点が、文法問題で非常によく狙われます。
例文: Does this umbrella belong to you? (この傘はあなたのですか?)
0016:give up ...
意味: ~をあきらめる、~をやめる
解説: give(出す)+up(完全に)。持っているものを完全に手放して「上に投げる(=投げ出す)」イメージから、「断念する」という意味になります。
ポイント: look forward to と同様に、後ろに動詞がくる場合は動名詞(-ing)をとります。
例文: You should give up smoking for your health. (健康のためにタバコをやめるべきだ。)
例文: Don't give up hope. (希望を捨てないで。)
0017:run out of ...
意味: ~を使い果たす、~がなくなる
解説: run(走る・流れる)+out of(~の外へ)。中身が外へ流れ出て、空っぽになってしまうイメージです。
主語に注意: 通常、「人間」が主語になります。
例文: We have run out of gas. (ガソリンを使い果たしてしまった。)
0018:take care
意味: 用心する、気をつける
解説: 0002: take care of(~の世話をする)の of がない形です。自分自身に対して「注意(care)を持つ」ことから、別れ際の「お大事に」「気をつけてね」という挨拶や、注意喚起に使われます。
例文: Take care not to catch a cold. (風邪をひかないように気をつけて。)
0019:keep on ...ing
意味: ~し続ける
解説: keep(保つ)+on(接触・継続)。「on」にはスイッチが入ったままの状態のように「継続」のイメージがあります。
言い換え: continue ...ing / go on ...ing
例文: He kept on talking for an hour. (彼は1時間話し続けた。)
0020:take off (...)
意味: ~を脱ぐ、(飛行機などが)離陸する
解説: take(取る)+off(分離)。身につけているものを体から引き離すから「脱ぐ」。地面から機体を引き離すから「離陸する」となります。
対義語: put on(~を着る)、land(着陸する)
例文: The plane took off on time despite the snow. (雪にもかかわらず、飛行機は時間通りに離陸した。)
■ ミニクイズ
彼は息子を一人で育てた。 He ( ) ( ) his son by himself.
私たちは砂糖を使い果たした。 We ( ) ( ) ( ) sugar.
私は彼と仲良くやっている。 I ( ) ( ) ( ) him.
(答え:1. brought up / 2. ran out of / 3. get along with)
0021:fill in [out] ...
意味: (書類など)に書き込む、~を記入する
解説: fill(満たす)+in(中に)/ out(完全に)。空欄の中に情報を流し込んで、書類を完成させるイメージです。
ポイント: fill in は特定の空欄を埋める際によく使われ、fill out は書類全体を完成させる際によく使われますが、入試ではほぼ同じ意味で扱われます。
例文: Please fill in the application form. (申込用紙に記入してください。)
0022:concentrate on ...
意味: ~に集中する
解説: concentrate(中心に集める)+on(~に接触して)。意識を一点(on)に向けて集中させることを表します。
言い換え: focus on ...
例文: I can't concentrate on my studies because of the noise. (騒音のせいで勉強に集中できない。)
0024:rely on [upon] ...
意味: ~に頼る、~を信頼する
解説: 「再(re)+縛る(ly)」が語源。何度も結びつくほど信頼し、頼りにしている状態です。
ポイント: depend on よりも「信頼して頼る」という心理的な結びつきが強いニュアンスがあります。
言い換え: count on ... / trust
例文: You can always rely on him in an emergency. (緊急の際、彼はいつでも頼りになる。)
0025:wait for ...
意味: ~を待つ
解説: wait(待つ)+for(~を求めて)。誰かや何かが来ることを期待して待つ状態です。
ポイント: 他動詞の await(~を待つ)との書き換えが狙われます。await の後ろには for は不要です。
例文: We are waiting for the bus to arrive. (私たちはバスが来るのを待っている。)
■ 似た熟語の使い分け
今回の範囲には 「~に頼る(on/upon)」 系の熟語が2つ入っていましたね。
depend on(依存、~次第)
rely on(信頼して頼る) これに count on を加えた3つは、書き換え問題の常連です。すべて前置詞が on であることをセットで覚えましょう。
0026:be proud of ...
意味: ~を誇りに思う、~を自慢に思う
解説: 形容詞 proud(誇り高い)を使った表現です。
言い換え: pride oneself on ... / take pride in ...
例文: His parents are proud of his success. (彼の両親は彼の成功を誇りに思っている。)
例文: You should be proud of your achievements. (君は自分の成し遂げたことを誇りに思うべきだ。)
(書き換え):
be proud of ...
take pride in ...
pride oneself on ...
0027:come up with ...
意味: (考え・答えなど)を思いつく、~を提案する
解説: come(やってくる)+up(ひょいと上に)+with(~を伴って)。アイデアが意識の表面に「ひょいと上がってくる」イメージです。
例文: She come up with a great idea for the project. (彼女はそのプロジェクトのための素晴らしいアイデアを思いついた。)
0028:be full of ...
