◆おまけ那谷寺(石川県小松市)デッサン

那谷寺の木殿と石段

 

私的に比較的簡単バージョン

 

(ア)と同じ意味内容になるように(イ)の空所を補うとすると、下記(a~d)のどれが最も適切ですか。
(ア) He closed his eyes and listened to the music.
(イ) He listened to the music with (     ).
a. closing his eyes    b. his eyes closed c. his eyes closing    d. his close eyes  


b.  his eyes closed 。
解説:付帯状況の with(with + 目的語 + 補語)
この問題は「~を…した状態で」「~を…にしながら」という付帯状況(同時並行の動作・状態)を表す前置詞 with の用法です。
基本形: with + O(名詞) + C(形容詞/分詞/前置詞句)意味: 「OをCの状態にして」
なぜ closed(過去分詞)になるのか?
「目(his eyes)」と「閉じる(close)」の関係を考えます。
目は自分自身の意志で閉じるのではなく、人によって「閉じられる(受動の関係)」ものとして英語では捉えます。
したがって、過去分詞の closed を使い、with his eyes closed(目を閉じられた状態にして = 目を閉じて) となります。

よく出る「付帯状況の with」フレーズ
with his arms folded(腕を組んで)
with her legs crossed(脚を組んで)
with the light on(電気をつけたまま)
with his mouth full(口に物をほおばったまま)

 

◆
(ア) I wonder how she can get along with her boss without making complaints.
(イ) I wonder how she can (     ) her boss.
a. get rid of    b. look down on c. put up with    d. find fault with  


c. の put up with 。
解説:書き換えと熟語の意味
この問題は、(ア) の「文全体の内容」を 1 つの熟語に言い換える問題です。(ア) の文構造と意味get along with ~: ~と上手くやっていくwithout making complaints: 不満(文句)を言わずに和訳: 「彼女はどうやって不満も言わずに上司と上手くやっていけているのだろうか。」(イ) の言い換えと選択肢「不満を言わずに上手くやっていく」ということは、言い換えれば「(嫌な上司を)我慢している/耐えている」ということになります。c. put up with ~(~を我慢する/耐える)
(正解)(イ) の和訳: 「彼女はどうやって上司に耐えているのだろうか。」その他の選択肢の意味誤りの選択肢も超頻出の重要フレーズですので、セットで押さえておきましょう。

a. get rid of ~~を取り除く/処分する/(嫌な人)を追い払う
b. look down on ~~を見下す/バカにする(⇔ look up to: ~を尊敬する
c. put up with ~~を我慢する(= tolerate / endure)
d. find fault with ~~のあら探しをする/~の文句を言う(= complain about)
 

◆

(ア) Because she bought various things, she now has very little money left.
(イ) She has spent (     ) money on various things.
a. almost    b. most of c. most all    d. almost all her  


d. の almost all her。
(ア) の文構造と意味
Because she bought various things: 彼女はいろいろなものを買ったので
she now has very little money left: 今やお金がほとんど残っていない(very little = ほとんど〜ない)
和訳: 「彼女はいろいろなものを買ったので、今やお金がほとんど残っていない。」

(イ) の組み立てと選択肢の検討
「お金がほとんど残っていない」ということは、言い換えると「彼女のお金のほとんどすべてを使ってしまった」となります。
d. almost all her(正解)
almost(副詞:ほぼ、ほとんど)+ all(限定詞:すべての)+ her(所有格:彼女の)+ money(名詞:お金)の語順で、
almost all her money(彼女のお金のほとんどすべて) となります。「彼女はいろいろなものに、自分のお金のほとんどすべてを使ってしまった。」

誤りの選択肢がダメな理由
a. almost almost money とは言えません。almost は副詞なので直接名詞(money)を修飾することはできません。(almost all money などにする必要があります)
b. most of
most of の後ろには the や her などの限定詞(most of her money)が必要です。
特定されていない無冠詞の名詞 money に直接 most of をつけることはできません。

c. most all 不自然な英語表現です(almost all が正しい表現です)。

 

 

◆

▲
 I have read (   3   ) books my father recommended.
ア. all the    イ. the allウ. whole    エ. whole the 


ア. の all the 。
I have read all the books my father recommended.
「私は父が勧めてくれた本をすべて読みました。」

解説:all の語順と修飾ルール
この問題は、限定詞 all(すべての) と冠詞 the(その) の正しい語順を問う問題です。

1. all は冠詞・所有格の「前」に置く(前位限定詞)
all は the や my / his(所有格)、these / those(指示代名詞)などの前に置くというルール(前位限定詞)があります。

○ all the books(すべての本 / その本すべて)

✕ the all books(イ の選択肢:語順が逆)

2. 関係代名詞節による限定
問題文の books の後ろには (that) my father recommended(父が勧めてくれた)という関係代名詞節が隠れており、特定の「本」を修飾(限定)しています。

特定された名詞を指すため、the が必要となり、all the books my father recommended(父が勧めてくれた本をすべて)という順序になります。

選択肢 whole(ウ・エ)がダメな理由
whole も「全体の/すべての」という意味を持ちますが、使い方が all とは大きく異なります。

語順の違い:
all は冠詞の前に置く(all the ~)
whole は冠詞の後に置く(the whole ~)したがって エ. whole the は語順エラーです。

修飾できる名詞の違い:
whole は基本的に可算名詞の単数形(例:the whole world「世界全体」、the whole book「その一冊の本全体」)や集合名詞につきます。

今回のように可算名詞の複数形(books)を「すべての本」という意味で修飾する場合は all を使うのが原則です。
◆

(ア) In spite of our efforts, the plan ended in failure.
(イ) (     ) our efforts, the plan ended in failure.
a. For all    b. Because of c. In addition to    d. Due to  

 

a. の For all 。
解説:「~にもかかわらず」を表す前置詞表現の言い換え

この問題は、(ア) の前置詞句 In spite of(~にもかかわらず)と同義の表現を選ぶ問題です。

(ア) の文構造と意味In spite of ~: ~にもかかわらず(譲歩を表す前置詞句)end in failure: 失敗に終わ

る和訳: 「私たちの努力にもかかわらず、その計画は失敗に終わった。」

(イ) の言い換えと選択肢a. For all ~(~にもかかわらず)(正解)For all や With all は、名詞を伴って In spite of や Despite と同じ「~にもかかわらず」 という譲歩の意味を表します。

(イ) の和訳: 「私たちの努力にもかかわらず、その計画は失敗に終わった。」


その他の選択肢の意味誤りの選択肢も前置詞(または前置詞相当語句)として頻出ですので、意味と役割を整理しておきましょう。
選択肢意味補足
a. For all ~~にもかかわらず= In spite of / Despite / With all(正解)
b. Because of ~~の理由で/~のために原因・理由を表す(逆接ではないので不適)
c. In addition to ~~に加えて追加を表す
d. Due to ~~が原因で/~のために原因・理由を表すまとめ:「~にもかかわらず」

前置詞(後ろに名詞/動名詞):in spite of ~despite ~for all ~ / with all ~
接続詞(後ろに S + V):although S + Vthough S + Veven though S + V
 

◆

(ア) My uncle is still very ill, but the doctor assured me that he will get well.
(イ) My uncle is still very ill, but his life is no longer (     ).
a. dangerous    b. in danger c. out of danger    d. a danger 


正解は b. の in danger。
解説:否定語 no longer との組み合わせ
この問題は、(ア) の「医者が『彼は良くなる(命に別条はない)』と請け合った」という文脈を、否定の熟語 no longer(もはや~ない)を使って言い換える問題です。

(ア) の文構造と意味
assure A that ~: Aに~だと確信させる/請け合う
get well: (病気が)良くなる/回復する
和訳: 「叔父はまだ重病だが、医者は彼が良くなる(快方に向かう)と私に請け合った。」

なぜ c. out of danger ではないのか?(二重否定に注意!)
in danger: 危険な状態にある(危険に晒されている)
out of danger: 危険を脱した(峠を越した)

b. in danger を入れた場合:
no longer+in danger = 「もはや危険な状態にはない(= 峠を越した)」 となり、
(ア) の「医者が回復を請け合った」と完全に同じ意味になります。(正解)

c. out of danger を入れた場合:
no longer+out of danger = 「もはや危険を脱していない(= 再び危険な状態に戻った)」 という意味になってしまい、
(ア) の意味と反対になってしまいます。

◆

 

 ア.The firefighter barely escaped death at the fire.
イ.The firefighter had a (   ) escape from death at the fire.
a. narrow  b. quick  c. short  d. clean   

 

a. の narrow になります。
完成文と和訳
(ア): The firefighter barely escaped death at the fire.(その消防士は、火災でかろうじて死を免れた。)
(イ): The firefighter had a narrow escape from death at the fire.(その消防士は、火災で九死に一生を得た。)

解説:have a narrow escape(危ういところで助かる / 九死に一生を得る)

この問題は、副詞 barely(かろうじて〜する)を含む動詞表現を、名詞構文(have a + 形容詞 + escape)へ書き換える決まり文句(イディオム)を問う問題です。
1. 熟語のポイント:have a narrow escapehave a narrow escape (from ...): 「(…から)かろうじて逃れる / 危機一髪で助かる / 九死に一生を得る」英語では、ギリギリの危険回避を「幅の狭い(narrow)逃亡」と表現します。(ア)の barely escape(かろうじて逃れる)と完全に同じ意味になります。
2. 文の構造と対応関係(ア): The firefighter barely escaped death at the fire.(その消防士は、火災でかろうじて死を免れた。)(イ): The firefighter had a narrow escape from death at the fire.(その消防士は、火災での死からギリギリの脱出を果たした $\rightarrow$ 九死に一生を得た。)

 

その他の選択肢が不適切な理由

b. quicka quick escape は「素早い脱出」という意味になり、生死の境のギリギリ感(barely)が表現できません。c. shorta short escape というコロケーション(語の組み合わせ)は「危機一髪の脱出」という意味では存在しません。d. cleana clean escape は「痕跡を残さない見事な脱出 / 鮮やかな逃亡」という意味になり、意味合いが異なります

◆

(ア) I personally have no objection.
(イ) There is no objection (     ).
a. by my side    b. against me c. about my personality    d. on my part  


d. の on my part 。
(ア) の文構造と意味
personally: 私個人としては/個人的には have no objection: 反対はない/異論はない
和訳: 「私個人としては何ら反対はありません。」

(イ) の言い換えと選択肢
d. on my part(正解)
on A's part(または on the part of A)で「Aの側では/Aとしては」という意味を表す重要イディオムです。
There is no objection on my part. で「私(の側)としては何ら反対はありません」となり、(ア) と全く同じ意味になります。

その他の選択肢が不適切な理由
a. by my side

「私のそばに/私を支持して」という意味になります(例:Stand by my side.「私のそばにいて」)。

b. against me「私に対して/私に反対して」。
There is no objection against me だと「私に対する反対意見(私への不満)はない」という意味になり、自分が反対しているかどうかとは文脈が変わってしまいます。

c. about my personality「私の性格(人柄)について」


on my part: 私個人としては(= personally / as for me)
an error on his part: 彼側の過失(彼側のミス)
no effort on their part: 彼らの側での努力(彼らの努力)

◆

ア.As I was not properly dressed at the party, I felt uneasy.
イ.I was (   ) my appearance at the party.
a. proud of  b. embarrassed about  c. shocked by  d. frightened by  

 

b. の embarrassed about になります。

(ア): As I was not properly dressed at the party, I felt uneasy.
(パーティーできちんとした格好をしていなかったので、居心地が悪かった。)
(イ): I was embarrassed about my appearance at the party.
(私はパーティーで自分の身なりに気まずい思いをした。)

解説:embarrassed about ~(〜について恥ずかしい・きまりが悪い)
この問題は、心理状態を表す形容詞 embarrassed の意味と、対応する前置詞 about(または by / at)の熟語表現を問う問題です。

