10月8日(土)、9日(日)に、本校において文化祭が開催されました。
今回は、創立75周年の記念すべき文化祭でした。
さて、本校では文化祭を「記念祭」として2日間にわたり実施しています。
今回はそんな記念祭の由来を少しお話ししたいと思います。
本校は昭和11年に川崎の地に「京浜女子商業学校」として誕生。
神奈川県下の女子の私立女子高等学校では、横浜女子商業学園、高木女子商業高等学校に次ぐ3番目の学校として、松本生太先生が理事長と校長を兼務する体制でスタートしました。
その後戦況が悪化し、川崎も空襲の脅威を免れず、本校舎にも焼夷弾が投下されました。
そのような中でも、仮校舎や青空教室などを利用しながら、教育活動は続けられました。
戦後、昭和22年に鶴見区北寺尾(当時の馬場町)の丘に誕生した新校舎はとても綺麗な状態ではなく、資材難の中で、教職員や生徒が自らの手で掃除をして、なんとか使用できる状態になったといいます。
そして、12月に、新校舎の移転を祝って開催されたのが、「記念祭」だったのです。
今年の記念祭のテーマは「絆」。
創立75周年の特別企画が盛りだくさんの内容で実施されました。
冬季五輪金メダリストの荻原健司さんによる特別記念講演、嵯峨家の名品「袿袴」の展示、ストリートミュージシャン「BARICANG」ライブ、サンリオバザー、聖光学院漫才部による漫才公演、そして、東日本大震災により被災し、本校とも交流を深めている気仙沼女子高等学校の企画展示「気仙沼の復興を願って」。
新しくなった校舎で来場者を迎え入れ、二日間での合計来場者数は約1800人。
どの企画もステージ発表も生徒の手作りで、来場者を沸かせました。
生徒会としての準備段階では生徒も教員も試行錯誤を重ね、今回の記念祭の開催となりました。
時には教員と生徒で意見が食い違うこともありました。
しかし、妥協することなく真っ向から意見をぶつけ合ったことによって生まれたアイディアもありました。
すべてが自由でもよくない。すべてが制限されてもよくない。
では、できる中での最大の自由を探そう。
そんな、生徒の想いが発揮された記念祭でもありました。
戦争という荒波を越え、現在に至るまで75年間、時代の変化に合わせて本校の教育活動も幾度となく形を変えて現在に至っています。
しかし、女子教育への願いと生徒の飛躍を願う創立当時の想いは、今も変わることなく生き続けていると感じます。
白鵬では様々なイベントが開催されますが、そのどれもが、生徒にとって飛躍のステージであることを願っています。