意味: ~でいっぱいである
解説: 容器や場所が何かで満たされている状態を表します。
言い換え: be filled with ...(こちらは「満たされた」という動作の結果に重点があります)
例文: The street was full of people. (通りは人々でいっぱいであった。)
be filled with ...意味: ~で満たされている、~でいっぱいである
be full of の書き換え表現です。fill(満たす)という動作の結果、満たされた状態にあることを表します。
例文: Her eyes were filled with tears. (彼女の目は涙でいっぱいであった。)
ポイント: be full of との書き換えを再度意識しましょう。
例文: The room was filled with the smell of coffee. (部屋はコーヒーの香りで満たされていた。)
■ 知識の整理:書き換えのバリエーション
今回登場した be proud of は、形を変えた書き換え問題が難関大でよく狙われます。
be proud of ... (形容詞を使う:ofが必要)
take pride in ... (名詞を使う:inが必要)
pride oneself on ... (動詞を使う:onが必要)
同じ「誇りに思う」でも、セットになる前置詞が of / in / on とすべて異なるのがポイントです。
以下の日本語を英語に直せますか?(口頭で言えればOKです)
良いアイデアを思いつく(c... ... ... ...)
彼のことを誇りに思う(b... ... ... ...)
書類に記入する(f... ...)
飛行機が離陸する(t... ...)
◆0031:be used to ...ing [noun]
意味: ~に慣れている
解説: used(中古の、使い古された)から転じて「(経験があって)馴染んでいる」という状態を表します。
注意点: to は前置詞なので、後ろには名詞または動名詞(-ing)が来ます。
紛らわしい表現: used to do(以前は~したものだ:助動詞)との識別が超重要です。
例文: I am used to getting up early. (私は早起きに慣れている。)
0032:be good at ...
意味: ~が得意である
解説: good(良い)+at(一点を指す)。特定の分野という「一点」において能力が高いことを示します。
対義語: be bad at ... / be poor at ...(~が苦手である)
注意点: 動作(~すること)が得意な場合は、後ろに動名詞(-ing)を置きます。
例文: She is good at playing the piano. (彼女はピアノを弾くのが得意だ。)
例文: My brother is good at cooking. (私の兄は料理が得意だ。)
0033:be fond of ...
意味: ~が好きである
解説: 「好んで、優しく」という意味の形容詞 fond を使った表現です。
ポイント: like よりも少し感情的に「好ましく思っている」「愛着がある」というニュアンスで、特に長く続いている好みを表すことが多いです。
解説: ※like よりも「愛着を持って好んでいる」という少し上品な響きがあります。
例文: The boy is fond of sweets. (その男の子は甘いものが大好きだ。)
例文: She is fond of classical music. (彼女はクラシック音楽が好きだ。)
0034:be responsible for ...
意味: ~に対して責任がある、~の原因である
解説: re(後ろに)+spons(返答する)+ible(できる)。何かに対して「返答する義務がある」=「責任がある」という成り立ちです。
例文: Who is responsible for this project? (このプロジェクトの責任者は誰ですか?)
0035:consist of ...
意味: ~から成る、~で構成されている
解説: con(共に)+sist(立つ)。複数のものが一緒に立っている状態から、構成要素を表します。
注意点: 受動態(be consisted of)にできない自動詞です。
言い換え: be composed of ... / be made up of ...(これらは受動態の形になるので注意!)
例文: Our team consists of five members. (私たちのチームは5人のメンバーで構成されている。)◆
0036:be similar to ...
意味: ~に似ている
解説: similar(似ている)+to(~に対して)。外見や性質が共通していることを表します。
注意点: 日本語の「~と」に引きずられて with を使わないように注意。方向性の to を使います。
例文: My problem is similar to yours. (私の悩みはあなたのものと似ている。)
0037:be different from ...
意味: ~と違っている
解説: different(違った)+from(~から離れて)。基準となるものから「離れている(from)」から「違う」となります。
ポイント: 口語では different than や different to も使われますが、入試では from を選ぶのが鉄則です。
例文: Life here is different from what I expected. (ここでの生活は、私が予想していたものとは違っている。)
0038:be absent from ...
意味: ~を欠席する、~を欠いている
解説: absent(不在の)+from(~から離れて)。本来いるべき場所から離れている状態を表します。
対義語: be present at ...(~に出席している)
例文: Why were you absent from school yesterday? (昨日、なぜ学校を休んだのですか?)
0039:be interested in ...
意味: ~に興味がある
解説: interest(興味を持たせる)という動詞の過去分詞形。興味が自分の中に「入り込んでいる(in)」状態です。
興味の対象に心が「入り込んでいる(in)」状態です。
注意点: 「人 be interested in 物」「物 be interesting to 人」の使い分けがよく狙われます。
例文: I am interested in Japanese history. (私は日本の歴史に興味があります。)
例文: Many young people are interested in environmental issues. (多くの若者が環境問題に興味を持っている。)
0040:be afraid of ...
意味: ~を恐れている、~を怖がる
解説: 「afraid(恐れて)」+「of(~を対象として)」。恐怖の対象を of でつなぎます。
ポイント:
be afraid that S V(~ではないかと心配する)という形でも頻出します。
残念ながら~だ(I'm afraid that ...)」という会話表現もあわせて覚えておきましょう。
例文: She is afraid of spiders. (彼女はクモを怖がっている。)
例文: Don't be afraid of making mistakes. (間違いを犯すことを恐れてはいけない。)
■ 知識の整理:前置詞の「イメージ」で覚える
今回の5つはすべて 「be + 形容詞 + 前置詞」 の形でした。前置詞のイメージを繋げると忘れにくくなります。
to(矢印): 向かう先が似ている ➔ be similar to
from(起点・分離): 基準から離れる ➔ be different from / be absent from
in(中): 意識が中に入っている ➔ be interested in
of(関連・対象): 恐怖の対象を指す ➔ be afraid of
■ 習得度チェック
depend / rely / concentrate の後ろに来る前置詞は?
be used to の後ろが「動詞」なら、どんな形にする?
consist of を受動態(be consisted of)にしても良い?
