今日はクマとの出会いの話。

ハクを迎えて数ヶ月。

フードやおもちゃの
品揃えがとても良い
ペットショップに
よく行っていました。

ある時、
ハクのおもちゃやおやつを
選んでいると、

小さな痩せっぽちの黒柴が
目に飛び込んできました。

もうすぐ5ヶ月…
他の2.3ヶ月のパピーたちの前には
かわいいかわいいと人がたくさん。

そんな中忘れられた存在かのように
端っこの小さな部屋の中で
体を丸めてうずくまっていました。

引き寄せられるように
その子の前に行くと…

すくっと立ち上がり、
ガラス越しに手を合わせてきた。

ガリガリだな。
豆柴?
え、本柴なんだ。
5ヶ月なのに小さすぎるなショボーン

ハクとパパを待たせていることも忘れ、
その子の前から離れられない。

思わず私は店員さんに
その子のことを聞いていました。

すると店員さんは、
「この子飼い主さんが
一度決まったんですけど
引き渡しの時に体調が悪くて、
短命そうだからやめると
言われて…
5ヶ月はちょっと売れ筋の
ピークは過ぎてるんでけど、
柴犬人気なんで一応置いてるんです」

思い出せる限り忠実に書いてます。
私が正直な経緯を聞きたいと
つっこんだ感じで聞いたので、
こういう発言になったのだとは
思いますが、、
もちろん失礼にあたらないように
言葉はきちんと選んで質問しました。

この発言今でもたまに思い出して
怒りと悲しみで震える時あります。

短命そうだからやめる?
柴犬人気だから一応置いてる?

怒りと悲しみでぐっちゃぐちゃ。
もう一度その子を見つめると、
人間の身勝手な気持ちなど
何も知らない無垢な目で
こちらを見つめていました。

悲しみとやるせない気持ちで
押し黙ったまま帰路についたことを
今でも覚えています。

その日の夜、主人にその話を。

私も主人もそれぞれ実家で
保護犬を迎えている経験もあり、
一度辛い経験した子が
家族を見つけて幸せな犬生を
送れることは微力ながら理解しています。

主人の実家の保護犬は18歳まで
長生きしてくれました。

我が家の保護犬は、現在も父と
楽しい犬生を送っています。

以前のブログにも一度登場しましたが、
マックス。推定13歳か14歳。

小学生の頃から、
犬と一緒の生活をずっとしてきて、
犬には慣れているつもりでした。

でも、ハクを迎えたばかりの我が家。

柴犬は初めてだし、
多頭飼いも初めて。
無責任な決断はできません。

その日はその子の顔が何度も
浮かんできて、
悶々としたまま眠りました。

長くなるので続きます。