ちょっと前のブログで、木村拓哉の「グランメゾン東京」というTVドラマを紹介しました。今、私はこの番組から
「誰にも負けない努力をするとはどうすることなのか?!」
を教えて貰っているような気がします。何より勇気を貰っています。いかなる困難も必ず乗り越えられる、不可能なことはないんだと。
木村拓哉もまた努力の人である
https://ameblo.jp/hakuromark/entry-12543454331.html
先週の日曜日で第8話が終わりましたが、今日のブログで取り上げるのは第5話です。
グランドオープンを間近に控え準備万端という矢先、グランメゾン東京は実は、3年前にパリのフレンチレストラン「エスコフィユ」でコンタミネーションと傷害事件を起こし日仏会談をぶち壊したテロシェフ、尾花夏樹の店だった!というニュースが流れ、尾花とグランメゾン東京はネットで大炎上します。
満を持して華々しくデビューを飾るはずが、このニュースによって、オープン初日の来店客はたったの二組だけに終わり、その後の予約もどんどんキャンセルになります。
準備していた高級食材も売れ残っていき、鮮度をなくしたそれらはすべてまかない行き。開店休業状態が続いて経営そのものが危ぶまれます。
このままでは1ヶ月で潰れてしまうということで、スーシェフの尾花は、店に人が来ないんだったら、こっちから出ていって売ることを提案。余った食材を使ったメニューでB級グルメのフードフェスティバルに出店し、ピンチの凌ごうとします。これまで、エスコフィユでも「一流の料理人は安売りをしない!」という理由から、ランチさえしなかった尾花が、店を残す為に、たった1,000円のメニューを売る必死な姿が描き出されます。
フードフェスではジビエカレーを売ったり、鹿肉のバーガーを売ったり、餃子フェスで3種の餃子を売ったりと、スリースターズという店名で出店を繰り返す度にネットで拡散され、いずれも大行列になります。
しかし危機を乗り越えたわけでは決してありません。それどころか三つ星を目指すフレンチレストランということで夢見て入った社員たちに、話が違うと愛想を尽かして辞められたり、本業のグランメゾン東京は相変わらずキャンセルや予約ゼロ状態が続きます。挙げ句の果てには、出店したワインフェスで主催者にチクリが入ってとうとう出店中止に。このスリースターズの正体が、事件を起こした尾花夏樹の店だったと知れ渡るのです。
それでも、尾花と番頭の京野、オーナーシェフの倫子たちは、
今、自分たちは美味しい料理を作ってる
それを食べたお客様は喜んでくれている
何も間違ったことはしてない
そうだよね?
あぁ
いつか必ず
俺たちの料理とサービスがお客様に伝わるときが来る
そう励まし合っているうちに、ホームページで確認すると予約が一杯になっていた・・・・
というのが第5話でした。
僕などは、もうこれを読むだけで、というか読む度に勇気百倍もらえます。
「打つ手は無限」という詩があります。
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打つ手は無限
滝口長太郎著
どんな時でも
どんな苦しい場合でも
愚痴を言わない
参ったと泣きごとを言わない
何か方法はないだろうか
何か方法はあるはずだ
周囲を見回してみよう
いろんな角度から眺めてみよう
人の知恵も借りてみよう
必ず何とかなるものである
なぜなら
打つ手は常に無限であるからだ
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店に人が来ないんだったら、こっちから出ていって売る
鮮度が落ちて出せない食材でも、B級グルメなら使える
余った食材とスパイスで煮込めばカレーになる
その他、鹿肉を使ったバーガーとか餃子とか。
第五話に限らず毎回この番組で、どんな厳しい状況でも、まさに「打つ手は無限」なのだと教えてもらっています。
奇しくも今週水曜日の職場の教養は以下の内容でした。
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12/11(水) 向上心を維持する
日本中のグルメ大会に出展をするM氏。定食屋の営業を続けながらも、様々な大会に出展する意義を次のように説明しています。
「日本中のお客様に料理を食べてもらうことで、自分の現状に甘んじず、もう一段階レベルアップした料理を提供したいのです」。さらに、「全国各地のお客様の好みをレシピに反映させています」と大会出展の理由を語ります。グルメ大会では、料理の好みの地域性を考慮しながら、研究し準備を進めているというM氏。様々な地域のお客様のニーズを知ることで、料理人としての課題も見えてくるといいます。M氏にとって、グルメ大会への参加は、自己を知ることだといえます。
また金銭的な報酬だけでなく、料理人としての能力向上の機会も得られているようです。
そうした自己の研鑽から、感動を与えるレシピが生まれるのでしょう。
日頃の仕事の現状に甘んじることなく、果敢に向上心を持てば、自ずと仕事に対する熱意と能力は高まるものです。
今日の心がけ◆能力向上の場を持ちましょう
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グランメゾン東京でも、毎回ドラマのタイトルが料理名であることからも分かるように、メニュー開発のシーンが詳しく描かれていますが、シェフや料理人たちは素材はもちろんこと、焼き加減や温度とか時間とか気温とか湿度とか、いわゆる調理法や調理環境まで全くの妥協無く、納得いく味ができるまで何度も何度も挑戦します(朝まで挑戦し続けます)。
M氏はM氏で、このレベルでもういいやと現状に満足することなく、もっともっと自分を向上させるために対外試合に挑んでいって自分の実力はどんなレベルなのかを知ろうとしています。チャレンジすれば必ず結果が返ってくるので、そこで課題が見えてきます。課題が分かれば努力ができます。
こうした自己研鑽から、一流のシェフになれたり感動を与えるレシピが生まれるのでしょう。
翻って私たちは、そこまで努力しているのでしょうか?
M氏のように、自身の成長のために能力向上の場や機会を持っているのでしょうか?
私がその判断基準にしているのは皆が書いているブログです。実はブログを読むだけで、みんなの実力や努力しているかどうかが分かります。ハッキリ言います、自分が勤める会社が取り扱っている商材の真のプロなら、その商材や商材回りのことが一~二千文字くらい平気で書けないとダメです。自分の商材なのですからそれくらい書けて当然なのです。
現時点で、あなたがもし書くのに四苦八苦しているなら、残念ながらプロとは言えません。
この判断基準は間違っていませんので、自身の今の真の実力を測る物差しとして知っておいてください。M氏のように対外試合をしていれば自分で自分の実力は分かりますが、そうでない人は自分の真の実力が分かりませんので。
でもがっかりする必要はありません。プロでないことが分かれば努力すれば良いだけだからです。
もちろん書く内容は、ホームページから引っ張ってきてリライトしたり編集したりしたものでは話になりません。それは、どこにも書かれてない情報、すなわち自分の言葉であることがもう絶対条件です。ホームページから引っ張ってこないと書けない時点で、もうプロではないことを自覚してください。
そして書く内容は商品のスペックなどではありません。使い方です。そもそもスペックだけで一~二千文字も書けませんから。
お客様が知りたいのは使い方です。使うために買うのですから。より良い使い方はこんなんですって。
尾花夏樹はフレンチのプロなので、B級グルメでもたくさんの食材の使い方(レシピ)を持っていますね。M氏も対外試合で鍛えられてますから、たくさんの引き出し、食材の使い方(レシピ)を持っているでしょう。
目指すは商品のプロではなく、使い方のプロです!
