昔から私はこういう人物ですよという性格診断やプログラムで診断された自分の恋愛取扱説明書なんてものがあれば便利だと思っている。

理由は恋人を作る際にいくら見極めようとしようが人の根の深くまでは見えないからである。平気で嘘をついているかもしれないし、建前だけの君を見ていたけれど結婚してから本性を現して、実は思っていた人と違うなんてこともよく聞く話だ。

 

人生において辛い過去を何度も重ねるより、失敗をできるだけ回避し一つの幸せが続く方が幸せなのではないか。もしくは失敗経験がないと夢見がちで結果的には幸せは続かないのであろうか。可能であれば前者のようにを望むものであるが、現実には人は幾つもの恋愛経験を通じて結婚する人が大多数であり、その経験を生かしたて選び抜いた1人であるから結婚後も円満な家庭を送ることができるであろうとも考える。しかし、年間約35%の夫婦が離婚をしている。

これは正確とは言えないがとても高い数値ではないか。(その年の離婚数と結婚数で計算されているため正確には違う)

 

結局人間が見測れるものなんてその人の一部分にしかすぎず、離婚する理由の大きな原因は結婚するまでの間に見落としていた部分が多いのではないかと考える。

離婚の理由として男性女性共に1位が性格が合わない。男性2位が異性関係、3位が精神的に虐待する、4位が家族・親族と折り合いが悪い、5位性的不調和。女性の理由2位が暴力を振るう、3位が生活費を渡さない、4位が精神的に虐待する。5位が異性関係、6位は共に浪費癖だ。この失敗を回避すべく、知り合った段階で事細かく書かれた取扱説明書を載せておく、若しくは見せ合うのが常識となっていれば家族・親族問題、性的不調和以外は大いに影響を与えると考えられ離婚率は少しは減るのではないか。

 

そして、結婚前にしておいた方がよいと考えるもう一つ大事なことが同棲である。30代にもなると焦って結婚しがちなイメージがあるが、離婚するリスクを考えるとやはり同棲で見えてくるものは結婚に相当近いものと考えられるので私がもし結婚する際は同棲しようと思う。

人は好きになると嫌なところがあってもそれ以外が大好きでこの人しかいないと思って結婚することと、先に嫌な部分はないことを十分に確認してから初めて付き合うかを考える合理的な人どちらが幸せなんだろうか。もちろん、確認しきれない部分もあるし秘密があったりもするだろう。

 

私は昔は前者だったが、前者では過去の恋愛経験から上手くいかないことが多く今では後者である。前者はやはり一目ぼれとかフィーリングとかで好きになる分、運命を感じたりで熱い恋をするのはこちらかもしれない。そのままゴールへ一直線することもあれば運がないと痛い目にあい、熱しやすく冷めやすくもあるだろう。後者は熱さで言えば安心感を求め合っているため前者に劣るが冷めない愛を感じさせる。その分、人の選別に時間がかかり多くの恋愛の機会を逃がし時間がかかると考えられる。

 

私が思うのは若いうちは感覚に頼って恋愛すればよく、結婚を考え出す年齢になればしっかり人を見極めていけば良いと思う。しかし、全く恋愛せずその年齢までいってしまうとそういう判断が出来ず、悪いと理想だけ追い求めて結婚できないなんて状態に陥るかもしれない。

 

恋愛取扱説明書を絶対視しているわけではないが、もし存在すればフィーリングで見極めていく時間や失敗のリスクを考えると機械的ではあるが効率的だと考えられる。

マッチングアプリにでも備え付ければより合う人と結ばれるのかもしれないが、結ばれると課金者が減るのでそこまで大それたことはしないであろう。

 

恋愛においてポジティブに考えれば失敗は経験のうちであるし人生の糧になるともいえるが、一方で何度も同じような失敗をしたりしてメンタルをやられてしまう人や人間不信に陥る人もいるであろう。仮に取扱説明書を使っても失敗も多いだろうがその確率が減ると考える。

確実に言えるのは恋愛や結婚に正解なんてないし100%もないのだ。結婚の先に何があるかなんて誰にも見えない。そこにあるのは確率の世界で人生最大とも呼べる賭けなのである。

 

参考

https://ricon-pro.com/columns/10/#toc_anchor-1-1-1【2018年最新版】離婚原因ランキングトップ10