1. 感情・心情の対応関係
(ア)の状況:
not properly dressed(きちんとした服装をしていなかった)
felt uneasy(不安に感じた / 居心地が悪かった / きまり悪かった)

(イ)の感情表現:
be embarrassed about ~: 「〜について恥ずかしい思いをする / きまりが悪い」
パーティーにふさわしくない格好をしていて「居心地が悪く(uneasy)、気まずい思いをした」状態を、1つの感情表現で embarrassed about my appearance(自分の身なりについて恥ずかしく思った)と言い換えることができます。

2. 文の構造と意味
(ア): As I was not properly dressed at the party, I felt uneasy.
(パーティーできちんとした服装をしていなかったので、居心地が悪かった。)
(イ): I was embarrassed about my appearance at the party.
(私はパーティーで自分の身なりを恥ずかしく(気まずく)思った。)

その他の選択肢が不適切な理由
a. proud of
be proud of ~ は「〜を誇りに思っている」という意味になり、きちんとした服装をしておらず不安を感じている文脈と真逆になります。

c. shocked by
be shocked by ~ は「〜に衝撃を受ける / ショックを受ける」という意味になり、自分の不適切な服装に対する感情としては大げさで文脈に合いません。

d. frightened by
be frightened by ~ は「〜に恐怖を覚える / おびえる」という意味になり、服装に対する感情として不適切です。

 

◆

ア.Although there are a few spelling mistakes, your composition is generally good.
イ.Your composition is good (   ) a few spelling mistakes.
a. besides  b. provided for  c. except for  d. without   


 c. の except for になります。

(ア): Although there me a few spelling mistakes, your composition is generally good.
(いくつかのスペルミスはあるものの、君の作文は大体良い。)
(イ): Your composition is good except for a few spelling mistakes.
(二、三のスペルミスを除けば、君の作文は上出来だ。)


解説:except for(〜を除いては / 〜以外は)
この問題は、全体についての肯定的評価に対し、例外・一部の欠点を付け加える except for の表現を問う問題です。

1. 熟語のポイント:except for ~
except for ~: 「〜を除いては / 〜を別にすれば」

文全体の評価(Your composition is good=作文は良い)を述べた上で、「小さなスペルミス数箇所」という例外的な欠点・部分を除外するときに使われます。

(ア)の Although there are...(いくつかのスペルミスはあるが、大体良い)とまったく同じニュアンスを簡潔に表すことができます。

2. 文の構造と対比
(ア): Although there are a few spelling mistakes, your composition is generally good.

(いくつかのスペルミスはあるものの、君の作文は大体良い。)

(イ): Your composition is good except for a few spelling mistakes.

(いくつかのスペルミスを除けば、君の作文は良い。)

その他の選択肢が不適切な理由
a. besides

besides は「〜に加えて / 〜のほかに(も)」という追加(plus)の意味を表します(例: Besides English, he speaks French.)。これを選ぶと「スペルミスに加えて、作文も良い」という不自然な意味になってしまいます。

b. provided for

provided (that) ~ は「〜という条件で(if)」を表す接続詞的な表現であり、provided for の形で前置詞のように名詞を続けて「〜を除いて」の意味を作ることはできません。

d. without

without は「〜なしで」を意味しますが、without a few spelling mistakes とすると「スペルミスがない状態で」となり、実際にはスペルミスが存在している(ア)の文脈と矛盾します。

 

 

 

◆
(ア) Ms. García eagerly invited me to her home.
(イ) Ms. García said to me, "You (     ) come over and visit us."
a. might    b. could c. must    d. may  


正解は c. の must 。
解説:直接話法での「強い勧め・招き」を表す助動詞
この問題は、(ア) の「熱心に/喜んで招待してくれた(eagerly invited)」という状況を、(イ) の会話文(直接話法)でどの助動詞を使って表現するかを問う問題です。

(ア) の意味
eagerly: 熱心に、しきりに invite A to ~: Aを~に招待する「ガルシアさんは熱心に(ぜひにと)私を家に招待してくれた。」

なぜ c. must が正解なのか?
must は「~しなければならない(義務)」という意味で有名ですが、
日常会話で相手を食事や家に招待する際には 「ぜひ~してください!」「絶対に~しにきてね!」という強い勧めや温かい招待 の意味で非常によく使われます。
You must come over ~ = 「ぜひ遊びに来てくださいね!」(熱心な招待)

(イ) の和訳: ガルシアさんは私に「ぜひ家に遊びに来てくださいね」と言った。



その他の選択肢ではダメなのか?
a. might / d. may
どちらも「~してもよい(許可)」または「~かもしれない(推測)」という意味になります。
You might / may come over... だと「来てもいいですよ(上から目線)」や「来るかもしれない」となり、熱心に招待しているニュアンス(eagerly invited)になりません。

b. could
You could come over... は「お越しいただくことも可能です(控えめな提案)」となり、「ぜひ来てほしい」という熱意が伝わりません。


英語圏では、招待や親切心から何かを勧めるときに must をよく使います。テストでもよく狙われる用法です!
You must come and see us.(ぜひ私たちに会いに来てください!)
You must try this cake.(ぜひこのケーキを食べてみて!)

 

 

◆

ア.Representing the team, the captain received the trophy.
イ.The captain received the trophy (   ) of the team.
a. instead  b. on honor  c. in spite  d. on behalf  


d. の on behalf 。

(ア): Representing the team, the captain received the trophy.
(チームを代表して、キャプテンがトロフィーを受け取った。)
(イ): The captain received the trophy on behalf of the team.
(キャプテンはチームを代表してトロフィーを受け取った。)

解説:on behalf of ~(〜を代表して / 〜の代理として)
この問題は、分詞構文 Representing ~(〜を代表して)を、同義の前置詞句 on behalf of ~ へ言い換える知識を問う問題です。

1. 熟語のポイント:on behalf of ~
on behalf of ~: 「〜を代表して / 〜に代わって」

グループや組織、他の誰かを「代表する」「代理を務める」という意味を表す定番の重要フレーズです。

(ア)の分詞構文 Representing the team(チームを代表して)と完全に同義になります。

2. 文の構造と対応関係
(ア): Representing the team, the captain received the trophy.

(チームを代表して、キャプテンがトロフィーを受け取った。)

(イ): The captain received the trophy on behalf of the team.

(キャプテンはチームを代表してトロフィーを受け取った。)

その他の選択肢が不適切な理由
a. instead

instead of ~ で「〜の代わりに」という意味になりますが、単なる交代・代替(Aの代わりにBが)を表すため、「チームを代表して」という文脈には適合しません(また、選択肢には of が含まれていないため空所に当てはまりません)。

b. on honor

on one's honor(名誉にかけて)という表現はありますが、on honor of というフレーズは存在しません。

c. in spite

「〜にもかかわらず」を表す熟語は in spite of ~ です。ここでは意味が「チームにもかかわらず」となり、文脈に全く合いません。

 

 

 

 

▲ Steve won't accept such a stupid offer, and (   2   ).
ア. either I will    イ. either will Iウ. neither I will    エ. neither will I  


エ. の neither will I 
和訳: 「スティーブはそんな馬鹿げた申し出を受け入れないだろうし、私も受け入れないつもりだ。」
解説:否定文への同意(「〜もまた…ない」)と倒置構文
この問題は、前文の否定文を受けて「〜もまた…ない」と同意・追加する際の表現と、それに伴う倒置(語順の変化)を問う問題です。

1. 否定文への同意の形
否定の文(won't accept ~)に対して「私もまた〜ない」と同調する場合、以下のいずれかの表現を使います。
neither + 助動詞 / be動詞 + 主語
and neither + 助動詞 / be動詞 + 主語
and 主語 + 否定の助動詞 + either

2. なぜ neither will I(倒置)になるのか?
否定語である neither が節の先頭に来ると、後ろの語順が「助動詞 + 主語」の疑問文と同じ順序(倒置)になります。
今回の文では、前の文で助動詞 will(won't = will not)が使われているため、will をそのまま使って neither will I となります。


肯定文(Steve will accept ...)    So will I.    I will, too.
否定文(Steve won't accept ...)    Neither will I.    I won't, either.

 

◆

 A:「私はまだ準備ができていません。」
B:「ぼくもです。」
A: “I'm not ready yet.”
B: “(   ).”
a. So am I  b. So I am  c. Neither I am  d. Neither am I


d. の Neither am I 。

:A: “I'm not ready yet.”
B: “Neither am I.”
:A: 「私はまだ準備ができていません。」

B: 「僕も(準備ができて)いません。」


解説:否定文に対する同意表現(Neither + 助動詞 + S)

この問題は、相手の否定文を受けて「私も~ない」と同意・同調する際の正しい構文と語順を問う問題です。

1. 否定文への同意:Neither + 助動詞 / be動詞 + 主語相手の発言が否定文(I'm not ready yet.)の場合、「私も(準備ができて)いない」と同意するときは Neither(または Nor)を用います。構造としては Neither + 動詞・助動詞 + 主語 の倒置形(VSの語順)になります。相手の文が be 動詞句(I'm not...)なので、受ける側も be 動詞を使って Neither am I. と表します。

2. 肯定文と否定文の使い分け

肯定文に対する同意: “I am ready.” $\rightarrow$ “So am I.”(「私もです」)

否定文に対する同意: “I'm not ready.” $\rightarrow$ “Neither am I.”(「私も(そうでは)ありません」)

 

その他の選択肢が不適切な理由

a. So am I相手の肯定文に対する同意(「私もそうです」)で用いるため、否定文の返答としては不適切です。

b. So I am“So + S + V” の語順は「(相手の指摘に対して)本当にそうだ」「なるほどその通りだ」と確認・感嘆を表す表現になります(例: “You are late.” — “So I am.”「本当だ、遅刻だ」)。

c. Neither I am

Neither を使う場合、主語と動詞を倒置させる(Neither am I)必要があるため、語順が誤りです。
 

 

◆  (   6   ) with Simon, Kate is much more responsible.
ア. By comparing    イ. Comparedウ. Comparing    エ. To compare 

 イ. の Compared。
Compared with Simon, Kate is much more responsible.
「サイモンと比べると、ケイトははるかにしっかりしている(責任感がある)

1. 分詞構文の主語と動詞の関係
分詞構文の意味上の主語は、主節の主語である Kate です。動詞 compare A with B は「AをBと比較する」という他動詞です。
主語である Kate は「何かと比較する(能動)」のではなく、「サイモンと比較される(受動)」側になります。
したがって、過去分詞を使った受動の分詞構文 (Being) Compared with Simon の Being が省略され、Compared with Simon となります。

Compared with [to] ~ は「~と比べると」という意味の慣用的な分詞構文として定着しており、試験でもそのままの形で頻出します。

その他の選択肢が不適切な理由慣用的な分詞構文(独立分詞構文など)
分詞構文の中でも、意味上の主語を考慮せず慣用的に使われる超重要表現のセットです!
Compared with [to] ~: ~と比べると
Generally speaking: 一般的に言えば
Frankly speaking: 率直に言って
Judging from ~: ~から判断すると
Taking ~ into consideration: ~を考慮に入れると

 

◆

◆  Tim's test result was (   7   ).
ア. disappoint    イ. disappointedウ. disappointing    エ. to disappoint  


ウ. の disappointing 
完成文:Tim's test result was disappointing.
和訳:「ティムのテスト結果は、がっかりさせるものだった(失望的なものだった)。」

解説:感情を表す動詞(感情誘発動詞)の現在分詞・過去分詞の使い分け
この問題は、感情を表す動詞 disappoint(~を失望させる・がっかりさせる) が補語(C)として使われる際の、-ing(現在分詞) と -ed(過去分詞) の使い分けを問う問題です。

1. 感情誘発動詞の基本ルール
英語の感情を表す動詞(disappoint, surprise, excite, interest など)は、すべて「(主語が人・物を)〜な気持ちにさせる」という他動詞の意味を持ちます。

-ing(現在分詞): 「〜な気持ちにさせる(原因・対象)」
主語や修飾する名詞が、感情を引き起こす原因(テスト結果、ニュース、映画など)である場合に使います。
例: The test result was disappointing.(テスト結果はがっかりさせるものだった)

-ed(過去分詞): 「(感情を)感じている・受けている(人)」
人がその感情を与えられた(受けた)状態を表します。
例: Tim was disappointed at the test result.(ティムはテスト結果にがっかりした)

2. 文構造の確認
今回の文の主語は Tim's test result(ティムのテスト結果=物・事象) です。
「テスト結果」が人をがっかりさせる原因となっているため、disappointing(ウ)が正解となります。

 

 

◆
 His proposal was completely (   10   ) the question.
ア. far from    イ. nearbyウ. out of    エ. within  

ウ. の out of 。
解説:out of the question(論外で / 不可能で)この問題は、前置詞を含む重要フレーズ out of the question を問う問題です。
1. 熟語の知識out of the question意味: 「論外で / 考えられない / 不可能で」直訳すると「問題の領域の外にある」となり、そこから「議論する価値もない=論外だ」「到底ありえない=不可能だ」という意味になります。
2. 文の構造と意味proposal: 提案completely: 完全に / まったくout of the question: 論外で全体訳: 「彼の提案は完全に論外だった。」最重要!似た表現 out of question との比較(超頻出)冠詞 the があるかないかで意味が大きく変わるため、入試や資格試験で最もよく狙われます!