そうでなければブログで一~二千文字は書けません。
(つづく)
明日の忘年会で、冒頭、挨拶が当たっています。何を言おうか考えていたら、そうだ!頭に浮かんだことをそのままここに殴り書いてみようと、キーボードを叩いてみました。
昨年は滅茶苦茶忙しかった為、社員の残業も多く、これでは色々と支障を来すからと、人も入れて、満を持してスタートした今期。
結果からすれば、あまり良い年ではありませんでした。
今年、結果を残したラグビーワールドカップ日本代表。勝利後のインタビューやワールドカップ後に出演していたテレビ番組等々でよく耳にしたのが、
「全てを犠牲にして練習してきた」
という選手の言葉。だからこそ、欧州や南半球の並み居る競合を前に、ベスト8に入ったのです。
私も自分では多くのことを犠牲にして、今年も一年間、一生懸命練習(勉強)してきたつもりでいましたが、それは自分が勝手にそう思っていただけで、実際はそうではなかったということです。
前回のブログで稲盛さんがこう言ってましたね。
------------------------------------------------------
努力をするというのはあるんですが、誰にも負けない努力はなかなかできないですね。頑張っているつもりでも自分より必ず頑張っている人がいるのです。誰にも負けない努力をしようと思うと夜も寝ないぐらいに頑張らないといけないですからね。
「あなた頑張ってる?」と言いますと「頑張ってます」と言うんだけど、「誰にも負けないほど頑張っているか?」というと「誰にも負けないくらい頑張ってます」と言える人はそういないですね。
------------------------------------------------------
まさに私も、自分では頑張っているつもりでいたけど、もっと頑張っている人がいた!ということです。これでは、誰にも負けない努力をしてきたとは言えません。
過去に、こんなことを言ったり書いたりしたことがあります。
ある地域に、自社(company)と顧客(customer)しかいないとします。そのような状況であれば、この一年、自社がたとえ何もしなかったとしても業績は変わることはありません。横這いです。
でも実際のビジネスはそんな状況はあり得ず、必ずそこに競合(competitor)がいます(この状況を3つの頭文字を取って3Cと言ったりします)。ですから自社が何もしなくても、競合が何らかの打ち手を打って顧客が動けば、業績は横這いではなく後退します。
実際私たちは、常にこのような状況下にいるわけですから、本当は何もしなくて良いはずもなく、毎年必ず手を変え品を変え、打ち手を打ち続ければいけないのです。その努力の量と質が、競合と自社でどっちが上か?!それによって勝敗が決まる!
ビジネスとはそういうものだと。
果たして俺は、今年何をやってきたんだろう?確かに誰にも負けない努力はできなかったけれど、俺は俺で精一杯やることをやってきたと思う。じゃ~従業員は今年、何をしてくれたんだろう?何もしなかったんじゃないだろうか?!と一瞬攻め心が沸いてきます。
でも今日まで3日間に渡って年末恒例の通知表のコメントを一人ひとりに向き合って書いていたら・・・・やるべきことを皆それぞれ精一杯やってくれてるじゃないか!何もやってないことは決してないぞ!あれもやった、これもやってくれている、彼も彼女も。○○君なんて、こんなこともやってくれた!
そう思うに至りました。
------------------------------------------------------
職場の教養 12月5日(木) 家族の歴史
スマートフォンのカメラ機能を用いて、写真を日常的に撮る人も多いでしょう。手軽に簡単に、写真に収める機会が増えているようです。
Nさんも家族の写真をよく撮影します。しかし、スマートフォンやパソコンの中にも、整理できていない写真が溜まっていく一方でした。
ある日、時間を作って写真を整理することにしました。一枚一枚見ていると、撮影時の思い出が蘇ります。Nさんは自身が家族を支えてきたと思っていましたが、苦しい時に家族皆が自分を励ましてくれたことを思い出したのです。
それを忘れて、感謝の気持ちをを伝えず、何かをして貰うことが当たリ前になっていたことを反省したのでした。
人は自分本位になると、視野が狭くなりがちです。広い視野を持って、全体を見回してみると、自身が周囲から支えられて生きてきたことが分かるはずです。
写真の整理をきっかけに、支えてくれる家族皆に対して、感謝の気持ちを言葉や行動で示し、家族の歴史に新たなページを刻もうと誓ったNさんでした。
今日の心がけ◆周囲の支えに感謝しましょう
------------------------------------------------------
他人がどれだけ頑張っているか、もし見えないところで頑張っていれば、それは分かりようがありませんから、やえもすると私のように自分だけが一生懸命頑張っていると思いがちですが、決してそうではないことを毎年のこの通知表のコメント書きで気付かされます。
従業員が何も(戦術を実行)しなかったからじゃ~ない。私が社長として、戦術の実行計画書である戦略を明確に描けなかったからです。
でも、今年でビジネスが終わるわけではありません。もちろん来年で終わるわけでもありません。ビジネスは長い長い戦いです。良いときもあればそうでないときもあります。
大事なことは、起きる結果から学びを得て、それを糧にしてエネルギー源にして更なる努力を続けること。その歩みを止めないことです。
いつも言っているように、結果はあくまで神の領域。我々人間が手出しできる場所ではありません。我々がコントロールできるのはプロセスのみ。すなわち、
努力あるのみです。
「人事を尽くして天命を待つ」
これがハクロマーク製作所に勤める人々の考え方、スタンスなのです。
来年は大きな動き、変化が起きるはずです。その為の仕込みをこの一年間やってきました。
皆さん、付いて来て下さいね。
最後に。
明日はご案内の通り「忘年会」です。
ハクロマークの忘年会は、飲んで喋って食べて終わりの会ではありません。各種表彰式が行われることからも分かるように、今年一年の功績や功労、良い行いを皆の前で讃える場でもあります。
この一年の間に、私は誰の世話にもならなかった!という人はひとりもいないでしょう。
困ったときに教えて貰ったり、相談に乗って貰ったり、手伝って貰ったり、助けて貰ったり、勇気を貰ったり、励まして貰ったり、したのではないですか?
職場の教養にも書いてあったように、それを口に出して、忘年会の席でひとりずつ感謝の言葉を述べましょう。
そうです。
去年からやり始めた「あれ」です。
○○さん、
●●●●●してくれて有り難う
具体的にね。
胃袋を美味しい食事で満たすことも楽しみですが、こちらの魂のごちそうは、来年一年間を生き抜くだけのエネルギーになります。
楽しみにしています。
(つづく)
昨年は滅茶苦茶忙しかった為、社員の残業も多く、これでは色々と支障を来すからと、人も入れて、満を持してスタートした今期。
結果からすれば、あまり良い年ではありませんでした。
今年、結果を残したラグビーワールドカップ日本代表。勝利後のインタビューやワールドカップ後に出演していたテレビ番組等々でよく耳にしたのが、
「全てを犠牲にして練習してきた」
という選手の言葉。だからこそ、欧州や南半球の並み居る競合を前に、ベスト8に入ったのです。
私も自分では多くのことを犠牲にして、今年も一年間、一生懸命練習(勉強)してきたつもりでいましたが、それは自分が勝手にそう思っていただけで、実際はそうではなかったということです。
前回のブログで稲盛さんがこう言ってましたね。
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努力をするというのはあるんですが、誰にも負けない努力はなかなかできないですね。頑張っているつもりでも自分より必ず頑張っている人がいるのです。誰にも負けない努力をしようと思うと夜も寝ないぐらいに頑張らないといけないですからね。
「あなた頑張ってる?」と言いますと「頑張ってます」と言うんだけど、「誰にも負けないほど頑張っているか?」というと「誰にも負けないくらい頑張ってます」と言える人はそういないですね。
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まさに私も、自分では頑張っているつもりでいたけど、もっと頑張っている人がいた!ということです。これでは、誰にも負けない努力をしてきたとは言えません。
過去に、こんなことを言ったり書いたりしたことがあります。
ある地域に、自社(company)と顧客(customer)しかいないとします。そのような状況であれば、この一年、自社がたとえ何もしなかったとしても業績は変わることはありません。横這いです。
でも実際のビジネスはそんな状況はあり得ず、必ずそこに競合(competitor)がいます(この状況を3つの頭文字を取って3Cと言ったりします)。ですから自社が何もしなくても、競合が何らかの打ち手を打って顧客が動けば、業績は横這いではなく後退します。
実際私たちは、常にこのような状況下にいるわけですから、本当は何もしなくて良いはずもなく、毎年必ず手を変え品を変え、打ち手を打ち続ければいけないのです。その努力の量と質が、競合と自社でどっちが上か?!それによって勝敗が決まる!
