久しぶりの記事になってしまいました。コロナもやっとひと段落着いた感じで、仕事は以前にも増して忙しくなって来て、夏あたりから、毎日がめまぐるしく過ぎて行く感じです。
コロナを経て時代も随分変わったという印象ですが、そんな中、私の敬愛するジャズギタリストのパット・マルティーノ氏が旅立ってしまいました。
私がギタリストを目指して東京に出てきた時のバイブルが、この「コンシャスネス」というアルバムでした。

この中の「Impressions」という曲に飛びまくって、かぶれて都会に出て来たのですが、未だにこのアルバムは私の人生の重要な一枚です。
同時代の友人でもあるジョージ・ベンソンがショウビジネスで大成功して行くのとは反対に、只管己の想う所を突き進むマルティーノスタイルは、私に多大な影響を与えてくれました。
絶頂期の1976年に大病をして、壮絶なリハビリの後1987年にカムバック。活動開始後、2001年には「Live at Yoshi's」などの名盤を作り、全盛期に勝る第二の絶頂期を迎えていました。

この後、日本でのワークショップで現在の奥様アヤコさんと知り合い結婚。いい感じで演奏活動を続けていたので、訃報には思いもよりませんでした。一昨年辺りから調子が良くなかったそうです。
実は昨年からのコロナで家に居る事が多かったので、マルティーノの復帰後のCDで聴いていなかったものをアマゾンで買いまくって、聴きあさっていました。訃報を聞いて、何だか一つの時代が過ぎて行った様な感覚を覚えました。

私は今、jazzとは違う分野に進んでいますが、パット・マルティーノの音楽に触れてきたことは、私の人生の中で大きな糧となって生きています。
私は地味な仕事しか出来ませんが、訃報を聞いて、あらためてCDを聴き返しながら、私も次世代の人に何かを残せるような仕事をしたいなとも思いました。
世の中に素晴らしい音楽が、どんどんと溢れて欲しいですね。