ツイッターのトレンドに上がっていたけれど自己肯定感についてべらべらと語ってらっしゃるので私も少し。
自己肯定感の欠如は究極的には自殺の原因であり、若年層の自殺にそのことが大いに表れていると。
フランスでは、毎年4万人にのぼる15歳から24歳以下の若者が自殺を図り、千人近くが命を落とす。という。
さらに、自殺を試みたそのうちの55%は計画的なものではなかったという。
また、中年校の自殺においても根っこにはあるのは自己肯定感の欠如ではないかと考えられている。
「自殺する子供たち」 エレーヌ・リザシュ/シャルタル・ラバット(筑豊書房、1997)
自己肯定感のベースは子供の頃に親の愛情を注がれたかで変わってくる。(親がクソとか生き方強要や怖くて親の目を気にして自分を殺してきた場合などは愛情は十分に注がれていないと思われる)
それに加えて、社会で培われてそこに成長していく自己肯定感があると。
つまり、ベースがない場合だとか高学歴であろうが、自分の受け止め方を分からないわけで、極論、自分が描いてる自分じゃないと生きる価値がないとか思ってしまって、頭が自分を許してくれないんでしょう。
だから、自己肯定感が低くなる。頑張ったけど中途半端だとか、こうであるべきなのに何もできないとか。
自己肯定感を高くするには、負の連鎖を断ち切るために親と向き合って許すとか、たとえイラついてその場は我慢しないといけなくてもそのイラついた感情はそのまま受け入れるとか、嫌われる勇気を持ちましょうとか今までしてこなかったことをして、自己肯定感を高めることで自己否定することを減らします。
これは自己肯定感が低い人だけでなくHSPについても有効だとで言われています。
とはいっても、自己行動以外だけでなく、やはり自分を心の底から認めてくれる人の存在が1番ベースの部分を満たしてくれるとは思います。だから出会いは大切だと思います。
最近の日本でも中高生の虐めでの自殺、生きてて楽しくなくて自殺、受験・就活失敗での自殺聞きますね。
自殺を試みた55%は計画的なものでないってことからも、半分以上は死にたいなーとはうっすら思ってたとしても、やっぱり怖いし迷惑かけるし辞めておこうってなるのが普通なんですよ。つまり、相当追い詰められていて普段から自殺考えてる人が自殺する事に驚きはそれ程なくて、驚くべきはいきなり死にたい気持ちが一気に上がって衝動的に行動してると考えられる人が半分近くいるってことです。
そういう私も自殺を考えたことは何回かあります。
私自身は大学卒業して普通の人生を歩める予定でしたが、病によってレールから外れてしまい永遠に治らない現実を突きつけられ夢や趣味も諦めないといけなくなり精神的にも病み、自宅療養へ。それでも最初は家族含め周りは分かってはくれないから、きつい言葉を浴びせられて何度か突発的にぼーっとして申し訳なさ不甲斐なさ運命へのやるせなさとか色んな想いから涙が溢れてきて死にたいと考えたことはあります。
ただ、これを引きずっていてもしょうがないので、私が自己肯定感を保つために採ったのは頑張り過ぎないというか一種の逃げですね。出来ないことは出来ないと認めて、それを受け止め自分が出来ることをする。
人と比べてしまうのなら、関わりたくない環境からは遠ざかる。すぐに認められるものではないけど、精神的には大分楽になりました。
そして、自殺を考えた中でも衝動的な状態になったことが一度だけあります。
ある人を愛して裏切られたときに本当に人生の中で1番苦しくて、理解できなくて、またそんな子を信じた自分がアホらしくて、気を遣って連絡とかは普通だとは思うんですが病んでいた時に出会ったというのもあり心の中では依存ししてました。
自分は健康的にも社会的にも終わってるから失くすものもは何もないという思考の上に、その子がいない世界ってもう絶望でしかなくて、とてつもなく胸や胃が痛くて、脳は完全に思考停止して、視野はぼやけ、たった30秒に満たなかったと思いますが、「もういいや、このまま死のう」と人混みの中、恐れとかそういう感覚すらなくなって無意識にふらふら歩いていました。
感覚としては、スイッチが切れるというか脳が死ぬことを許した瞬間というのがしっくりきます。
今思うと、ありえないなとは思うんですけど、もし近くに車道や線路があれば飛び込んでた可能性は結構あると言えるぐらい精神にまいってました。
現に私の親族や友達関係でも恋愛関係で自殺してる人が2人いて、他人事じゃないなと。
いくら自己肯定感が強い人であれ、人に依存するとそれが意味をなさないぐらい危険なので、自分を守るためにもちゃんと人を見極める能力、さらに断ち切る勇気が必要ですね。
そう考えると、リスカって理解できるんですよね。リスカ依存とか問題も沢山ありますが、衝動的に自殺してしまうことを抑えていると思えば、リスカは必ずしも悪とは言えないと思います。
病で死と闘ってる人と比べれば、めちゃめちゃ失礼な話なんですけど、やっぱ人間ってそんな強い人ばっかじゃないし、何がきっかけで脆くなってもおかしくないんですよ。励ましが余計辛かったりしますからね。
話は戻って、自己肯定感は人からの評価は大切だけど、結局1番大切なのは自分を認めてあげる事。
人と比べてもしょうがない。社会性、学問性、人によって向き不向きの才能がある。
全部不向きでも不向きなりに抜くとこ抜いて頑張れば人並み程度の人生だって送れる。
理想的な人と結婚できれば、質素な生活だろうが俺は才能ある誰より幸せだって思えてこないでしょうか。
このように受け入れる事と手放す事はとても大切だと思います。