ビジネスとはそういうものだと。
果たして俺は、今年何をやってきたんだろう?確かに誰にも負けない努力はできなかったけれど、俺は俺で精一杯やることをやってきたと思う。じゃ~従業員は今年、何をしてくれたんだろう?何もしなかったんじゃないだろうか?!と一瞬攻め心が沸いてきます。
でも今日まで3日間に渡って年末恒例の通知表のコメントを一人ひとりに向き合って書いていたら・・・・やるべきことを皆それぞれ精一杯やってくれてるじゃないか!何もやってないことは決してないぞ!あれもやった、これもやってくれている、彼も彼女も。○○君なんて、こんなこともやってくれた!
そう思うに至りました。
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職場の教養 12月5日(木) 家族の歴史
スマートフォンのカメラ機能を用いて、写真を日常的に撮る人も多いでしょう。手軽に簡単に、写真に収める機会が増えているようです。
Nさんも家族の写真をよく撮影します。しかし、スマートフォンやパソコンの中にも、整理できていない写真が溜まっていく一方でした。
ある日、時間を作って写真を整理することにしました。一枚一枚見ていると、撮影時の思い出が蘇ります。Nさんは自身が家族を支えてきたと思っていましたが、苦しい時に家族皆が自分を励ましてくれたことを思い出したのです。
それを忘れて、感謝の気持ちをを伝えず、何かをして貰うことが当たリ前になっていたことを反省したのでした。
人は自分本位になると、視野が狭くなりがちです。広い視野を持って、全体を見回してみると、自身が周囲から支えられて生きてきたことが分かるはずです。
写真の整理をきっかけに、支えてくれる家族皆に対して、感謝の気持ちを言葉や行動で示し、家族の歴史に新たなページを刻もうと誓ったNさんでした。
今日の心がけ◆周囲の支えに感謝しましょう
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他人がどれだけ頑張っているか、もし見えないところで頑張っていれば、それは分かりようがありませんから、やえもすると私のように自分だけが一生懸命頑張っていると思いがちですが、決してそうではないことを毎年のこの通知表のコメント書きで気付かされます。
従業員が何も(戦術を実行)しなかったからじゃ~ない。私が社長として、戦術の実行計画書である戦略を明確に描けなかったからです。
でも、今年でビジネスが終わるわけではありません。もちろん来年で終わるわけでもありません。ビジネスは長い長い戦いです。良いときもあればそうでないときもあります。
大事なことは、起きる結果から学びを得て、それを糧にしてエネルギー源にして更なる努力を続けること。その歩みを止めないことです。
いつも言っているように、結果はあくまで神の領域。我々人間が手出しできる場所ではありません。我々がコントロールできるのはプロセスのみ。すなわち、
努力あるのみです。
「人事を尽くして天命を待つ」
これがハクロマーク製作所に勤める人々の考え方、スタンスなのです。
来年は大きな動き、変化が起きるはずです。その為の仕込みをこの一年間やってきました。
皆さん、付いて来て下さいね。
最後に。
明日はご案内の通り「忘年会」です。
ハクロマークの忘年会は、飲んで喋って食べて終わりの会ではありません。各種表彰式が行われることからも分かるように、今年一年の功績や功労、良い行いを皆の前で讃える場でもあります。
この一年の間に、私は誰の世話にもならなかった!という人はひとりもいないでしょう。
困ったときに教えて貰ったり、相談に乗って貰ったり、手伝って貰ったり、助けて貰ったり、勇気を貰ったり、励まして貰ったり、したのではないですか?
職場の教養にも書いてあったように、それを口に出して、忘年会の席でひとりずつ感謝の言葉を述べましょう。
そうです。
去年からやり始めた「あれ」です。
○○さん、
●●●●●してくれて有り難う
具体的にね。
胃袋を美味しい食事で満たすことも楽しみですが、こちらの魂のごちそうは、来年一年間を生き抜くだけのエネルギーになります。
楽しみにしています。
(つづく)
日曜の朝、朝日が差し込むサンルームで家族3人食事をしていると、娘が言いました。
「自然とクッション言葉が使えるようになりたいなぁ~私」。
大学3年生の娘は今、塾の事務のバイトをしていて、生徒の親御さんから掛かってくる電話に出たりしている中、「クッション言葉」の必要性を感じたのでしょう。すかさず私は、
「だったらそれなりに努力しないと」。
神棚に向かって柏手を2度打つ動作をして、
「こうやって神さんに祈って出来るようになるなら誰も苦労せ~へん」
私も毎朝、会社の神棚に手を合わせて拝んでいますが、それで業績が上がれば苦労はしません。
彼女もいつ頃か忘れましたが、就活の一環として秘書検定の2級を取りました。でもその過程で学んだことは、何もしなければ忘れていきます。言ってみれば試験に受かった瞬間がピークで、そこで安心して何もしなければ坂を転げ落ちるように忘れて行く一方です。ピークを維持するためには日々努力が必要なのは言うまでもありませんが、試験に受かると誰もが安心して勉強しなくなります。でもそこが始まりなのです。
人間、安心したら終わり、だと思います。
11月22日(金)の職場の教養でも、
「驕った考えに要注意」
と題して、初心を忘れ努力しなくなること戒めています。
------------------------------------------------------
Cさんは、印刷会社の営業部員です。得意先回りと新規の顧客獲得を担当するようになって、今年で二十年になりました。
新人の頃は、<少しでもわかりやすく説明ができるように>と、自社の印刷技術や特徴を必死になって勉強し、何事にも一所懸命に取り組んでいました。
仕事に慣れるに従って、会社が導入した新しい機械や技術が、今まで勉強してきたことや経験で、ある程度理解できるようになりました。それまでのように、必死に勉強しなくても、顧客に説明できると思うようになったのです。
しかし、技術は日々進歩し、顧客のニーズも時代と共に多様化していきます。Cさんは、次第に顧客からの質問や要望に答えられなくなり、社内の担当者に確認することが増えてきました。
<このままでは、遅かれ早かれ仕事に行き詰まってしまう>と危機感を感じたCさん。改めて日々学び、努力していくことの大切さを痛感しました。
技術を習得する努力は、自身の言葉や行動となって現れるものです。
今日の心がけ◆日々努力を積み重ねていきましょう
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こう言ってはなんですが、私はたとえ業績が良いときであっても枕を高くして寝たことは一度もありません。安心したことがないのです。いや、ずっと心配している、と言った方が正解かもしれません。過去にこのブログでも、こんな風に書いたことがあります。
夜寝る前は、明日どうやって注文をもらおうか、朝起きたら起きたで、今日どうやって注文をもらおうか。その為に必要なことは何か?!素質が低くて実績もなく競争条件が不利で、リソースも少ない人間が勝つためにはどうすればいいのか?毎日考えていました。
「自分と同じ職種に携わる人間が100人にいたら、自分はその中で何番目なのか?!」
https://ameblo.jp/hakuromark/entry-12500567043.html
私は常に危機感を持っていました(もちろん今も、です)。吹けば飛ぶような小さな会社です。安心して努力を怠れば本当に吹き飛んでしまうと。
でもどうやらそれは、
私が特に心配性だから!