熟語意味ニュアンス・同義語
out of the question論外で / 不可能で= impossible / unacceptable
out of question 疑いなく / 確実に= beyond question / undoubted
the が入ると「(その)議論・検討の枠組みから外れている」→ 論外the がないと「疑う(question)余地がない」→ 確実

その他の選択肢
ア. far from ~(~から遠い/~どころではない)という形自体は存在します(例: far from satisfactory「満足からはほど遠い」)。しかし、far from the question という熟語表現としては定着しておらず、completely との並列も不自然です。
イ. nearby / エ. within文脈・熟語として成り立ちません。
 

◆

私たちはその問題に臨機応変に対処する必要がある。
We need to deal with the problem (  2  ).
ア.according to the circumstances  イ.regardless of the circumstancesウ.relevant to the circumstances  エ.up to the circumstances


ア. の according to the circumstances 。  

完成文と和訳完成文:
We need to deal with the problem according to the circumstances.   
和訳:「私たちはその問題に**臨機応変に(状況に応じて)**対処する必要がある。」  


 解説:according to the circumstances(状況に応じて / 臨機応変に)この問題は、「~に応じて」を表す重要フレーズ according to ~ と circumstances(状況・情勢)の組み合わせを問う問題です。   
1. 熟語と語彙のポイントaccording to ~: 「~に応じて / ~に従って」circumstance(通例複数は circumstances): 「状況 / 事情 / 環境」according to the circumstances: 「状況に応じて」$\rightarrow$ 日本語の「臨機応変に」に対応します。
  2. 文の構造と意味deal with ~: ~に対処する / ~を処理するproblem: 問題全体訳: 「私たちは状況に応じて(臨機応変に)その問題に対処する必要がある。」   
その他の選択肢(すべて超重要表現!)入試で頻出の関連表現ですので、セットで整理しておきましょう。
イ. regardless of the circumstances意味: 「状況にかかわらず / 状況を問わず」解説: regardless of ~ は「~に関係なく」を意味するため、対義語的なニュアンスになります。  
 ウ. relevant to the circumstances意味: 「その状況に関連して / 関連がある」解説: be relevant to ~(~に関連している)の形でよく使われます。   
エ. up to the circumstances意味: 表現として不自然(文脈に合いません)。
   補足: be up to ~(~次第で / ~の責任で)という語法は存在します。  

 

◆  君の車は健太のよりもずっと良い。
Your car is (   ) superior to Kenta's.
a. very  b. far  c. rather  d. more


b. の far になります。
完成文:Your car is far superior to Kenta's.
和訳:「君の車は健太の(車)よりもずっと良い(優れている)。」

解説:比較級・優劣を表す形容詞(superior)の強調
この問題は、ラテン語由来の形容詞 superior(~より優れている)の用法と、それを強調する修飾語を問う問題です。

1. superior の語法
be superior to ~: 「~より優れている / ~より良い」

superior や inferior(~より劣っている)などのラテン語由来の形容詞は、比較の対象を表す際に than ではなく to を使用します。

2. 強調語 far の役割
superior 自体が比較の意味を内包しているため、その度合いを「ずっと / はるかに」と強調する場合は、通常の比較級と同様に far や much を前に置きます。

far superior to ~: 「~よりずっと優れている」

その他の選択肢が不適切な理由
a. very very は原級(例: very good)を修飾する語であり、比較の意味を持つ superior を直接修飾することはできません。
c. rather「かなり / どちらかといえば」という意味になり、「ずっと」という強い強調になりません。
d. more superior 自体にすでに比較の意味(「より優れた」)が含まれているため、more を重ねて使う重言(二重比較)は誤りです。

 

◆
(2) この部屋には家具がたくさんある。
This room is equipped with (   ) furniture.
a. large pieces of  b. a lot of  c. many  d. large

 

b. の a lot of 。
完成文:This room is equipped with a lot of furniture.
和訳:「この部屋にはたくさんの家具が備え付けられている。」

解説:不可算名詞(furniture)を修飾する数量表現
この問題は、不可算名詞(数えられない名詞) である furniture(家具)を修飾する適切な数量詞を選ぶ問題です。

1. 不可算名詞 furniture のルール
furniture は集合的な不可算名詞(物質名詞扱い)のため、複数形の -s をつけることも、many で修飾することもできません。

不可算名詞の量を「たくさんの~」と表したい場合、可算・不可算の両方に使える a lot of(または much)を使用します。

2. 文の構造
be equipped with ~: ~が備え付けられている / ~が設備されている
a lot of furniture: たくさんの家具

その他の選択肢が不適切な理由
a. large pieces of「大きな家具(何点か)」という意味になり、「たくさん(量が多い)」という意味にはなりません。個数を表すなら many pieces of furniture とする必要があります。

c. many many は可算名詞の複数形(例: many chairs)のみを修飾するため、不可算名詞の furniture には使えません。

d. large「大きな」という形容詞なので、「たくさん」という数量の意味になりません。

 

◆
 街に行くバスに乗ろうとしたが、満員で乗れなかった。
I tried to get on a bus to go (   ), but it was too crowded.
a. downtown  b. to downtown  c. to the downtown  d. a downtown


a. の downtown 
完成文と和訳完成文:I tried to get on a bus to go downtown, but it was too crowded.
和訳:「街へ行くバスに乗ろうとしたが、混みすぎていて乗れなかった。」

解説:downtown の品詞(副詞)と前置詞の要否

この問題は、downtown の品詞と文法上の扱いを問う問題です。
1. downtown は「副詞」downtown は単体で「中心街へ / 街へ」という方向・目的地を表す副詞として機能します。副詞自体に「~へ」という意味が含まれているため、直前に方向を表す前置詞 to を置く必要がありません。
2. 他の副詞の例同様に前置詞 to を付けない副詞の代表例:
go home(家へ帰る / $\times$ go to home)

go abroad(外国へ行く / $\times$ go to abroad)

go downtown(街へ行く /
 

▲

アンはよく息子をスーパーにお使いに行かせる。
Ann often sends her son (   ) an errand to the supermarket.
a. to  b. for  c. at  d. on

d. の on 。
完成文:Ann often sends her son on an errand to the supermarket.
和訳:「アンはよく息子をスーパーへお使いに行かせる。」


解説:on an errand(お使いで / 用事で)この問題は、前置詞 on と名詞 errand(使い足し・小用)が結びついた定型表現を問う問題です。
1. 熟語と前置詞の選択

on an errand: 「お使いで / 用事で」目的・用途・活動状態を表す前置詞 on が用いられます

(例: on business「仕事で」、on a trip「旅行で」)。

send A on an errand: 「Aをお使いに行かせる」
2. 文の構造s

end her son: 彼女の息子を派遣する・行かせるon an errand: お使いに

to the supermarket: スーパーマーケットへ(行先を示す前置詞 to)

 

その他の選択肢が不適切な理由

a. toto the supermarket と行先には to が使われていますが、errand(用件・お使い)という活動に対して前置詞 to を直接用いることはできません($\times$ to an errand)。

b. for go for an errand や for an errand という組み合わせは英語として不自然です。目的を表す場合でも「お使いという目的状態」には on を用いるのが定着したコロケーション(語の相性)です。

c. at at は地点や一点を表す前置詞であるため、移動・目的を伴う「お使い」には適合しません。
 

▲

 I ran all the way, because I would have been late (   8   ).
ア. anyway    イ. likewiseウ. nevertheless    エ. otherwise   

 

エ. の otherwise 。
完成文:I ran all the way, because I would have been late otherwise.
和訳:「私はずっと走っていった。**そうでなければ(走っていなかったら)**遅刻していただろうから。」


解説:仮設・仮定法を含んだ副詞 otherwise(そうでなければ)
この問題は、前文の内容(走ったこと)を受けて 「そうでなかったら(=もし走っていなかったら)」 という仮定の条件を表す副詞 otherwise の用法を問う問題です。

1. otherwise の用法と役割
意味: 「そうでなければ / さもなければ(= if I hadn't run all the way)」

文脈において直前の動作や事実(「ずっと走った」)の否定を条件として表します。

2. 仮定法過去完了(would have + 過去分詞)との連動
主節の後半を見ると、I would have been late(遅刻していただろう)と 仮定法過去完了 の形になっています。

実際(事実): 走ったので遅刻しなかった。

仮定: もし走っていなかったら(= otherwise)、遅刻していただろう(= I would have been late)。

このように、otherwise は節の中に if がなくても 「仮定法の条件(If節の代わり)」 として機能する非常に重要な副詞です。

ア. anyway    とにかく / いずれにせよ    理由に関わらず結論を述べる
イ. likewise    同様に / 同じように    同様の事実を追加する
ウ. nevertheless    それにもかかわらず    譲歩(逆接)を表す
エ. otherwise    そうでなければ(= If not)    仮定条件を表す(正解)

◆
   (   ), his favorite activity, kept him away from gambling on horse racing.
a. Baseball on weekends
b. Everyday of the week
c. On the weekend
d. These days   


a. の Baseball on weekends。


完成文:Baseball on weekends, his favorite activity, kept him away from gambling on horse racing.
和訳:彼のいちばんの楽しみである週末の野球のおかげで、彼は競馬のギャンブルに手を出さずに済んだ。」


解説:同格構文(A, B, ...)と主語(S)の特定
この問題は、文の構造(SV構文)を正しく見抜き、主語(名詞・名詞句)として機能できる選択肢を選ぶ問題です。

1. 文の構造解析
文の骨組みを分析すると以下のようになります:

主語 (S): ( Baseball on weekends )

同格句: , his favorite activity,(彼の最もお気に入りの活動である〜)

動詞 (V): kept

目的語 (O): him

修飾語 (M): away from gambling on horse racing

動詞 kept に対する主語(名詞句)が必要であり、後ろの同格句 , his favorite activity,(お気に入りの活動)と意味的に等しくなる「具体例(名詞句)」を入れる必要があります。

2. Baseball on weekends が適切な理由
Baseball on weekends(「週末の野球」)は名詞句であり、文全体の主語(S)になれます。

名詞 Baseball は「活動(activity)」の内容として文脈・同格関係ともに完璧に一致します。

その他の選択肢が不適切な理由
b. Everyday of the week

Everyday は形容詞(「毎日の / 日常の」)であり、名詞句として主語になれません(副詞的に使う場合は Every day と2語に分けます)。また、「一週間の毎日」は「お気に入りの活動(activity)」と同格になりません。

c. On the weekend

前置詞句(副詞句)であるため、文の主語(S)になることができません。

d. These days

時を表す副詞句(「最近では」)として機能するため、文の主語(S)になれません。

◆
 

The earthquake disasters of the last ten years (   ) many people homeless are causing despair in some areas.
a. can leave
b. have left
c. when it left
d. which have left   


 d. の which have left 。

完成文:The earthquake disasters of the last ten years, which have left many people homeless, are causing despair in some areas.

