股関節の手術をしたくないのでなんとかなりませんか?とよく言われます。


股関節に限らず膝関節も大変多い質問です。物理的に骨に異常があったり、交通事故などで骨がつぶれていまったものは当院では治せませんのでおことわりしています。


しかし、関節がずれているだけ(これはオオゴトガーンなのですが・・・)なのに人工関節を入れないと歩けなくなりますよと医者に宣告されるとみなさんやらなぁあかんのか・・・と思われるようです。


お医者様は関節内の軟骨がすりへっていてもうもとに戻らないから手術しないとだめとおっしゃられることが多いのですが、どうもそうかなぁと思わざるえないことが多々あります。


前回も書きましたが、医者に変形性膝関節炎でもう治らないと宣告され20年も我慢してきた女性がいましたが、当院の数回の施術で今では自転車に乗り週一回ゲートボールに行っている女性がいます。


また、現在施術中ですが、最初は仰向けになると股関節の痛みで足がまっすぐに伸ばせなかったかたが、数回の施術でまっすぐ伸ばせるようになり、お母さんなどからも姿勢がよくなったなどと言われた方もいらっしゃいます。本人も座れて洗濯物がたためるようになり大変助かっていると言われました。


ここが重要ですが、潰れたという軟骨は実は再生していると思われるのです。


軟骨はツルツルした表面をしているので硬いと思われるのですが、どうもスポンジのような構造になっていて関節包のなかの液体を吸い上げて軟骨の中の老廃物を外へ吐き出す役目をしているので、関節の異常によって圧し潰されているだけで関節の隙間がきちんともどれば元の大きさに戻ると考えられるのです。


ただし元の大きさに戻るのに何ヶ月か何年かかかるのでその間、忍耐が必要となります。

人はすぐに結果を求めたくなるもの。!?

気長に参りましょう。


そうそう股関節に関係ある筋肉は22種類以上ありますので、この筋肉をほぐすことも必要なのです。