とか
変わってるだけ
ではなさそうです。
引き続き、稲盛和夫氏の講演CD「経営のこころ」(日本経営合理化協会)から引用します。
------------------------------------------------------
3番目は誰にも負けない努力をする。これは当たり前のことですから、なんだと思われるかもしれませんが、しかし努力をするというのはあるんですが、誰にも負けない努力はなかなかできないですね。頑張っているつもりでも自分より必ず頑張っている人がいるのです。誰にも負けない努力をしようと思うと夜も寝ないぐらいに頑張らないといけないですからね。「あなた頑張ってる?」と言いますと「頑張ってます」と言うんだけど、「誰にも負けないほど頑張っているか?」というと「誰にも負けないくらい頑張ってます」と言える人はそういないですね。私は誰にも負けない努力をしたつもりです。
こんなエピソードがあります。
朝は8時から、晩は10時、11時12時まで頑張って働いていました。さすがに会社を一緒に創ろうと集まった8人の同志の人たちも、「こんなことをやっていると身体を壊してダメになってしまうんじゃないだろうか、だから稲盛さん、ちょっと無茶苦茶に働いているけれども、晩もご飯を食べないで夜泣きうどんの素うどんを一杯食べて働いて、家に帰ってまた寮でご飯を食べる、それも12時ぐらいになって食べると、胃潰瘍で胃が調子が悪くてどうにもならん」と。「こんなんでは皆がバタバタ倒れていくんじゃないだろうか」と。その時に私は「そうかも知らんな」と。「そうかも知らんけども、どうすれば会社が上手くいくんだろう?」と。
経営というのはマラソンみたいなものだと思うと。我々が始めたのは昭和34年。終戦後、既に日本の経営者がバッーと走り出している。相当先を走っている。その後から我々が訳も分からんと走り出した。どのくらい一生懸命に走ったら経営というのはできるのだろうと。しかし経営はマラソンみたいな長丁場なんで、長続きするように42.195キロ走り切れるためには無茶苦茶に走ったって続かないだろうから、マラソン的な走り方がいるのだろうと。だけどマラソン的というけれどもマラソンをやったことのない男が、「これがマラソンの走り方で長続きしますよ」と言って、ちんたらちんたら走ったって勝負にもならんかもしれないと。一般に経営しているのは皆一流の経営者の人たちが経営しておられるはずで、その人たちがマラソンペースと言って走っているのは、素人の私から見た場合には、全力疾走と同じかもしれません。そうですよね、皆さん。テレビを見られてもマラソン観戦されてもそうだと思いますが、女子マラソンでも男子マラソンなんかを見られたら、あの連中がマラソン42.195キロを走るスピードというのは我々が全力疾走でもついていけませんね。100メートルでもついていけないくらい早いスピードですから。だからそれを素人の私が「これがマラソンペースだ」てなことを言ったらジョギングにもならないと言いますか、勝負にもならないと。で、私は幹部連中にこう言ったんですね。「勝負にもならんかもしらん。だから必死に走ってみようや、それは倒れるのかもしらんと。ちんたらちんたら走ってどうせ勝負にならんのやったら、倒れるほど走ってみて、途中で倒れる方がまだいいやないか。その間だけは勝負になったという方がまだいいやないか。」と。
昭和20年に終戦になって皆さん起業が始まった。昭和34年に14年遅れて会社をスタートしたんですから、私は大変当時からマラソンが好きだったものですから、皆にこう言ったんですね。もう既に先頭集団は14キロ地点を走っていると。それなのに14キロ遅れてスタートを切った。だから全力疾走で、先頭集団を狙って走ろうと。一生懸命に走ったらおそらく先頭集団が見えてくるだろうと。だけど先頭集団も見えてこないのにちんたらちんたら走っていたのでは、マラソンにもならないので、それなら全力疾走してみようじゃないかと言って走り出して、皆がへばりそうだと言うんですが、私はそれを妥協しませんでした。そして過酷な働きを私自身も幹部にも要求して頑張りました。それから後、大阪証券取引所第二部に上場する日が来た時に、滋賀県の工場のグラウンドに山から切ってきた松で作った櫓を一杯組んで、そこにかがり火を焚いて、そしてあの当時、14キロ遅れてスタートを切った、地下足袋を履いたいわゆるマラソンなんかをやったこともない田舎の青年がまっしぐらに走り出して、ついに第二集団を前方に捉えてそれにまさに今吸収されていこうとする。先頭集団である一部上場会社が一丸となってマラソンを駆けている。その次には二部上場会社という二部集団が続いている。それに相当離されていた我々が一生懸命に必死で走ってきた結果第二集団に入ると。これを第二集団に入って安心、満足するのではなく、さらにその第二集団の中から抜け出して第一集団まで行こうじゃないか。というんで、皆してグラウンドで車座になりまして、当時社員が2~3百人だったか覚えていませんが、かがり火を真ん中に焚きながら皆して酒盛りをしたことがありました。「さらに皆で頑張ろう」と、こう言ったかと思いますが、つまりそういう努力。が誰にも負けない努力なんです。
------------------------------------------------------
私もそれなりに努力はしてきたつもりですが、誰にも負けない努力をしてきましたか?と言われれば
・・・・ですね。
誰にも負けない努力をしてきていれば、もっと立派な会社になってたでしょうから。
こういうエピソードなり体験談を読むと、いかに自分の努力が足りていないかが分かりますね。自分は頑張っているつもりでも、他人はもっと頑張ってたりする(かもしれない)、そう思って事に当たるべきです。
私も、まだ明日で引退するわけではありませんので、もう一花咲かせよう、もう一踏ん張りしようと改めてこれを読んで思わせていただきました。なんか闘志が湧いてきました。
(つづく)
「自然とクッション言葉が使えるようになりたいなぁ~私」。
大学3年生の娘は今、塾の事務のバイトをしていて、生徒の親御さんから掛かってくる電話に出たりしている中、「クッション言葉」の必要性を感じたのでしょう。すかさず私は、
「だったらそれなりに努力しないと」。
神棚に向かって柏手を2度打つ動作をして、
「こうやって神さんに祈って出来るようになるなら誰も苦労せ~へん」
私も毎朝、会社の神棚に手を合わせて拝んでいますが、それで業績が上がれば苦労はしません。
彼女もいつ頃か忘れましたが、就活の一環として秘書検定の2級を取りました。でもその過程で学んだことは、何もしなければ忘れていきます。言ってみれば試験に受かった瞬間がピークで、そこで安心して何もしなければ坂を転げ落ちるように忘れて行く一方です。ピークを維持するためには日々努力が必要なのは言うまでもありませんが、試験に受かると誰もが安心して勉強しなくなります。でもそこが始まりなのです。
人間、安心したら終わり、だと思います。
11月22日(金)の職場の教養でも、
「驕った考えに要注意」
と題して、初心を忘れ努力しなくなること戒めています。
------------------------------------------------------
Cさんは、印刷会社の営業部員です。得意先回りと新規の顧客獲得を担当するようになって、今年で二十年になりました。
新人の頃は、<少しでもわかりやすく説明ができるように>と、自社の印刷技術や特徴を必死になって勉強し、何事にも一所懸命に取り組んでいました。
仕事に慣れるに従って、会社が導入した新しい機械や技術が、今まで勉強してきたことや経験で、ある程度理解できるようになりました。それまでのように、必死に勉強しなくても、顧客に説明できると思うようになったのです。
しかし、技術は日々進歩し、顧客のニーズも時代と共に多様化していきます。Cさんは、次第に顧客からの質問や要望に答えられなくなり、社内の担当者に確認することが増えてきました。
<このままでは、遅かれ早かれ仕事に行き詰まってしまう>と危機感を感じたCさん。改めて日々学び、努力していくことの大切さを痛感しました。
技術を習得する努力は、自身の言葉や行動となって現れるものです。
今日の心がけ◆日々努力を積み重ねていきましょう
------------------------------------------------------
こう言ってはなんですが、私はたとえ業績が良いときであっても枕を高くして寝たことは一度もありません。安心したことがないのです。いや、ずっと心配している、と言った方が正解かもしれません。過去にこのブログでも、こんな風に書いたことがあります。
夜寝る前は、明日どうやって注文をもらおうか、朝起きたら起きたで、今日どうやって注文をもらおうか。その為に必要なことは何か?!素質が低くて実績もなく競争条件が不利で、リソースも少ない人間が勝つためにはどうすればいいのか?毎日考えていました。
「自分と同じ職種に携わる人間が100人にいたら、自分はその中で何番目なのか?!」
https://ameblo.jp/hakuromark/entry-12500567043.html
私は常に危機感を持っていました(もちろん今も、です)。吹けば飛ぶような小さな会社です。安心して努力を怠れば本当に吹き飛んでしまうと。
でもどうやらそれは、
私が特に心配性だから!