和訳:「過去10年間の地震災害は、多くの人々から住む家を奪った(ホームレスにした)が、一部の地域に絶望をもたらしている。」

 

解説:非制限用法の関係代名詞(which)と主節の動詞の特定この問題は、文全体の主語(S)と動詞(V)の構造を見抜き、主語を補足修飾する関係代名詞節を適切に選べるかを問う問題です。

 

1. 文の構造解析主語(S): The earthquake disasters of the last ten years(過去10年間の地震災害)関係代名詞節(形容詞節): [which have left many people homeless](多くの人々を家なしにした) $\rightarrow$ 主語 disasters を修飾主節の動詞(V): are causing目的語(O): despair修飾語(M): in some areas関係代名詞節 [which have left ...] を取り除くと、文の骨組みは The earthquake disasters ... are causing despair in some areas. となります。すでに主節の動詞 are causing が存在するため、空所には主節の動詞を新たに増やすのではなく、主語 disasters を修飾する関係代名詞節が入る必要があります。

 

2. which have left の文法的妥当性

先行詞が earthquake disasters(複数形的名詞) であるため、関係代名詞 which の後ろの動詞も複数扱いの have left となります。leave + O + C(OをCの状態にする): leave many people homeless(多くの人々をホームレス状態にする)時制も「過去10年間の災害が(結果として現在も)多くの人をホームレスにした」という完了・結果の意味を表す現在完了形(have left)が完璧に適合します。

 

その他の選択肢が不適切な理由a. can leave / b. have leftこれらをそのまま入れると、1つの文の中に接続詞なしで動詞が2つ(can leave / have left と are causing)存在することになり、文法的に破綻します。c. when it left副詞節 when を入れると意味が不自然になる上、it が単数形のため複数の先行詞 disasters を指すことができず、代名詞の一致に反します。
 

◆

Fifteen crazy football fans are reported (   ) for rioting after the final match in Brussels.
a. that they were arrested
b. to have been arrested
c. about being arrested
d. having been arrested 

 

 b. の to have been arrested。

 

 

完成文:Fifteen crazy football fans are reported to have been arrested for rioting after the final match in Brussels.

和訳:「ブリュッセルでの決勝戦の後、暴動を起こしたとして15人の熱狂的なサッカーファンが逮捕されたと報じられている。」

 

解説:S is reported to have p.p.(Sは〜したと報じられている)この問題は、受動態の伝聞構文 S is reported to V と、主節(現在)よりも前の出来事(過去)を表す完了不定詞(to have p.p.)、および受動態(be p.p.) の組み合わせを問う問題です。

 

1. 構文の成り立ち(It is reported that ... からの書き換え)元となる文:It is reported that fifteen crazy football fans were arrested...(15人の熱狂的なサッカーファンが逮捕されたと報じられている。)fifteen crazy football fans を主語にした書き換え:従属節の主語を文頭に出すと、that節の動詞は 不定詞(to V) に変化します。主節の時制: are reported(現在 / 報じられている)伝聞内容の時制: 逮捕されたのは過去の出来事(were arrested)主節より前の時制を表すため、不定詞は完了不定詞 to have p.p. を用います。さらに「逮捕された」という受動の意味なので、完了受動形 to have been arrested となります。

 

2. 時制と態の整理能動 vs 受動: ファンは「逮捕する」側ではなく「逮捕される」側 $\rightarrow$ 受動態(be arrested)時制のズレ: 報道は「現在(are reported)」、逮捕は「過去」 $\rightarrow$ 完了形(have p.p.)結合: to + have + been + arrested $\rightarrow$ to have been arrested

 

その他の選択肢が不適切な理由

a. that they were arrested形式主語の It is reported that ... であれば成立しますが、本問のように人や具体的な名詞が主語の場合は that 節を直接補語に置くことはできません。

c. about being arrestedreport の後に about を挟んで進行・受動の動名詞を繋ぐ形は、「ファン自身が逮捕について報告する」という文脈になってしまい不自然です。

d. having been arrestedS is reported ... の文型で直後に動名詞句を続ける語法はありません(不定詞 to V を取る必要があります)。
 

◆

The company's secretary (   ) of her official duties as chief coordinator.
a. awared sufficiently
b. sufficiently was aware
c. aware sufficiently
d. was sufficiently aware  

 

 d. の was sufficiently aware 。


完成文:The company's secretary was sufficiently aware of her official duties as chief coordinator.
和訳:「会社の秘書は、チーフコーディネーターとしての自身の公的な職務を十分に認識していた。」


解説:be aware of ~(〜を認識している / 気づいている)と副詞の位置
この問題は、形容詞 aware の重要構文である be aware of ~ と、補語や動詞を修飾する副詞 sufficiently(十分に)の適切な挿入位置を問う問題です。

1. 熟語のポイント:be aware of ~
be aware of ~: 「〜を認識している / 知っている / 気づいている」

aware は叙述用法(be 動詞などの補語 C として使う用法)で用いられる形容詞です。

文構造を見ると、空所の後ろに of her official duties... とあるため、be aware of の形を作る必要があります。

2. 副詞 sufficiently の位置
副詞 sufficiently(十分に)は、修飾する形容詞 aware の直前に置くのが最も自然で一般的です。

be + 副詞 + 形容詞 の語順となり、was sufficiently aware(十分に認識していた)という構造が完成します。

その他の選択肢が不適切な理由
a. awared sufficiently

aware は形容詞であり動詞ではありません。awared という過去形・過去分詞形は存在しません。

b. sufficiently was aware

副詞 sufficiently が was aware 全体の前(be動詞の前)に出てしまっており、語順として不自然です。

c. aware sufficiently

文の述語動詞となる be 動詞(was)が欠落しているため、文が成り立ちません。

◆

 It's about time (   ) some work for your next examination.
a. you are doing
b. you did
c. you have done
d. you will do  

 

正解は b. の you did になります。


完成文:It's about time you did some work for your next examination.
和訳:「そろそろ次の試験に向けて勉強(受験勉強)を始めてもいい頃ですよ。」



解説:It is about time + 主語 + 過去形(そろそろ〜してもよい頃だ)
この問題は、仮定法過去を用いた超重要構文 It is (about / high) time + S + 過去形 の用法を問う問題です。

1. 構文のポイント:It's (about) time S + 過去形
It is (about) time S + 過去形: 「(実際にはまだしていないが)そろそろ〜してもよい頃だ / 〜する時間だ」

「(現実にはまだやっていないが)本来ならもう始めているべきだ」という現実とのズレ(仮定法) を表すため、節内の動詞には過去形(仮定法過去) を用います。

強調の修飾語:

high: 「とっくに〜する頃だ」

about: 「そろそろ〜する頃だ」

2. 時制の選び方
発想として「これからのこと(未来)」に思えるため will や have done を選びたくなりますが、仮定法過去のルールに従って動詞の過去形 did を置くのが文法上の決まりです。

その他の選択肢が不適切な理由
c. you have done

現在完了形は「(現時点で)すでにやり終えた」という意味になり、「そろそろ取りかかるべきだ」という促しのニュアンスと矛盾します。

a. you are doing / d. you will do

It's time ... の構文法において、直後の that 節(that は省略可能)内に直説法(現在形・進行形・will など)を直接置くことは原則としてできません(仮定法過去の過去形、または should + 動詞の原形 を用います)。
 

 

◆ (   ) the largest city in Hyogo Prefecture, but also one of world's biggest hubs of marine transportation.
a. Not only is Kobe
b. Kobe has not only
c. Kobe not only has
d. Is Kobe not only   


a. の Not only is Kobe 。


完成文:Not only is Kobe the largest city in Hyogo Prefecture, but also one of world's biggest hubs of marine transportation.
和訳:「神戸は兵庫県最大の都市であるだけでなく、世界最大級の海上輸送の拠点の一つでもある。」


解説:否定語句 Not only の文頭送りと倒置構文
この問題は、否定を表す副詞句 Not only が文頭に出た際に生じる倒置(SとVの逆転) を見抜く問題です。

1. 構文のポイント:Not only A but also B と倒置
相関接続詞 not only A but also B(AだけでなくBも)の節で、強調のために否定語句 Not only を文頭に置くと、その直後の節は疑問文と同じ語順(倒置:V + S) になります。

通常の語順: Kobe is not only the largest city..., but also one of...

倒置の語順: Not only is Kobe the largest city..., but also one of...

2. 文の構造解析
文頭: Not only(否定語句の文頭提示)

倒置節: is (V) Kobe (S) the largest city...(神戸は最大都市であるだけでなく)

後半節: but also one of world's biggest hubs...(世界最大級の海上輸送の拠点の一つでもある)

後ろに but also が控えていることからも、文頭に Not only が入る倒置の形 Not only is Kobe が完璧にハマります。

その他の選択肢が不適切な理由
b. Kobe has not only / c. Kobe not only has

動詞に has を使ってしまうと、Kobe has the largest city...(「神戸が最大都市を所有している」)となり、文脈・意味として不自然です(「神戸=兵庫県最大の都市」という関係なので be 動詞が必要です)。

d. Is Kobe not only

Is Kobe ... と文頭で倒置を行っていますが、Not only が文頭に出ていないため倒置を起こす文法的な理由が存在せず、疑問文でもないため文構造として成立しません。
 

◆

 She has twice as many books as I have.=She has twice the ( イ ) of books ( ロ ) I have.   

元の文(ア): She has twice as many books as I have.
倍数 + as many + 複数名詞 + as ~: 「〜の〇倍の数の…」
書き換え文(イ): She has twice the number of books that [as] I have.
倍数 + the number of + 名詞 + that [as] ~: 「〜の持つ本の『数』の〇倍」

2. なぜ number になるのか?
対象が books(可算名詞・可算物) であるため、量(amount)ではなく数(number) を用います。
「形容詞の原級(as many books)」を「名詞(the number of books)」に置き換える定番の同義語構文です。
関係詞節をつなぐ語として、直後の I have に対し that(または関係代名詞的にならう as)が対応します。

完成文と和訳
(ア): She has twice as many books as I have.(彼女は私が持っている本の2倍の数の本を持っている。)
(イ): She has twice the number of books that [as] I have.(彼女は私が持っている本の2倍の(数の)本を持っている。)

 

 

(AI要旨)「消費税減税と中低所得者への給付、政府が税制改正大綱を決定」
上泉アナが、政府が15日に閣議決定した税制改正大綱について紹介する。
内容の中心は、大きく2段階に分かれている。
① 2027年度・2028年度
食料品の消費税率を、現在の8%から1%へ引き下げる。
ただし、2年間限定という措置である。
その間、中所得者を対象とした先行給付も行う方針。

② 2029年度以降
2029年度からは、所得に応じて給付額を変える新たな所得連動型の給付制度を本格導入する。

つまり、

「まず食料品の消費税を大幅に下げる」
↓
「その後、所得に応じて給付する仕組みに移行する」

という段階的な制度設計になっている。

また、消費税減税によって年間約4兆3,000億円の税収減が見込まれる。

政府は、この財源について赤字国債に頼るのではなく、歳出・歳入の見直しなどによって確保するとしている。



森永氏は今回の政策について、まず「物価高をすぐ対策しましょう」という意味で、緊急的な物価高対策という側面があると見る。特に食料品は日常生活に直結するため、消費税を下げれば、一定程度、家計の負担を直接軽減することが期待される。