(答え:1. on / 2. -ing / 3. ダメ。自動詞なので受動態不可)
◆
0041:be late for ...
意味: ~に遅れる
解説: late(遅れた)+for(~のために、~の目的で)。ある目的の予定時間に対して、到着が遅れている状態を表します。
注意点: 動詞の delay(~を遅らせる)は受動態(be delayed)で「遅れる」となりますが、late は形容詞なのでそのまま be late と使います。
例文: Hurry up, or you will be late for school. (急ぎなさい、さもないと学校に遅れますよ。)
0043:be made of ...
意味: (材料)でできている
解説: 木材から机ができる時のように、「見た目で原材料がわかる(物理変化)」ときに of を使います。
比較(be made from): 牛乳からチーズができる時のように、「形や性質が変わって原材料がわからない(化学変化)」ときは from を使います。
例文: This table is made of wood. (このテーブルは木でできている。)
0059:be made from ...
意味: (原料)から作られている
解説: ※0043の be made of との対比です。原料から製品になる過程で「性質が変わり、見た目では元の姿がわからない(化学変化)」ときに使います。
例文: Wine is made from grapes. (ワインはブドウから作られる。)
0044:be famous for ...
意味: ~で有名である
解説: famous(有名な)+for(~の理由で)。その場所や人が有名になった「理由・原因」を後ろに置きます。
比較(be famous as): 「~として(資格・身分)」有名である場合は as を使います(例:He is famous as a writer.)。
例文: Kyoto is famous for its beautiful temples. (京都は美しい寺院で有名だ。)
■ 知識の整理:前置詞 of と with の使い分け
今回の範囲には「満たされている」系の表現がありました。
be full of ... (形容詞 full + of)
be filled with ... (過去分詞 filled + with)
意味はほぼ同じですが、full は of、filled は with という組み合わせがテストで非常によく狙われます。
■ 1分チェック(0001〜0045)
「ブドウから作られる(ワインなど)」は be made ( of / from ) どっち?
be famous の後ろで「有名になった理由」を言うときの前置詞は?
be proud of を take を使った熟語に書き換えると?
(答え:1. from / 2. for / 3. take pride in)
0047:be bad at ...
意味: ~が苦手である
解説: be good at の対義語です。やはり特定の分野を指す at を使います。
言い換え: be poor at ...(~が下手である)
例文: I am bad at remembering names. (私は名前を覚えるのが苦手だ。)
0050:be short of ...
意味: ~が不足している
解説: 「長さが足りない」というイメージから、お金や時間などが「不足している」という意味になります。
言い換え: run short of ...(~が不足する ※変化に重点がある)
例文: We are short of time. (私たちは時間が不足している。)
of be full of, be proud of, be afraid of, be short of
with be filled with, agree with, get along with
on depend on, rely on, concentrate on
at be good at, be bad at
for be famous for, be late for, wait for
◆0051:be covered with ...
意味: ~に覆われている
解説: cover(覆う)の受動態ですが、動作よりも「~で覆われた状態にある」ことを表します。
ポイント: 覆っている「道具・材料」を表す with を使います。
例文: The mountain top is covered with snow. (山頂は雪で覆われている。)
0052:be surprised at ...
意味: ~に驚く
解説: surprise(驚かせる)の受動態です。
ポイント: at は「一点」を指す前置詞です。驚きの原因となる「出来事という一点」に反応しているイメージです。
注意点: ニュースなど大きな事柄に驚く場合は by が使われることもありますが、入試では at が基本です。
例文: I was surprised at the news. (私はそのニュースに驚いた。)
0053:be known to ...
意味: ~に知られている
解説: know(知っている)の受動態。
前置詞の使い分け(重要!):
be known to [人]:~(人)に知られている
be known for [理由]:~で有名だ(= be famous for)
be known as [肩書き]:~として知られている
例文: His name is known to everyone in this town. (彼の名は、この町のすべての人に知られている。)
0060:be known as ...
意味: ~として知られている。as(~として)は、イコールの関係(A = B)を表す前置詞です。
0054:be satisfied with ...
意味: ~に満足している
解説: satisfy(満足させる)の受動態。
ポイント: 満足の「材料・内容」を伴う with を使います。
例文: Are you satisfied with your new job? (新しい仕事に満足していますか?)
■ 前置詞の決定的な違い:by を使わない受動態
通常の受動態は「be + 過去分詞 + by」ですが、感情や状態を表す熟語では by 以外の前置詞が使われます。これが入試の「前置詞穴埋め」の宝庫です。
対象の一点を指す at: surprised at
道具・材料・同伴の with: covered with, satisfied with, filled with
到達・方向の to: known to
■ 1分チェック
次のカッコに適切な前置詞を入れてください。
I was surprised ( ) his reaction.
He is known ( ) a great pianist.(ピアニストとして知られている)
The ground was covered ( ) fallen leaves.