とか
変わってるだけ
ではなさそうです。
引き続き、稲盛和夫氏の講演CD「経営のこころ」(日本経営合理化協会)から引用します。
------------------------------------------------------
3番目は誰にも負けない努力をする。これは当たり前のことですから、なんだと思われるかもしれませんが、しかし努力をするというのはあるんですが、誰にも負けない努力はなかなかできないですね。頑張っているつもりでも自分より必ず頑張っている人がいるのです。誰にも負けない努力をしようと思うと夜も寝ないぐらいに頑張らないといけないですからね。「あなた頑張ってる?」と言いますと「頑張ってます」と言うんだけど、「誰にも負けないほど頑張っているか?」というと「誰にも負けないくらい頑張ってます」と言える人はそういないですね。私は誰にも負けない努力をしたつもりです。
こんなエピソードがあります。
朝は8時から、晩は10時、11時12時まで頑張って働いていました。さすがに会社を一緒に創ろうと集まった8人の同志の人たちも、「こんなことをやっていると身体を壊してダメになってしまうんじゃないだろうか、だから稲盛さん、ちょっと無茶苦茶に働いているけれども、晩もご飯を食べないで夜泣きうどんの素うどんを一杯食べて働いて、家に帰ってまた寮でご飯を食べる、それも12時ぐらいになって食べると、胃潰瘍で胃が調子が悪くてどうにもならん」と。「こんなんでは皆がバタバタ倒れていくんじゃないだろうか」と。その時に私は「そうかも知らんな」と。「そうかも知らんけども、どうすれば会社が上手くいくんだろう?」と。
経営というのはマラソンみたいなものだと思うと。我々が始めたのは昭和34年。終戦後、既に日本の経営者がバッーと走り出している。相当先を走っている。その後から我々が訳も分からんと走り出した。どのくらい一生懸命に走ったら経営というのはできるのだろうと。しかし経営はマラソンみたいな長丁場なんで、長続きするように42.195キロ走り切れるためには無茶苦茶に走ったって続かないだろうから、マラソン的な走り方がいるのだろうと。だけどマラソン的というけれどもマラソンをやったことのない男が、「これがマラソンの走り方で長続きしますよ」と言って、ちんたらちんたら走ったって勝負にもならんかもしれないと。一般に経営しているのは皆一流の経営者の人たちが経営しておられるはずで、その人たちがマラソンペースと言って走っているのは、素人の私から見た場合には、全力疾走と同じかもしれません。そうですよね、皆さん。テレビを見られてもマラソン観戦されてもそうだと思いますが、女子マラソンでも男子マラソンなんかを見られたら、あの連中がマラソン42.195キロを走るスピードというのは我々が全力疾走でもついていけませんね。100メートルでもついていけないくらい早いスピードですから。だからそれを素人の私が「これがマラソンペースだ」てなことを言ったらジョギングにもならないと言いますか、勝負にもならないと。で、私は幹部連中にこう言ったんですね。「勝負にもならんかもしらん。だから必死に走ってみようや、それは倒れるのかもしらんと。ちんたらちんたら走ってどうせ勝負にならんのやったら、倒れるほど走ってみて、途中で倒れる方がまだいいやないか。その間だけは勝負になったという方がまだいいやないか。」と。
昭和20年に終戦になって皆さん起業が始まった。昭和34年に14年遅れて会社をスタートしたんですから、私は大変当時からマラソンが好きだったものですから、皆にこう言ったんですね。もう既に先頭集団は14キロ地点を走っていると。それなのに14キロ遅れてスタートを切った。だから全力疾走で、先頭集団を狙って走ろうと。一生懸命に走ったらおそらく先頭集団が見えてくるだろうと。だけど先頭集団も見えてこないのにちんたらちんたら走っていたのでは、マラソンにもならないので、それなら全力疾走してみようじゃないかと言って走り出して、皆がへばりそうだと言うんですが、私はそれを妥協しませんでした。そして過酷な働きを私自身も幹部にも要求して頑張りました。それから後、大阪証券取引所第二部に上場する日が来た時に、滋賀県の工場のグラウンドに山から切ってきた松で作った櫓を一杯組んで、そこにかがり火を焚いて、そしてあの当時、14キロ遅れてスタートを切った、地下足袋を履いたいわゆるマラソンなんかをやったこともない田舎の青年がまっしぐらに走り出して、ついに第二集団を前方に捉えてそれにまさに今吸収されていこうとする。先頭集団である一部上場会社が一丸となってマラソンを駆けている。その次には二部上場会社という二部集団が続いている。それに相当離されていた我々が一生懸命に必死で走ってきた結果第二集団に入ると。これを第二集団に入って安心、満足するのではなく、さらにその第二集団の中から抜け出して第一集団まで行こうじゃないか。というんで、皆してグラウンドで車座になりまして、当時社員が2~3百人だったか覚えていませんが、かがり火を真ん中に焚きながら皆して酒盛りをしたことがありました。「さらに皆で頑張ろう」と、こう言ったかと思いますが、つまりそういう努力。が誰にも負けない努力なんです。
------------------------------------------------------
私もそれなりに努力はしてきたつもりですが、誰にも負けない努力をしてきましたか?と言われれば
・・・・ですね。
誰にも負けない努力をしてきていれば、もっと立派な会社になってたでしょうから。
こういうエピソードなり体験談を読むと、いかに自分の努力が足りていないかが分かりますね。自分は頑張っているつもりでも、他人はもっと頑張ってたりする(かもしれない)、そう思って事に当たるべきです。
私も、まだ明日で引退するわけではありませんので、もう一花咲かせよう、もう一踏ん張りしようと改めてこれを読んで思わせていただきました。なんか闘志が湧いてきました。
(つづく)
過去に、このブログで以下の本を紹介したことがあります。
非常識な成功法則(2002年6月初版 フォレスト出版 神田昌典著)

プロ社長(2006年7月初版 中経出版 竹田陽一著)

実は、この2冊の本の中で共通して著者が勧めている学習法があります。それは・・・
CD等の音声教材です。
だからこれらの本を読んだ私は当時アホみたいに、
どこに行くにも耳にイヤホンを突っ込んでウオークマンで聞きまくっていました。
それこそたくさんのCDを買っては聞きました。
その中の一つに、稲森和夫氏の「経営のこころ」(日本経営合理化協会)という講演テープがあります。
アマゾンから、この講演CDの紹介文を転載しますと・・・
世界の京セラの創業者であり、第二電電の設立によって、今も激しく続く日本の通信事業革命に先鞭をつけた稀代の名経営者・稲盛和夫氏。このCDは、小さな町工場から世界的企業へと躍進させた「経営の原点12ヵ条」のベースとなった、“事業を成功に導く、京セラが守り抜いてきたこと"をはじめ、「事業」と「生き方」に精通した氏ならではの、モノの考え方・経営の要諦を披露された、非常に貴重な講演録である。(1994年7月13日収録)
この紹介文中に出てくる「経営の原点12ヵ条」が、前回ブログの最後で紹介したものです。
【経営の原点12か条】
1.事業の目的、意義を明確にする。
2.具体的な目標を立てる。
3. 強烈な願望を心に抱く。
4.誰にも負けない努力をする。
5. 売上を最大限に、経費は最小限に。
6. 値決めは経営。
7.経営は強い意志で決まる。
8.燃える闘魂。
9.勇気をもって事に当たる。
10. 常に創造的な仕事を行う。
11. 思いやりの心で誠実に。
12. 常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する。
これらを一つ一つ、言わば解説したのが「経営のこころ」です。何度も聞きました。確かに気軽にいつでもどこでも何度でも、というのが音声教材の良いところではありますが、そうは言ってもあまり大したことがないものは何度も聞きません。でもこのCDは本当に何度も聞きました。
あまりに良かったし、「経営のこころ」とあっても当然ながら経営者しか役立たないものではありませんでしたので、製造部で行っている勉強会でも教材に使いました。特に、皆に聞かせたかったのは
常に創造的な仕事を行う。
~今日より明日、明日より明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける~
でした。