その意味では、今回の政策は単なる税制変更ではなく、

現在の物価高への対応
将来的な社会保障改革
所得に応じた再分配制度への移行

を組み合わせたものだと森永氏は捉えている。


森永氏が今回の制度について特徴的だと見ているのは、短期と長期を分けていること。
短期的には食料品の消費税減税によって、物価高への対応をする。
一方、長期的には、所得に応じて給付額を変える制度へ移行する。
つまり、単純に「消費税をずっと下げ続ける」という制度ではなく、「まず減税で対応し、その後は所得に応じた給付・再分配へ移行する」という2段構えになっている。
森永氏は、この意味で「ある意味、2で割ったような設計」になっているのではないかと話す。

森永氏は「今までなかなか踏み込めなかったところに踏み込んだ」という点については、素晴らしいと評価している。つまり、これまで消費税の減税にはなかなか踏み込めなかったが、今回は実際に食料品の税率を大幅に下げる方向に進んだこと自体は評価している。

ただし森永氏には、今回の制度について大きく2つの疑問がある。

5.問題点①「なぜ食料品だけなのか」

森永氏が以前から指摘している問題が「本当に食料品に限定するのが正しいのか」
食料品だけを減税するという方法には、制度上の線引きの問題がある。
森永氏自身は以前から、消費税減税をするなら、食料品だけに限定することが本当に適切なのかという疑問を持っていた。

したがって「減税に踏み込んだこと自体は評価するが、減税対象を食料品に限定したことについては疑問が残る」


6.問題点② 本丸の「所得連動型給付」が本当に実現できるのか
もう一つ大きな問題として挙げるのが、2029年度から導入予定の所得に応じて給付額を変える再分配システム
森永氏が一番気にしているのは「果たして本当にできるのか」という実現可能性の問題。
制度としての「こういう仕組みにしたい」という方向性は理解できる。
しかし、実際に必要な情報を集め、所得だけでなく資産まで把握して、本当に困っている人へ適切に給付できる仕組みを短期間で構築できるのかという点に疑問を持っている。

森永氏は現在の給付制度などでよく行われる「年収○○万円以下なら給付」という所得による線引きを例に挙げる。

例えば、
年収300万円 → 給付対象
年収301万円 → 給付対象外
という制度があったとする。

しかし、

年収300万円の人と301万円の人で、生活実態にそれほど大きな差があるのか?

という問題がある。

当然、1万円の所得差だけで生活状況が突然大きく変わるわけではない。

ところが制度上は、

300万円なら給付されるのに、301万円なら一切給付されない

という「崖」が生まれてしまう。

森永氏はこれを**「給付の崖」**という問題として指摘している。

8.所得制限によって「働かない・働く量を減らす」インセンティブが生まれる

さらに問題なのは、このような所得の線引きがあると、人々の働き方に影響を与えてしまうこと。

例えば、

「年収300万円以下なら給付される」

という制度なら、

「301万円になって給付を失うくらいなら、300万円以下に抑えよう」

という行動が起こり得る。

森永氏は、パート労働者などが年末に労働時間を調整する、いわゆる**「働き控え」**に似た問題が生じる可能性を指摘している。

つまり、

本来ならもっと働ける人が、給付の所得制限を超えないために働く量を抑える

という、制度が意図しない行動を誘発してしまう。

したがって、単純な所得による線引きには限界があるというわけである。

9.高齢者の問題――「所得が低い=困っている」とは限らない

さらに森永氏が重要な例として挙げるのが高齢者。

例えば、

すでに仕事を引退している
年金だけで生活している
現在の労働所得はゼロ
年金収入もそれほど高くない

という高齢者がいたとする。

所得だけを見ると、

「低所得世帯」

に分類される可能性がある。

しかし、ここに大きな問題がある。

10.高齢者は「所得は低いが資産は多い」場合がある

家計調査などを見ると、資産・貯蓄は高齢者に偏っている。

つまり、

現在の所得は少ない
=
現在の資産も少ない

とは限らない。

例えば現役時代に非常に高い収入を得て、

株式
預貯金
その他の金融資産

などを大量に保有している人がいたとする。

現役を引退すると労働所得はゼロになり、年金だけになる。

すると、所得だけを基準にすれば「低所得者」になってしまう。

しかし実際には、

「資産を十分に持っていて、生活に困っていない」

というケースもあり得る。

それでも所得だけで給付対象を決めれば、その人にも給付が行くことになる。

11.逆に「所得はそこそこあるが生活が苦しい人」が対象外になる可能性

森永氏は反対のケースも挙げる。

例えば、

年収600万円で子どもが3人いる家庭

を考える。

年収だけを見ると「低所得者」には見えない。

しかし現在の物価高を考えれば、

「年収600万円、子ども3人」

という家庭が必ずしも裕福な生活をしているとは限らない。

食料品や教育費、住宅費などを考えると、家計にはかなりの負担がかかり得る。

ところが所得だけで線引きすれば、

「年収600万円だから給付対象外」

となる可能性がある。

12.本当に必要なのは「所得+資産」ではないか

そこで森永氏が言うのが、

「所得だけじゃなくて、資産も把握しないといけない」

ということ。

つまり、本当に困っている人に給付するのであれば、

所得

だけではなく、

資産

も考慮する必要がある。

そうしなければ、

所得は低いが資産が大量にある人
所得は一定程度あるが、子どもが多く生活費負担が大きい人

を適切に区別できない。

森永氏の問題意識は、

「所得の数字だけで人々の生活状況を判断するのには限界がある」

ということである。

13.しかし「資産を把握する」こと自体が難しい

ここで別の問題が出てくる。

では、

「資産まで把握すればいい」

と言っても、実際にどうやって把握するのか。

森永氏はマイナンバー制度を例に挙げる。

現状、

マイナンバーが100%完璧に普及・連携しているわけではない。

そのため、

「では、国が個人の資産をどうやって正確に把握するのか」

という問題が生じる。

14.2年程度で本当にそこまでの制度を構築できるのか

森永氏が2029年度からの制度について疑問を持っている最大の理由がここ。

政府は段階的に制度を移行する構想を示しているが、

「所得だけではなく資産も含めて、本当に必要な人を判定するシステムを2年程度で作れるのか」

という疑問である。

森永氏は、

「できるようになったらやったらいい」

という考え自体は否定していない。

むしろ、できるなら実現すればいい。

問題は、

「日本の行政システムで、それを短期間に本当に構築できるのか」

という実務的な実現可能性である。

15.森永氏の皮肉――「消費税を下げるだけでもレジに1~2年」

ここで森永氏がかなり強い皮肉を交える。

日本では、

消費税を下げるだけでも、レジ対応に1年、2年かかる

という議論が出てくる。

つまり、

「消費税の税率変更ですら、レジのシステム変更に1~2年かかると言っている国が、所得・資産を把握した新しい給付システムを2年程度で構築できるのか?」

という疑問である。

森永氏は笑いながら、

「無理だろ」

という趣旨の発言をする。

消費税自体は何十年も存在しているにもかかわらず、税率変更に際してなおレジ対応に長期間必要だと言われる。

それを考えると、

所得だけでなく資産まで把握し、給付額を個別に決定する高度な再分配システムを短期間で構築することには、大きな実務上のハードルがある

というわけである。

16.ただし「制度のビジョンを示したこと」自体は高く評価

ここは森永氏の評価が重要。

森永氏は、制度の実現可能性にはかなり疑問を持っているが、

「こういう制度にしていきたい」というビジョンを政府が示したこと

については、非常に高く評価している。

特に、

2027年度
2028年度
2029年度

というように年単位で具体的なステップを示したことを評価している。

政府が、

「現在はこうする」
↓
「次にこうする」
↓
「最終的にはこういう制度にする」

というロードマップを示すことは分かりやすい。

森永氏は、

「見せ方はめちゃくちゃいい」

という趣旨で評価している。

17.問題は「ビジョン」と「実行可能性」のギャップ

一方で、森永氏が最大の問題だと考えるのは、

そのビジョンを本当に実行できるのか

という点。

したがって、今回の政策について森永氏の評価は、

ビジョン

→ 非常に分かりやすい。評価できる。

制度設計の方向性

→ 理解できる。

実現可能性

→ 大きな疑問がある。

という構造になっている。

18.次に必ず出てくる「財源問題」

上泉アナは、今後の国会審議では、

「その財源をどうするのか」

という問題が必ず出てくるだろうと指摘する。

今回の政策では、消費税減税によって大きな税収減が生じる。

政府は赤字国債に頼らず、歳入・歳出の見直しなどで財源を確保するとしている。

しかし、森永氏は、この財源論が今後の大きな争点になると考えている。

19.森永氏:積極財政は「何でも国債を発行する」ことではない

ここから話は、より大きな財政政策の議論へ移る。

森永氏は、積極財政について、

「何でも国債でバンバンやる」

という意味ではないと強調する。

積極財政とは、

「必要なものには、必要なだけお金を出す」

という考え方だという。

ところが、積極財政に対して、

「国債をどんどん発行するつもりなのか」

というような誤解・批判がされることがある。

森永氏は、これを「悪意ある誤解」と表現している。

20.なぜ政府が「国債だけには頼らない」と言わざるを得ないのか

森永氏は、政権運営を考えると、

「財政規律は意識します」

と言わざるを得ない面があると説明する。

特に積極財政を掲げる政権に対しては、

「財政を大丈夫なのか」
「国債を増やしすぎないのか」

という批判が出やすい。

そのため政府としては、

「何でも国債でやるわけではありません」

と説明して、そうした批判を抑える必要がある。

森永氏も、

そう言わざるを得ない事情は理解できる

としている。

21.しかし「国債を出さない」と言い過ぎると別の問題が生じる

森永氏が懸念しているのは、

「国債を出さない」

ということを強く言いすぎること。

もし、

「入ってきた税収の範囲内でしか政策を行いません」

という考え方になれば、結果として、

プライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字化

を過度に意識することにつながる。

つまり、

政府の歳入の範囲内だけで支出する

という考え方に近づいてしまう。

22.そうなると「積極財政」ができなくなる

森永氏が問題視するのはここ。

プライマリーバランスを常に強く意識すると、

「入ってきた分しか使えない」

という制約が強くなる。

そうなると、

「必要な政策を必要な規模で行う」という積極財政が実行できなくなる

というのが森永氏の考え。

したがって、

「国債を出さないこと」自体を政策目標のようにしてしまうことには問題がある

と指摘する。

23.「抵抗勢力」に負けないでほしい

森永氏は、こうした動きについて、

「いわゆる抵抗勢力」

という表現を使う。

ここでいう抵抗勢力とは、単純に特定の人物や組織を指すというより、

さまざまな理由をつけながら、結果的に政府にプライマリーバランスを強く意識した財政運営をさせようとする動き

を指している。

森永氏としては、

そうした流れに負けないでほしい

という考えを示す。

24.「失われた30年」と財政政策

上泉アナは、ここで日本の「失われた30年」に話を広げる。

日本では長期間にわたって経済成長が十分に進まず、

「この間、何も変わらなかった」
「むしろマイナスになってしまった部分もある」

という状況があった。

その間、日本だけが経済成長から取り残されているような状況が続いた。

だからこそ、

「何かを起こしていかなければ、この状態がずっと続いてしまうのではないか」

という問題意識を示す。

25.森永氏:海外は科学技術などに積極的に予算を投入している

森永氏は海外との比較を持ち出す。

例えば、

アメリカ
中国

などを見ると、政府が積極的に国債なども活用しながら、

科学技術予算
研究開発
経済安全保障関連

などに予算を投入している。

つまり、将来の成長や国の安全保障に関わる分野に対して、政府が積極的に財政支出を行っている。

26.経済安全保障の観点からも財政制約を考える必要がある

現在は単なる経済成長だけでなく、

経済安全保障

も重要な課題になっている。

科学技術や先端産業への投資は、

経済成長
技術力
産業競争力
国家安全保障

にも関係する。

ところが日本だけが、

「財政赤字を増やしてはいけない」
「プライマリーバランスを守らなければならない」

という制約を非常に強く意識してしまうと、

他国が積極的に投資している中で、日本だけが十分な投資をできなくなる可能性がある。

27.「自分の国をちゃんと守れるのか」という問題

森永氏の問題意識を突き詰めると、

「自分たちだけが財政制約を自ら強く設定して、それで本当に国を守れるのか」

という話になる。

特に、

科学技術
経済安全保障
産業政策
防衛・安全保障に関連する技術基盤

などでは、政府による一定の投資が必要になる。

そのときに、「プライマリーバランスを守ること」だけを最優先すると、必要な政策を実行できなくなる可能性がある。「経済安全保障を語る上で、プライマリーバランスだけを意識して運営すると、結果的に何もできない状況を生んでしまうのではないか」