(答え:1. at / 2. as / 3. with)
0056:be worried about ...
意味: ~を心配している、~に悩んでいる
解説: worry(心配させる)の受動態。意識が対象の「周辺(about)」をぐるぐると回っているイメージです。
言い換え: be anxious about ...
例文: My mother is always worried about my health. (母はいつも私の健康を心配している。)
0058:be tired of ...
意味: ~に飽きている、~にうんざりしている
解説: 対象との「繋がり(of)」が限界に達し、精神的に疲弊している状態です。
注意点: be tired from ...(~で(肉体的に)疲れている)との識別に注意!
例文: I am tired of eating the same food every day. (毎日同じものを食べるのには飽き飽きだ。)
前置詞の整理:
as + [名前・肩書き・あだ名]
for + [有名な理由・特徴]
to + [知っている相手(人)]
例文: This area is known as a paradise for birds. (この地域は鳥の楽園として知られている。)
be tired of 意識の繋がり(of)が切れる 飽きている
be tired from 原因(from)から疲れが来る (肉体的に)疲れている
be made of 材料の(of)一部である (材料)でできている
be made from 起点(from)から変化する (原料)から作られている
彼は「天才」として知られている。 He is known ( ) a genius.
私は長い会議にうんざりしている。 I am tired ( ) the long meeting.
チーズは牛乳から作られる。 Cheese is made ( ) milk.
(答え:1. as / 2. of / 3. from)
0061:be pleased with ...
意味: ~を気に入っている、~に喜んでいる
解説: please(喜ばせる)の受動態。物や事柄という「対象(with)」と一緒にいて、心が満たされているイメージです。
ポイント: 人に対して「~してくれて嬉しい」と言うときは be pleased to do の形もよく使われます。
例文: I am very pleased with my new laptop. (新しいノートパソコンをとても気に入っています。)
0062:be based on ...
意味: ~に基づいている
解説: base(基礎を置く)の受動態。ある事実や理論という「土台(on)」の上に乗っている状態を表します。
例文: The movie is based on a true story. (その映画は実話に基づいている。)
0063:be married to ...
意味: ~と結婚している
解説: marry(~と結婚する)の受動態。「~という状態(結婚)」で相手と「結びついている(to)」ことを表します。
注意点: 日本語の「~と」に引きずられて with を使わないのが最大のポイントです。結婚の相手は to で表します。
例文: She is married to a famous chef. (彼女は有名なシェフと結婚している。)
0064:be opposed to ...
意味: ~に反対している
解説: oppose(~に反対する)の受動態。「~に対して(to)」向かい合って(op)立っている状態です。
ポイント: to は前置詞なので、後ろに動詞を置く場合は 動名詞(-ing) になります。
言い換え: object to ...ing / be against ...
例文: Most people are opposed to the new plan. (ほとんどの人がその新しい計画に反対している。)
0065:by the way
意味: ところで、ついでに言うと
解説: 話の「道(way)」の「そば(by)」にそれる、というイメージから、話題を変える時の決まり文句として使われます。
例文: By the way, have you seen my keys? (ところで、私の鍵を見ませんでしたか?)
■ 知識の整理:前置詞 to の落とし穴
今回の範囲には、日本人が間違えやすい to を使う熟語が2つあります。
be married to ...
× be married with(「~と一緒に結婚式を挙げている」という奇妙な意味になります)
○ be married to(~と結婚している状態)
be opposed to ...ing
この to は「~に対して」という方向を示す前置詞です。
I am opposed to build a factory. (×)
I am opposed to building a factory. (○)
■
彼は医者と結婚している。 He is married ( ) a doctor.
その映画は小説に基づいている。 The movie is based ( ) a novel.
私は増税に反対だ。 I am opposed ( ) raising taxes.