------------------------------------------------------
9番目ですが、常に創造的な仕事をする。それは言葉を変えますと、今日よりは明日、明日よりは明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。
つまり・・・もう一回言いますと、常に創造的な仕事をする。今日よりは明日。明日よりは明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。
これはどういうことかと言いますと、よくいろんな人から「京セラさんはいいですな、次から次へと新製品開発、技術開発をやられて、非常にハイテクな分野で頑張っておられるから素晴らしい技術をお持ちでいいですね。何かそういういいネタはありませんか?うちにも新製品開発を教えてくれませんか?」というようなことを言われるのですが、これは、元々そういう技術があったから技術開発ができるというものではないんですね。つまり私の場合には、先ほども言いましたがファインセラミックスという分野では私は専門家ですから、技術屋としては通用しますけれども、電気通信事業では全くの私は素人でありますけれども、だけど電気通信事業で私はやっぱり才能を出していると思いますよ。それは今日よりは明日、明日よりは明後日と常に改良改善を続ける。つまり、わずかの改良改善をしていくというのが、実は偉大な創造的な仕事につながっていくわけです。
昔、京都の西ノ京原町のよその会社の倉庫を借りて会社を始めたころに、うちの工場を掃除するおばさんに私はこう言ったことがあります。「おばさん、掃除をしてくれるのは大変いいんだけども、どうすれば綺麗になるのか、今日やった方法と明日と変えてみたらどうですか?」と。「また明後日も変えてみたらどうですか?」と。「満足いくまで次から次へと工夫をしてみたらどうですか?」と。「今日はほうきをこっちからこう掃いたんだけれども、どうも汚れが取りにくかったんで、明日は逆へほうきを運んでみようか、とか考えてみてくれませんか」と。「その方が楽しいですよ」と「漠然と掃除をするよりは考えてした方があなたも楽しいはずですよ」と。
つまりそれなんですね。どんな当たり前の単純な仕事であっても、皆して考えましょうや、と。それがどんな些細なことであっても皆で考えましょうと。私は私で考えますと。たとえどんなに頭の良い人でも、そんな大きな大飛躍をするような発明発見をできるわけではないんですよ。今日と明日の間はわずかな変化なんですよ。それが綿々と毎日絶え間なく続けていって365日経ちますと、恐ろしいくらい変化しているわけですね。それを人は大発明とか大発見と言うんですけれども、大発明とか大発見というのは忽然とできるわけではないんですね。今日一日ができるものというのはわずかな差なんですね。それを綿々と10年続けたら、凄まじい変化になっていくわけで・・・
それを「うちは中小企業で、いい大学卒業の人も入ってこないし・・・いい技術屋が入ってくれば、もっと私もやれるんだけどな」という不平をおっしゃられる方もおられるんですが、中小企業の時はいい技術屋が来るはずがないんですよ。それはうちの会社京セラもそうだったんですけども、誰も来ないんですよ。来てほしいと思って大学に行けば、「おたくみたいな中小企業では誰もきてはありませんよ」と言われて大変がっかりするのがオチで来ないんですね。来た人は宝なんですな。割れ鍋に綴じ蓋と、似たような人しかうちには来ないわけです、大体。会社の社員も似たような人しか来ない。そうすると似たような人しか来なかったのが大事なんですね。私は昔からこう言いました。将棋を見てますと歩は敵陣に入ると金になるわけです。歩でいいやないか、と。努力をして努力をして敵陣にいけば金になるわけですから。それをうちの会社には歩しか来ないなと嘆いているんですね。それが一番の問題なんですね。要は歩でも努力をして頑張っていけば金になるんですね。またそれを金が元々いるというんで金を求めようとしたって来ないんですね、金なんてものは。それは、歩を金にするのは弛まぬ努力と今言ったような創意工夫なんですね。
------------------------------------------------------
どうです?泣けてきませんか?(確かに文字では泣けてこないかもしれませんね、肉声でないと)
わずか4分半くらいの短い言葉ですが、これを聞くだけで、私なんてじ~んと来るし涙が出そうになるし、心が魂が熱くなって、しんどいことがあってもまた明日から頑張ろうって体中エナジーが漲ってくるのが分かるくらいです。
ちょっと「珠玉の名言」をピックアップしてみましょうか?
・今日よりは明日。明日よりは明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。
・わずかの改良改善をしていくというのが、実は偉大な創造的な仕事につながっていく。
・どんな頭の良い人でも、そんな大飛躍をするような発明発見ができるわけではない。
・大発明とか大発見というのは忽然とできるわけではない。
・今日できることはわずかなこと。でもそれを綿々と10年続けたら、凄まじい変化になっている。
・うちの会社には歩しかいないと嘆くのが一番の問題。
・中小企業に、いい人が来るはずがない。来た人が宝。
・歩でいいやないか。将棋の歩は敵陣に入ると金になるのだから。
・歩を金にするのは、弛まぬ努力と創意工夫。
ハクロマークにも、【経営の原点12か条】ほどのものではありませんが【ハクロイズム27箇条】があり、その中で「弛まぬ努力」と「創意工夫」を奨励している項目が複数にわたってあります。改善発表会も、やり方は変われど今も変わらず行っています。
そのきっかけは、実はこんなところにもあったんですね。
次回は、
誰にも負けない努力をする。
を見ていきます。
(つづく)
非常識な成功法則(2002年6月初版 フォレスト出版 神田昌典著)

プロ社長(2006年7月初版 中経出版 竹田陽一著)

実は、この2冊の本の中で共通して著者が勧めている学習法があります。それは・・・
CD等の音声教材です。
だからこれらの本を読んだ私は当時アホみたいに、
どこに行くにも耳にイヤホンを突っ込んでウオークマンで聞きまくっていました。
それこそたくさんのCDを買っては聞きました。
その中の一つに、稲森和夫氏の「経営のこころ」(日本経営合理化協会)という講演テープがあります。
アマゾンから、この講演CDの紹介文を転載しますと・・・
世界の京セラの創業者であり、第二電電の設立によって、今も激しく続く日本の通信事業革命に先鞭をつけた稀代の名経営者・稲盛和夫氏。このCDは、小さな町工場から世界的企業へと躍進させた「経営の原点12ヵ条」のベースとなった、“事業を成功に導く、京セラが守り抜いてきたこと"をはじめ、「事業」と「生き方」に精通した氏ならではの、モノの考え方・経営の要諦を披露された、非常に貴重な講演録である。(1994年7月13日収録)
この紹介文中に出てくる「経営の原点12ヵ条」が、前回ブログの最後で紹介したものです。
【経営の原点12か条】
1.事業の目的、意義を明確にする。
2.具体的な目標を立てる。
3. 強烈な願望を心に抱く。
4.誰にも負けない努力をする。
5. 売上を最大限に、経費は最小限に。
6. 値決めは経営。
7.経営は強い意志で決まる。
8.燃える闘魂。
9.勇気をもって事に当たる。
10. 常に創造的な仕事を行う。
11. 思いやりの心で誠実に。
12. 常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する。
これらを一つ一つ、言わば解説したのが「経営のこころ」です。何度も聞きました。確かに気軽にいつでもどこでも何度でも、というのが音声教材の良いところではありますが、そうは言ってもあまり大したことがないものは何度も聞きません。でもこのCDは本当に何度も聞きました。
あまりに良かったし、「経営のこころ」とあっても当然ながら経営者しか役立たないものではありませんでしたので、製造部で行っている勉強会でも教材に使いました。特に、皆に聞かせたかったのは
常に創造的な仕事を行う。
~今日より明日、明日より明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける~
でした。
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9番目ですが、常に創造的な仕事をする。それは言葉を変えますと、今日よりは明日、明日よりは明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。