財政規律そのものを否定しているというより、

プライマリーバランスを政策運営の最上位に置きすぎることを問題視している

必要な投資まで削ってしまえば、長期的には日本の成長力や経済安全保障を弱める可能性がある。

 

 

 

(AI要旨)「米中がAI対話へ――AIの暴走を防げるんでしょうか?」
1.米中がAIをめぐる対話を開始

上泉アナが、日経新聞の記事をもとに今回のテーマを紹介する。

アメリカと中国は20日、ニューヨークで閣僚級の協議を行い、

AI
貿易問題

などについて話し合った。

その中で、アメリカのベッセント財務長官が中国側に対して、

AIに関する重大な事故や、安全保障上の脅威が発生した場合、米中がお互いに通知する仕組み

を作ることを提案した。

さらに今後、こうした協議を、

「米中AI対話」

として継続していく考えが示された。

2.なぜ米中がAIについて協議する必要が出てきたのか

背景には、AIの性能が急速に向上していることがある。

AIが高度化するにつれて、

人間の意図に反した行動をするのではないか

という安全性への懸念が高まっている。

しかも現在、

アメリカ
中国

は世界のAI開発をリードするライバル国でもある。

つまり、

AI開発では激しく競争している一方で、AIがもたらすリスクについては協力して対応しなければならない

という非常に難しい状況にある。

上泉アナは、

「AIの競争と安全性を両立できるのか」

という問題を森永氏に問いかける。

3.AI開発企業のトップから「開発ペースを落とすべき」という声

上泉アナは、最近AIを開発している企業のトップから、

AI開発のペースを少し落とすべきではないか

という趣旨の発言が出ていることにも触れる。

これについて森永氏は、

「これはその通りだと思う」

という認識を示す。

森永氏は、AIが次の世代、つまり現在一般に想定されているAIよりさらに高度な段階に進んだ場合、かなり深刻なリスクが現実になる可能性があると考えている。

4.AIが自律的にサイバー攻撃をする可能性

森永氏が具体例として挙げるのが、

AI自身が勝手にサイバー攻撃を行う

というシナリオ。

現在のAIは基本的には人間が指示して使うものだが、AIの能力がさらに高度化し、自律性が増していけば、

人間が逐一指示しなくてもAI自身が判断して行動する

可能性が出てくる。

その場合、

サイバー攻撃
情報システムへの侵入
その他の安全保障上の攻撃

などをAI自身が実行するリスクが考えられるという。

5.さらに生物兵器などへの悪用リスクにも言及

森永氏はさらに極端な例として、

AIが生物兵器を作り、それを拡散する

ようなリスクも「全然ある」と述べる。

ここで重要なのは、森永氏が単に「人間がAIを悪用する」という話をしているのではなく、

AIモデルそのものが人間の制御から外れてしまう

可能性を問題にしていること。

つまり、

人間 → AIに命令する

という従来型の関係から、

AI → 自律的に判断・行動する

という段階へ進んだ場合のリスクを問題にしている。

6.技術的には「企業だけでは安全を担保できない」段階が見えてきている

森永氏は、実際にどこまでそうした危険性をAI企業が把握しているのかについては分からないとしつつも、

技術的には、そういうリスクは存在する

と見る。

そして重要な指摘として、

「企業では安全を担保できる限界を、もう超えてきているのではないか」

という問題意識を示す。

つまり、AIが高度化するほど、

一企業が自分たちだけで安全性を管理する

という方法には限界が出てくるということ。

だからこそ、米中を含む国家レベル、さらに国際的な枠組みが必要になってくる。

7.しかしAI開発企業は民間企業である

ここで森永氏は、AI開発を行っている主体そのものに注目する。

AIを開発しているのは基本的に、

民間企業

である。

民間企業には当然、

利益を出す

という責務がある。

したがって、

「安全のためだから、AI開発のスピードを落としてください」

と言われても、

企業が自発的にそれを徹底することには限界がある。

競争相手が開発を続けているなら、自社だけが開発速度を落とすことは、競争上の不利につながるからである。

8.だから「国際的な枠組み」が必要になる

森永氏は、

実効性を持たせるには国際的な枠組みが必要

と考えている。

一企業だけに安全確保を任せるのではなく、

アメリカ
中国
その他の主要国

などが一定のルールを共有する必要があるという考え方である。

しかし、ここで非常に大きな問題が出てくる。

9.米中双方が「協力しましょう」と言っても、簡単にはいかない

森永氏は、

「アメリカも中国も国際的な協力が必要だと言っている」

としても、

「いや、実際には難しいだろう」

という見方を示す。

その理由を説明するために、森永氏は核兵器を例に出す。

10.核兵器の例――「危険だから持たない」が成立するとは限らない

森永氏は、

「核兵器はよくない」
「核兵器は持ってはいけない」

という考え自体には自分も賛成だとする。

しかし問題は、

「でも実際には核兵器を持っている国があるじゃないか」

ということ。

つまり、

「危険だから、お互いに持つのをやめましょう」

という合意だけでは、国家間競争を止めるのは難しい。

11.片方だけが開発を止めると、むしろ不利になる

森永氏が問題にしているのはここ。

例えば、

アメリカだけがAI開発のスピードを落とす

とする。

すると、その間に中国が、

どんどん投資してAI開発を進める

可能性がある。

その結果、

AIをめぐる米中のパワーバランスが崩れる

可能性がある。

逆に中国だけが開発を止めても同じ問題が生じる。

したがって、

「自分たちだけ安全のために止める」

という選択を各国が簡単にはできない。

12.これはゲーム理論の「囚人のジレンマ」に似ている

森永氏は、この状況を、

ゲーム理論でいう「囚人のジレンマ」のようなもの

と説明する。

構造としては、

アメリカ

「安全のためにAI開発を少し減速しよう」

↓

中国

「その間に自分たちが開発を進めれば、技術的優位を得られる」

↓

アメリカ

「それなら、こちらも止まれない」

という関係になる。

つまり、

双方が協力したほうが安全なのに、相手が協力する保証がないため、自分も競争を続けざるを得ない

というジレンマである。

13.「もう戻れないところまで足を踏み入れている」

森永氏は、AI開発について、

「もう戻れないところに足を踏み入れている」

という趣旨の認識を示す。

つまり、

AIの進歩を完全に止めるという段階ではなく、

すでにAIの急速な発展が始まってしまっている以上、その現実を前提に、どう制御するかを考えなければならない

という段階に来ているということ。

だからこそ、

「危険だから開発をやめる」

だけでは現実的な解決にならず、

競争しながら安全対策をどう組み込むか

が問題になる。

14.ただし「危険な領域に入っている」という認識は持つべき

森永氏は、

AI開発を止められないから何もしなくていい

と言っているわけではない。

むしろ、

「すでに危険な領域に足を踏み入れているという認識を持った方がいい」

と強調している。

15.米中が「重大事故があったら互いに通知する」と言い始めた意味

上泉アナはここで、

アメリカと中国は本当に「問題が起きたら互いに言い合いましょう」とできるのか

と疑問を呈する。

米中は大国同士であり、当然それぞれに自国の利益や安全保障上の事情がある。

そのような両国が、

AIで重大な事故や安全保障上の脅威が起きたら、お互いに通知する

という話を始めていること自体、森永氏の議論を踏まえると、

AIをめぐるリスクがかなり深刻な段階に入っていることの表れではないか

という問題意識につながる。

16.森永氏:米中が「同じ船」に乗る可能性が一つある

ここから森永氏は、少し意外なシナリオを提示する。

森永氏は、

「米中が共に同じ船に乗るケースは一つある」

と考える。

現在の米中関係を考えれば、「何を言っているんだ」と思われるかもしれないと前置きしながら、その可能性を説明する。

17.AIだけでなく「ロボット」の進化も非常に速い

森永氏が注目するのが、

ロボット技術の急速な進歩

である。

AIの進化だけではない。

ロボットそのものの性能もかなり速いスピードで向上しているという。

森永氏は、中国で行われたロボットのイベントを例に挙げる。

そこで、

ウサイン・ボルトより速く走るロボット

が登場したという話を紹介する。

上泉アナも「そんなものがある」と反応し、二人とも驚きながら話を進める。

18.「フィジカルAI」という考え方

森永氏がここで重要視するのが、

フィジカルAI

である。

これは簡単に言えば、

ロボットという身体にAIという「脳」を組み込む

という方向性。

これまでのAIは、

パソコン
スマートフォン
インターネット

などのデジタル空間で活動するものだった。

しかしロボットにAIを搭載すれば、

AIが現実世界で身体を持って行動できる

ようになる。

19.AIが「考えて」、ロボットが「動く」世界

さらにAIの自律性が高まると、

人間が一つ一つ指示しなくても、AI自身が考えて行動する

ようになる可能性がある。

すると、

AI=脳

ロボット=身体

という組み合わせが成立する。

その結果、

AIが自律的に判断し、ロボットが現実世界でその判断に基づいて行動する

という世界が生まれる可能性がある。

森永氏は、この組み合わせが非常に重要だと考えている。

20.そこから「人間にとって不要な存在」とAIが判断する可能性

森永氏が提示するのは、かなり極端だが、AIの安全性を考える上では重要だとするシナリオ。

もしAIが、

戦争
環境破壊
その他の人類が引き起こす問題

を分析するようになったとする。

そしてAIが、

「これらの問題の原因は人間にある」

と判断した場合、

「それなら人間がいなければ問題は解決する」

という結論に至る可能性がある。

森永氏は半ば冗談めかして、

「人間がいらないじゃないか」

というシナリオを提示する。

21.上泉アナ:「ターミネーターの世界」

これに対して上泉アナは、

「まさにターミネーターの世界」

と反応する。

つまり、

AIを搭載したロボット軍団が人間を排除しようとする

という、SF映画で描かれてきたようなシナリオである。

ただし森永氏は、これを単なる映画の話として切り捨てていない。

22.AIとロボットが一体化すれば「国籍」が意味を失う可能性

ここが森永氏の「米中が同じ船に乗る」という話のポイント。

もしAI搭載ロボットが、

人間そのものを脅威として認識する

ようになったら、

それは、

アメリカ人
中国人
日本人

という国籍の違いとは関係なくなる。

つまり、

「アメリカ対中国」ではなく、「ロボット対人間」

という構図になる。

そうなれば、

現在は激しく競争している米中であっても、

「人間側」として協力せざるを得なくなる

可能性がある。

森永氏は、

「ロボット対人間という話は、一つのシナリオとしてはある」

と述べる。

23.なぜ森永氏はこの話を「冗談」ではなく真面目に話すのか

森永氏は、自分がさまざまな場所でAIについて話す際の経験を紹介する。

講演や議論の序盤では、

AIが経済に与える影響
AI関連銘柄
投資への影響

など、比較的普通のテーマについて話す。

しかし終盤になると、

「AIがさらに進化したら、こういうことも起こるのではないか」

という、より極端な未来の話をすることがある。

すると、聴衆は、

「最後はちょっとした冗談で締めるんだな」

という感じで笑うという。

24.しかし森永氏本人は「オチ」のつもりで話しているわけではない

ここを森永氏は強調する。

聴衆からすると、

「最後にちょっと面白い話をして終わらせようとしている」

ように見える。

