今年の大型連休は人出が少なく、どこも閑散としていた。
コロナ感染者は減少に向かっているが、まだまだ不十分で
緊急事態宣言は延長され、外出自粛が続いている。
このような時は映画を観るチャンスと思い、次々と録画して楽しんでいる。
もう何本も観ているが、今回は大作「ドクトル・ジバゴ」を観てメモしてみた。
監督:デビット・リーン
舞台は19世紀末の帝政ロシアの末期、ユーリー・ジバゴ
(オマー・シャリフ)は幼い頃、両親を失いグロミーコ家に引き取られる。
やがて成長して医師免許を取ると同時に、同家の娘
トーニャ(ジェラルディン・チャップリン)と結婚した。
一方、ラーラ(ジュリー・クリスティ)は洋品店を営む母との2人暮らし、
美しい娘に成長し、革命に情熱をもやすパーシャ(トム・コートネイ)と
結婚する。
革命運動が激しくなると同時に第一次世界大戦に突入し、ジバゴは
医師として従軍した。
この戦場で看護婦として働くラーラに出会ったジバゴはしだいに
彼女に惹かれていく。
戦争が終わり、お互いを想いつつ別れた。
内戦が続くなか、二人は遠い疎開先で偶然再会し恋に落ちてしまう。
・・・・・
制作が1965年といえば55年前の作品で、しかも3時間を超える大作だが、
今まで観る機会が無かった。
帝政時代では上流階級は連夜の舞踏会、労働者は困窮していた。
革命によって混乱を極めるロシア。
二人はこの激動の波に翻弄され、聞き覚えのあるテーマ曲とともに
物語が進んでいく。
彼の一途な気持ちはその純粋な性格から来たものだろうか。
詩人でもあった彼の詩が死後、人々に親しまれていることを知り
少し救われた。
netより