先日朝から腕がいたいとお見えになったお客様。
朝起きたら右腕が痛くて動かせないとのこと。
肘を曲げたり手首を動かしたりすると肘の少し下、手首よりが痛い。


早速あちこち見てみますと、手首は異常なし。肘がおかしい。
試しに撓骨の骨頭を押してみると内側が痛いとのこと。

はじめは共鳴法で薬指を使って肘関節をゆるめましたが、痛みが取れない。
「微圧」という直接法で撓骨の骨頭を片側に上げました。
さらにねじれがありましたのでこちらも「愉骨」という直接法で動かしました。

まつことしばし90秒(ぐらい) これでどうですか?というと
腕を動かして
「あー痛いのがだいぶとれて腕がねじれるようになりました。
朝とは大違いです。」とのことでした。

撓骨というのは手首と肘の間にある骨で親指のしたから肘にかけてある骨です。
腕にはもう一つ尺骨という骨があります。

腕をねじるとこの二本の骨が互いに連動してねじれて腕を内側に捻ったり外側にひねったりします。
特に内側にねじれやすいのです。こうなると撓骨が手首側にずれてきて肘がおかしくなってきます。

この方の場合は関節部ではなく、前腕の筋肉に痛みがでていたのでした。

また肩を見るとカチコチでしたので方も共鳴法でゆるめておきました。

家に帰ってから行う体操もお教えして一見落着です。