(答え:1. to / 2. on / 3. to)
0066:for example
意味: 例えば
解説: example(例)を提示する際の前置きです。
言い換え: for instance
例文: Some languages, for example Japanese, use different scripts. (いくつかの言語、例えば日本語は、異なる文字を使う。)
0067:of course
意味: もちろん、当然
解説: course(進路、当然の成り行き)から成る(of)という意味から、当たり前のことを指します。
注意点: 相手の依頼に対して「もちろんです」と答えるだけでなく、「言うまでもなく(当然ながら)」という文脈でも多用されます。
例文: Of course, you can borrow my car. (もちろん、私の車を借りてもいいですよ。)
0068:at first
意味: 最初は
解説: first(最初)という一点(at)において、という意味です。
ポイント: 「最初は~だったが、後では(but later)~になった」という対比の文脈で使われるのが鉄則です。
例文: At first I didn't like the food, but I got used to it. (最初は料理が好きではなかったが、慣れてきた。)
0069:at last
意味: ついに、やっと
解説: last(最後)という一点にたどり着いた、というイメージです。
ニュアンス: 待ち望んでいたこと、苦労したことがようやく実現したという「喜び」が含まれることが多いです。
言い換え: finally / in the end
例文: At last the rain stopped. (ついに雨が止んだ。)
0070:at least
意味: 少なくとも
解説: least(最小)という点(at)で見積もっても、という意味です。
ポイント: 数量の最低ラインを示すだけでなく、「(他はダメでも)せめてこれくらいは」という譲歩の意味でも使われます。
例文: It will cost at least 5,000 yen. (それは少なくとも5,000円はかかるだろう。)
■ 知識の整理:「At」から始まる重要トリオ
今回の範囲には at を使った短い熟語が3つ並びました。これらは長文読解のキーパーソンです。
at first 最初は 「変化」の前段階(後で変わる)
at last ついに 「達成」の瞬間(待ち望んだ結果)
at least 少なくとも 「最低限」のライン(数量や妥協点)
彼は( )( )試験に合格した。(ついに、やっと)
( )( )は彼を信じていたが、今は疑っている。(最初は)
( )( )1日3回は歯を磨くべきだ。(少なくとも)
(答え:1. at last / 2. At first / 3. At least)
◆0071:at once
意味: すぐに、同時に
解説: once(一回)という点(at)で、ということから「即座に」という意味になります。
また、「一度にすべて」という「同時」のニュアンスも持ちます。
言い換え: immediately(すぐに) / at the same time(同時に)
例文: You must start at once. (君はすぐに出発しなければならない。)
0072:at home
意味: 家で、くつろいで、~に精通している
解説: 文字通りの「在宅」のほかに、自分の家にいるときのように「リラックスしている」状態や、勝手がわかっていることから「精通している(熟知している)」という意味まで広がります。
例文: Please make yourself at home. (どうぞ楽にしてください[くつろいでください]。)
0073:in time
意味: 間に合って
解説: time(時間)の枠の中に(in)入っているイメージです。
注意点: 次の on time との使い分けが非常に重要です。
例文: I arrived at the station in time for the last train. (終電に間に合うように駅に到着した。)
0074:on time
意味: 時間通りに、定刻に
解説: 予定された時間という線(on)の上にぴたっと乗っているイメージです。
言い換え: punctually
例文: The meeting started on time. (会議は時間通りに始まった。)
0075:in the future
意味: 将来、これから先
解説: 漠然とした将来という期間の中(in)を指します。
ポイント: 「近い将来」と言いたいときは in the near future と表現します。
例文: What do you want to be in the future? (将来は何になりたいですか?)
■ 知識の整理:in time と on time の決定的な違い
この2つは日本語ではどちらも「時間に……」と訳されるため混同しやすいですが、図解すると明確です。
in time: 期限や目標に対して「遅れずに(余裕を持って)」間に合うこと。
例:バスに間に合う(in time for the bus)
on time: スケジュール通り、1分の狂いもなく「定刻」であること。
例:日本の電車は時間通りだ(on time)
■ 1分チェック
彼は( )( )駅に着いたので、電車に乗れた。(間に合って)
飛行機は( )( )離陸した。(時間通りに)
医者を( )( )呼びなさい。(すぐに)
(答え:1. in time / 2. on time / 3. at once)
0076:in a hurry
意味: 急いで
解説: hurry(急ぎ・混乱)という状態の中に(in)いることを表します。
注意点: 冠詞の "a" を忘れないようにしましょう。
例文: I’m in a hurry, so please be quick. (急いでいるので、手早くお願いします。)
0077:in fact
意味: 実際は、それどころか
解説: fact(事実)の中に、という意味です。「実は(予想に反して)こうだ」という逆接に近いニュアンスや、「さらに詳しく言うと」という強調のニュアンスで使われます。
言い換え: actually / as a matter of fact
例文: He looks young, but in fact he is over forty. (彼は若く見えるが、実際は40歳を超えている。)
0078:in other words
意味: 言い換えれば、つまり
解説: other words(他の言葉)の中に、という意味です。前の文が難しいときに、わかりやすく要約する合図になります。
言い換え: that is (to say)
例文: He is a vegetarian; in other words, he doesn't eat meat. (彼はベジタリアンだ。言い換えれば、肉を食べない。)
0079:in a sense
意味: ある意味では
解説: sense(感覚・意味)の枠組みで捉えると、という意味です。自分の主張を少し和らげたり、限定したりするときに使われます。
例文: What he says is true in a sense. (彼の言うことは、ある意味では正しい。)
0084:in a way
意味: ある点では、ある意味で
解説: way(方法、点)の中に、という意味です。
ポイント: in a sense とほぼ同義です。冠詞の "a" を伴います。
0080:in common
意味: 共通して、共有して
解説: common(共通の)という状態を「持っている」イメージです。通常 have ... in common(~を共通して持つ)という形で使われます。
例文: I have a lot in common with my roommate. (私はルームメイトと多くの共通点がある。)
■ 知識の整理:論理展開を作る「in」の熟語
今回の範囲には、文章の流れをコントロールする「接続詞的」な熟語が3つも含まれていました。
情報の修正・追加: in fact(実際は)
情報の要約・言い換え: in other words(つまり)
視点の限定: in a sense(ある意味では)
■ 1分チェック
( )( )( )は、彼は私のことを嫌っているのだ。(つまり/言い換えれば)
彼は( )( )( )だったので、朝食を食べなかった。(急いで)
私たちは多くの共通点を持っている。 We have much ( )( ).
