Both Sides Now~Pat Martino | フルアコ系~りんたろうのギタリズム

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昔やってたジャズギターを再開しました。気になるギタリスト、ライブなぞ、気の向くままに書いていきます。

Both sides now は邦題が「青春の光と影」ジョニミッチェルで有名ですが、パットマルティーノのギターソロがいいんです。

フルアコ系~りんたろうのギタリズム-マルティーノ2

これがそのアルバム「CONSCIOUSNESS」これこそ私が高校時代から熱中しているギタリストです。パットマルティーノは60年代後半から70年代に活躍し、その後病気で倒れ、90年代後半からまた復活し、今も精力的に活動をしています。ジムホールとは違い、その演奏は誰が聴いても明らかに巧い。ずば抜けた巧さをもっています。
ジョージベンソンと同世代で、巧さでは優劣付けられませんが、二人が決定的に違うのが、そのキャラです。ベンソンがエンタテイメントの申し子のように華やかにデビューしていったのに対し、マルティーノはこのジャケットでも判るように、ちょっとアンダーグランドっぽい影があります。

フルアコ系~りんたろうのギタリズム-マルティーノ1

こちらも私の好きな「We'll be together again」というアルバム。70年にブリージンで世界的大ヒットを飛ばしたベンソンとはあまりに対照的な雰囲気ですね。
ベンソンやウエスモンゴメリーのように、華々しく大ステージで活躍しているギタリストも好きですが、私はマルティーノのこの独特の影に惹かれました。
ジムホールの室内楽的な芸術性も素晴らしいですが、マルティーノはもっと前衛的で、とんがっている。クラシックで言えばバルトークのイメージと相通じるところを感じます。

その昔高校生の頃、「CONSCIOUSNESS」を聴き、こんなギターを弾きたいと勝手に思い込み、ギター片手に上京してきたとは、何と愚かなことでしょう。目標は高くとはいえ、あまりにもハイエンド過ぎる。しかもそのハイエンドがどの位なのか全く持って判っていなかったのだからあきれてしまいます。ジムホール同様、今頃になってやっとマルティーノの凄さを実感しているという始末。もうあきれるを通り越して情けないです。




これは最近の復帰後のライブ映像です。是非一度生を聞きに行きたいものです。人生も音楽も影があればこそ、光もあるのです。影の無い、光だけの音楽には魅力を感じないのです。

皆さんは如何ですか。