おいしいんだよー、というレストランにつれてってもらいました。
ぼくが頼んだのはハンバーグと鶏肉の竜田揚げがメインのセット。

鶏肉が好きなのでコレは嬉しい!
しかも揚げたてで、ものすごくおいしかったです。

で、セットでライスかパンかを選べたのでパンにしてみました。
丸っこくて全粒粉的なああいう感じの色のおいしそうなパンが出てきました。わあい。

ぼくの他にあと二人も同じパンを頼んでいたので、テーブルには同じパンが3皿。
一番最後にぼくのパンが来て、バターを開けてパンに塗りました。

がぶっ。
おお、歯ごたえがあっておいしいなあ。

ぼくが豪快に食べているので「おいしい?」と尋ねられて「このパンおいしい!」と返答。
またバターを塗って、がぶり。がぶがぶ。

・・・いや、分かってはいるんだ、パンはちぎってからバターを塗るのが正しいんだと。
その辺のマナーは分かっているんだけど、ちょっとこのパンは硬いんだ。

しっかり噛み千切らないと、一口分にはならないんだ。
手でちぎろうにも硬いのでムリ。歯じゃないと。

「バターはパンをちぎってから塗るんだよ」と何度か言われて「うん・・・」とは言ったんだけど、
うーむ・・・ムリだろう、これ。なんで二人はちぎって食べられるんだ?すごいなあ・・・。

なおもがぶがぶと食べていたら、パンじゃなくてご飯を食べていた人が
「・・・そのパン、硬いの?」と尋ねてきました。

ぼくは「おいしいよ。ちょっと硬いけど・・・」と言って、パンを見せました。
パンをその人が触ってビックリ。

「なにこれ、硬っ!!」

・・・と。
・・・えっ、そんなに驚くほど硬い?
大丈夫大丈夫、噛み千切れば食べられるもん。

このお店のパンはこうなんでしょ?
おいしいから平気だよー。

笑顔で取り繕うも、今度はパンを食べていた二人もぼくのパンを触ってしまった。
すると「うわっ、なにこれ!!」という反応。

そ、そんなに硬かったのこれ?

速攻で店員さんを呼び出すことになり、ぼくが食べていたパンを指差して
「これちょっと硬すぎない?」と言ってくれました。
店員さんが「ちょっと失礼しますね・・・?」とパンを触って「わっ!」と驚く。

・・・そ、そんなに硬かったの・・・?

慌ててその人は頭を何度も下げて「大丈夫でしたか!?すぐに取り替えますので!!」と言って、
お皿ごとパンを持っていってしまいました。

いや、ぼくは大丈夫だけど・・・。
でも別にそれでもおいしかったよ・・・?半分も食べちゃってゴメンなさい・・・。

パンを待っている間、「硬いなあって思わなかったの?」「しづちゃんは気づかないでしょ~」
「お人よし過ぎるだろ」「よくあんなの食べてたねえ」と色々言われる。
ぼくのパンをみんなが調べていた時、パンを爪で叩いたら内も外も「コンコン」と音が鳴る硬さでした

連れてきていただいたおいしいというウワサのレストラン、こういうパンなんだろうと思うじゃん・・・?
・・・えー、思わないかなあ・・・?

そうこうしているうちに、焼き立てパンが到着。
店員さんがまた何度も何度も頭を下げていく。

いえいえ、半分ほど食べたのに新しいのをくれてありがとうございます、いただきますね~
と店員さんに言って、早速できたてホヤホヤのパンを頂く。

や、やわらけえええええー!!

な、なんてやわらかいんだ!中までふんわりしている!
外の生地も少しパリッとしているけど中はふっわふわだ!!うおー、おいしい!!

・・・・・・うむ。

コレに比べたらさっきのパンは石の如き硬さだったな。

これなら手で千切れるわ。
俺はさっきまで何を食っていたんだ・・・。

ということがあったのでした。
半分食べた後なのにそのパンはおいしくて残さず食べてしまった。

パン一つと、石を半分。
ぼくのパンだけ、オーブンに入れっぱなしにしてしまったのではないかという結論に至りました。

でも何もイヤな事はなく、店員さんも通りかかるたびに色んな人が「大丈夫でしたか」と尋ねてくれて、
おいしいですありがとうございます~と何度も言って、楽しいランチタイムは終了したのでした。

大丈夫だと思うけど、みんなは石が出てきたら気づこうね。頑張って食べちゃダメです。