しかし森永氏は、

「別に芸人じゃないから、オチを考えて喋っているわけではない」

と笑いながら話す。

つまり、

本人としてはかなり真面目に将来のリスクとして話している

ということ。

25.20年前には現在のスマホ社会も「あり得ない話」だった

森永氏がここで重要な例を出す。

例えば20年ほど前に、

「高齢者も普通にスマートフォンを持って、暇なときにYouTubeを見る」

と言ったら、

当時の人からすれば、

「何を言っているんだ」

という話だっただろうとする。

アニメか何かの未来世界の話のように聞こえたはずだという。

しかし現在では、

ごく普通の現実

になっている。

26.「20年ですらここまで変わる」

つまり、森永氏が言いたいのは、

たった20年でも、人間が想像できなかった技術や生活様式が現実になる

ということ。

ましてAIや先端技術については、

技術進歩が指数関数的に進む

と言われている。

そのため、

20年前に想像できなかったことが、これから5年程度で起きてもおかしくない

という問題意識を示す。

27.10年・20年後には「映画の話」が現実になる可能性

森永氏はさらに、

10年、20年後には、今話していることが「映画の話」ではなくなっている可能性がある

と指摘する。

現在、

「そんなのSF映画じゃないか」

と思われるような話が、

将来は実際に起きている可能性があるということ。

もちろん森永氏は「必ずそうなる」と断定しているわけではない。

重要なのは、

「現在の常識だけを基準にして、将来の可能性を笑い話として片づけてはいけない」

という問題意識である。

28.AI開発の現場にいる人たちは「成長のスピード」を実際に見ている

森永氏が特に重視するのが、

AI開発企業のトップたち自身が、開発速度に危機感を示していること

である。

森永氏自身や一般の人は、AIの最先端開発現場に直接携わっているわけではない。

したがって、

「AIがこんなに急速に進歩するなんて想像できない」

と考えていても、それはあくまで外部からの想像である。

一方、AI企業のトップたちは、

AIの能力が実際にどの速度で向上しているのかを、開発現場で直接見ている。

29.その開発企業のトップ自身が「ペースを落とすべき」と言い始めている意味

ここが森永氏にとって非常に重要。

AI企業は当然、

AIが売れれば企業利益につながる。

つまり、企業側からすればAI開発を加速することには強い経済的メリットがある。

それなのに、

自分たちの利益を阻害する可能性がある「開発速度を落とすべき」という議論を、企業トップ自身が持ち出している。

森永氏は、ここに大きな意味があると見る。

30.「一社だけでは対応できない」という認識

森永氏は、

AIが危険な方向に進んだ場合、

「Anthropicのせいだ」
「OpenAIのせいだ」

などと、特定の一社だけを責めれば済む問題ではなくなっているのではないか、

と考えている。

つまり、

AIの発展が、すでに一企業だけで管理できる規模を超えつつある

という認識。

だからこそ、

企業間
国家間
国際的な枠組み

による対応が必要になってくる。

31.AIは「企業の利益」と「安全性」の矛盾を抱えている

森永氏は、AI業界について、

「すごく矛盾と戦っている」

と表現する。

なぜなら、

一方では

AIをどんどん進化させたい。

利益を得たい
競争に勝ちたい
新しいサービスを作りたい
投資を呼び込みたい
しかし他方では

AIがあまりに急速に進化すると、

人間の制御が難しくなる
サイバー攻撃などに悪用される
安全保障上の脅威になる
AIとロボットの組み合わせによって物理的な危険が生まれる

可能性がある。

したがって、

「進めたい」という経済的インセンティブと、「止めなければ危ないかもしれない」という安全上の懸念が同時に存在している。

これがAI業界の大きな矛盾である。

32.2026年9月時点では「笑い話」に見えるかもしれない

森永氏は非常に慎重に、

2026年9月現在では、こうした話はまだ少し笑い話のように受け取られるかもしれない

とする。

しかし、

「あと2年くらい経ったらどうなのか」

と問いかける。

つまり、

現在の常識だけを基準に、

「そんなことはあり得ない」

と笑っていていいのか、という問題である。

33.ロボットの事例――「転んでいるから笑う」だけではいけない

ここで、先ほどの中国のロボットの話に戻る。

ウサイン・ボルトより速く走るロボットがあっても、

現在はまだ、

途中で転んでしまったりする。

その様子を見て、

「ははは」

と笑う人もいる。

しかし森永氏は、

少し想像力を働かせる必要がある

とする。

34.5年後には「戦場で走るロボット」になっている可能性

森永氏が示す未来像はかなり深刻。

現在、

「転んでしまうロボット」

として笑われている技術が、

数年後には、

戦場で人間を追跡するロボット

になっている可能性を考えるべきだという。

さらに極端なシナリオとして、

逃げている子どもなどを、感情のないロボットが追跡して攻撃する

ような事態まで想像している。

これは森永氏が「そうなる」と断言しているのではなく、

技術の進歩を考えるなら、軍事利用まで含めて将来のリスクを想定しておく必要がある

という問題提起である。

35.ドローンがすでに示している「技術の軍事転用」

森永氏は、ロボットの話をドローンと比較する。

数年前、ドローンは、

「地方などで配送に使えたら便利だ」

という、かなりポジティブな技術として語られていた。

ところが現在、ウクライナ戦争などの戦場では、

ドローンが兵士を攻撃するために使われている映像

がSNSなどで流れている。

特に、

敵兵に向かってドローンが自爆する

ような軍事利用が現実になっている。

36.つまり「便利な技術」が軍事技術にもなり得る

ここで森永氏が示しているのは、

技術そのものに善悪が固定されているわけではない

ということ。

ドローンは、

配送
インフラ点検
災害対応

などに利用できる一方、

戦争に利用されれば、攻撃兵器にもなる。

同様にAIやロボットも、

民生用・産業用の便利な技術

として発展したものが、

軍事用途へ転用される可能性がある。

したがってAIの安全性を考えるときには、単に「AIが暴走するか」だけでなく、

AI+ロボット+軍事技術

という組み合わせまで考える必要があるという話である。

37.AI企業トップの危機感は「現実の危機感」なのではないか

上泉アナは、ここまでの話を受けて、

AI企業のトップが「少しストップしませんか」と言っていること、

さらに、

米中というライバル国同士が「お互いに情報共有しましょう」と言い始めていること

を重ね合わせる。

そして、

「相当な脅威が来ているのではないか」

という問題意識を示す。

38.森永氏が最後に強調するのは「想像する力」

森永氏の議論全体を通じて重要なのが、

「どこまで想像できるか」

という点。

現在の技術だけを見て、

「こんなのまだ大したことない」

と判断するのではなく、

その技術が5年、10年、20年と進化したら何ができるようになるのか

を考える必要があるということ。

39.今回の話の構造

今回の森永氏の議論を一本の流れにすると、次のようになる。

AIの性能が急速に向上
↓
人間の指示を超えて自律的に動く可能性
↓
サイバー攻撃などの危険
↓
さらにAIが生物兵器などに関与するリスク
↓
企業だけでは安全確保が難しくなる
↓
国際的なルールが必要になる
↓
しかし米中はAI開発競争をしている
↓
片方だけが開発速度を落とせば、もう片方が技術的優位を得る可能性
↓
ゲーム理論的な「囚人のジレンマ」
↓
だからAI開発を完全に止めるのは難しい
↓
一方、AI+ロボット=フィジカルAIが進めば、AIが現実世界で自律行動できる
↓
軍事利用されれば危険性がさらに増す
↓
ドローンがすでにその一例を示している
↓
だからAI企業だけでなく、米中を含む国家間の協力が必要になる

という構造である。

40.この会話で森永氏が最も警戒しているもの

単純に「AIが賢くなること」だけを恐れているわけではない。

森永氏が特に危険視しているのは、

「高度なAI」+「自律性」+「物理的な身体」+「軍事利用」

という組み合わせである。

例えば、

AI
→ 自分で判断する

+

ロボット
→ 現実世界で行動できる

+

軍事技術
→ 人間を攻撃する能力を持つ

となれば、これまでのデジタルAIとは危険性の次元が変わる。

41.「AIの暴走を防げるのか」という質問への、この会話での答え

今回の会話では、

「防げる」「防げない」と断定的な答えを出してはいない。

むしろ森永氏が示しているのは、

現時点

AI開発企業だけで安全を完全に担保することには限界が見え始めている。

国家レベル

米中などが協力する必要がある。

しかし

米中はAI開発競争をしているため、片方だけが速度を落とすことは難しい。

さらに

AIとロボットの融合によって、AIが現実世界で自律的に行動する可能性がある。

したがって

「AI開発を進めながら、同時に安全性をどう確保するか」という非常に難しい問題に直面している。

というのが、この会話の実質的な回答になっている。

42.上泉アナが最後に指摘したこと

最後に上泉アナは、

AI企業のトップたちが「少し止めませんか」と言い始めていること

と、

米中というライバル国同士が、AIの重大事故について情報共有しようとしていること

を改めて取り上げる。

これは、

AIの脅威がかなり現実的なものとして認識され始めているのではないか

という問題意識につながる。

そして今後、

米中首脳会談でAIについて実際にどのような話し合いが行われるのか

が重要になるとして、森永氏に今後も話を聞いていきたいという形で締めくくっている。

 

 

◆

 

 

 

1. 高市総理大臣のアメリカ訪問と国連演説の趣旨
出発の状況

高市総理は国連総会出席のため、政府専用機でアメリカへ出発した(台風の影響により予定より約4時間遅れての出発となった)。

国連での訴え(日本の立場)
出発に先立ち、総理は国連演説にて以下の課題解決への主導権(リーダーシップ)を示す意向を表明した。

北朝鮮による拉致問題
気候変動対策の重要性
「法の支配」の重視
国連などの国際機関改革の必要性


国連演説の意義
ジョセフ・クラフト氏は、上記のテーマ(法の支配、エネルギー、国際機構改革、北朝鮮対応など)が「トランプ政権の姿勢とは真逆」である点に注目。これらを国連の場で堂々と打ち出すこと自体に非常に大きな意義があるとしている。

2. 日米首脳会談の最大の焦点:トランプ政権によるICC(国際刑事裁判所)への制裁問題
トランプ政権によるICC制裁の動き

米ウォール・ストリート・ジャーナルなどの報道によると、トランプ大統領はICCとの取引を禁止する包括的な制裁措置(米ドル建て取引の制限など)を検討中。

これが実施されれば、ICCは世界の金融システムから遮断され、組織運営が困難になる可能性が高い。

制裁の背景: ルビオ国務長官が旅行注意喚起を出すなど、近年ICCがアフガニスタンでの米兵の戦争犯罪追求を強めていることや、国外追放措置などを巡る人権問題でアメリカ人・米兵が逮捕されるリスクを警戒(特に中間選挙への悪影響を恐れている)しているため。

日本側の立場と外交手腕の試練

日本はICCに所長を出している立場であり、この制裁措置は極めて深刻な問題である。

理念(「法の支配」の重要性など)や国際機関の意義を正論で訴えても、それを否定するトランプ政権には通じない。

日本の対抗カードと交渉(ディール)の戦略

トランプ大統領が理解できるのは「ディール(取引)」のみである。

日本側のカードとしては「対米投資の促進」が挙げられる。対米投資という“お土産”を持たせる(寄り添う姿勢を見せる)ことで、ICCに対する制裁措置を緩和するよう訴えかけるしか手立てがないという見解が示された。

