僕が今イチオシの漫画、“宇宙兄弟”の発売されたばかりの最新刊⑬に何度も登場する言葉。
(※最新刊の1話目ぐらいまでの内容が多少ネタバレするので、これから読む予定の方は読み終わってからこの記事をどうぞ)




“It's a piece of cake”





直訳すると“ケーキひと切れ分”





主人公の南波六太(ナンバムッタ)が、宇宙飛行士を志すきっかけにもなった恩師で世界屈指の天文学者である“金子・シャロン”、通称“シャロンおばちゃん”が、小学生の頃の六太に教えた言葉。






その時、六太は子供ながらにも自暴自棄になっていて、いつか外人の友達が出来たらよく使いそうだからという拗ねた理由の、


「僕はいざという時、役にもたたないダメ人間です……って英語で何て言うの?」


という問いに対するシャロンの答え。






“It's a piece of cake”






もちろん大嘘。





本当はとても素朴で前向きな言葉。







シャロンは微笑みながら、“自由に使っていいわよ”とだけ付け加えた。







でもその時六太は“僕はケーキひと切れ分の価値しかないあっけないダメ人間です…って意味か…”とネガティブに解釈するにとどまり、高校生になってからやっとこの言葉の本当の意味を知ることになる。








やがて大人になった六太は、順風満帆とまではいかないが宇宙飛行士候補に選ばれ、精力的にミッションに明け暮れている最中、シャロンが不治の病に犯されたという知らせと共にNASAを訪れる。






六太は、宇宙飛行士になった時に必ずシャロンの為に“ある事”をすると約束していた。








日に日に悪化してゆくシャロンの容態。たとえこのまま宇宙飛行士になれたとしても、その約束が間に合わないかもしれない。







そんな状況にもかかわらずいつも以上に気丈に振る舞い、むしろ六太を励ますシャロン。









六太はそんなシャロンをどう元気づけていいのかわからず…










子供の頃にシャロンから教わったこの言葉だけを伝えた。






“It's a piece of cake”







それ以降、様々な困難に直面する度に、この“ケーキひと切れ分”という言葉を自分自身にも言い聞かせ奮起する六太。








“It's a piece of cake”








本当の意味は、










“楽勝だよ”










僕は、こんな時だからこそこの言葉をみんなにも伝えたくなりました。





It's a piece of cake!!






そんだけ!!ε=┌( ・_・)┘ニゲロー!!