(答え:1. In other words / 2. in a hurry / 3. in common)
0081:in public
意味: 人前で、公然と
解説: public(公衆)の中で、という意味です。
ポイント: 冠詞の "a" は付きません。 対義語は in private(密かに、誰もいないところで)です。
例文: It’s embarrassing to speak in public. (人前で話すのは恥ずかしい。)
0082:in order to do
意味: ~するために
解説: order(順序、秩序、目的)の中に身を置いて動くイメージから、「~するという目的のために」となります。
ポイント: 不定詞 to do の副詞的用法を強調した形です。否定形は in order not to do(~しないように)となる位置に注意!
例文: I got up early in order to catch the first train. (始発電車に乗るために早く起きた。)
0083:in the end
意味: 結局、最後には
解説: 紆余曲折あった時間の「最後(end)」という枠組みに入った結果を指します。
言い換え: finally / at last
例文: They argued for hours, but in the end, they reached an agreement. (彼らは何時間も議論したが、結局、合意に達した。)
例文: In a way, you are right. (ある意味では、君は正しい。)
0085:in front of ...
意味: ~の前に
解説: front(正面)の中に、という意味です。物理的な場所の「前」を指します。
対義語: behind ...(~の後ろに)
例文: There is a bus stop in front of the library. (図書館の前にバス停があります。)
in the end 結局、最後には at last(ついに:やっと感が強い)
in a way ある意味では in a sense(ほぼ同じ)
in front of (場所が)前に before(時間・順序が前)
私は健康のために( )( )( )走っている。(~するために)
彼女は( )( )で歌うのが好きだ。(人前で)
( )( )( )、その計画は失敗に終わった。(結局)
(答え:1. in order to / 2. in public / 3. In the end)
0086:in general
意味: 一般的に、概して
解説: general(一般的な、全体的な)という枠組み(in)の中で、という意味です。個別の事例ではなく、全体的な傾向を述べる時に使います。
言い換え: generally / as a rule
例文: In general, Japanese food is healthy. (一般的に、日本食は健康的だ。)
0087:on business
意味: 仕事で、商用で
解説: business(仕事)という目的や土台(on)の上で動いているイメージです。
対義語: for pleasure(遊びで、観光で)
例文: My father is in Paris on business. (父は仕事でパリに行っています。)
0088:on foot
意味: 歩いて、徒歩で
解説: foot(足)という手段を使って地面に接している(on)様子を表します。
注意点: 交通手段は by train や by car のように by を使いますが、「足」だけは on を使うのが超定番の引っかけ問題です。
公共交通 by train / by bus 冠詞をつけない(by a busとは言わない)
徒歩 on foot by footとは言わない
特定の乗り物 in my car / on the bus 冠詞や所有格がある場合は in や on を使う
例文: It takes ten minutes to the station on foot. (駅まで徒歩で10分かかります。)
0089:on the other hand
意味: 他方では、その一方で
解説: 片方の手(one hand)に対して、「もう一方の手(the other hand)」の上には別の話が乗っている、という比喩から「対比」を表します。
ポイント: On the one hand...(一方では……)とセットで使われることも多いですが、単独で「しかし一方で」と話を切り出す際にも多用されます。
例文: I want to go, but on the other hand, I have a lot of work. (行きたいけれど、その一方で、仕事がたくさんある。)
0090:in short
意味: 要するに、手短に言えば
解説: short(短い)言葉の中に(in)まとめると、という意味です。
言い換え: in brief / to sum up / in a nutshell
例文: In short, we must solve this problem immediately. (要するに、私たちはこの問題をすぐに解決しなければならない。)
彼は( )( )で学校に通っている。(徒歩で)
彼は来週、( )( )でニューヨークへ行く。(仕事で)
この映画は長い。しかし( )( )( )( )、とても感動的だ。(一方で)
(答え:1. on foot / 2. on business / 3. on the other hand)
0091:on the whole
意味: 概して、だいたい
解説: whole(全体)という土台(on)の上に立って物事を見る、というイメージから「全体的に見て」となります。
言い換え: in general / generally
例文: On the whole, the project was a success. (概して、そのプロジェクトは成功だった。)
0092:on purpose
意味: 故意に、わざと
解説: purpose(目的)の上に、つまり「目的を持って」行動することから「わざと」という意味になります。
言い換え: intentionally / deliberately
対義語: by accident / by chance(偶然に)
例文: I think he broke the glass on purpose. (彼はわざとコップを割ったのだと思う。)
0093:for sale
意味: 売り物の、販売中の
解説: sale(販売)という「目的(for)」のために置かれている状態です。
ポイント: "Not for sale"(非売品)という掲示もよく見かけます。
比較(on sale): on sale は「(安売り)セール中の」という意味で使われることが多いので区別が必要です。
例文: This house is not for sale. (この家は売り物ではありません。)
0094:for a long time
意味: 長い間
解説: long time(長い時間)という「期間(for)」を表します。
ポイント: 完了形(have + 過去分詞)と一緒に使われることが非常に多い表現です。
例文: I haven't seen him for a long time. (長い間彼に会っていません。)
0095:for the first time
意味: 初めて
解説: first time(最初の一回)という「目的・交換(for)」を指し、「初めての経験」を述べる時に使います。
ポイント: ※0068の at first(最初は~だったが……)との混同に注意!