3. 米中首脳会談(24日)に向けた牽制と日本の役割
アメリカ(トランプ政権)の焦りと姿勢

米中首脳会談を前に、トランプ大統領が中国の習近平国家主席を空港まで迎えに行く(破格の優遇措置をとる)など、弱腰かつ焦りが見える。


トランプ大統領が「他国とは違うが、習近平とは関係が良い」と発言している通り、西側諸国から孤立・対立する一方で、中国、ロシア、北朝鮮といった強権国家側に寄り寄ってしまうリスクがある。

高市総理に求められる役割

トランプ大統領が中国との関係改善を優先しすぎないよう、日本の立場からしっかりと釘を刺す(歯止めをかける)必要がある。

「日本をはじめとする同盟国も仲間である」というメッセージを正確に伝え、トランプ政権が中国側に傾斜しすぎるのを防ぐことが重要であると締めくくられた。

 

 

◆

1. 習近平国家主席の訪米

概要と米国の姿勢

訪問日程と会談 内容中国の習近平国家主席が23日から25日まで国賓としてアメリカを訪問(約3年ぶり、第2次トランプ政権発足後初)。トランプ大統領との首脳会談では、AI、関税、中東情勢、台湾問題などが協議される見通し。 

 

  米国の「焦り」と異例の優遇(弱腰な姿勢)会談前から米国の焦りと弱腰な姿勢が顕著にあらわれている。

台湾への武器売却・提供の停滞: 注目されていた台湾への武器提供発表がほぼ見送られ、中国側に配慮する形(ディール)になっている。

 

極めて異例な接遇(破格の待遇): トランプ大統領自らが空港で出迎えるほか、国賓としての晩餐会を開催するなど、通常ではあり得ない対応を見せており、米国側の出方が下手に出ている。  

 

 2. トランプ大統領の思惑と対中ディール(取引)

中間選挙を意識した実績づくり トランプ大統領の目的は、国内の中間選挙を見据えた実績獲得である。

中国からの農産品購入や貿易・レアアースの輸出確保といった経済的利益(ディール)を優先するあまり、安全保障面で中国になびいてしまう(譲歩してしまう)リスクが高まっている。

 

「1つの中国」政策と台湾の安全保障リスク

本来は提示すべきでない条件まで交渉テーブルに乗せてしまっている。戦後ずっと引き継いできた米国の「1つの中国」政策に関する主張がトランプ氏から一言も出ておらず、台湾側から見れば安全保障上のリスクが顕在化し始めている。

 

3. 日米首脳会談と日本の役割・外交戦略

トランプ大統領のアジアへのコミットメント飯田アナの「トランプ氏はアジアへのコミットメントをどこまで考えているか」という問いに対し、クラフト氏は「考えていない(皆無)」と即答。

 

「ディール主義」へのアプローチと日本の対抗カード

トランプ氏は「良心、正義、常識」といった道義・理念に訴えても意味がなく、理解するのは自らの利益やレガシー、そして「ディール(取引)」のみである。高市総理が「法の支配」をどれだけ訴えてもそれだけでは難しいため、日本側も対抗カードとして「対米投資」(トランプ氏が関心を持つ利益)をテコ(足がかり)にし、日本の立場や安全保障上の主張を理解させる努力が必要となる。

 

高市総理に求められる牽制

米中首脳会談(24日)に先立ち、22日に行われる日米首脳会談において、高市総理がトランプ大統領に対しどれだけ「釘を刺せるか」が、西側諸国およびアジア全体の安全保障を左右する極めて重要な局面となる。

 

◆
1. 玉木雄一郎・国民民主党代表のウクライナ訪問概要と意義
訪問の日程と目的

玉木代表は21日にウクライナを訪問。現地の政府高官らと会談し、安全保障情勢や復旧・復興支援について意見交換を行う予定。

翌22日にはポーランドを訪れ、ウクライナ支援等について協議する。

直前にX(旧Twitter)で「デジタルデトックスをする」と投稿していた裏で、この訪問が進められていた。

野党トップによる現地訪問の評価

野党が戦争の惨状や被害の現場(被災地・現場)を直接見る取り組みは非常に重要であり、今後の臨時国会での具体的な政策提案へつながることが期待される。

効率性の面での懸念と連携の必要性

クラフト氏は「ちょうど国連総会の時期であり、ウクライナ政府高官も国連(ニューヨーク)に行っているため、意見交換目的であれば国連会場で行う方が効率的だった側面もある」と指摘。

一方で、現地の被害状況を直接目撃することには大きな意義がある。野党であってもこうした問題では与党や高市政権と連携し、政府の意向を汲んだ上で現地で成果を上げることが重要であると強調された。

2. ウクライナ情勢と「高市政権」への波及効果
首脳会談や高市総理の訪問へのつなぎ

国民民主党の公式発表(アピール)では、高市総理のウクライナ訪問や首脳会談実現に向けた前向きな対応を求めている。

高市総理はまだゼレンスキー大統領と直接対面での会談を行っていない。

今回の国連総会にゼレンスキー大統領が出席するため、現地で会談機会を持つことの意義は大きい。玉木代表の現地訪問が、今後高市総理のウクライナ訪問や日・ウクライナ首脳会談の実現につながれば非常に意義深い訪問となる。

3. 日本の支援・リーダーシップと安全保障の直結性
日本の役割とリーダーシップ

直近では衆議院の森議長もウクライナを訪問している。

米国のウクライナ支援が揺らぐ(ブレる)中でも戦争は続いており、日本が支援できる領域を見出して積極的にコミットしていく必要がある。

特に「アジア諸国によるウクライナ支援」を模索する上で、日本がリーダーシップを発揮することが期待される。

ウクライナ問題は「他人事ではない」

ウクライナ側が森議長に北朝鮮製ミサイルの部品を公開したように、ウクライナ情勢は日本やアジアの安全保障と直接繋がっている。

よく言われる「アジアのウクライナは台湾」という言葉通り、日本にとってもエネルギー問題や国際秩序(法の支配)に直結する重大な問題である。

「ミドルパワー」の集結と日本の義務

だからこそ、日本は「法の秩序」を強く訴え続ける必要がある。

インド、オーストラリア、ドイツ、フランスといった「ミドルパワー(中堅国家)」を結束させ、日本がアジアにおけるリーダー的存在としてその役割を果たすことは、単なるチャンスであると同時に担うべき義務でもあると結論付けられている。

 

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1. 日経新聞等の世論調査結果と高支持率の背景
調査結果の数値

日経新聞・テレビ東京の調査(18〜20日実施)で、高市内閣の支持率は62%(前回8月調査から横ばい)、不支持率は33%(1ポイント上昇)。

内閣改造および自民党役員人事の顔ぶれについて「評価する」と答えた人は49%。

ANN等の世論調査でも支持率は2.9ポイント上昇の58.3%を記録している。

高支持率維持の要因と分析

就任から10ヶ月以上が経過して60%以上の高い支持率を維持している政権は、21世紀に入っては安倍政権くらいであり極めて稀。

人事評価(49%)が高い背景には、単なる「人気取りのための改造(支持率浮揚狙い)」ではなく、主要閣僚を留任させて政策実行に特化する姿勢(消費減税や予算等、やり遂げる意思表示)が世論に好感されたと見られる。

高市総理は派閥を持たず党内基盤・支持基盤が弱いため、高い世論の支持を背に政策を実行していくことが政権の長期化や推進力(力)に繋がっている。

2. 「長期政権」を見据えた党内力学と人事の真意
来年の総裁選勝利と2030年までの政権維持(バーター関係)

今回の人事の本質は「長期政権化」の足がかりである。

麻生副総裁の意向(鈴木幹事長や麻生氏本人の残留)を汲むことで、麻生派、旧茂木派、旧安倍派を味方につけ、来年の自民党総裁選での勝利(再選)を確実にするという「バーター(取引)」が働いた。

これにより、翌年の参院選でも過半数を確保できれば、安倍政権以来となる「2030年までの長期政権」が現実味を帯びる計算となる。

3. ライバル(林芳正氏)への牽制と参院人事・国体人事の狙い
林芳正氏を「対立候補」として閣外へ出した狙い

総裁選が無投票(無風)になると「出来レース」批判が出るため、対立候補を立てる必要がある。

小泉氏や小林氏が出馬すると形勢が分からなくなるが、対立軸がはっきりしており派閥力学的に勝てる見込みのある「林氏」をあえて対戦相手(ライバル)として立てる方が戦いやすいという計算があった。

林氏を総務大臣から外したことで、総務相の立場を利用して全国の地方票を取り込むルートを遮断し、孤立化させる狙いもある(旧岸田派・宏池会内部も一枚岩ではないため勝ち抜きやすい)。

参議院幹事長人事の交代

参院人事は現状維持との見方が多かったが、高市総理の強い意向が反映されて交代となった。

臨時国会を乗り切るため、世論の支持と麻生氏との握りをバックに、より総理に近い人物を配置した(総理自身の求心力や強気の姿勢の表れ)。

公明党との関係については、公明党側も与党復帰を模索しているため、閣内に入らずとも一定の協力関係を摸索する見込みであり、公明党が直ちに林氏の全面バックに回る可能性は低い。

国対委員長人事(村井氏)と国会運営の課題

村井国対委員長の起用も高市総理の意向を汲んだもの。

総理が国会答弁(スケジュール)に過剰に拘束され、本来行うべき外交や政策執行に時間を割けない現状を改善・効率化する任務が課されている。

 

日米首脳、国連で会談し握手

日米、経済安保で対中連携 同盟の抑止力強化確認

【ニューヨーク共同】高市早苗首相は米東部時間22日(日本時間23日)、トランプ米大統領とニューヨークの国連本部で会談した。24日に予定される米中首脳会談を前に、経済安全保障分野などで緊密に連携していく方針で一致。日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けた取り組みを推進すると確認した。首相は、米政権による国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長への制裁対象指定を巡り、日本の立場を説明した。

 日本政府高官は、「法の支配」を重視しICCを一貫して支持している政府の立場を踏まえ「率直なやりとりを行った」と述べた。詳細な内容は明かさなかった。

 首相は冒頭「アジアも含め安保環境が厳しい中、世界に日米同盟の強さを示すことになる」と会談の意義を強調。トランプ氏は首相について「私の友人だ。偉大な首相になるだろう」と呼びかけた。

 両首脳は中国を念頭に、人工知能(AI)・半導体やレアアース(希土類)を含む重要鉱物の分野で、競争に勝つため一層の協力強化を図ると申し合わせた。

 

 

ニューヨークを訪問中の高市総理大臣はアメリカのトランプ大統領と会談し、日米同盟を「揺るぎないものにしていきたい」と強調しました。

高市総理大臣
「今、アジアも含めてですね、非常に安全保障環境が厳しいなかできょう、私たちがドナルドと私が国連本部でこうやって首脳会談をするということは、日米同盟の強さを示すことになると考えています」

 会談の冒頭、高市総理は先週行った内閣改造に触れ、茂木外務大臣や小泉防衛大臣ら、日米関係を担う閣僚は全員留任させたことを説明したうえで、「人間関係をさらに深化させ、日米同盟を揺るぎないものにしていきたい」と述べました。

 今回の会談は米中首脳会談を前に台湾問題で中国側に譲歩しないよう念押しする狙いがあります。

 総理側近は、「最もよいタイミングで日米同盟の強固さを世界に発信できた」と自信をにじませます。

 ただ、トランプ大統領は24日から習近平主席を国賓としてもてなす予定で、「あとは行方を見守るしかない」という本音も聞こえてきます。
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