昔……といっても、5年位前まで、私は辛い時ゾンビに励まされていました
当時、一人暮らしで、職場を変わったばかり。
介護施設でしたが、上や先輩の言う事は絶対で、反論など言語道断、叱責は黙って受けるのが当然。
利用者さんに殴られたり、蹴られたりは当たり前、「お前なんか生まれてこなければ世のためだった」なんて言われるのも当たり前の職場でした。
毎日行くのが辛くて、けれど、休むなんて言ったらどうなるか分からず、行き続けた私は、最終的には「適応障害」と診断される事になるのですが、
それまでの間、励ましがゾンビだったわけです
ゾンビ映画の最高傑作、バイオハザード
どこからゾンビに襲われるか分からず、どこを歩くのも命懸け。
映画を観て思うわけです。
私は職場に行っても、殺される心配はない。
辛くても、食い殺されて、自分がゾンビになる心配はない。
だから、大丈夫……と。
殺される心配をせず、出かけられるのはなんて幸福な事なんだろうと。
今考えると、相当追い詰められてたなと思うのですが、「辞める」選択が封じられてしまう職場だと、「行き続ける」選択しか出来なくなってしまうんですよね……(ここが最初で最後でしたが)
殺される心配はありませんでしたが、心を麻痺ささせなければならない状態は、
ある意味での「死」。
鬱病に苦しんだ経験のある私は、このままではまたあの状態になってしまうと気がついて、辞める選択をする事が出来ました。
「逃げる」「辞める」「止める」
どれも、自分を守るために必要な事もあります
ゾンビに励まされていた私は、どう考えても、正常な状態ではありませんでしたが、自分ですぐには分からず、皮肉にも鬱病の経験が、その警鐘を鳴らして、気がつく事が出来ました。
心はそこに入ってすぐ、悲鳴を上げましたが、生活があるし、入ってすぐに辞めるわけにはいかない、次はどうする?
と考えている内に、心が病んで行き、気力を失ってしまう。
鬱に入る序章まっしぐら。
命は一つ。
ですが、心も一つです。
自分の心を守れるのは、自分だけ。
直接心を傷つけられたり、自分の心を麻痺させなければならない状態からは、すぐに逃げて下さいね。
すぐに逃げられない状況の時は、助けを求めて下さい。(もう少し頑張ってみたら?なんて言う相手に言ってはダメですよ?)
外聞や〜に迷惑かけてしまうかもなんて、考えている内に、身動きが取れなくなってしまうから。
昔の話を書く事には、これまで躊躇いがありましたが、一度心を病むと、回復には長い時間がかかるので、
本当に本当に苦しいので、
必要な方に届くよう、これから少しずつ、発信していこうと思います
読むとどうしても重いですが、続けて発信はしないので、御容赦頂ければと思います
明日は宇宙元旦
今私はゾンビに励まされてはいません
やっと心の凪を取り戻し、とてもいい感じの状態です
出会ってくださった方々に、繋がって下さった全ての方に、心から感謝を
心を病むか病まないかの境界線