つまり・・・もう一回言いますと、常に創造的な仕事をする。今日よりは明日。明日よりは明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。
これはどういうことかと言いますと、よくいろんな人から「京セラさんはいいですな、次から次へと新製品開発、技術開発をやられて、非常にハイテクな分野で頑張っておられるから素晴らしい技術をお持ちでいいですね。何かそういういいネタはありませんか?うちにも新製品開発を教えてくれませんか?」というようなことを言われるのですが、これは、元々そういう技術があったから技術開発ができるというものではないんですね。つまり私の場合には、先ほども言いましたがファインセラミックスという分野では私は専門家ですから、技術屋としては通用しますけれども、電気通信事業では全くの私は素人でありますけれども、だけど電気通信事業で私はやっぱり才能を出していると思いますよ。それは今日よりは明日、明日よりは明後日と常に改良改善を続ける。つまり、わずかの改良改善をしていくというのが、実は偉大な創造的な仕事につながっていくわけです。
昔、京都の西ノ京原町のよその会社の倉庫を借りて会社を始めたころに、うちの工場を掃除するおばさんに私はこう言ったことがあります。「おばさん、掃除をしてくれるのは大変いいんだけども、どうすれば綺麗になるのか、今日やった方法と明日と変えてみたらどうですか?」と。「また明後日も変えてみたらどうですか?」と。「満足いくまで次から次へと工夫をしてみたらどうですか?」と。「今日はほうきをこっちからこう掃いたんだけれども、どうも汚れが取りにくかったんで、明日は逆へほうきを運んでみようか、とか考えてみてくれませんか」と。「その方が楽しいですよ」と「漠然と掃除をするよりは考えてした方があなたも楽しいはずですよ」と。
つまりそれなんですね。どんな当たり前の単純な仕事であっても、皆して考えましょうや、と。それがどんな些細なことであっても皆で考えましょうと。私は私で考えますと。たとえどんなに頭の良い人でも、そんな大きな大飛躍をするような発明発見をできるわけではないんですよ。今日と明日の間はわずかな変化なんですよ。それが綿々と毎日絶え間なく続けていって365日経ちますと、恐ろしいくらい変化しているわけですね。それを人は大発明とか大発見と言うんですけれども、大発明とか大発見というのは忽然とできるわけではないんですね。今日一日ができるものというのはわずかな差なんですね。それを綿々と10年続けたら、凄まじい変化になっていくわけで・・・
それを「うちは中小企業で、いい大学卒業の人も入ってこないし・・・いい技術屋が入ってくれば、もっと私もやれるんだけどな」という不平をおっしゃられる方もおられるんですが、中小企業の時はいい技術屋が来るはずがないんですよ。それはうちの会社京セラもそうだったんですけども、誰も来ないんですよ。来てほしいと思って大学に行けば、「おたくみたいな中小企業では誰もきてはありませんよ」と言われて大変がっかりするのがオチで来ないんですね。来た人は宝なんですな。割れ鍋に綴じ蓋と、似たような人しかうちには来ないわけです、大体。会社の社員も似たような人しか来ない。そうすると似たような人しか来なかったのが大事なんですね。私は昔からこう言いました。将棋を見てますと歩は敵陣に入ると金になるわけです。歩でいいやないか、と。努力をして努力をして敵陣にいけば金になるわけですから。それをうちの会社には歩しか来ないなと嘆いているんですね。それが一番の問題なんですね。要は歩でも努力をして頑張っていけば金になるんですね。またそれを金が元々いるというんで金を求めようとしたって来ないんですね、金なんてものは。それは、歩を金にするのは弛まぬ努力と今言ったような創意工夫なんですね。
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どうです?泣けてきませんか?(確かに文字では泣けてこないかもしれませんね、肉声でないと)
わずか4分半くらいの短い言葉ですが、これを聞くだけで、私なんてじ~んと来るし涙が出そうになるし、心が魂が熱くなって、しんどいことがあってもまた明日から頑張ろうって体中エナジーが漲ってくるのが分かるくらいです。
ちょっと「珠玉の名言」をピックアップしてみましょうか?
・今日よりは明日。明日よりは明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。
・わずかの改良改善をしていくというのが、実は偉大な創造的な仕事につながっていく。
・どんな頭の良い人でも、そんな大飛躍をするような発明発見ができるわけではない。
・大発明とか大発見というのは忽然とできるわけではない。
・今日できることはわずかなこと。でもそれを綿々と10年続けたら、凄まじい変化になっている。
・うちの会社には歩しかいないと嘆くのが一番の問題。
・中小企業に、いい人が来るはずがない。来た人が宝。
・歩でいいやないか。将棋の歩は敵陣に入ると金になるのだから。
・歩を金にするのは、弛まぬ努力と創意工夫。
ハクロマークにも、【経営の原点12か条】ほどのものではありませんが【ハクロイズム27箇条】があり、その中で「弛まぬ努力」と「創意工夫」を奨励している項目が複数にわたってあります。改善発表会も、やり方は変われど今も変わらず行っています。
そのきっかけは、実はこんなところにもあったんですね。
次回は、
誰にも負けない努力をする。
を見ていきます。
(つづく)
今、野球の国際大会「第2回 WBSC プレミア12」が行われています。今日11月15日【金】時点で「侍ジャパン」は3勝1敗で、自力で次の韓国戦に勝てば、いよいよ決勝です。
テレビで見る限り、ラグビーワールドカップが物凄い盛り上がりを見せたのに対し、スタンドもガラガラで、あんまり盛り上がっていないように感じられますが、そこはスポーツ好き、野球好きの私。おまけに国際大会だし、ワールドカップが終わってなんかちょっと寂しいし、我が錦織圭も昨年出場したATPツアー・ファイナルに今年は出てないし・・・・もう野球しかないでしょって感じで一生懸命応援しています。
もちろん、「侍ジャパン」には今季セリーグを制した読売巨人軍からも何人か選出。中でも坂本勇人は主力を担う存在です。ですが日本シリーズから調子を落としていて、このプレミア12でも二次ラウンドに入って二戦目の対アメリカ戦では、3三振を含む4打数無安打と、好機でことごとくブレーキ。
しかしながら翌日のメキシコ戦では、打ち慣れた2番で、3安打1打点と活躍しました。
------------------------------------------------------
稲葉監督は「勇人はもともと巨人でも2番を打っていた。まず守備を決めて打順を組んだ時に、2番がいいんじゃないかと思った」と説明。さらにこう続けた。
「勇人に特別アドバイスをしたということもない。ただ、この大会、沖縄から合流して彼の練習する姿を見ても、ウエート場でいろんなトレーニングをやったりとか、ここまでしっかり調整してきた姿をずっと見てきた。それは必ず大事なところで生きてくると。努力は野球の神様が絶対に見てくれているという思いが強かった。だから今日は2番で期待していた」
11/14(木) 0:16配信の東スポWEBより
------------------------------------------------------
「努力は野球の神様が絶対に見てくれている」
ですか。なんて素敵な言葉なんでしょう。ですよね?
そう言えば、前回ブログ「木村拓哉もまた努力の人である」
https://ameblo.jp/hakuromark/entry-12543454331.html
の最後に紹介した、キムタク主演のアイスホッケードラマ『プライド』でも、「氷の女神」って言葉が出てきます。
努力した人にだけ微笑む、○○の神様。
私も、ブログを書いているときに思いもよらないような言葉が降ってきたりしたとき、あるいはビジネスのアイデアがふと頭に浮かんだとき、朝から晩まで寝ても覚めてもハクロマークのことだけを考え続けている私への、神様からのギフトだと思うようにしています。ここ一番というところでそんな成果が出たら、努力は止められませんね。
努力したプロセスを誰に褒められなくても、それだけでもう十分じゃないですか?これ以上のご褒美って、なんかあります?