例文: I ate sushi for the first time yesterday. (昨日、初めて寿司を食べた。)
for the first time初めて人生で最初の一回を強調する(経験)at first最初は「後で状況が変わった」という対比(文脈)
彼は( )( )( )( )日本に来た。(初めて)
彼女は( )( )私に嘘をついた。(わざと)
多くの店がそれらの商品を( )( )で出している。(販売中で)
(答え:1. for the first time / 2. on purpose / 3. for sale)
◆
0096:for free
意味: 無料で
解説: free(無料の)という「交換条件(for)」で、という意味です。
言い換え: free of charge / without charge
例文: You can download this software for free. (このソフトウェアは無料でダウンロードできます。)
0097:for sure
意味: 確かに、はっきりと
解説: sure(確実なこと)を「求めて(for)」、つまり「疑いようもなく」という意味になります。
言い換え: for certain / definitely
例文: No one knows for sure what happened. (何が起きたのか、誰もはっきりとは知らない。)
0098:by chance
意味: 偶然に
解説: chance(偶然・運)という「手段(by)」によって、という意味です。
言い換え: by accident / accidentally
例文: I met her at the airport by chance. (私は空港で彼女に偶然会った。)
0099:by mistake
意味: 間違えて、誤って
解説: mistake(間違い)という「手段・経緯(by)」を経て、という意味です。
ポイント: 「わざと(on purpose)」の真逆の意味として、対義語問題でよく出題されます。
例文: I took your umbrella by mistake. (間違えてあなたの傘を持ってきてしまいました。)
0100:by oneself
意味: 独力で、一人で
解説: 自分自身(oneself)の「力によって(by)」、または「そば(by)に自分しかいない」という状態を表します。
言い換え: alone / for oneself(自分のために、自力で)
例文: She lives by herself in Tokyo. (彼女は東京で一人暮らしをしている。)
■ by を使った副詞的表現
今回登場した by は、「手段」や「原因」を表すイメージで繋がっています。
偶然という手段: by chance
間違いという原因: by mistake
自分自身の力: by oneself
これに以前学んだ on foot(徒歩で)や on business(仕事で)を混ぜた前置詞の選択問題は、入試の頻出パターンです。
■ 1分チェック
彼は( )( )私の秘密をばらした。(わざと)
私は( )( )他人のカバンを持って帰った。(間違えて)
私は( )( )そのニュースを聞いた。(偶然に)
(答え:1. on purpose / 2. by mistake / 3. by chance)
0101:by the time S V
意味: SがVする時までには
解説: ある動作が完了する「期限」を表します。
ポイント: 「時・条件を表す副詞節」なので、未来のことでも Vの部分は現在形(または現在完了形)にするのが文法問題の超定番です。
例文: By the time you get back, I will have finished my homework. (あなたが戻ってくるまでには、宿題を終えているでしょう。)
0102:step by step
意味: 一歩一歩、着実に
解説: step(一歩)+by(~のそばを通り抜けて)+step。段階を追って進む様子を表します。
例文: You will improve your English step by step. (一歩一歩、着実に英語が上達しますよ。)
0103:to one's surprise
意味: (人が)驚いたことに
解説: surprise(驚き)という「結果・到達点(to)」へ至った、という意味です。
ポイント: one's の部分には所有格(my, his, Tom's など)が入ります。
例文: To my surprise, the box was empty. (驚いたことに、その箱は空だった。)
0104:to tell (you) the truth
意味: 実を言うと
解説: truth(真実)を話すならば、という独立不定詞の形です。
ニュアンス: 相手が予想していないことや、少し言いづらいことを打ち明ける時の導入に使われます。
例文: To tell the truth, I forgot your birthday. (実を言うと、君の誕生日を忘れていたんだ。)
0105:so to speak
意味: いわば、言ってみれば
解説: 言葉を(speak)そのように(so)向ける(to)ことから、比喩を使うときのクッション言葉になります。
言い換え: as it were
例文: He is, so to speak, a human dictionary. (彼は、いわば歩く辞書だ。)
■ 知識の整理:to が導く「結果」と「発言」
今回の 0103 の形は、他の感情名詞と入れ替えて使うことができます。
To my surprise(驚いたことに)
To my joy(喜ばしいことに)
To my disappointment(落胆したことに)
また、0104 や 0105 のような不定詞を使った慣用句は、文全体を修飾する役割を持っています。
■ 1分チェック
( )( )( )( )( )、私はその計画に反対だ。(実を言うと)
( )( )( )彼が戻ってくるまでには、準備を終えておこう。(~する時までには)
彼女は、( )( )( )、生きた百科事典だ。(いわば)
(答え:1. To tell (you) the truth / 2. By the time / 3. so to speak)
0106:according to ...
意味: ~によれば、~に従って
解説: accord(一致する)から。ニュースのソース(情報源)を明らかにしたり、規則などに従う際に使われます。
注意点: According to me とは言わず、自分の意見のときは In my opinion を使います。
例文: According to the weather forecast, it will rain tomorrow. (天気予報によれば、明日は雨が降るそうだ。)
0107:because of ...
意味: ~のために、~の理由で
解説: ※0013前置詞句として、後ろに名詞(句)を置きます。
言い換え: due to ... / owing to ... / on account of ...
例文: The flight was delayed because of heavy snow. (大雪のために、その便は遅れた。)
0108:thanks to ...
意味: ~のおかげで、~のせいで
解説: 感謝(thanks)をその原因に向ける(to)イメージです。
ポイント: 基本的には「~のおかげで」とポジティブに使いますが、皮肉で「~のせいで」とネガティブに使うこともあります。
例文: Thanks to your help, I finished the work early. (あなたの手助けのおかげで、仕事が早く終わりました。)
0109:strange to say
意味: 奇妙なことに、不思議な話だが
解説: 不定詞が文全体を修飾する形です。「言う(say)には奇妙(strange)だが」というニュアンス。
言い換え: strangely enough
例文: Strange to say, the bird didn't fly away. (不思議なことに、その鳥は逃げ去らなかった。)
0110:needless to say
意味: 言うまでもなく、もちろん
解説: 言う(say)必要(need)がない(less)ほど明らかだ、という意味です。
言い換え: It goes without saying that ...
例文: Needless to say, health is more important than wealth. (言うまでもなく、健康は富よりも大切だ。)
because of 中立的な理由 客観的な原因(事故、天候など)
thanks to 感謝・恩恵 誰かの助けや幸運な出来事
( )( )のニュースによれば、事件は解決したらしい。(~によれば)
( )( )( )、彼はその場所を一度も訪れたことがなかった。(不思議なことに)
( )( )( )、彼は非常に頭が良い。(言うまでもなく)
(答え:1. According to / 2. Strange to say / 3. Needless to say)
0111:along with ...
意味: ~と一緒に、~に加えて
解説: along(~に沿って)+with(~を伴って)。何かの流れに沿って、別のものも一緒に付いてくるイメージです
言い換え: together with ... / in addition to ...
例文: I sent the letter along with a photo. (私は写真と一緒に手紙を送った。)
0112:as well as ...
意味: ~と同様に、~だけでなく
解説: B as well as A の形で「Aはもちろん、Bも」という意味になります。
注意点: 強調したいのは前の方(B)です。主語に使う場合、動詞は B に合わせます。
言い換え: not only A but also B(こちらは後ろのBが強調されます)
例文: He speaks French as well as English. (彼は英語だけでなくフランス語も話す。)
0113:in addition to ...
意味: ~に加えて
解説: addition(追加)+to(~に対して)。すでにあるものに、さらにプラスするイメージです。
ポイント: この to も前置詞なので、後ろに動詞を置く場合は -ing(動名詞) になります。
例文: In addition to the piano, she plays the violin. (ピアノに加えて、彼女はバイオリンも弾く。)
0114:in front of ...
意味: ~の前に
解説: ※0085物理的な位置の「前」を指します。
例文: Wait for me in front of the station. (駅の前で待っていてください。)
0115:instead of ...
意味: ~の代わりに
解説: stead(場所)+of(~の)。「~が本来いるべき場所」に別のものが入るイメージです。
ポイント: 「A instead of B」で「BではなくA」という意味になります。
例文: I'll have tea instead of coffee. (コーヒーの代わりに紅茶をいただきます。)
■ 知識の整理:強調のポイント
0112 の as well as は、書き換え問題で語順が逆転するため、模試や入試で非常によく狙われます。
He as well as his friends is kind. (彼の友人たちと同様に、彼も親切だ。) → 主語は He なので、動詞は is になります。
■ 1分チェック
彼は肉( )( )( )野菜も食べた。(~の代わりに)
私たちは( )( )( )( )駅で待ち合わせた。(駅の前で)
彼は日本( )( )( )アメリカへも行ったことがある。(~に加えて)
(答え:1. instead of / 2. in front of the / 3. in addition to)
0116:in spite of ...
意味: ~にもかかわらず
解説: spite(悪意、恨み)から転じて、「~が邪魔をしても、それを無視して」というイメージ。
言い換え: despite(1語で同じ意味。ofは不要)
例文: We went out in spite of the rain. (雨にもかかわらず、私たちは外出した。)
0117:at the age of ...
意味: ~歳の時に
解説: age(年齢)という特定の「点(at)」を指します。
ポイント: 文末に置かれることが多く、数字を入れて使います。
例文: He started playing the piano at the age of five. (彼は5歳の時にピアノを弾き始めた。)
0118:as a result (of ...)
意味: (~の)結果として
解説: result(結果)として、という意味。
ポイント: 文頭で As a result, ...(結果として、……)と独立して使うことも、後ろに of を付けて「~の結果として」と使うこともできます。
例文: As a result of the accident, the road was closed. (その事故の結果、道路は封鎖された。)
0119:according to ...
意味: ~によれば
解説: ※0106客観的なデータや他人の言葉を引用する時に使います。
例文: According to the newspaper, the war is over. (新聞によれば、戦争は終わった。)
0120:by means of ...
意味: ~によって、~を用いて
解説: means(手段)を使って、という意味です。
ポイント: means は単数・複数同形ですが、この熟語では常に複数形の s が付きます。
例文: He expressed his ideas by means of music. (彼は音楽によって自分の考えを表現した。)
■ 知識の整理:in spite of と although の使い分け
意味は同じ「~だけれども」ですが、文法問題で最も狙われるポイントです。
in spite of / despite前置詞名詞(句)although / though接続詞主語 + 動詞 (S+V)
彼は80歳( )( )( )( )( )で亡くなった。(~歳の時に)
努力( )( )( )( )、彼は試験に落ちた。(~にもかかわらず)
彼は身振り( )( )( )( )意志を伝えた。(~を用いて)
(答え:1. at the age of / 2. in spite of / 3. by means of)