神様や女神はあなたの努力を必ずどこかで見てくれていて、ここぞというところで、素敵なギフトを与えてくれますよ。
ラグビーの神様も、きっと桜の戦士たちに微笑んでくれたことと思います。だって、あれだけきつい練習をしたんですから。
スクラムハーフ(SH)の田中(通称フミ)が、ワールドカップ敗戦後、出るテレビ出るテレビで世界一厳しい練習を積んで来たって、もう二度としたくないって何度も。聞きましたよね?
なにせ、一年365日のうち200何十日も共に合宿したんですから、びっくりしませんか?凄まじいですよ、これは。
なので、桜の戦士は、
世界の誰にも負けない努力をした。だからアイルランドやスコットランドというラグビーの強豪に勝てた!
言ってみれば、ただそれだけのことです。
この当たり前すぎるほどシンプルな「勝利の方程式」を聞いて、私はひとりの希代の経営者を思い出しました。それは・・・・
京セラの稲森氏です。
もはや知らない人はいないと思うので、プロフィールの紹介は不要でしょう。京セラや第二電電の社長のみならず、瀕死の日本航空の会長に就任し、たった2年で見事V字回復を果たし、「日航の奇跡」とまで言われた復活劇は、まだ記憶に新しいでしょう。
志高い経営者なら必ず一度は、数ある著書やCDを通じて氏の経営学に触れるものですが、私もその内の1人です。中でも、以下の【経営の原点12か条】は有名です。
【経営の原点12か条】
稲盛 和夫
1.事業の目的、意義を明確にする。
公明正大で大義名分の高い目的を立てる(全従業員の、物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する)。
2.具体的な目標を立てる。
立てた目標は常に社員と共有する。
3. 強烈な願望を心に抱く。
目標の達成のためには、潜在意識に透徹するほどの、強く持続した願望をもつこと。
4.誰にも負けない努力をする。
地道な仕事を一歩一歩、堅実にたゆまぬ努力を。
5. 売上を最大限に、経費は最小限に。
6. 値決めは経営。
値決めはトップの仕事、お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。
7.経営は強い意志で決まる。
経営には岩をも穿つ強い意志が必要。
8.燃える闘魂。
経営には、いかなる格闘技にも勝る激しい闘争心が必要。
9.勇気をもって事に当たる。
卑怯な振る舞いがあってはならない。
10. 常に創造的な仕事を行う。
今日より明日、明日よりあさってと常に改良改善を絶え間なく続ける、創意工夫を重ねる。
11. 思いやりの心で誠実に。
12. 常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する。
次回、「4.誰にも負けない努力をする」について深く見ていきます。
(つづく)
テレビで見る限り、ラグビーワールドカップが物凄い盛り上がりを見せたのに対し、スタンドもガラガラで、あんまり盛り上がっていないように感じられますが、そこはスポーツ好き、野球好きの私。おまけに国際大会だし、ワールドカップが終わってなんかちょっと寂しいし、我が錦織圭も昨年出場したATPツアー・ファイナルに今年は出てないし・・・・もう野球しかないでしょって感じで一生懸命応援しています。
もちろん、「侍ジャパン」には今季セリーグを制した読売巨人軍からも何人か選出。中でも坂本勇人は主力を担う存在です。ですが日本シリーズから調子を落としていて、このプレミア12でも二次ラウンドに入って二戦目の対アメリカ戦では、3三振を含む4打数無安打と、好機でことごとくブレーキ。
しかしながら翌日のメキシコ戦では、打ち慣れた2番で、3安打1打点と活躍しました。
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稲葉監督は「勇人はもともと巨人でも2番を打っていた。まず守備を決めて打順を組んだ時に、2番がいいんじゃないかと思った」と説明。さらにこう続けた。
「勇人に特別アドバイスをしたということもない。ただ、この大会、沖縄から合流して彼の練習する姿を見ても、ウエート場でいろんなトレーニングをやったりとか、ここまでしっかり調整してきた姿をずっと見てきた。それは必ず大事なところで生きてくると。努力は野球の神様が絶対に見てくれているという思いが強かった。だから今日は2番で期待していた」
11/14(木) 0:16配信の東スポWEBより
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「努力は野球の神様が絶対に見てくれている」
ですか。なんて素敵な言葉なんでしょう。ですよね?
そう言えば、前回ブログ「木村拓哉もまた努力の人である」
https://ameblo.jp/hakuromark/entry-12543454331.html
の最後に紹介した、キムタク主演のアイスホッケードラマ『プライド』でも、「氷の女神」って言葉が出てきます。
努力した人にだけ微笑む、○○の神様。
私も、ブログを書いているときに思いもよらないような言葉が降ってきたりしたとき、あるいはビジネスのアイデアがふと頭に浮かんだとき、朝から晩まで寝ても覚めてもハクロマークのことだけを考え続けている私への、神様からのギフトだと思うようにしています。ここ一番というところでそんな成果が出たら、努力は止められませんね。
努力したプロセスを誰に褒められなくても、それだけでもう十分じゃないですか?これ以上のご褒美って、なんかあります?
神様や女神はあなたの努力を必ずどこかで見てくれていて、ここぞというところで、素敵なギフトを与えてくれますよ。
ラグビーの神様も、きっと桜の戦士たちに微笑んでくれたことと思います。だって、あれだけきつい練習をしたんですから。
スクラムハーフ(SH)の田中(通称フミ)が、ワールドカップ敗戦後、出るテレビ出るテレビで世界一厳しい練習を積んで来たって、もう二度としたくないって何度も。聞きましたよね?
なにせ、一年365日のうち200何十日も共に合宿したんですから、びっくりしませんか?凄まじいですよ、これは。
なので、桜の戦士は、
世界の誰にも負けない努力をした。だからアイルランドやスコットランドというラグビーの強豪に勝てた!
言ってみれば、ただそれだけのことです。
この当たり前すぎるほどシンプルな「勝利の方程式」を聞いて、私はひとりの希代の経営者を思い出しました。それは・・・・
京セラの稲森氏です。
もはや知らない人はいないと思うので、プロフィールの紹介は不要でしょう。京セラや第二電電の社長のみならず、瀕死の日本航空の会長に就任し、たった2年で見事V字回復を果たし、「日航の奇跡」とまで言われた復活劇は、まだ記憶に新しいでしょう。
志高い経営者なら必ず一度は、数ある著書やCDを通じて氏の経営学に触れるものですが、私もその内の1人です。中でも、以下の【経営の原点12か条】は有名です。
【経営の原点12か条】
稲盛 和夫
1.事業の目的、意義を明確にする。
公明正大で大義名分の高い目的を立てる(全従業員の、物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する)。
2.具体的な目標を立てる。
立てた目標は常に社員と共有する。
3. 強烈な願望を心に抱く。
目標の達成のためには、潜在意識に透徹するほどの、強く持続した願望をもつこと。
4.誰にも負けない努力をする。
地道な仕事を一歩一歩、堅実にたゆまぬ努力を。
5. 売上を最大限に、経費は最小限に。
6. 値決めは経営。
値決めはトップの仕事、お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。
7.経営は強い意志で決まる。
経営には岩をも穿つ強い意志が必要。
8.燃える闘魂。
経営には、いかなる格闘技にも勝る激しい闘争心が必要。
9.勇気をもって事に当たる。
卑怯な振る舞いがあってはならない。
10. 常に創造的な仕事を行う。
今日より明日、明日よりあさってと常に改良改善を絶え間なく続ける、創意工夫を重ねる。
11. 思いやりの心で誠実に。
12. 常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する。
次回、「4.誰にも負けない努力をする」について深く見ていきます。
(つづく)